心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第154回 心のサークル報告

【と き】  2023年9月18日(月)、14時~17時

【ところ】  宮城県歯科医師会館+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、Su、WM、SK   以上6名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 9月の中旬にもなってもまだ暑く、ほんとに今年の夏は異常でした。けれどさすがに10月に入りましたら涼しくなりまして、というか、一気に寒さを感じております。あー、やっぱり秋はきたなぁ、地球はちゃんと公転しているなぁ、次はいよいよ冬だなぁと当たり前のことをしみじみ思うのです。そろそろ忘年会を念頭におきましょうか?なんて冗談のように話しましたが、あながち冗談でもなく確かにそういうことを考えても変ではないですよねと急に残り時間が見えてきて焦る、そんな秋の始まりです。

 子供の頃、時間の流れはとてもゆっくりしていて、一年はとても長かったのですが、あの感覚は人生の残り時間がたっぷりあったからではないかしら? と秋のつるべ落としの中で考えます。年を重ねて第4コーナーに差し掛かり最後の直線距離ともなればゴールが見えてくる。秋はそんな人生の後半とも似ているような気がします。時間が早く進むのは気持ちの問題ということですね。

 

さて、今回はZoom組はどなたもいらっしゃらず、会場6名で開催です。

 

シルバーバーチの祈りを唱え、輪読開始です。

 

 

 7章 心霊治療と生命力

 

一口に心霊治療と言っても、内面的に見れば磁気的(マグネチック)なもので生理的とも言えるものと、心霊的(サイキック)ではあっても霊的(スピリチュアル)とは言えないもの、そしてわれわれ霊による最も程度の高いもの、すなわち治療家と霊界の医師との波長が一致し、しかも患者の治るべき時機が熟している時に治療家が一切手を触れずに一瞬のうちに治してしまうものがあります。健康体のもつ磁気だけでも治る場合があります。その時は霊界とはなんのかかわりもありません。その方法と霊的方法との中間的なものがサイキックなもので、遠隔治療と呼ばれているものはたいていこれによります。p126

 

改めて整理してみます。

心霊治療には3つの種類があります。

 

磁気的(マグネチック):これは身体能力とも言えます。健康体の磁気だけで治ることがあります。霊界は関わっていません。

 

心霊的(サイキック):遠隔治療などがこれにあたります。マグネチックとスピリチュアルの間のようなものです。

 

霊的(スピリチュアル):霊界の医師からのエネルギーが霊媒を通して注ぎ込まれるやり方です。一瞬で治癒することがあります。

 

 マグネチックは身体を使うということで、訓練すれば比較的誰もが出来そうです。痛いところを無意識に手で撫でたりしますがそれが治療の名残なのかもしれません。治癒エネルギーは本来誰しもが持っているとのことですが、病気は医者が治すものという刷り込みがある現代人はその能力を眠らせているような気がします。

 

 わからないのはサイキックとスピリチュアルです。「サイキックではあってもスピリチュアルとは言えないもの」という説明は曖昧で理解が難しいと思いました。つまり、その線引きや仕組みを私たちにわかるように明確に記すのは難しいのだと思われます。

 

 どの治療も治療家の性質や霊性によって精度が違うと思われます。特に人間のエネルギーを使う治療は治療家が持つネガティブなエネルギーの影響を受けることがあるので気をつけなければならないという意見がありました。

 

 さて、サイキックな能力を持っている人を特別な人、霊的に優れている人のように思ってしまいがちです。自分にはない能力を開発している人をみれば凄いなぁと思うのはどんな能力でも同じですが、霊的なことは特殊なので特にそう思うのでしょう。

 

 スピリチュアルな団体や組織でもその傾向はあって、霊能者は偉い人で、解決を授けてくれる人という依存が生まれがちだとの指摘がありました。霊能者の前で神妙になる姿、よくある光景だなぁと思いますし、その気持ちはよくわかります。しかし、サイキック能力の高さと霊性は連動しているわけではないことは心にとめておいた方がよいのかなと思います。

 

 シルバーバーチが言う心霊治療はその視点からみると次元がまるで違います。

 

 もし心霊治療によって見事に治ったとしたら、それは奇跡ではなく霊的法則が働いた証と考えるべきです。地上でそれまで巡り合ったいかなる力にも勝る力をもって体験したからです。

 その体験によって魂がなんらかの感動を覚えたら---本来そうあるべきであり、そうならなかったら成功とは言えないというのが私の考えですが、---それは霊的自我に目覚めたということであり、存在の意義を成就しはじめたことになります。この根本的目標を理解していない人が一般の人はもとよりスピリチュアリズムの仕事に携わる人々の中にも大勢おります。スピリチュアリズムにおける様々な現象はそれぞれに意義があります。しかし、それはしょせんは注意をひくためです。オモチャにすぎません。p126

 

 心霊治療で奇跡的な治癒を経験しても、霊的な目ざめには至らないことはよくあるようです。治った時は感動しても本人にとってはそれで完結。ダイエットのリバウンドと同じように、霊的な意思が芽生えず以前と同じ質の生活に戻ればそれなりの結果に戻ってしまうこともありそうです。心霊的な治療には患者側の治るべき時機が熟していることも大事というのは霊的な目ざめが大きな目的だからでしょうか。

 

 たった一人でもよろしい。治療を通じて霊的真理に目覚めさせることが出来たらあなた方の地上生活は無駄でなかったことになります。p124

 

 たくさんの人を治療している治療家の前での発言でさえ、たった一人でもよいとおっしゃる。真理に目覚めるということはそれだけ特別なことなのでしょうか。

 そうはいっても治療後すぐ霊的に目覚めなくとも、いつかきっと芽を出す仕組みがあるような気がします。この世に無駄なことは何もないはずですから。種を蒔くことだけでも大変意義のある事だと思います。

 

 霊的治癒は魂がそれを受けるに価する段階に至るまでは何人といえども受けられません。いかに優れた治療家にも治せない患者がいる理由はそこにあります。p135

 

 霊力は無限です。尽きることがないのです。通過する道具によって制限されるだけです。道具なしには霊力は地上に発現されません。ですから、道具となるべき霊能者は受容能力を少しでも広く深くする努力をしなくてはいけませんし、そうすることによって霊性も発達させなければなりません。霊性こそが霊力の分量を決することになるからです。霊性が高まればそれだけ多くの霊力が流入するようになります。p130

 

 霊性とは? 

そんな質問を最近頂きました。霊性が高いってどういう状態でしょう? 進化とは? 改めて考えました。

 

 様々な経験、障害、疑問を通じて答えを探求し霊の性質を磨くこと。そして愛に近づくことだと思います(ならば愛とはなにか? 次回8章が「愛の力」なので、次回読書会のレポートで考えたいと思います)。

 

 「霊性」は霊の性質と書きます。それぞれの霊には個性があります。進化はその個性を磨くことではないか?と考えたらとても楽しいことに気が付きました。霊性進化は多様。色とりどりの美しい魂たち。その様子を想像するとなんだかウキウキしてきます。

 

 

さて、こんな話題になりました。

外国ではお互いを知ろうとするときにこんな質問をするのだそうです。

「あなたは何を信じていますか?」どの神を信じているのか?ということです。

 

日本ではありえない質問ですねー。

むしろ宗教と政治の話はしない方がよいというのが共通認識です。

 

Suさんにそういう経験ありましたか?と伺ったところ、何度聞かれたかわからない程だったとのことです。

 

この質問に大抵の日本人は「何も信じていません」と返答するので、外国人からは奇異な国民だと思われているようです。

 

たしかに何も信じないで生きるってある意味すごいですねと一同。

 

しかし実際は日本人は神を自然に信じている民族だと思います。

明確な姿かたちを作っていないだけですべてのものに神が宿っている八百万の神の感覚は日本人のDNAに刻まれているような気がします。

 

 もちろん、我々の会のメンバーはスピリチュアリズムを信じていますが、シルバーバーチがよく言うように「スピリチュアル」というラベルを信じているのではなく、内容を信じているわけです。なので何を信じているか?と聞かれた時にどう答えるか少々困ります。内容が深すぎて一言では言えませんし、言ったところで相手に理解してもらえるか疑問です。だからといってラベルで答えるのが一番簡単なわけですが、スピリチュアリズムという言葉自体の認知度が低く、その定義も曖昧です。

 

 改めて、スピリチュアリズムって何?と聞かれたらどう答えましょうか。

 

 死後の存続。霊の世界が実在であり、この世はその影であることの報告。その真実が意味するところの真理。

 

わかってもらえないだろうなぁという自信があるから困ります。一種の哲学みたいに思われそうです。

 

「霊界はあります☆!」(どこかで聞いたような・・・)。

そう言っても信じてもらえないもどかしさ。「考え方」と「本当のこと」では関わり方に雲泥の差があるんです!…説明すればするほど滑っていくような気がします。

 

 

 最後に心霊治療でどのようなことが行われているかの記述を抜粋してレポート終了します。

 

 治療家が障害物を取り除いてあげれば霊力がふんだんに流れ込むようになります。害とは無知であり、誤った生き方であり、高慢であり、うぬぼれであり、嫉妬心であり、失望です。人間は神と自己と同胞と調和しつつ、大自然の摂理に則った生活を送るようにならなければなりません。p134

 

そこで心霊治療によって内部の霊的エネルギーにカツをいれて本来の協調関係を取り戻させます。p131

 

 カツが入るわけですねー。なるほどー。その感覚ちょっと心当たりあります。体の中でなにかが猛烈に動く感じです。

 

 さて、治療家がいなくとも私たちは自分で障害物を取り除くことが出来るはず。そうはいっても現実はなかなか難しいですが、穏やかな気持ちを持ち、高慢、うぬぼれ、嫉妬、失望、そういう不純物を取り除き、神とエネルギーを合わせることを意識する。それができれば理想ですね。

 

 

 

 

 

次回 第155回 心のサークル お知らせ

【と き】  2023年 10月15日(月)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com