【と き】 2021年1月17日(日)、14時~17時
【ところ】 シルバーセンター 第3研修室
【参加者】 進行:US、記録:SK
US、HM、ST、UC、WM、SM、TN、IK、SK 以上8名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』の読書会
2021年を迎えて初めての読書会。
会場は駅に近いシルバーセンターでした。近くてとても快適でした。
世の中は相変わらずコロナウィルス中心に回っております。
会場を転々とするようになって1年。これもコロナの影響ですねぇ。
そんな中、我らが読書会が開催を継続出来ている事に感謝です。
8名のメンバーが集まってくれました。
シルバーバーチの霊訓はもともとは潮文社が出版元だったのですが、数年前に廃業。それにともない書籍の入手が困難になってしまいました。
私たちのサークルで、この書籍は重要なアイテムなわけですが、まさかこんな事態になるとは想像もしていませんでした。かつては12巻全部セットで数百円で入手できた時代もあったのに今では結構な高値に跳ね上がっています。
さて、第10巻も今回で読み終わります。残すはあと2巻。ということは2年もあれば全巻踏破。
そのあとどうする! という話題が前々からあったのですが、そんなら1巻に戻ろう! と提案させてもらいまいした。
12巻全部読み終わった私たちが、改めて1巻から読み直す。
いわばこれまでは初見。いよいよじっくりと腰をすえて読み解きに磨きをかけていくぞー、という感じです。さて、どんな意識で読むことができるでしょうか。違った発見があるでしょうか。
進化はらせん状に進むと言われていますが、第1巻に戻るということは、10年前と同じ場所に立つということ。螺旋階段の一段高い場所でそれを読む。何を感じるか楽しみです。
IKさんの誘導瞑想のあと、USさんがシルバーバーチの祈りを唱え読書会開始です。
今回は一気に第11章から訳者あとがきまで読みました。
資料的要素の近い内容でしたので、輪読後の皆さんからの意見も多岐にわたっていました。
シルバーバーチの霊訓(十)
11章 シルバーバーチの祈り
スワッハーホームサークルの交霊会は必ず開会の祈りで始まり、感謝の祈りで閉会。
私たち心のサークル読書会もそれに習い、閉会の祈りはありませんが、開会の祈りを必ずします。
11章では、その祈りの言葉を紹介。祈りの言葉は毎回違うようですが、代表的なものを、とのことです。
独立した章を設けて「祈り」の紹介をしています。
編者のバムリーバさんついて近藤先生があとがきで印象を述べられていますが、「祈り」を大切にしている優しい人なんだろうなぁと思います。
神と直に繋がる「祈り」。私たちも日々の中で自然に取り入れることができれば、安定した波動を保つことができるだろうと思いました。静かな時間を用意してじっくりと…といつも思っているのですが、邪念にまみれる私の祈りは一方通行のような気がして止みません。修行が足らないなぁ。
これより霊的世界に属する摂理の一端を啓示させていただくに当たり、その成功を宇宙の大霊にお祈りいたします。p208
品がありますねぇ。
さて、摂理の中で生きているということはどういうことかなぁと考えてみました。
地球は様々な階層の意識体が蠢いていて混沌という言葉が似あいます。けれど摂理がちゃんとあるといいます。でも実感としては毎日が競争。どうやって勝者になり生き残るかというサバイバルゲームの中で不安定な感覚で生きている人は多いと思います。
心配や取越苦労に悩まされて心が休まりません。
でも宇宙の真実は「混沌」ではなく完璧な「摂理」の中にある。そのことシルバーバーチは伝えにやってきているというのです。
数知れないほどの星々がきらめく広大な宇宙の静寂を想像してみます。すると大霊の意識に触れることが出来るような気がします。
また私どもは人間の魂の中に例外なく潜在している偉大さ、誤解によって閉じ込められ、使用されることを待ち望んでいる強大な力、日常生活の中で身体を通して勢いよく顕現して霊的高揚を覚えさせる力をお見せしたく思っております。すべての子等が充実した生活、美にあふれた生活、地上に生をうけた目的を得心した生活を送り、望みさえすれば得られる地上ならではの豊かさと愉しさと利点を手にしてほしく思うのでございます。
「望みさえすれば」って言っていますね。
意識さえすれば理想に近づくことができるということでしょうか。
霊界は意識の世界です。私たちも本当は意識体ですからねぇ。
閉会の祈り、全文 愛に満ちています。
私は、たとえ声は聞こえなくても、たとえ姿は見えず手に触れることはできなくても、私たちが常にお側にいることを皆さんに知っていただきたいと思います。
愛するが故に私どもは皆さんのまわりに、またすぐお側に待機しており、その愛が、皆さんにそして皆さんを通して愛を必要とする人々に手を差しのべることを可能にしてくれるのです。
か弱い人たち、元気を失くした人たち、路傍に倒れている人たち、社会の落伍者たち、いずこへ向かうべきかを知らぬまま人生に疲れ果てている人たち、もはや俗世の宗教に安らぎを見出すことができず、しかもなお真実を求めている人たち、魂は自由を求めつつも教義とドグマと対立する宗派の教えによってがんじがらめにされている人たち——こうした人たちに愛の手を差しのべることができるのでございます。
私どもの教える真理は永遠にして無限なる大霊の真理です。一人の物ではなく、すべての人に分け与えられるべきものです。全人類をその温かき抱擁の中に収めてしまうのです。
願わくば皆さん方のすぐ身のまわりに存在する強大な力、休みなく地上へ注がれている大いなる愛、皆さんを通して顕現することを求めているインスピレーション、啓示されることを待ちわびている真理、地上を啓発せんとしている叡智の存在に気づかれんことを。
また願わくば人のために役立つ仕事を通してみずからを強大なる霊力にちかづけ、その莫大なエネルギー万物の背後に控える大霊と一体となり、その摂理に順応し、その知識を豊かに体得することによって、大霊の道具として、子等のために役立たれんことを。
神の祝福のあらんことを。p211
12章 シルバーバーチと私
モーリスバーバーネル
なんとこの章では、シルバーバーチではなく霊媒のモーリスバーバーネルが登場!
急に3次元の普通の感覚になります。
文体も全然違うので、バーバーネルという人がごく普通の人で—とても知的な雰囲気がしましたが—シルバーバーチとは全く違う人格、別人であることが容易に想像できました。
シルバーバーチの言葉を実際に発していた人がこのバーバーネルだったのかと思うと、高級霊が人間の体を乗っ取って話しをする神秘的で不思議な雰囲気が伝わってくるようでした。
霊媒になるまでの経緯が紹介されていました。
もともと彼自身はスピリチュアルへの興味はなく、むしろ反論をする立場にいたということや、初めての霊媒体験は無意識のなせる業でいつのまにか霊媒の役目になってしまったことなどを淡々と記録されていて、バーバーネルという人の実在を感じました。スワッハーホームサークルの実際の空気に触れた感じです。冷静で品のある文章には地上的な意味でも親近感と好感がもてました。
訳者あとがき
続いて近藤千雄さんのあとがきです。
10巻の編者バムリーバさんと実際に会った時のやり取りなどを紹介されていました。
本文の136頁でシルバーバーチが「この霊媒(バーバネル)と奥さんと私とは一個のインディビジュアリティーに所属しております」と述べている。つまり霊的な親族、いわゆる類魂同士であるという意味であるが、私は永年バーバーネルの秘書をつとめたこのリーバ女史もアフィニティの一人として計画の推進のために生まれてきていると思う。スワッハーもしかり、速記係のムーア女史もしかりである。
類魂。心のサークルのメンバーもそうなのかなぁと思いました。それぞれの理由でスピリチュアリズムに出合い、これこそが真理だと選んだ共通項は、同じ価値観同士の仲間たちに出会うように導きました。この薄暗い地上生活の中に居ながら貴重な「光」を共有する年齢も性別も職業もバラバラの仲間たちは、きっと霊的な親族に違いないのだと思います。そしてずっと上まで仰ぎ見れば、もしかしたらシルバーバーチやバーバーネルとも繋がっているのかもしれないと思うのでした。
その証拠にバーバーネル自身の文章を読んで、ふしぎな親近感を感じました。初めて接するのにとても馴染む。実は毎晩霊界で会っている、そんな「馴染み感」でしょうか。
さて、今回の読書会は資料的な要素の章ばかりだったので、話し合いは多岐にわたって、「おしゃべり」に暮れたという感じでした^^
とはいっても、中身は当然スピリチュアル。一般の人たちのおしゃべりとはやはり一味二味違う話ばかりでした。
あっちに飛んだり、こっちに飛んだり、、、、というわけで、記録係泣かせの会だったわけです。
……と前置きしたのは、メモをとっていたけれど、メモした言葉の断片をじっと見つめるも、あれ? ナンダッタッケ…と手が止まるのでした。
とにかく活発な意見が交わされました。
楽しかった~という印象だけは残っております。皆さん、日々の出来事の中に愛や真実がどこに含まれているのか、内観しながら生活しているようです。
それではそんな断片メモにそって歓談の雰囲気をご紹介。
シルバーバーチが所属している霊団はイエスキリストが率いていて、太陽系を支配している霊団のようです。
キリスト教、仏教、イスラム教、その他の宗教も、大事な部分では共通の真理を述べています。
その意味するところを考えると互いに協力し合う世界になればいいし、なれるはずなのにね。
現在の状況について、
世界大戦のころと似ている…中国。というメモあり。
中国が一党支配で台頭しているけれど、因果律が働く世界、この先の結末はどうなるでしょうねぇという話題。
出席者みなが同じ未来の景色をそれぞれ頭に描いていたようです。
夜明け前が一番暗いとよくいいます。いまこそ、その夜明け前。世の中は軽ろやかなエネルギーへと進んでいっている兆候がありますが、過去の遺産になりつつある、重い波動を発している政治の終末を迎えているのかもしれないですね。
時間の問題とも思えますが私たちはそれを目撃することができるでしょうか。今、現実に虐げられている人々が解放されることを願って止みません。
鬼滅の刃の話題も。
記録者の私が詳しくないので、よくわからないのですが、見た人の印象はよいようです。
スピリチュアル的だとのこと。
「正義」対「悪」の二元論と暴力的な描写が気になったのですが、闇側の鬼に対しての愛もあって、優しいのだそうです。
涙は除霊の役目があるというメモあり。
この物語の中の鬼の霊に対しても除霊があったのかなぁ。
多くの人が映画に感動して涙を流したということ。鬼と同じ苦しみを持った霊が地上に彷徨っていて(人の苦しみなんてどの時代も同じような気がします)、この映画で癒されて地上の地縛から解放され、霊界へ行くことができるという効果もあるのかもしれないなぁと思いました。
日常じゃないという「びっくり」について、実際に体験すると、本音が顔を出すとのお話も。
例えとして出された体験談について、それぞれ印象が違ったようです。
全然気にならない、むしろ親しみを感じるという方や、やっぱり距離をとってしまうという方。
へぇ~と思いました。同じ出来事でも両極の印象があるというのは面白いですね。
最近の気づきの紹介。
人には「自由意志」があり、それはお互いに「尊重すべきこと」。それは「大前提」であり、だれもそれを侵してはならない。
たとえそれが法を犯すような悪でもか? という疑問は必ず湧きますよね。だったら殺人もいいのか?…と。 その人にとってはその経験が必要なことなのかもしれない(霊性進化の途中故)。
「良い」「悪い」、「正しい」「間違っている」という二元論ではないという記述がシルバーバーチの霊訓の中にもあったような気がします。
最近、自殺者が増えているという話題も出ました。
「死んでも死なない」という現実を皆に知ってほしいという思い。
私たちも、時として投げやりな気持ちになることがありますが、そのときこそ、目に見えない存在たちが必ず側にいることを信じて、生き抜くしかありません。
決して路頭に迷うようなことはさせません…とシルバーバーチが保証してくださっています。
ほんとかよぉ~と、情けない声を上げて空を見つめるのでした。
皆さん、一緒に頑張りましょう。
この世は一時的な場所に過ぎません。
では次回、もっとちゃんとメモしますと心に誓って報告を終えたいと思います。
次回 第124回 心のサークル お知らせ
【と き】 2021年 2月21日(日)、14時~17時
【ところ】 シルバーセンター 和室
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(11)』 1章
【持ち物】 上記書籍をご持参ください。
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【参加費】 喜捨
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
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新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
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