心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第122回 心のサークル報告

【と き】  2020年12月20日(日)、14時~17時

【ところ】 戦災復興記念館 第一会議室 

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、HM、ST、GS、GH、UC、NN、SM、TN、YK、MM、SK  以上12名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』の読書会 

 

明けましておめでとうございます。

 

2020年終わりましたね~。

それにしてもすごい年でした。 ウィルスに振り回された一年でしたが、多くのスピリチュアリストたちは事象の奥で何か意味のある事が起きているという感覚や、次のステージへの幕開けが訪れたかもという期待を持ってこの事態を 過ごしていたのではないでしょうか。

心のサークルも、緊急事態宣言以降に出席者が倍以上に増え、変化に向かって集結しているようにも思えます。

 

 

今回はSMさんのご友人YKさんが初参加でした。

 

親との別れ。

いつかは訪れると分かっていても、実際にその時が訪れるとやはり辛いものです。あちらの世界で元気でいるだろうか?なんてことを考えるようになったと仰っていました。

 

死後の世界はあるのか? 

スピリチュアリズムはその方面では専門家(笑)ですので、確信をもってご案内できるのでした。

 

この世に生まれてきた目的は、肉体を通してさまざまな経験を積むこと。

経験は容赦のない現実感との闘いです。

しかし、その辛さこそが魂を成長させるのですとシルバーバーチは言います。

 

確かになにごとも経験しなければわからない…とよく言います。

肉体だからこそわかる辛さなのかもしれません。魂だけではきっと違うのだろうなぁ。

 

苦難や悲しみの経験は霊性を進化させるためにある。だから価値があるということです。

苦しいときは、これこそが待ちに待ったチャンス! と思えればいいのですが…^^;

苦しみを乗り越えるといよいよ成長です。ここで思うのですが、私は経験者だ!という自慢みたいなものが顔を出すとそれは台無しになるような気がします。そこが難しいところ。

謙虚であらねばなりませんという訓えも、念のため記しておこうかなと思います(笑)

 

別れの悲しみを内観すると執着が原因のようです。

その人がいない人生を生きる新しい経験の始まりだと決心すると気持ちが決まるかもしれません。

 

USさんからシルバーバーチの交霊会や心のサークルの歴史の紹介があり、それぞれの簡単な自己紹介がありました。

 

Nさんから、ここで集まるメンバーは年代、性別、職業を超えた集まりでとても刺激になっているとの発言がありました。

 

言われてみればそうだなぁと改めてこのグループが生まれた歴史を振り返りました。

 

創設者のAさんがUさんにお願いして勉強会を開き、広く門戸を開いていたら、ひとりふたりと様々なきっかけを通して門をくぐってきました。皆が霊的な時間を持つことを大切にしてきた結果、「次回」が必ずある会へと発展してきました。

集まっている面々との強いつながりを感じます。10年の月日が流れています。老舗の貫禄がでてきているようないなような…^^

 

 

みなさんが共通して話されたのは、小さな時から霊的なことに関心があったということ。またもともと霊的なことが当たり前な環境で育ったということ。

 

STさんは、中学生の頃に人間の力関係について「なぜ」という疑問がいつもあったと話されました。成績や親の経済、言葉の巧みさなど、目に見えるもので人に優劣をつけていることが疑問だった。本当は目に見えないことが重要じゃないかと感じていたとのことです。

 

その通り!と太鼓判を押してくれたのがシルバーバーチだと思います。もちろん、その価値観は太古の昔からあったと思いますが(偉人たちの訓え)、この世ではない死後の世界の住人、しかも高級霊からの言葉は、人間を超えた叡智の訓えに安心と感動を得たことを思い出します。

なぜ安心感だったかというと、話されることになんの疑問もなく、すっきりと入ってきたからです。自分でこれこそが真理だと分かりました。

 

UCさんは小さいころから霊的な環境にいたとのこと。ヒーリングのデモンストレーションでの体験をシェアしてくださいました。その瞬間、体の中を螺旋状にエネルギーが通ったことが分かったそうです。それまでの体の不調が一瞬にして改善し、ヒーリングの実体験は霊的な世界の確信につながったとのことです。

 

一方、「霊感なし」^^なんていう自己紹介の方もいました。まぁ霊感だけがスピリチュアリズムではないのですが、UCさんの話を伺ったりすると、何かしらの体験はしてみたいなぁ、なんて願望は、、、私も、あるな、、、と思いました(笑)。

 

 さて、第122回の心のサークルはクリスマスウィーク。

SMさんがグロッケンでクリスマスソングの演奏と絵本の朗読をしてくださいました。

最初に奏でられたのは「きよしこの夜」。星のきらめきのような透明なその音に耳を澄ませていたら、胸の奥からなにかが溢れてきました。今年一年の物質世界でのあれやこれやが静かに癒され、霊とのつながりを感じました。続いて偶然見つけた絵本という紹介で「ふしぎなもみの木」を読んでくださいました。12人の大人たちが子供の様に無心になって絵と朗読を楽しみました。最後は「もみの木」の演奏。ほんの10分ほどのパフォーマンスでしたが、素朴で静かなそのひとときは、ほっと寛いだ時間でした。きっと天使たちも集まっていたんじゃないかなぁ~。

 

 

USさんのシルバーバーチの祈りがあり、霊訓の輪読です。

 

 

 

シルバーバーチの霊訓(十)

10章 質問に答える

 

 前回に続いて10章の続きp188頁から最後までです。

 

 この章を読んで話題に出たのは、「終末論」「原発」「動物実験」「食」でした。

 

たった一人の人間によっては無論のこと、何人の人が一緒になっても地球を破壊する力は持てませんから、地球はこれからも永遠に存在し続けます。地球にもたらす害にも、それを引き起こす手段にも、地球の存在自体に終止符を打たせるほどの規模にはならないように一定の限界というものが設けられています。p191

 

シルバーバーチは予言的なことは言いませんが「終末」は無いという保証は画期的だなぁと思います。

”そのように設けられている”という表現は面白いですね。なにかの力で必ずストップがかかるということでしょうか。

 

原子力について。

 

私は原子力が悪だとは思いません。その使用法が邪悪になることは有りえます。しかし反対に測り知れない恩恵をもたらすこともできます。そのカギを握るのは、その途方もないエネルギーを管理する、あるいは管理を誤るかもしれない立場にある人たちです。

 

科学技術の発達とともに途方もないエネルギーの存在が明らかにされて、それをいかなる目的に使用するかの責任が大きくなってまいります。正しい進化の方向を選ぶことになる唯一の道は、私の理解する限りでは、無限の神性を宿している子等がそれをできるだけ多く発揮して地上世界を美しく飾り、大自然がその豊かな恩恵を実らせるようにする意外にありません。p195

 

 原子力という巨大なエネルギーを操ることと同等の神性があれば安心して利用できる。

今はまだ「早い」ということ。

良いとか悪いという問題ではないわけですが、正しい使い方を知らないまま使用すると火傷をしてしまう危険があるということ。心当たり有りますね。福島原発の事故や核のゴミ問題、核の兵器利用、現代の人類が正しく使えているとは思えません。

 

 

動物実験について

 

 

われわれこそは万物の霊長であると信じているのであれば、それゆえにこそ動物に対する責務があるはずなのに、人間はそこが理解できないのです。上の者が下の者を手助けするのが当たり前です。しかるに現実は、罪もない動物に無用の残虐行為を情け容赦なく行っております。しかもそれが人間の健康増進のためと信じてのことなのですが、それは間違いであり、そういう手段から健康は得られません。p199

 

 

医療の動物実験はUさんの時代では犬や猿で行われたとのことです。その後、動物愛護団体の運動により今はラットが多くなったそうです。

教授にやれと言われたらやらざるを得ない状況で個人的に供養をしていたとのことです。

 

シルバーバーチははっきりと「そういう手段から健康は得られません」と言ってます。

厳しい言葉です。

 

太平洋戦争のときは人間(捕虜)を使って実験もしていましたよねとの話題がでました。

今はそんなことはないのだから、人間の意識は徐々に進化している証拠ではないか?と意見しましたが、本当にないだろうか?との表情。そうですね、世界で何が行われているか、日本に住んでいると分からないことはたくさんありますね。

 

動物の命について話していたところ、食の話に流れました。

 

 

みなさん、肉を食べますか?

 

だんだん食べたくなくなってきたという人や、もともと食べなかったという人、なんでも食べますという人、それぞれでした。

 

動物食が無くなっていく傾向がある。大豆で作った肉の開発。→霊的に進化している

 

 

周りに肉を食べない人がいるので、なんだか自分はとても野蛮な人のような気もしますが、霊的なことを意識して食べるのをやめると決心しても継続できるかどうか自信がありません。

ということはその時期ではないということ。無理をして律するのは違うような気もします。

 

また、自然食の団体などがありますが、一種の宗教のようになっているとの意見がでました。

 

 

エネルギーの観点で、身のまわり半径80キロ圏内のものを食べるのがよいという説。また、人間から離れた種のほうから選ぶのがよい(魚類→鳥類→ほ乳類)という勧めがありました。

 

私たちは何かの命を頂かないと生きていけない。感謝して食べるという意識が大切だという意見にまとまりました。

 

 

 

なぜ動物は人間の手によって苦しめられねばならないのでしょうか?

 

それと同じ疑問が人間についても言えませんか。なぜ人間は地上で同じ人間の手で苦しめられねばならないのかということです。p199

 

うう、厳しい指摘!

 

自由意志があるということは、その当然の可能性として、それを間違ったこと、愚かしいこと、報復的なことに使用するものがいることになり、その結果として苦しむ人も出てくることになります。p200

 

善の勢力と悪の勢力との戦い、真理を知ったものと無知なものとの戦いが延々と続いております。p200

 

 

戦いだらけの世の中だなぁと少しため息が出ました。

 

 

他の人間を搾取してはいけません。動物を搾取してはいけません。大自然を搾取してはいけません。

 

そういう心がけで生きれば、人間だけでなく地上に生きているすべての存在が、宇宙最大の力すなわち神によって考案された進化の法則の究極の目的である平和と秩序と調和を手にする上であなたも貢献していることになるのです。p206

 

 

よく考えたいと思います。

 

 

 

 

 

次回 第123回 心のサークル お知らせ

【と き】  2021年 1月17日(日)、14時~17時 

【ところ】 シルバーセンター 5F 第3研修室

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』 11、12章 解説

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

 

 

※尚、次々回は2021年2月21日を予定しております。