心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第112回 心のサークル報告 

【と き】  20191215日(日)、14時~17

 【ところ】 宮城県歯科医師会館 4F 和室

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 US、ST、GS、SM、MM、SK       以上6

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』の読書会 

 

 

2019年最後の読書会です。

はやくも今年も終わり。あっという間に時間が過ぎていきます。

読書会後には場所を変えて恒例の忘年会が行われました。

忘年会にはWMさんとHMさんも合流。

ウキウキな感じの第112回です。

 

USさんより、「愛着障害」に関するシンポジウムのお知らせがありました。

しばらくその話をしました。

子供をめぐる社会問題について、毎年様々なテーマを設けて開催されています。

貧困、ひきこもり、いじめ。

生きることが辛い子供たちはたくさんいる現実の報告。そのたびに気づかされます。

 

愛着障害」–– 初めて耳にする言葉でした。

どう子供を愛したらよいかわからないという障害があるということ。その環境の中で育つ子供へも大きな影響を及ぼすのは当然と言えば当然です。

不登校やひきこもりの原因が子供ではなく、実は母親にあった––。そんな例も多いのだそうです。

近頃の痛ましいニュースが思い浮かびます。

 

子供の心の成長に親の存在は大きく影響します。

そこで傷ついた気持ちが癒えないせいで生きづらさを抱えている人は多いのではないでしょうか。

過干渉、過保護、放任というような強烈なものから、単なる親の性格–––心配症、不安症、自信過剰、完璧症、といった親の性格から及ぼされる影響もその内に入るような気もします。

人間関係は私たちにとってとても重要で、しかも避けられない親子という人間関係は人生の最大なテーマなのかもしれません。

 

子供は知らないうちに親の価値観を刷り込まれます。

それが原因で生きづらさを感じて苦しむことが多くの人にも少なからずあるのではないでしょうか。

 

しかしスピリチュアリズム的に考察すれば、困難こそありがたいもの。

陰がなければ光を知ることができない。そこに学びがあり、喜びを知ることができる。

 

愛着障害、ひきこもり、貧困問題。

スピリチュアリズム的な視点で一般の人々とも話し合うことができれば、たくさんの人々が活路を見出すことができるのになぁと思うのでした。

 

 

さて、今回の読書会は、巻末の解説を読みました。

 

解説 “霊がすぐ側(そば)にいる”ということの意味

 

翻訳者、近藤千雄さんが記した約8ページほどの文章です。

 

シルバーバーチの文句の中に“すぐ側にいます”とか“いつもいっしょです”といった表現が多くあります。

ということですが、何度もそれを発信するということは、「実際、そうなんですよ!知ってください!」と強く願っているからなんでしょうねぇ。安心して真理に身を委ねてもらいたいのに、見放されているような気持ちでいる私たちに一生懸命教えてくださっているのだろうなぁと思います。

 

私たちは五感で感知できないと、なかなか実感できないものです。

スピリチュアリズム発生当時のころは、物質化現象などを多用して、なんとかして私たちに霊的世界を証明しようと苦心した歴史があります。(今でも、ちょっと見てみたい気持ちがあります^^;)

 

見えないものを信じ続けるには心の筋力が必要に思われます。

シルバーバーチはその困難さをも理解してくださり、何度も繰り返し教えてくださるのかもしれません。

 

さて、近藤先生は「側(そば)」という意味について解説していました。

物質的な距離のことを言っているのか、距離を超えた意味での「側」なのかについて。

 

個人的には物質的にどうということは、どうでもいいなぁという印象です。霊界は、思念の世界ですから、願えば一瞬のことだと思うからです。

こんな話もあります。守護霊はいつでも「側」にいて、私たちの髪の毛の一本がいつ落ちたかさえも全部知っているとどこかの章で書かれていました。すごいとしかいいようがありませんが、人間の想像を超越したレベルで見守りをしてくださっています。

 

万能とも思える力や知能を備えた霊界に見守られているのですから、すっかり身を委ねていいのです! ほんとうは…☆!

 

P232ではこんな風に書かれています(要約しました)。

霊的なことはすべてバイブレーションの原理によるのであるから、波長さえ合えば、国際電話のようにすぐ隣りにいるように感じるし、波長が合わなければ、実際にすぐ側にいても全く反応し合わないことにもなる

 

波長なんですね。

同じ「波長」のもの同士しか感応し合えない。

逆に言えば、高いものと関わりたい、感動したいと望むのなら、自分の波長を上げればキャッチできる。

 

今、「波動を上げよう」という言葉が多くのスピリチュアリストたちによって発信されています。(ここで語られている「波長」と同じことだと思われます)

同じことをシルバーバーチはだいぶ以前から語っていたんだなぁということに少々感動します。

つまり最先端を私たちは読んでいたということですね。

 

霊界通信は形を変えて発信され続けているのだと思います。

 

近藤先生より、一つだけ指摘したいことがあるという文章があります。

 

それは霊的能力が出はじめたばかりの人が陥りやすい錯覚の一つで、進歩性のない人はいつまでもその錯覚に陥ったままであるが、例えば病気とか悩みごとの原因を探る場合に、霊視した映像をいきなり犯人と決めつけて、すぐにそれを払い除けようとする。この場合、仮にその霊が俗にいう因縁霊であるとしても、その霊は必ずしも身体の側にいたり直接憑依しているとはかぎらない、さきの直接書記のように遠くからバイブレーションによって作用しているにすぎないことがある。p233

 

邪霊は嘘の映像を送り審神者をからかったり、わざと立派な姿をみせて安心させたり、または、うまい具合に姿を隠していることもあるので霊視能力はあまり頼りにならないものだと解説しています。

 

では、何を判断の基準にすべきか、霊を裁く上での最大の武器は、その霊能者の霊格の高さから生まれる霊視能力、霊的直観力である。

 

霊格の高さから生まれる”この指摘は心に刻みたいと思います。

 

さきほど、現在もスピリチュアリズムは様々な人々を通してなされていると書きましたが、なかには、たんなる金儲け主義や、権力主義の発信者もいます。気を付けなければなりません。ただ、そういうあけすけなところはまだわかりやすい偽物なので、見分けがつきやすいかもしれませんが、判断に迷うような場合もあります。

 

私自身もいろんな画像を見ています。

全否定もしませんが全肯定もしないように…と思っています。

霊能者にすべてを委ねるようなことはせず、内なる自分によく相談して自分の感覚を信じることが大事だと思います。

 

シルバーバーチの霊訓を読むと、心が穏やかになります。とても冷静になれるような気がします。神殿に入ったようなそんな感じです。

 

 

いずれにしましても、波長、波動が一致することで霊とのパイプが太くなるのなら、波長を高める、それに集中するのが近道なのかなぁと思っています。

穏やかで心地よい気分でいること。それが波長の高い状態だと思います。

 

 

今年も合計12回の読書会を無事に開催することができました。

USさんがこう仰ってました。

 

もし、人数が減ったとしても、最低二人集まれば(自分と他に一名)続けていきたいと思っている。

 

みんな安心しました。そして、シルバーバーチも微笑んだような気がしました。

 

2020年がよい年になりますように。

 

 

次回より第10巻です

書籍が手に入りにくくなっています。

お声がけいただければ資料作ります。前もって連絡ください。

 

 

 

次回 第113回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2020年 1月26日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1) 4F和室

 

入り口は正面玄関ではなく裏口になります。

入口表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。

窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、

わからない時は声をおかけください。

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』 

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!