心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第153回 心のサークル報告

【と き】  2023年8月20日(日)、14時~17時

【ところ】  宮城県歯科医師会館+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、Su、Mi 、AK、SM、SN、SK   以上10名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 

今年の夏は異常に暑い! 言わずもがなでございますが、あまりにも暑すぎて言わずにはいられないのでした。最高気温35度なんて予報も当たり前の日々が7月からずっと続いています。今この原稿を書いている9月でさえ相変わらずの暑さです。(その後やっと秋の気配が・・)

 読書会集合時間は14時です。会場へ向かう炎天下の道のりに日影は少なく、目的地は果てしなく遠く感じられたのでした。太陽と地球の距離は1億4960kmもあるのに、太陽はすぐ近くで燃えているかのようでした。太陽ってすごい。

 

 そんな中、会場7名、zoom3名の仲間が集まってくれて読書会の開催です。シルバーバーチの祈りを唱え、輪読開始しました。

 

 

6章 役に立つ喜び

 

 

 「他者のために」はシルバーバーチの基本的な訓えです。不思議なことに誰かの役に立ったときは自分も嬉しいものです。利他主義とは実は自分のためなのではないかと私は思ったりしています。私はあなた、あなたは私というワンネスたる所以だからでしょうか。神の摂理は無駄のない仕組みです。ただし、気を付けるべきは逆もありきなのです。他者を攻撃したとき、それも自分に返ってくる。これも納得です。

 

 さて、「他者のため」ってどんな生き方でしょう? 

分かっているようで分かっていないかもしれません。そんな話し合いの時間になりました。

 

 

Suさんからこんな意見が…。

 

Su:今回の章は自分にとってはちょっと重かったなぁと思いました。というのは最近、そろそろ自分ファーストでもいいんじゃないかなと思っていたからです。人のために頑張ってもなかなか賛同してもらえず、今与えられている役目は手放してもいいのではないかと考えていたところでした。

 

自分ファースト。自分を大切に。

 

 Suさんのような気持ちになっている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。最近のスピリチュアルリーダーは特にこの点を強調して推奨しているのでその傾向へ進んでいるように思います。

 

 「自分ファーストと利他主義は相反することなのだろうか?」とずっと考えてきました。私はシルバーバーチが自分を蔑ろにしてまで他人に尽くしなさいと言っているとは思えなかったのです。そんなはずはない……もっと自由なはずだ、…と。

 霊訓をどう読むのかは読み手によって温度差があるのだろうと思います。(それがパラレルワールドなのではないかしら?…と考察。違うかな?)。真理の探究は孤独なものなので、温度差があることは考えてみれば当然のこと。見ている世界はその人それぞれ。だから地球は面白いと言えるのかなぁ~。

 

 自分の進みたい道を選ぶことは利己的なことではなく、自己表現や自由意志の問題であり、新しい道を切り拓いていくのはむしろ素晴らしいことのように思えます。また、別の視点で考えることもできます。もしかしたら波長の法則が働いてその場から離れなさいというサインかもしれません。そうであればその流れに抗うことこそ問題。というわけで判断が難しい局面ってありますよね。

 今の自分に居心地の悪さを感じる時、その時こそ人生のテーマに触れているのかもしれません。いまこそチャンスの時。しかし、なかなか理路整然にというわけにいかないのも現実だと思います。

 

自分が果たしてどの程度の人間か、どの程度進化しているかを自分で判断することは、今のあなた方には無理なことです。判断を下す手段を持ち合わせないからです。人間は霊的視野で物を見ることができません。四六時中物的視野で物事を考えているために、判断がことごとく歪んでおります。魂への影響を推し量ることができない。そこが実はいちばん大切な点です。肉体が体験することは魂に及ぼす影響次第でその価値が決まります。魂になんの影響も及ぼさない体験は価値がありません。p110

 

 自分が一番よいと思う場所へ。たとえそれが魂の願いとは違っていたとしても、そのうち自動的に修正が働いて最終的に目的地へ導かれるような気がします。

 

例えば予期していた悟りの段階まで到達しないことがあります。するとその埋め合わせに再び地上へ戻ってくることになります。それを何度も繰り返すことがあります。そうしているうちにようやく必要な資質を身につけて大我の一部として融合していきます。p110

 

 

US:自分のことを大事にするということは皆さんすでにやっていらっしゃると思います。現世ではそれも大切です。大我よりも小我が優先されてしまうことは仕方ないことかもしれません。他人のためにという意識を掲げているということだけでいいのではないでしょうか。今生に生きていると肉体の声を聴くことも必要です。疲れたら休まなくてはならない。精神と霊と肉体のバランスが大事です。

 

 

 生きることは迷いや決断の連続。たとえ選んだ道の先で苦難に出合っても、経験してみなければ分からないことなのです。紆余曲折。霊性開発中の必要な行程を一歩一歩進んでいるだけ。がっかりせず、当たり前と思いたいです。

 

そうした叡智を身につけることは容易なことではありません。身体的、精神的、霊的苦難が伴います。この三つの要素のうちの二つが絡むことがあれば三つが全部絡むこともあります。霊性の開発は茨の道です。苦難の道を歩みつつ、あとに自分だけの懐かしい想い出の標識を残していきます。魂の巡礼の旅は孤独です。行けば行くほど孤独さを増していきます。p111

 

 

この章で感じたそれぞれの感想で会話が広がります。

 

Su:この章は大へんおもしろく読みました。自分自身が死にかけた経験があります。誰かの役に立っているという気持ちになった時に生命力を取り戻すことができました。人の役にたつということは大げさなことを想像してしまいますが、そうではないと思います。

 闘病中に”ある本”を読みました。14、5歳の女の子の本でした。彼女は小児性のガンで死を前にした時に決心します。亡くなるまで誰かのために祈ろう…と。「虐待されている子供が助け出されますように」「幽界で彷徨っている魂が救われるように」この女の子は自分が死にかけていても他者の為に祈るのだなと思い、私も祈ろうと思いました。その後、体が少し良くなってからは敷地内のごみ拾いをしました。そして家族のために自分の表情を和らげることにしました。

 

Ak:目標にする章だと思いました。輪廻自選。私たちは生まれる前に人生を選んでいるはずです。しかし、どういうことを目標に生まれてきたのかまだ見つけていません。いま祈りながら求めているところです。

 

 

SK:仏教の教えに顔施というお布施があります。笑顔は人のためになる。それがヒントになるような気がします。優しい言葉を心がける、人のためというのはそういうことなのかもしれないと思います(気を付けなければ!)。

 

US:道を歩いていても予期しない出来事に出合うことがあります。例えば誰かに道を聞かれるかもしれない。そんな風に日常の中で人のためになる機会が生まれることがあります。

 

SM:人の悪いところに注目すると物事がなかなか進まないけれど、人のいいところを見ると気持ちが前向きになり物事がスムーズになります。

 

US:嫌いな人との関係に悩むことがありますが、その人のために反対の意識で祈るという方法があります。

 

SK:それを試したことがあるのですが無理やりに反転させるのは苦しいので、その前に自分の心を整えることも必要かなと思いました。

 

US:マザーテレサが言っていましたが、すべては自分の内側にあります。

 

SK:まったくその通りですよね。すべて自分の中で調和を作りだすことができるということですね。とはいうものの、心の底からそうできるという心境に至るのは大変難しいです。何かがブロックしています。それが何なのかを突き止めて外していければいいと願います。

 

 

IK:SMさんが救急車が通るたびに中にいる人の回復を祈っているという話を聞いて、私も倣うことにしています。

 

 

このように今回の読書会では「祈る」ということが多く話されました。

「祈りには強力なパワーが秘められています。その力がどれだけ偉大かあなた方は知りません」とシルバーバーチは時々話されます。

 

 

SN:113pの文章がとても印象的でした。

 

———要するになんらかの形で人類の福祉に貢献したいと思っている人が挫折しかけた時は、必ずやその背後に霊界からの援助の手が差し伸べられるということも知っています。

 

SN:私はボランティアをやっていますが、やはり何度も挫折しかけたときがありました。万策つきた時にやったことは祈りでした。すると背後の力が働いたと感じた時がありました。だから本当だなぁと思います。

 

この話を聞きUSさんより東日本大震災の時に自宅へ津波が押し寄せてきた時の心境を話してくれました。

 

US:窓の外に見えた景色はすごい状況でした。車の中に人がいる状態で流されていたり、屋根の上に人が乗ったまま家が流されてきました。いよいよ自宅も危ないとなった時にシルバーバーチの訓えが浮かび家族のために祈りました。

 

時には万策尽き、これにて万事休すと諦めかけた、その最後の一瞬に救いの手が差し伸べられることがあります。霊的知識を授かった者は、いかなる苦境にあっても、その全生命活動の根源である霊的実相について知識が生み出す内なる冷静、不動の静寂、千万人といえども我れ行かんの気概を失うようなことがあてはなりません。p113

 

 

US:本当の祈りとは「私を神の僕にしてください」というものですが、こういう祈りもそれに繋がると思います。

 

 

災害で亡くなる人と生き残る人がいます。生まれる前にそれぞれ選んできているはずです。

 

 

地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しています。潜在的大我の発達にとって必要な資質を身につけるうえでそのコースがいちばん効果的であることを得心して、その大我の自由意志によって選択するのです。その意味であなた方は自分がどんな人生を生きるかを承知の上で生まれてきているのです。p109

 

その意味ではお気の毒に…などと同情する必要もなく、地上の不公平や不正に対して憤慨することもないわけです。

 

なるほどですね。そうであることを知っていればいいのですが。

 

 

ところで、最近多く耳にする「次元」とはなんでしょう?

 

私はかつて地上で何年も生活し、こちらへ来てからも(三次元の世界の数え方でいえば)何千年もの歳月を過ごしてきましたが、向上すればするほど宇宙の全機構を包括し大小あらゆる出来事を支配する大自然の摂理の見事さに驚嘆するばかりです。その結果しみじみと思い知らされていることは、知識を獲得し魂が目覚め霊的実相を悟るということは最後はみな一人でやらねばならない——自らの力でゲッセマネの園に踏み入り、そして変容の丘に登らねばならないのだということです。p112

 

 

 

US:物理学的なことではなく意識だと思います。

 

ということは霊的進化の程度ということ?

 

US :地球の波動が高くなっているので、そこに住む人間は霊性をあげていく時期ではないでしょうか。

 

 

MIさんに、波動について伺いました。

 

波動と周波数はほぼ同じです。

 

自分の声で自分の周波数を知ることができます。

 

一同:へぇ~!

 

人間関係において、それぞれの周波数で美しい和音が鳴らせれられると心地よい関係を築けますが、周波数によっては不協和音を奏でる関係もあります。そういうとき生理的に受け入れられないという現象がおきます

 

 

感情や精神状態でも波動は変わります。美しい和音の層がどんどん固まって広がっていくと地球自体の波動レベルが上がってアセンションに繋がるということもあります。

 

ネガティブな波動は暗い雲を作ります。その雲が集合体になると地域全体に霊界の光が届かない状態になる。それなので自分の波動を知ることは地域の平和に貢献することになります。

 

 

自分の声で周波数がわかるというのはちょっとびっくりしました。

楽器のチューニングに使うチューナーで自分の周波数は計れるとのことです。

 

 

人生の最高の目標が霊性の開発にあることを、ゆめ忘れてはなりません。自分の永遠の本性にとって必須のものに目を向けることです。それは人生について正しい視野と焦点をもつことになり、自分が元来不死の魂であり、一時の存在である土塊に宿って自我を表現しているにすぎないこと、心がけ一つで自分を通じて神の力が地上に顕現するという実相を悟ることになるでしょう。p116

 

 

正しい視野と焦点をもつこと。その状態に達している人にとても憧れます。私はまだまだ伸びしろたっぷりです。高次の存在たちに導きを願い今回の報告終了します。

 

 

 

 

 

 

次回 第154回 心のサークル お知らせ

 

 

【と き】  2023年 9月18日(月)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com