心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第150回 心のサークル報告

 

【と き】  2023年5月21日(日)、14時~17時

【ところ】  中小企業活性化センター+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、WM、SN、Mi、Su、TN、KN、AK、SK   以上12名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 

 この日は会場10名+zoom2名、合計12名の参加でした。

 Miさんが山形からわざわざ仙台まで足を運んでくださったり、KNさんが見学に来てくださったり、サプライズ気分が漂よう第150回読書会です。

 KNさんは精神世界を何十年も昔から追求していらっしゃたとのことです。今でこそスピリチュアリズムは認知されつつありますが、その頃はまるで未知の領域だったのではないかと思います。見えない世界を探求する仲間が人知れず点々と存在していて、こうやってお会いできることはとても嬉しいです。

 

 最近、その点と点が繋がる機会が増えているような気がします。繋がる必要性が増してきた時代に突入してきたということなのでしょうか。

 新しい方が加わるたびに思いますが、皆さん初めてとは思えない親しみが既にあります。一度も会ったことがなくても血が繋がっているというだけで親和性を感じる親戚のように。

 

 では恒例の自己紹介から。

 

USさん:多くの人に死後の世界を知ってもらいたいと思っています。それを知ると価値観が変わるるからです。伝えることを使命としていこうと思っています。

 

SK:霊的な世界を勉強していたら言動に理性を働かせようとする意識が生まれました。自分の動機をよく考えています。

 

WM:体調を崩したことをきっかけにこの世界に入りました。霊的なことを知ることによって生きやすくなればいいなと思って勉強しています。

 

HM:気功などをしばらくやっていました。演劇や映画が好きです。

 

Su:キリスト教徒ですが精神世界にも興味が湧いてきました。この会に通うようになって1年半になります。日本の歴史、考古学なども勉強して見聞を深めていきたいと思っています。

 

IKさん:気診を勉強しています。迷いがあったときはシルバーバーチを頼りにしています。

 

SNさん:死んでも終わらないんだなと思っています。これからも学んでいきたいです。

 

TNさん:見えない世界を意識しながらそれぞれ自立した生活ができたらいいなぁと思っています。

 

KNさん:セス ラムサ プレアデスにハマったけれど、ますます現実とのギャップが広がって混乱が増していったような気がします。なぜ障害のある人のことが気になるのか? 障害のある人に助けられているのではないか? なぜこの人とこの時期に出合ったのか。もう80の数字が見えてきているが周りに自分は何を残したのか。何もないのではないか。スピリチュアルな本を読めば読むほど混乱が広がる。人は死なない。死後、意識が壊されないというのは面白いと思う。

 

Miさん:霊能者という立場で心療医療に関わっています。神主とプロの霊能者、そして、看護師としても働いています。

 

AKさん:台湾から帰ってきたばかりです。鳥山頭 ダムというのがあります。八田與市さんが作りました。そのダムのおかげで地域一帯が潤いました。その資料を見に行ってきました。輪廻、類魂について学びたいと思っています。

 

 キリスト教会で生まれ育ったというKNさんが、教会の教えに反発、自問するように疑問を話されていた自己紹介がとても印象的でした。

 父を愛しなさいってなんだ? 愛ってなんだ? 父とは?

 

 聖書にも真理のエッセンスはたくさんあると思いますが、それが一方的に押し付けられたら苦痛でしかないのだろうと思いながら。と同時に、はたして私は愛とか神についてどれだけ自分の言葉で語れるだろうか?と問いかけられているようでもありました。

 

 これは大問題です! さて、愛とはなんだ? 

 家に帰ってからじっくりと考えてみました。愛とは、与えるもの…? 愛とは 許すこと? そんなものじゃない、そんなありきたりなことでは説明が足りなすぎる!と感じます。

 

 ならば何?

 

 広大なものです。善も悪もなにもかもを包含しても壊れないもの。強力なエネルギー。太陽、宇宙・・。抽象的で答えになっていないかもしれませんが、愛とはそんなイメージでした。

 

 神とは? 

 

 霊訓の中で神は″法則である″という表現を使っています。神様には″いて″ほしいという考えだった私はその概念を理解するのに時間が掛かりましたが、今ではそれが一番しっくりきています。自動的な法則ですから誰一人取りこぼされることはありません。人間の作る法律や道徳観とは違って不変で完全なものだと理解しています。そしてもちろん愛に基づいての法則です。

分子生物学者の村上和雄先生は人間の領域を超えるものを"サムシンググレイト"という表現をお使いになっています。なるほどうまい表現だなぁ、同感!という感じもします 

 

 KNさんの疑問はとても真摯な疑問だと思います。読書会が終わってもずっと私の心に残っていて、いまも考え中です。

 

 懇談が終わり、そろそろ輪読です。

 USさんからこの会で使っている「サークル」という単語の意味の紹介がありました。

 

 サークルという単語はイギリスでは「交霊会」という意味があります。それが由来です。しかし、心のサークルには霊媒がいませんので、降霊はしていませんが、おそらくシルバーバーチ霊団のどなたかはいらっしゃっていると思います。想うことによってすぐに繋がりますから・・・。

 

 それでは祈りの言葉を唱え、輪読開始します。

 

 

 

    3章 なぜ苦しみがあるのか

 

 

 この交霊会に出席される方々が、もしも私の説く真理を聞くことによって楽な人生を送れるようになったとしたら、それは私が神から授かった使命に背いたことになります。私どもは人生の悩みや苦しみを避けて通る方法をお教えしているのではありません。それに敢然と立ち向かい、それを克服し、そしていっそう力強い人間となって下さることが私どもの真の目的なのです。p52

 

 自分には厳しくありたいと思っています、とUSさん。

 他人がどう考えようと自分はそうしていきたいと思っています。人生の旅を終えて霊界に着いたとき問われることは「地上で何をやってきましたか?」ということ。何を?には「人の為に」という枕詞がつきます。

私は大震災で死んでもおかしく無かったけれど生かされました。生かされたのなら、世の中のために自分を役立てる使命があると思っています。 

 

 仕事でも霊的な姿勢を取り入れています。儲けを考えた治療と患者さんのための治療とは一致しないことがありますが、患者さんのためということを一番の目標にしています。

 

 スピリチュアルなことと現実とのギャップをどう埋めるのかについて私も感じていた頃がありましたが、今はこの摂理でいこう、決して迷うまいと思っています。

 

 

絶対に誤ることのない霊的真理が幾つかありますが、そのうちから二つだけ紹介してみましょう。一つは、動機が純粋であれば、どんなことをしても決して被害をこうむることはないということ。もう一つは人の為にという熱意に燃える者には必ずそのチャンスが与えられるということ。この二つです。p59

 

 人の為に生きる。この価値観をシルバーバーチから教えられたとき、なるほどそうかと膝を叩きました。他人のために役立った時は充足感を感じるからです。自分を満足させることを目標にすると不足感を感じてしまうことが多いような気がします。他人の為に生きることは誰にでもできます。実に公平です。自己を犠牲にすることにならないか?という疑問には私はこう思います、充足感で自分が輝きだしたら、自分自身の生きがいも一緒に回りだすのではないか。そんなからくりがあるのではないかと推測しています。

 

滅私の態度に出るか自己中心の態度に出るかは、あなた自身の判断によって決まるということです。地上生活はその選択の連続といってよいでしょう。p54

 

 まさに毎日が選択の連続ですよね。真理を知った者の責任でしょうかねぇ。

 

人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦難や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益と言わねばなりません。何もかもがうまくいき、日なたばかりを歩み、何一つ思い患うことのない人生を送っていては、魂の力は発揮されません。何かに挑戦し、苦しみ、神の全計画の一部であるところの地上という名の戦場において、魂の兵器庫の扉を開き、神の武器を持ち出すこと、それが悟りを開くということです。p57

 

 過ちを犯したならば改めればよいだけ。そうはいうものの、プライドや思い込みが邪魔をします。いつでも改められる執着のない自分でいたいと思います。

 

 

 Miさんからからはこんなお話が。

 

地上の人生はしょせん一つの長い闘いであり試練です。魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いているといってよいでしょう。p53

 

苦しむことを選んで生まれた魂の人生には苦しむことばかりが現れます。でも、救いは常に準備されています。たった一回の愛の出来事に出合うことによって、味わった苦しみすべてが一時に反転し必要な出来事だったと分かることは可能です。苦しみ全てが感謝に変わります。出来事が一気に反転するそんな経験を私はしたことがあります。

 

 人は愛なくして生きることはできません。憎しみだけで突っ走ることはできますが、その人生にはその結果が現れます。例えば過去の自分の罪に苦しめられ、どう償えばいいか分からずに暴れて叫ぶしかない老後を迎えたり、理解者のいない寂しさをかかえたり・・。

 

 幸せとは程遠い険しい顔をした老人を見かけることがありますが、やはり原因があっての結果なんですね。因果律の話だなと思って聴いていたのですが、この話には別の側面もあると思いました。神は誰をも見放さないはず。それらの老人たちも見放されたわけではない。後悔は罰ではないと思います。救われるための現象であり、魂はその結果をじっくりと味わっているのかもしれません。老人たちは死んで終わりゆく人ではなく、私たちと同じく学びの最中の人なのですから。 

 いつの日か必ず出来事が反転してすべてが意味のある出来事に変わる。それは今生ではないかもしれないけれど・・。

 

 地上では必ずしも正義が勝つとはかぎりません。なぜなら因果律は必ずしも地上生活中に成就されるとはかぎらないからです。ですが地上生活を超えた長い目で見れば、因果律は一分の狂いもなく働き、天秤は必ず平衡を取り戻します。霊的に見て、あなたにとって何が一番望ましいかは、あなた自身には分かりません。もしかしたら、あなたにとっていちばん嫌なことが実はあなたの祈りに対する最適の回答であることも有り得るのです。p58

 

 霊性の高い人の特徴のひとつは、他者の気持ちを思い量ることが出来ることだそうです。 手の付けられない老人。普通は近寄りたくありません。そういう人の気持ちまで思い量れる人、誰にでもできることではありません。

 

 

 霊的進化の階段を一段上がるごとにその分だけ多くの自由意志を行使することを許されます。あなたはしょせん、現在のあなたを超えることはできません。そこがあなたの限界と言えます。が同時にあなたは神の一部であることを忘れてはなりません。いかなる困難、いかなる障害もきっと克服するだけの力を秘めているのです。霊は物質に勝ります。霊はなにものにも勝ります。霊こそ全てを造り出すエッセンスです。なぜなら、霊は生命そのものであり、生命は霊そのものだからです。p65

 

 

 

 

次回 第151回 心のサークル お知らせ

 

 

【と き】  2023年 6月18日(日)、14時~17時 

【ところ】 シルバーセンター和室+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com