心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第114回 心のサークル報告

【と き】  2020223日(日)、14時~17

 【ところ】 宮城県歯科医師会館 4F 和室

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 US、ST、HM、MM、SK       以上5

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』の読書会 

 

 

世間は新型コロナウィルスの話題一色です。

全世界で人々の行動が制限される事態になり、私たちは改めて本当に大事なことは何なのかについて考えさせられている状況のようです。

 

私たちもしばらくコロナ対策について雑談しました。

 

アーユルヴェーダで感染を防げるとMMさん。

アーユルヴェーダは病気になりにくい体を作る予防医学です。

しょうが汁とホーリーバジル茶でウィルス感染から回避!とのこと。

 

エッセンシャルオイルをディフューズしウィルスを撃退しているとの報告あり。

新型コロナウィルスは脂溶性の膜で覆われたウィルスとのことです。

エッセンシャルオイルはウィルスに接触するとその膜を溶かすため、ウィルスが死滅するという作用があるそうです。

 

アルコール消毒が新型コロナウィルスに効果があるというのは、これと同じ理屈のようです。

 

また、あまり神経質にならないほうがよいとの意見もありました。

 

人間には自然治癒力があります。

新型のウィルスに対してもしかり。

人間の体というものは偉大です。

 

 

それでは、いつものようにUSさんがシルバーバーチの祈りを読み、シルバーバーチの読書会の始まりです。

 

シルバーバーチの霊訓(十)

 

3章 生きがいのある人生を送るには

 

 

“ぼんやりとした不安”と遺書に書いたのは芥川龍之介ですが、この不安に若いころにとても共感した覚えがあります。

漠然とした不安。原因がまったくわからない。とにかく満たされない。

現代、そんな得体のしれない不安を抱えて生きている人は多いのではないでしょうか。

お金、物、地位すべてがあっても不安。

私たちはいったいなんのために生きているのだろう。

生き甲斐はどこにあるのか。

生命の根本的な問いなのかもしれません。

 

人のために役立っていると思う時、私たちは心の奥に安らぎと静けさと満足感を覚えます。p26

 

芥川に共感したのちに、私はシルバーバーチにこれを教わりました。

これだ! と思いました。

人のために役立つ。それはたしかに充足感に溢れます。

 

でも、なぜ満足を覚えるのでしょう。

この文章の前にこう書かれています。

 

われわれ一同は神の道具です。神の道具として役立つということは光栄なことです。人のために役立つことをすることほど立派な宗教的行為はありません。

 

最初は何気なしに読みましたが、「われわれ一同は神の道具です」という部分について、“道具”かぁと思ったのですが、ただの道具と思うからだめなんだなと思い直しまして、道具ではなく、私たちは「神の一部」だと思い直して読んでみました。

すると、すんなり文章が入ってきました。

 

こう読むことができるなぁと思います。

 

神は愛。

ということは、私たちも愛。

(素敵ですね!)

私たちの本質は愛なのです。

 

だから他人の役にたちたいという欲望がある。

これが本当の自分だ、これこそが私らしさだ…と感じるから。

 

自分を犠牲にし他人のことを助ける物語に人々は感動します。

それは自分の本質を刺激されるからなのではないか…そんな風にも思いました。

 

 

しかし、悲しいかな“不完全な私たち”は、利他主義こそ幸せだ! と勢いづいても次の瞬間に、気弱になって塞ぎこんだり、悩んだり、孤独に苛まれたり、自信がなくなってしまいます。

 

 

疑念が生じたときは精神を統一して物質界の喧騒から逃れるのです。すると霊的理解が得られます。統一状態が深まれば深まるほど内的な安らぎ、静寂、安心感、決意といったものが深まり、自分にとって最良のものが授けられるとの確信をもつことができるようになります。p42

 

最近こうやってレポートを書いていると、安らぎを覚えることがあります。言われてみればこれが精神統一になっているのかもしれません。学びを深めればこのような境地になれるかもしれないという手ごたえを感じられます。

 

皆さんの心の中には次々と悩みが生じ疑問を抱かれるのも、地上の人間として止むを得ないこととして私は理解しております。p31

 

分かって頂き、恐縮です^^

 

不安を抱いたり動転するようなことがあってはなりません。不安は無知の産物です。p36

 

了解しました!

 

 

MMさんが、思わずクスリと笑いながら読んだ箇所がありました。

 

この世的なものをなるべく捨てて霊的なものを求める生き方が理想なのでしょうか?それともできるだけ多くの地上的体験を積むべきなのでしょうかという質問に、

 

酷い目に遭わなくてはいけません。しごかれないといけません。磨かれないといけません。人生の絶頂と同時にドン底も体験しなければいけません。地上だからこそ味わえる体験を積まないといけません。かくして霊は一段と威力を増し強化されて、死後に待ち受けている生活への備えができるのです。p41

 

鬼教官だぁ~っ!と笑ってしまったのです。

しかし、そう解説していただきますと、自信をもって「これでいいのだ…」と受け入れることができるというものです。

 

大事なのは、苦境の中でも霊力に守られていることを信頼し、一生懸命に生きるということ。

「私は今研磨されているのだ。だから輝くことができるのだ」という確信をもって喜んで耐え忍んでいけばよいのだと思います。必ずその成果が実って魂が成長するに違いないのですから。

 

地上生活の目的は善悪さまざまな体験を通じて魂が潜在的霊性を発揮して、強くたくましく成長するチャンスを提供することです。p33

 

体験したからこそ本当の痛みが分かります。経験こそ力だと思います。そして、同じ境遇の人々の気持ちを理解することができるし、慈愛の心が生まれるのではないでしょうか。

 

 

人のために何かをしたいけれど何をしたらよいかわからないという青年に対して。

 

距離的にも霊的にも、あなたはずいぶん長い旅をしてこられましたね。しかし、今こうしてこの交霊会に出席していらっしゃるという事実が、霊力というものがイザという時に導いてくれることの証明です。p42

 

私たち「心のサークル」が10年以上も続いていること、古くからのメンバーがずっと顔を出しているということ、時おり新しく参加してくださる方々が来て下さることも、霊力に導かれ守られている証拠かなぁと思いました。

 

 

人のために何かをなさりたいという願望に対しては、いずれそのチャンスが用意されます。ただし、急いては事を仕損じます。地上の大勢の方々に苦言を呈すれば、長い迷いの末に霊的実在に目覚めた方は、とかく何でもいいから心霊的能力を発揮したいという気持ちに駆られすぎます。道はそのうち示されます。導きを祈ることです。p42

 

誰かを助けなければ!というエゴもあるかと思います。

一見利他主義のように見えても、よく精査するとそれはたんなる自己満足の利己主義だったなんてことになれば本末転倒ですから、謙虚さを忘れず、気負わずにいたいものです。

 

 

こんな質問がありました。

 

自分自身、霊的指導者として恥じない生活をしているだろうかという疑問を抱くことがよくあります。人には自信をもって霊的真理を説きながら自分では時おり、ふと、疑いの念を抱くことがあるのです。p46

 

スピリチュアリズムはとても崇高なので、私もいつも自分はどうなんだろうと疑問をもってしまいます。この質問にシルバーバーチはユーモアをもって答えます。

 

まさかあなたはトマスではないでしょうね。疑ってはなりません。

 

見ずして信じることのできるものは幸いである。

日々の出来事に揺らぎ迷いながらも、シルバーバーチの霊言に耳を傾け続けてきたことが「信じている証」だと思ってよいのなら、私はもう少し胸をはってシルバーバーチの前へ出て瞳を見つめてみたいと思いました。

 

 

最後にこの一行を。

 

奉仕は霊の正貨です。奉仕に勝る宗教はありません。p44

 

 

次回 第115回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2020年 5月24日(日)、14時~17時 

【ところ】  仙台協立第1ビル4階6会議室 - 仙台協立第1ビル

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』 4章

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!