【と き】 2023年10月15日(月)、14時~17時
【参加者】 進行:US、記録:SK
US、ST、HM、IK、Su、WM、SN、Mi、SK 以上9名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会
この日は朝から雨の一日でした。一雨ごとに季節は進むとよく言われますが、確かに秋は深まってきたなぁと雲が垂れ込む空の下そう思いました。
さて会場につきましてズームもつながり、11月に仙台でMiさんの講演があるということで、何をやるんですか?とみんな興味津々に尋ねます。タイトルは「あの世の仕組みと霊性医療の実践について」。Miさんの今年春に心霊科学協会で行われた講演もとても素晴らしく(リーディングのスピードがすごい!)、11月もきっと面白い話が聞けそうです。
さて、シルバーバーチの祈りを唱え8章の輪読です。
8章 愛の力
私たちは「愛」という言葉を日常で普通に使っています。でも改めて「愛ってなんですか?」と聞かれた時、言葉に窮します。ひとことでは答えられない!と思うのです。スピリチュアルでいう愛は男女の愛や家族の愛のような人間的なものではなく、次元を超えるような感覚もあり、なにやらとても神秘的で、とても大きな力、宇宙の根源のような気もするのです。
愛は神そのもの、宇宙そのもの、愛はものすごいエネルギー。愛=神=宇宙=ワンネスのような気がする。でもその感覚がなにを意味しているのか自分でもまとまらずにいたのでした。しかし、この章はそのモヤモヤをすっきりと説明してくれていました。シルバーバーチってすごいなぁ。
ということで、「愛とは?」について、文章の抜粋こそが一番の報告になると思いますので抜粋の連打を・・・。
愛は大きさを測ることができません。重さを測ることもできません。いかなる器具をもってしても分析することはできません。なのに愛は厳然として存在します。宇宙における最大の力です。大自然の法則を機能させる原動力です。愛あればこそ全大宇宙が存在するのです。宇宙がその宿命を成就し、全存在がそれぞれの宿命を成就していく背後にはこの愛の力が存在します。生命活動の原動力であり、霊の世界と物質の世界の間に横たわる障害を克服していくのも愛の力です。辿り着いた高級霊界からの遼遠の旅路の末に再び地上に舞い戻り、古くかつ新しい名言”愛は死を乗り越える”を改めて宣言することができるのも、この愛あればこそです。
p140
宇宙は無限・無窮の神的エネルギーによって存在しております。しかし地上の人間の圧倒的多数はそのエネルギーのごくごく僅かしか感識しておりません。受け入れる条件が整わないからです。ですから、あなた方人間はその神の恩寵を存分に受け入れるべく、精神と魂を広く大きく開く方法を学ばねばなりません。それには信念と信頼心と信仰心と穏やかさと落ち着きを身につけなければなりません。p141
宇宙に存在を与えたのは神の愛です。宇宙が存在し続けるのも神の愛あればこそです。全宇宙を経綸し全存在を支配しているのも神の愛です。その愛の波長に触れた者が自分の愛するものだけでなく血縁によって結ばれていない赤の他人へも手を差しのべんとする同胞愛に燃えます。愛は自分より不幸な者へ向けて自然に手を差しのべさせるものです。全生命の極致であり、全生命の基本であり、全生命の根源であるところの愛はより一層の表現を求めて人間の一人ひとりを通して地上に流れ込みます。そして、いつの日か全宇宙が神の愛によって温かく包まれることでしょう。p142
私たちは霊界から愛を注がれています。
あなた方には霊の世界の最高レベルの階層と感応するよう努力していただきたい。あなた方は決して孤軍奮闘しているのではないこと、まわりにはあなた方を愛する人々、手引きし援助し鼓舞せんとする霊が大勢取り囲んでいることを認識していただきたい。そしてまた、霊的開発が進めば進むほど、宇宙の大霊である神へ向けて一歩一歩近づきつつあり、よりいっそう、その摂理と調和していきつつあることを理解していただきたい。p144
これまでに得させて頂いたものを喜ぶべきです。浴し得た恩寵に感謝すべきです。愛は死よりも強いこと、立ちはだかる障害も愛によってきっと克服されるという認識を得たことを有難く思うべきです。あなた方を包む愛によって存分に慰められ、支えられ、励まされるがよろしい。その愛の豊かさはとても私には表現し尽くせません。時には何とか伝えてみようと努力することもあるのですが、あなた方の心臓の鼓動よりもなお身近にあるその愛の深さはとうてい人間の言語では表現できません。p147
愛の表現とはなんでしょう?
家族的な愛は往々にして排他性を帯びます。いわゆる血のつながりによる結びつきです。それは進化の過程における動物的段階の名残である防衛本能によって支配されていることがよくあります。が、愛の最高の表現は己を思わず、報酬を求めず、温かさすら伴わずに、全てのものを愛することができることです。その段階に至った時は神の働きと同じです。なぜなら自我を完全に滅却しているからです。愛は人のために尽くし、人を支え、人を慰めんと欲します。愛は慈悲、同情、親切、優しさとなって表現されます。愛はまた滅私と犠牲の行為となって表れます。p145
常に上を向いて歩んでください。下を向いてはいけません。太陽の光は上から差します。下からは照らしません。太陽は永遠の輝きの象徴です。霊的太陽は啓蒙と活力とです。内在する例に刺激を与えます。自分が本質において永遠なる存在であり、何事も修行であることを忘れぬかぎり、何が起きようと意気消沈することはありません。自分自身の生活の中で実際の行為によって体得しなければなりません。それは個性の内部における神性の発芽現象なのです。
p148
ST:地上では愛がなくても生きていけますが、水や空気がなくては生きていけません。そのなくてはならない水や空気は目に見えます。逆に霊界では水や空気がなくても生きていけますが、愛がなくてはならないのだと思います。ということは霊界での愛は確実に認識できるものなのではないのかと想像します。霊界は光の世界といいます、愛は光として認識できるのではないか?と考えました。
なるほど! たしかに! そーかもしれませんね。地上だと太陽の光が愛のイメージに似ていますね。
Mi:霊界には霊界の太陽があります。その太陽から″霊流“が流れているのですが、それを愛と言い換えてもいいと思います。宇宙には「愛」しかありません。親子の愛、夫婦の愛とかそういうものではない「愛というものがある」としか言えないです。そして、私たちの肉体の細胞に流れるエネルギーと宇宙を流れるエネルギーは同じです。愛しかないと思うのです。
US:善と悪について考えます。霊流はどちらも照らします。そこが素晴らしいと思っているし、そうありたいと思います。
好感を覚える人を愛するのはやさしいことです。そこには解く徳性も神聖さもありません。好感の持てない人を愛する。——これが魂の霊格の高さを示します。あなたに憎しみを抱いている人のもとに赴くこと、あなたの気に食わぬ人のために手を差しのべること、これは容易なことではありません。確かに難しいことです。しかし、あなた方は常に理想を目標としなければいけません。他人にできないことをする、これが奉仕の奉仕たる所以だからです。可哀そうにと思える人に優しくする、これは別に難しいことではありません。気心の合った人に同情する、これも難しいことではありません。が、敵を愛する、これは実に難しいことです。p142
US:霊流とはなにか?なのですが、親子の愛でもない恋愛の愛でもない。絶対的な愛です。
その霊流の中では全部さらけ出しても認めてもらえるという気持ちになる世界です。それに触れると地上に戻りたくなくなるような世界です。
Mi:他人から優しくしてもらった時、その愛を独り占めしたいという気持ちになった時代がありました。でもそれは出来ないことだと分かっていたので、傷つかないために自分から離れた経験がありました。けれども、今振り返ると大きな愛に触れていたんだなとわかります。
SN:私は末っ子だったせいか、みんなから愛を向けられて育ちました。それが当たり前だったので逆に愛に気づきませんでした。大人になっていじめに巻き込まれてしまったことがあります。大変な期間でしたがそれを乗り越えられたのは自分を愛してくれた人たちのエネルギーでした。だから、人のために生きなければならないなぁと思いました。
ST:愛を選ぶというのはその通りだし理想ですが、実際の生活はいろいろあります。愛を選び続けるのは難しいと感じる日々です。しかし、難しいと思っているその日々が愛する力を育てているのかもしれないと思います。
愛は血縁に勝ります。愛は死を乗り超えます。愛は永遠不易のエネルギーです。それが宇宙を支配しているのです。神の意図によって結び合った者は生涯離れることなく、死後も離れることはありません。墓には愛を切断する力はありません。愛は全てのものに勝ります。なぜなら、それは宇宙の大霊すなわち神の一表現だからです。そして神の統一体としての一部を構成するものは永遠にして不滅です。p151
愛について、深い話をたくさん聞くことができました。
ありがとうございました。
神性こそ、その無限の愛の包擁力によって私たちを支えている力であり、その尊い遺産を発揮し宿命を成就するよう導いてくれる力です。宇宙における最大の力であり、極大極小の別なくすべての現象を根本において操っております。魂のそれぞれの必要性を察知し、いかにしてそれを身につけるかを知らしめんと取り計らってくれます。自分とはいったい何なのか、いかなる存在なのか、いかなる可能性を持つかを徐々に悟らせる方向へと導いてくれます。ですから私たちは愛をもって導いてくれるこの力に安心して身を任せようではありませんか。その愛の導きに身を委ね、いついかなる時も神の御手の中にあることを自覚しようではありませんか。p148
次回 第156回 心のサークル お知らせ
【と き】 2023年 11月23日(祝・木)、14時~17時
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』
【持ち物】 上記書籍をご準備ください。
<書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>
【参加費】 喜捨
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
日常を離れた空間で、ともに学びましょう!
新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com