心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第58回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM、YY  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

 

 欧米で始まったスピリチュアリズムという神の一大計画は、現在で170年程になります。その歩みは着実に続いて来ており、我々のもとにも届けられました。『シルバー・バーチの霊訓』をはじめ『ホワイトイーグル霊言集』や『霊の書』ほか、真理を説いている多くの書籍に巡り会い、たくさんの方と語り合って参りました。霊訓には人間として生きる上での土台となる人生観や死生観が、だれにでも分かりやすい単純素朴な真理としてやさしく説かれておりますね。私も地に足が着き、人生を大切に生きたいという気持ちが強くなりました。

さあ、この神からのお便りを次は誰に渡しましょうか。以下でシルバーバーチが言われているように、著名人にお渡しするのが影響力は大きいのですが、まずはチャンスがあればどなたにでも!つかの間の地上人生の中で、まだまだ多くの魂は鼓舞する機会を待ち望んでいるようです。勇気を出しましょう!

 

≪ 4章 軽蔑と嘲笑の中で――スピリチュアリズムの歩み ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの発端から100年程経つ1941年頃の会で、シルバーバーチはその歩みを振り返った

「私たちの仕事が始まった当初、世間の人は何とたわいもないことをして、と軽蔑の眼差しで見たものでした。彼らはサークルのメンバーを“テーブルラッパー”(初期の頃はテーブルの叩音による通信が盛んに行われた)と呼んで軽蔑し嘲笑しました。しかし、そうした現象も実は大きな目的をもった一大計画に組み込まれていたのです。私たちの意図した影響力は次第に大きくなり、世界中へ広がっていきました。各分野で名声を得ていた名士を次々とその影響下に誘っていきました。やはり著名人の証言が尊重されるという考えからです」

 

「その後霊媒も増え、サークル活動も盛んになりました。科学、医学、思想、宗教、その他ありとあらゆる分野の人を参加させ、当時すでに猛威をふるっていた誤った物質万能主義を否定する現象、新しい高度な生命観を示唆する霊的事実、唯物思想の終焉を予告する目に見えない力の存在へ目を向けさせました。ほどなくしてテーブルラッパーたちは、宗教を腐敗から守る運動の旗手となっていったのです」

 

「私たちが欲しているのは、霊的実在を悟りそれを他の同胞のために使用してくれる人、真理を暗い生活の灯として持ち歩いてくれる人です。そして、そうした霊的真理のメッセンジャー自らが、それを日常生活において体現し、誠実さと公明正大さに貫かれた生活を通して、見る人の目になるほど神のメッセンジャーであることを認識させることです。それから、積極的に世に出て社会生活のすべての面にそれを応用していってほしいのです」

 

「世の中を見まわすと、あなた方の努力の印――古くて使い物にならない教義やドグマ、構築物の崩壊が見てとれるはずです。私たちの説くスピリチュアリズムは、“心霊学”という知識を土台として築かれております。その土台はいかなる嵐にもビクともしません。なぜなら霊的事実を土台としているからです。あなた方が建造の一役を担ったその殿堂は、あなた方が死んだ後も、奮闘努力の記念碑として末永くその勇姿を失うことはないでしょう」

 

「常に私は、基本的な霊的真理を忘れぬようにと申し上げております。すなわち神の分霊を宿し、その意味において真実“神の子”であり、永遠にして不変の霊の絆によって結ばれているという意味において真に同胞であり、人類全体が一大霊的家族であり神の前に平等であるということです。霊の眼をもって見る者は、民族、国家、気候、肌の色、宗教の別を超えて見つめ、全人類を一つにつなぐ霊の絆を見てとります。地上世界は今こそそうした単純な真理を見直す必要があります」

 

「真理を普及するための新しい人材が次々と霊力の支配下に導かれていることに着目して下さい。私たちは刀剣や銃を手にせず、愛と寛容心と慈悲と奉仕の精神でもって闘っている大軍の一翼を担っております。私たちの武器は真理と理性です。そして目指すのは、人間として当然受けるべきものを手に出来ずにいる人々の生活に豊かさと美しさをもたらしてあげることです。意気消沈した人、悲しげにしている人に元気を出すように言ってあげて下さい。先駆者たちの努力の賜物をこれから狩りいれるのです」

 

「地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、霊的真理を日常生活において実践する以外にありません。あなた方はその貴重な霊的な宝を手にされているのですから、自信をもって生きて下さい。しかし同時に、知識には責任が伴います。その知識を賢明に有効に活かして下さい。一人でも多くの人がその知識を手にすることができるように、それによって魂を鼓舞され心が開かれる機縁となるように配慮してあげて下さい」

 

スピリチュアリズムの発展は他の宗教と同列には並べられない

スピリチュアリズムは宇宙の自然法則そのものです。キリスト教ユダヤ教や仏教、その他地上に誕生した宗教はすべて、当初は自然法則の一つの顕現でした。一つの真理の側面にすぎないのです。それらを比較してどちらがどうということは言えません。届けられた時の事情がそれぞれに異なるのです。しかし、残念なことにそのささやかな真理が人間的夾雑物の下に埋もれてしまいました。神性が完全に影をひそめてしまいました」

 

スピリチュアリズムがこれまでの啓示と異なる所は、入念な計画に従って組織的な努力が始められたということです。それが約百年前のことでした。こんどこそは何としてでも霊的知識を地上に根付かせようということになったのです。その計画は予定通りに進行中です。霊力は霊媒がいれば新しい前哨地が設立されます。ですから一人でも多くの霊媒が必要なのです」

 

抵抗勢力に代わって私は、啓示というものが常に進歩的であること、かつての指導者の一人ひとりが神の叡智の宝庫から一握りずつを地上へもたらしてきたこと、そしてその一連の系譜の最後を飾ったのがかのナザレのイエスであり、私たちはそのイエスを鼓舞したのと同じ霊の力の直系の後継者として、同じ福音、同じ真理を説いている者であることを宣言します。人間に贖(あがな)い主はいらないのです。自分の荷は自分で背負う義務があり、日々の行為によって霊的生命を高めもすれば傷つけもします。向上進化というのはその潜在的神性をより多く顕現していく過程にほかなりません」

 

◆霊界での指導霊の総会から戻って来られたシルバーバーチの言葉

「あなた方より少しばかり永く生きてきたこの私、あなた方がこれより辿らなければならない道を知っている先輩としてあなた方に、どうか勇気をもって邁進されるよう申し上げます。お一人おひとりがご自分で思っておられる以上に貢献なさっております」

 

「これからまだまだ大きな仕事が為されます。世界各地で数多くの心霊治療家によって行われている霊的治療の成果に目を向けて下さい。大地に再び視野が開けていく様子を思い浮かべて下さい。予言者の声が再び地上にこだまするようになり、夢かと見紛うものを見るようになります。先見の明が開け始めます。病める人々が癒され、肉親の死を悲しんでいる人々が慰められつつあります」

 

「あなた方は本当に恵まれた方たちです。人間が永遠の魂の旅の中にあってほんの束の間をこの地上という生活の場で過ごしている、永遠にして無限の霊的存在であることをご存知だからです。私は、そのメッセージをあなた方の助力を得ながら広め、私を地上へ派遣した霊団の使命を推進したいと望んでおります。私たちはいま勝利へ向けて前進しております。人々はその目を上へ向けて新しい世界の夜明けを待ち望んでおります。新しい世界は新しい希望と新しい悟りを与えてくれます」

 

USさんのコメント

 今回皆さんと語らい、感じたこと。今生で生きることの厳しさの再確認である。常に気が抜けないと言った方が、良いかもしれない。事がうまく行き、幸福の絶頂にある時こそ、一気に突き落とされた経験はないだろうか?絶頂期こそ身を引き締めて生きるのが、この世の処世術である。先人が、楽あれば、苦あり。苦あれば、楽ありと言っていたが、それだ。人生は、常に山あり、谷ありである。因果律から言えば、これも普遍的な真理である。人生は、教訓を身に着ける実験場。鍛練の場。少なくとも肉体を有する内は、地上流の試練が待っていると人生を達観した方がよさそうだ。そして、障害に対する抵抗力をしっかり身につけて、この世の扉から解放される日まで、思う存分人生を謳歌しようではないか。負けてたまるかである。

 

 

 

~ 次回 “第59回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第57回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年5月31日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:A

      UH、GK、SK、ST、SN、MM  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:3章、談話

 

 読書の後、参加者STさんはご家族における状況をシェアして下さいました。ちょうど今回の2章の内容とリンクする所もあり、参加者全員で語り合い、そして祈りました。また、霊の世界に詳しい!?UHさんも久しぶりに参加され、導きの妙を感じた次第です。ところで一般的に“病気”というものをどう捉えるか。カルマ、因縁果報、生活習慣……。何れにしても病気は様ざまな形で発現し、受け入れざるを得ません。STさんは「スピリチュアリズムを学んできて良かった。大変な中にあっても冷静でいられます。チャンスをみて家族に伝えたい」と。どうかご家族が一丸となって、この苦境を試練を乗り越えて下さいね。

 

≪ 2章 死後の後悔 ≫ より抜粋、引用

◆他界した人の無念さについて、シルバーバーチは次のように説明する

「大勢の人が地上を去ってこちらへ来て意識の焦点が一変し、初めて人生を正しい視野で見つめるようになり、何とかして有縁の人々に嬉しい便りを伝えたいと思うが、有縁の人々が何の反応も示してくれない時の無念の情を、想像してみられたことがあるでしょうか」

 

「彼らは何とかして自分が死後も生きていることを知らせたいと思い、後に残した人々に両手を差しのべて近づこうとします。やがてその顔が無念さのこもった驚きの表情に変わります。もはや地上世界に何の影響も行使できない事を知って愕然とします。聞いてもらえず見てもらえず感じてもらえない事を知るのです」

 

宗教的指導者の無念さとその責任の取り方について

「私はこれまで何度か地上で教会の中心的指導者として仰がれた人たちに付き添って、かつての信仰の場、大聖堂や教会を訪ねてみたことがあります。彼らはこちらへ来て誤りであることを知った教義がそこで今なお仰々しく説かれ続けているのを見て、そうした誤りと迷信で固められた組織を存続させた責任の一端が自分たちにもあることを認識して悲しみにうなだれ、重苦しい思いに沈みます。この思いは罪滅ぼしなのです。それが摂理なのです。各自が自分の人生への代価を自分で支払うのです」

 

「そして、間違った教えを説いた人々の一人ひとりに会わなければなりません。しかし、その時までに本人が真理に目覚めた場合は、その宗教家はラクをすることになります。また、正しいことをしていると信じていた場合は、考慮されその必要はありません」

 

「私たちが非難するのは、誤りとは知らずに一心に説いている正直な宗教家のことではありません。自分の説いていること、行っていることが間違っていることを知りながら、民を導いている人たちです。人に法を説く者が重大な責任を担っていることはお分かりでしょう。まず自らが拠って立つ足場をしっかりと固めなくてはなりません。厳しい探求や吟味もせず、型にはまった教義を説くという怠慢さと無頓着さに対する代償を払わされるのです」

 

キリスト教信者にとって興味深い死後の事実が明かされた

最後の審判の日を待ちながら何世紀もの間埋葬地で暮らしている霊(地縛霊の一種)がいることは本当であり、それは私たちにとって大きな悩みのタネの一つです。死んだら大天使ガブリエルのラッパが聞こえるまで待つという思念体を地上の生涯を通じて形成してきており、その思念体を自ら破壊しないかぎり、思想的牢獄となって魂を拘留し続けます。死んだことを認めようとしない人も同じです。自らその事実を認めないかぎり、私たちもどうしようもないのです。それを得心させることの難しさはあなた方には想像がつかないでしょう」

 

「彼らは墓の中でただ待つだけです。こちらには“時間”というものがありません。もしも自分が「待っている」という事実に気がつけば、その思念体の牢獄が破れるはずです。ですが、こうした事実を地上の人間に伝えるのは大変です。こちらでは周りの出来ごととの関連によって成長と進化を意識していくのでして、時間が刻々と過ぎてゆくというのとは違います。時間は出来事との関連における地上独自の尺度にすぎません。あなたが無意識であれば時間は存在しません。出来事との関連が無くなるからです。夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過するのはそのためです」

 

USさんのコメント

「夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過する・・・とありますが、確かに明け方に見る夢は、短時間に見ているようです。私は、断片的ではありますが、結構覚えていて、特に印象的な部分は、日々日記に書いています。意識の世界なので、内容によって長く感じたり、短く感じたりするのでしょう。時々幽界上層の癒しの世界を垣間見ることがあります。先日も広大な丘の上から見た空の色が、とても言葉に言い尽くせないほど綺麗で、もっと見たい、ここにいたいという衝動に駆られました。前日まで、介護と医療に関するテーマで講演の準備をしてい、てスライド作りに試行錯誤を繰り返していました。地上的発想で頭が一杯の状況の中こういった非地上的絶景を夢の中で見たのは、背後霊の配慮かと思い、感謝しています。目覚めるととてもすっきりしました。いわゆる変性意識状態なのでしょうが、上空から見たような印象もあるので、これもまた空を飛ぶような幽体離脱の状態だったかもしれませんね。いずれにせよ、肉体的には、どんなにきつい状況でも低級な考えに囚われないように常に意識は、高くありたいもです。」

 

 

 

 

~ 次回 “第58回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

第56回 心のサークル 報告

 

【と き】 2015年4月19日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      SK、ST、SN  以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:2章、談話

 

 自然界のあらゆる動植物にも、そして人類にも平等に訪れるのは“死”といわれている現象です。医学は進歩しつつありますがその高度医療でも、また、どんなに大金を払っても誰一人として死を免れることはできないでしょう。それ故に恐怖の極致にされるのですね。死に対する考え方は文化や文明により様々でしょう。日本においては、欲すれば先人達の書物や霊能のある方々の訓えを通して、死について学ぶことができという自由に恵まれております。お蔭さまで我々スピリチュアリズムの学びの仲間もそうですが、私の中でも死生観は大きく変わりました。また、日本人の死に対する考え方も、少なからず変化してきているのではないでしょうか。

今回の2章は、ぜひとも広くお伝えしたい内容です。そして、最後の方でシルバーバーチが説いておりますが、『誰もが神から授かっている魂の潜在力』を開発して、現世において死後の素晴らしさや死の意味を確信したいものです。

 

≪ 2章 死は第二の誕生 ≫ より抜粋

シルバーバーチは“死”を悲しむべき出来事ではなく、より大きな意識、より広い自由、潜在能力をより多く表現できるチャンスを与えてくれる、喜ぶべき出来事であると説く。

「この交霊会も死が幻影であることを証明する機会の一つです。すなわち死の淵を霊的知識で橋渡しをして、肉体という牢獄を出た後に待ち受ける充実した新たな生活の場の存在を紹介するために、私たちはこうして戻ってきているということです」

 

「私たちは施設はどうでもよいのです。関心の的は人間そのものです。魂と精神、そして両者を宿す殿堂としての身体――これが私たちの関心事です。人間も神の一部であるが故に永遠の霊的存在である――この単純にして深遠な真理に耳を傾ける人すべてに分け隔てなく手を差し伸べんとしているのです。実に単純な真理ですが、その意味するところは極めて深長です。いったんこの真理の種子が心に宿れば、大いなる精神的革命をその人にもたらします」

 

「真理は日常生活において体現していかなくてはなりません。飢餓、失業、病気、スラム等々、内に宿す神性を侮辱するような文明の恥辱を無くすことにつながらなくてはいけません。私たちのメッセージは全人類を念頭においております。いかなる進化の階梯にあっても、手に取り理解しそして吸収すべきものを十分に用意してあります」

 

◆肉親を失って悲しみに必死に耐えている人に対してシルバーバーチは次のように述べた。

「あなたの(霊の世界を見る)目がさえぎられているのが残念でなりません。(霊の声を聞く)耳が塞がれているのが残念でなりません。あなたが生きておられる世界が影であり実在でないことを知って頂けないのが、あなたの背後にあって絶え間なくあなたのために働いている霊の力をご覧にいれられないのが残念でなりません。数多くの霊――あなたのご存知の方もいれば、人類愛から手を差し伸べている見ず知らずの人もいます――があなたの身の回りに存在していることが分かって頂けたら、どんなにか慰められるでしょうに」

 

「私たちの仕事はこうした霊媒だけを通して行っているのではありません。実際には目に見えず、耳に聞こえずとも、あなた方の生活の現実に影響を及ぼし、導き、鼓舞し、指示を与え、正しい選択をさせながら、あなた方の性格をのばし、魂を開発しております。そうした中でこそ(死後の生活に備えて)霊的成長に必要なものを摂取できる生き方へといざなうことができるのです」

 

◆ある年のイースタータイムに、シルバーバーチは“死”を四季のめぐりに見事になぞらえて語った。

「四季の絶妙な変化、途切れることのない永遠のめぐりに思いを馳せてごらんなさい。すべての生命が眠る冬、その生命が目覚める春、生命の世界が美を競い合う夏、そしてまた次の春までの眠りに備えて自然が声をひそめ始める秋。地上は今まさに大自然の見事な顕現――春、イースター、復活――の季節を迎えようとしております。地上全土に新しい生命の大合唱が響きわたります」

 

「太古の非文明化時代において、宗教というものが大自然の動きそのものを儀式の基本としていたことを知っていただきたいのです。同じサイクルが人間一人ひとりの生命においても繰り返されております。まず意識の目覚めと共に春が訪れます。続いて生命力が最高に発揮される夏となります。やがてその力が衰え始める秋となり、そして疲れ果てた魂に冬の休眠の時が訪れます。それは全ての終わりではなく物的生命の終わりです。冬が終わるとその魂は次の世界において春を迎え、かくして永遠のサイクルを続けるのです。この教訓を大自然から学びとって下さい」

 

◆スピリチュアリストとして活躍していた同志の他界を聞かされてシルバーバーチは次のように説いた。

「肉眼の視野から消えると、あなた方は悲しみの涙を流されますが、私たちの世界ではまた一人物質の束縛から解放されて、言葉で言い表せない生命の喜びを味わいはじめる魂を迎えて、うれし涙を流します」

 

「私はいつも“死”は自由をもたらすものであることを説いております。人間の世界では哀悼の意を表していても、本人は新しい自由、新しい喜び、そして地上で発揮せずに終わった内部の霊性を発揮するチャンスに満ちた世界での生活を始めたことを知って喜んでいることを説いております」

 

「ここにおいでの方々は、他界した者が決してこの宇宙からいなくなったのではないとの知識を獲得された幸せな方たちですが、それに加えてもう一つ知っていただきたいのは、こちらへ来て霊力が強化されると必ず地上のことを思いやり、こうして真理普及のために奮戦している吾々を援助してくれているといことです」

 

「私たちには、精神の解放と魂の解放と身体の解放の三重の目的があります。私たちの説いている真理は人生のあらゆる面に応用が利くものです。そして、霊的真理を知れば知るほど、自分より恵まれない人々への思いやりの気持ちを抱くようでなければなりません」

 

◆“死”にまつわる陰湿な古い観念の打破について説いた。

「こうしたサークル活動は、あなた方が霊的存在であって物的存在でないことを忘れさせないようにする上でも役立っております。鏡に映るあなたは本当のあなたではありません。真のあなたの外形を見ているにすぎません。あなたは永遠の霊的存在です」

 

「あなたは無限の可能性を秘めながらも今は限りある形態で自我を表現している原子のような存在です。身体の内部に、いつの日かすべての束縛を押し破り真実のあなたにより相応しい身体を通して表現せずにはいられない力を宿しておられるのです。そうなることをあなた方は死と呼び、悼み悲しんで涙を流されます。それは肉体がその人であるという考えが存在し、死が愛する人を奪い去ったと思い込んでいる証拠です」

 

「しかし死は生命を滅ぼすことはできません。物的なものは所詮、霊的なものに敵わないのです。もしあなたが霊眼で眺め、霊耳で聞くことができたら、そして肉体の奥にある魂が霊界の霊妙なバイブレーションを感じ取ることができたら、肉体という牢獄からの解放を喜び、自由で意気揚々として、嬉しさいっぱいの甦った霊をご覧になることができるでしょう。その自由を満喫している霊のことを悲しんではいけません。喜んであげるべきです」

 

「今地上にいるあなた方も神より授かった魂の潜在力を開発すれば同じ自由、同じ喜びを味わうことが出来ることを知ってください。死の意味がお分かりになるはずです。そして死とは飛び石の一つ、ないしは大きな自由を味わえる霊の世界への関門にすぎないことを得心なさるはずです。あなた方には知識があり、それを一緒に広めているところです。人類はもう、何世紀も迷わされ続けてきた古い教義は信じません。教会の権威は失墜の一途をたどっており、霊的真理の受け入れを拒んできた報いとして、霊力を失いつつあるのです」

 

*進行役 Uさんのコメント*

「昨年の2月に義理の母親が亡くなりました。以前の報告の中でも紹介していますが、身近な人の死に接するとスピリチュアリズムの真価が問われるというものです。まさに本番ですね。できる限り感情を入れず、目の前の遺体を冷静沈着に客観視できるかです。永遠の目で見ることができるかです。結局二週間ほど意識不明のまま亡くなってしまいましたので、残念ながら生前に真理を説くことはできませんでした。突然人の死に遭遇するというのも人生というもので、常に試されていると思いました。今はただ心より義母の成仏を願う次第です。」

 

 

 

 

 

 

~ 次回 “第57回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年5月31日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:3章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

 

第55回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年3月15日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、YY、HK  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:1章、談話

 

 この霊訓を読んだことのある人で、“シルバーバーチ”と名乗る指導霊が誰であるかという関心を持たない人はいないでしょう。私も当初、辞書で“シルバーバーチとは白樺のこと”であると調べたり、その後ネイティブアメリカンであると聞かされたり・・・。彼を霊視して描かれたネイティブアメリカンの絵もありますね。私も生前の彼を自分なりに想像しておりました。そして、学んでいるうちに以下のような特別な仕組みがあることを知り、この霊訓の偉大さや信憑性を裏付けるものであることが分かりましたが、今度はその最高指揮者とはいったい誰なのか・・・という思いが湧き起こって参りました。ところが真理を学んでいくうちにそのことへの関心は不思議と薄れ、今では気にならなくなりました。いずれ霊界へ行ったら分かることでしょうから、その時の楽しみにとっておきます。もし出来るならお会いしたいものですねぇ。

 今回も参加者のみなさんと、シルバーバーチについて語り合いました。当の本人はきっと我々の傍らで微笑んでおられたことでしょう。今生で高級霊の方々に出逢えたことに、いつも傍にいて下さることに、心より感謝いたします。

 

≪ 1章 シルーバーバーチとは何者か ≫ より抜粋

シルバーバーチについてのこれまで公表されている認識としては次のものがある

◎インディアン(ネイティブアメリカン)ではないこと。

◎高遠な世界と地上との間の橋渡しとして、一人のインディアンの幽体を使用しているところの、高級霊団の最高指揮者であること。

 

シルバーバーチの地上での身元についての質問に対しての答え

「私は荒野に呼ばわる声です。神の使徒以外の何者でもありません。私が誰であるかということが一体何の意味があるのでしょう。私がどの程度の霊であるかは、私のやっていることで判断していただきたい。あなた方人間世界における私の仕事が、暗闇に迷える人々の心の灯りとなり慰めとなったら、それだけで私はしあわせなのです」

 

「今まさに黎明を迎えんとしている新しい世界の一役を担うものとして、これまで忘れ去られてきた霊的法則を蘇らせるために私を地上へ遣わした一団の通訳にすぎません。私の背後には遠々と幾重にも連なる霊団が控え、完全なる意志の統一のもとに、一丸となって協調態勢で臨んでおります。私がこの霊媒(バーバネル)を使用する如くに彼らも私を使用し、永い間埋もれてきた霊的真理を地上の全土に広げんとしているのです」

 

「私はこれまであなた方の友として、守護者として、指導者として接して参りました。いつもすぐ側に待機しており、出来得る限りの援助の手を差し伸べる用意があることを知っていただきたい。どうか、困ったことがあればどんなことでも、いつでもこの私をお呼び下さい。もし私に出来ることであればご援助しましょう。もし私に手出しできない事であれば、あなた方自らが背負わねばならない試練として、それに耐えていくための力をお貸しいたしましょう」

 

「我々霊団の者は功績も礼も感謝もいっさい求めません。お役に立ちさえすれば良いのです。私たちは普段は物質と言うベールによって隔てられておりますが、いついかなる時も身近にいて、情愛を持って力になってあげていることを知って下さい」

 

シルバーバーチは、サークルを通して世界中の人々のために推進してきた仕事の基本的理念を改めて次のように説いた

◎ 私はあなた方が愛の絆によって一丸となるように、これまで様々な努力をして参りました。

◎より高い境涯、より大きな生命の世界を支配する法則をお教えしようと努力して参りました。

◎あなた方に自分という存在(霊的にいかに素晴らしく出来あがっているか)を知っていただくべく努力して参りました。

◎真理を知るということは、それを人のために使用する責任を伴なうことをお教えして参りました。

宗教的儀式のうわべの形式に捉われずに、その奥にある宗教の核心、すなわち援助を必要とする人々のために手を差し伸べることを忘れてはならないことを説いて参りました。

◎絶望と無気力と疑問と困難に満ち溢れた世界にあって、私はあなた方に霊的真理を説き、それをあなた方が先ず自ら体現することによって同胞にもその宝を見出させ、ひいては人類全体に幸福をもたらすことになる――そうあってほしいと願って努力して参りました。

◎私は終始“愛”をその最高の形で説くべく努力して参りました。

◎私は常に人間の理性と知性に訴えるように心掛け、私たちの説く真理がいかに厳しい調査・探求にも耐え得るものであることを主張して参りました。 

 

*Uさんのコメント

ガイドとの対話から。


悩み多きが、今生の人生です。
けっして不安にならぬこと。
私たちガイドが周りにいることを忘れずに。
常にインスピレーションという形で、サインを送り、道に迷わぬように指導しています。
しかしながら、そのことに気付くか否かにかかわらず、選択の自由が与えられていることを忘れずに。
その範囲内で参考にしてください。
私たちの指導は、あなたの生活向上、使命達成のお手伝いが、すべてです。
今生をいかにやり抜くか。
大変と考えれば、大変ですが、選んだのは、あなたであり、これから選ぶのもあなたです。
私たちもその自由意志を最優先して、手助けします。
本道からそれることもありましょうが、気にせず前に進んでください。
軌道修正の道は、常にあり、今生で生きている限り、今生での機会はいくらでもあります。
常に世のため人のためと思って生きていれば、間違いありません。
どんな苦境も乗り越えられます。
これから、増々いろいろな展開がありましょうが、大丈夫です。
道は、守られています。
信じてください。

 

 

 

 

 

~ 次回 “第56回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年4月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:2章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第54回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年2月22日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、  以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:9章・10章、談話

 

 昨今のさまざまな事件や闘争は、酷さを増しながら止むことを知りません。そのうえ残念ながら被害者としても加害者としても、少なからず子供が加わっております。これまでの長い歴史の中で、多くの先人たちは経験からその要因を探り、解決のための思索を幾度となく巡らしてきたことと思います。しかし今もなお悲惨な状況は変わっておりません。人間とは…、人間だもの…、と自問自答をするばかり。

今回のシルバーバーチの訓えは、その要因の一つとして、子供と宗教や教育の関連性について分かりやすく説明されております。吸水性に優れたスポンジのような子供時代をいかに過ごすべきか。それはすべて保護者や先生、とり巻く社会に掛かっております。これまでの気付いた者たちの、地道な努力の積み重ねではまだまだ足りないのでしょうか。今の大人も昔は子供。支えられて大きくなりました。ならば神の分身であり、純粋で弱き者であり、未来を背負っている子供たちのために、我々も尽力させていただきましょう!

 

≪ 9章 宗教の本質と子供の宗教教育のあり方 ≫ より抜粋

◆宗教の定義とは?

「宗教とは同胞に奉仕することによって、互いの親である神に奉仕することです。本来の宗教は地上の世俗的概念とはほとんど何の関係もありません。人間の魂に内在する神性を地上生活において発揮させるものでなければなりません。自分一人の世界に閉じこもらずに、広く同胞のために自分を役立てるように導くものでなければなりません」

 

「地上にはあまりに多くの世俗的宗教が存在し、それぞれに異なった教えを説いておりますが、その宗教が最も大事にしてきたものは実質的には何の価値もありません。流血、虐待、手足の切断、火刑といった狂気の沙汰まで生んだ教義・信条への忠誠心は、人間の霊性を一インチたりとも増しておりません。逆に人類を分裂させ、障壁をこしらえ、国家間はては家族間にも無用の対立関係を生みました。私が宗教的建造物や俗に言う宗教に価値を認めない理由はそこにあります」

 

◆子供の宗教のあり方について

「今日の子供は明日の大人です。意義ある社会の一員として、社会のため人類のために貢献できる人物に育てるための知識を授けることが教育の根本義です。それには何よりもまず、宇宙の摂理がいかなるものであるかを説いてやり、人間が有する偉大な可能性を教え、それを自分自身の生活と、地域社会に役立てるために開発するよう指導してやらねばなりません」

 

「子供は感受性が強いものです。また、知能的には教えられたことが真理であるかどうかを判断することはできません。とても従順ですから、教えられたことは何もかも本当のことと信じてしまいます。そして潜在意識に印象付けられ、子供のその後の思想を築いてゆく土台となるのです。その意味で、筋の通らぬ勝手な訓えを説く宗教家は、動機がどうあろうと、人類とその文明の将来に大きな障害を築いていくことになり、罪を犯していることになります」

 

「子供に様々な可能性が宿されていることを知らない人、霊的真理に通じていない人、子供が霊的存在であり神の子であることを知らない人、宇宙における人間の位置を理解していない人――こうした人に育てられた子供は健全な精神的発育を阻害されます」

 

「宗教とは個々の魂が人生のあらゆる闘いに堂々と対処し、克服していく上での指導原理である以上、教育上極めて重大な意義を有することは明らかです。子供の一人ひとりが神の一部であり、本質的に霊的存在であるからには“自由”がもたらすあらゆる恵みを受けて生きるように意図されております」」

 

「宗教についての正しい真理を教わった子供は、自由闊達に成長します。間違った教義を教え込むことは、宗教的観点、教育的観点からみても、その子にとって何の益にもなりません。いつかきっと反発を覚える時期がまいります。教え込んだ人たちに背を向けるようになります」

 

「宗教についての真実を申せば、真理のすべてを説いている宗教などありえません。どの宗教も、真理の光のほんの一条しか見ておりません。しかも、その一条の光すら歪められねつ造されております」

 

「子供には宗教とは、他人のために自分を役立てること、ややこしい教義に捉われることなく、真面目で無欲の生活を送り、自分が生活している社会のために尽くすこと、それが神に対して真に忠実に生きるという意味であることを教えてやらねばなりません」

 

≪ 10章 シルバーバーチの祈り ≫ より一部抜粋

◎【人間の神性を讃える祈り】  詳細は書籍本文をご覧ください。

◎【相互扶助の尊さを讃える祈り】  詳細は書籍本文をご覧ください。

 

シルバーバーチは祈りの後、サークルのメンバーに向かって次のように説いた

「私たちの訓えの根本は“Service”の一語に尽きます。地上の悪弊(癌)の一つである利己主義に対して、私たちは永遠の宣戦を布告しております。戦争、流血、混乱、破壊へと導くところの物質万能主義を打ち砕かんと努力しております。そして、お互いがお互いのために自分を役立てるようになって頂きたい」

 

「人間の一人ひとりが同じ全体の一部であり、人類のすべてに神の霊が流れている――その意味において万人が神のもとにおいて平等である――その本性に関するかぎり平等である、という認識を広める必要があります」

 

「霊の世界の働きかけに応じて働く人々、持てる才能を霊団に委ねる人々は、自分を捨てることによって自分が得をしていることに気付くはずです。それは収賄行為やご利益目当ての行為ではありません。因果律の作用に他なりません。すなわち、最も多く施す者が最も多く授かる、ということです」

 

 

*進行役 Uさんのコメント*

  

「信仰というと宗教と結び付けて考えやすいが、愛と信仰は、神の前に必須の要素であると言える。

 信仰あっての宗教であるが、愛なくしては片手落ちである。そこにシルバー・バーチの霊訓では、宗教をserviceと捉える本質があるように思える。以下は、ガイドとの対話25=愛と信仰=から転載する。

 

とても大きなテーマです。

愛なくして信仰を語らず。

信仰なくして愛を語らず。

ともに不可分のものです。

神によらぬ愛は、低次元の愛です。

信仰の無い愛は、よりエゴに利己性に基づく愛です。

しかし、信仰だけでは、これも利己的です。

利他愛を示さなくては、冷ややかな信仰、暖かみの無い信仰になるでしょう。

人を助けてこそ信仰の意味があります。

ともに深め、高め、絶対性に向かって強固にしていかなくてはなりません。

人を思うとき、真の愛、慈愛があれば、神に跪く敬虔さが生まれます。

その気持ちを大切にしてください。

いつまでも。

どこにいても。

誰に対しても。

どのような時でも。

信仰心に基づく愛があれば、不滅不朽です。」 

 

  

 

~ 次回 “第55回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年3月15日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:1章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

 

第53回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年1月18日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IKSKoSkaSN  以上6

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:8章、談話

 

 2015年が始まりました。本年もよろしくお願い致します。まだ新年の1月ですが、最近日本に関係する不穏なニュースが世界の注目を浴びています。ちょうど先程、事態が好転したらしいというニュースをネットで見ましたが、とても複雑でナイーブな問題であるだけに、まだまだ見守るしかありません。本当にいろいろな意味で考えさせられる問題ですね。とにかく善き方向への一石になってくれることを切に望んでやみません。

ちょうど今回の質問(4)をまとめていて、まさしくこれに当てはまるのではないかと思いました。シルバーバーチは霊的進化の問題であると説かれております。少しずつ進化はしているのでしょうが…時間がかかり過ぎのようにも思えてなりません。それなら質問(6)の“直感”を使えたら…どんなに素晴らしいことでしょう。今回の質疑応答からの学びを、ぜひ生活に取り入れていきたいものですね。

 

≪ 8章 質問に答える ≫ より抜粋

◆質問(1) 動物実験は正しいことでしょうか?

「私はかねがね動物実験のすべてに反対しております。動物はあなた方人間が保護し世話すべきものとして地上に存在しているのです。その無力な動物に苦痛を与えることは、動物が人間に示す情愛と献身と忠誠に対するあまりに酷い報復です。治癒力は自然界に様々な形で存在し、使用されるのを待っております。私たちの世界から援助するスピリットは、苦痛を軽減したり、不治と宣告された病すら治してしまう技術を身につけており、薬草や霊波を使うことがあります。非道義的なものは摂理に反します」

 

◆質問(2) 占星術をどのように捉えたらよいですか?

「生命現象は一連のバイブレーション、放射性物質、放散物から成っており、そういったものが影響を及ぼしていることは事実ですが、どうしようもない宿命的な力を持ってはおりません。いかなる恒星も惑星も星座も星雲も、人体に及ぶ影響を克服するその霊の威力を妨げる力はありません。あなたはあなたの魂の支配者です。あなたには背負わねばならない責任があり、あなたの霊的進歩に応じて自分が運命を定めていくのです」

 

◆質問(3) 再生はあるのでしょうか?

「再生は事実です。私はかつて地上へ再生したことのある霊に何人か会っております。特殊な使命を託された人、預けた質を取り戻したい人が自らの意志で行うものです。ただし再生するのは個的存在の別の側面です。同じ人格がそっくり再生するのではありません。言わば一個の意識的存在のごく小さな一部が地上に顔を出します。それが誕生です。次の誕生つまり再生時にはその別の一部分が顔を出します。二つの部分に分かれても個的存在全体としては一つです」

 

◆質問(4) 最近の暴徒化している若者の扱い方と良い処罰法はありますか?

「戦争が起きると気高い人間精神(愛国心)が昂揚される反面、敵を殺そうとする、人類の最も残忍な性質が発揮されます。しかも、暴力の方は戦争の必然性として大いに奨励されることになります。また、戦争が終わっても無数の人間が、獣性をむき出しにした状態になっております」

 

♡「そうした事態にどう取り組むかですが、二つの方法があります。いずれも地上でうやうやしく読まれている本(新旧聖書)に述べられているもので、古い方は“目には目を、歯には歯を”と説き、新しい方は“己を愛する如く隣人を愛せよ”と説きます。前者を取れば、一時しのぎの荒治療にはなっても、罪悪ないし蛮行を根本から無くしたことにはなりません。ですから、後者の方を取り、そうした邪悪が精神と肉体と霊との不調和から生まれていることを認識し、それを矯正するための適切な手段を講ずれば、彼らもまともな市民となっていくでしょう」

 

「言ってみれば彼らは一種の病人であり、肉体と魂とが本来のつながりを失っているのです。その狂った関係に終止符を打ち、協調関係を取り戻させることで自動的に健康状態になります。優れた心理学の専門家の協力や、心霊治療家の参加を得ることができればきっとうまくいくでしょう。しかし、残念ながら、地上はまだその段階まで来ておりません。進化の問題です」

 

「たとえ体罰を課しても、恐怖心を吹き込むばかりで病幣の治療にはなりません。あなた方は極めて限られた視野で見ておられます。それはちょうど死刑にするのと同じです。人間をこの世から抹殺すると、一面から見れば片付いたと言えるでしょうが、しかし本人はちゃんと(死後の世界で)生き続けているのです」

(モーゼスの『霊訓』でイムペレーターが、死刑にされた人間の霊や戦死者の霊の怨念と激情が、地上の犯罪や暴力沙汰に拍車をかけている事実を生々しく伝えている――訳者)

 

「若者の暴徒化は、我々みんなに責任があります。なぜなら人類は一つであり、同胞へ及ぼす影響はこの私にも及びます。私たちが生活している宇宙は、全生命があらゆる面において互いに依存しあっており、いかなる側面も他と隔絶することはできません」

 

「死刑制度は正しいとは思いません。個人が人を殺せば罪になり、国が人を殺すのは正当と言う理屈は不合理です。いつまでも死刑制度を続けている社会は、まだまだ進歩した社会とは言えません。死刑では問題の解決になっていないことを悟る段階には至っていないからです。死刑は処罰にはなっておらず、ただ単に別の世界へ突き落しただけです」

 

◆質問(5) 余暇の正しい使い方について教えて下さい。

「余暇は精神と霊の開発・陶冶に充てるべきです。身体に関係したことはすでに十分な時間が費やされておりますが、精神と霊も発育が必要であることをご存知の方はほとんどいません。そういう人達は霊的に見ると、耳を塞ぎ口をつぐみ目を閉じたまま生きているようなものです。これは個々の人間のプライベートな静寂の中において為されるものです。その静寂の中で、周りに瀰漫(びまん)する霊力と一体となるのです。すると、より大きな世界の偉大な存在と波長が合い、インスピレーションと叡智、知識と真理、要するに神の無限の宝庫からありとあらゆるものを摂取することができます。その宝は使われるのを待ち受けております」

 

◆質問(6) 直感とは何でしょうか?

「一言でいうと“霊の即発”です。直感とは霊が自己を認識する手段です。普段の地上的推理の過程を飛躍します。多くの時間と思索の末にやっと到達することを“霊の即発”によって一気に我がものとしてしまう、一種の“一体化” の過程です」

 

◆質問(7) 有色人種と白色人種の結婚や子孫を得ることについてどうお考えですか?

「私(シルバーバーチ)も有色人種です。これ以上申し上げる必要があるでしょうか。優劣の差は肌の色ではなく、どれだけ自分を役立てるかによって決まることです。すべての民族、あらゆる肌色の人間が神の子であり、全体として完全な調和を構成するようになっております。大自然の見事なわざをご覧なさい。広大な花園で無数の色彩をした花が咲き乱れていても、そこには一かけらの不調和も不自然さも見られません。すべての肌色の人間が融合し合った時、そこに完璧な人種が生まれるのです」

 

Uさんのコメント

「ガイドとの対話から。この話題に関連して。


世の中を悪夢が取り巻いている。
人の気が通らず、一見地に落ちたようなニュースがよくある。
人類の負の遺産ともいうべきカルマから来るものである。
様々な駆け引きはあるものだが、人の命を賭けるのは、悪の所業である。
悪は悪を産み、連鎖するだけである。
「目には目を、歯には歯を」では、けっして心の平和は、訪れない。
そのことを肝に銘じて愛に生きることである。
相手を許すことから入り、愛を持って対応しなくてはならない。
一番簡単な方法でありながら、一番難しい方法を選んでしまうのが、世の常である。
しかしながら不変の真理は一つ。
「己を愛するがごとく、隣人を愛せ」(マタイ伝)という言葉があるようにすべてが、一体としてあるような包括するような立場に立ち、事にあたりなさい。
目先の理で考えるのをやめなさい。
苦しみは、苦しみの連鎖となり、常に心安らかならず。
相手を上げ、自分を下げ、すべて自分の事だと思って、対応しなさい。
それが、もっとも徳のある道であり、永遠の命に繋がるはずである。」

 

 

 

 

 

~ 次回 “第54回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年2月22日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:9章「宗教の本質と子供の宗教教育のあり方」、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

第52回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2014年12月21日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、ON、SK、ST  以上6名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:7章、談話、お楽しみ会

 

 2014年最後のサークルを迎えました。一年間学びを共にされたみなさんの収穫はいかがでしたか?霊訓を中心に社会的な事や個人的な事について、みんなで大いに語り合いましたね。当会は、『シルバー・バーチの霊訓』の読書会でありスピリチュアルな談笑の場という、自由で楽しい雰囲気が好評をいただいております。脱線することも多々ありますが、みなさんの感性の表現の場であったり、他人の体験のシェアであったり、思う存分にスピリチュアリズム周辺について語れる場であったり……とにかくワクワクを大切にしている感じの会です。言わば「魂の解放の場」と言えるかもしれません。ぜひそうあってほしいですね。私A個人的には、密かにおこがましくも「霊界での集い」を理想としているのです。

そんな私の今年を振り返ると、相変わらず騒々しいものでした。たくさんの経験を積ませて頂いて有難いやら何やら。もちろん意味があると信じて前向きに行きますよ。どうぞ良い羊年をお迎え下さいませ。

 

 

≪ 7章 霊媒を励ます ≫ より抜粋

霊媒リリアン・ベイリー女史に向けて

「あなたは人類の救済のために背後からあなたを使用している素晴らしい霊団が存在している事実を喜ぶべきです。また、あなたが入神している間に、誰かの魂が目を覚まし、心の荷が軽減され、悲しみに暮れる人が慰めを受け、挫折した心が癒され、混乱した精神が安らぎを見出しております。あなたに感謝の気持ちを抱いている人が長い列をなすほどいらっしゃいます」

 

「私たち霊団は、神から授かった才能を自分のことを忘れてひたすら人類のために捧げんとする霊媒の存在を、どれほど誇りに思っていることでしょう。あなたは神の豊かな恩寵を受けられた方です。残念ながら今のところ一握りの人によってしか活用されていない霊力を、あなたは存分に活用しておられます。私たちが真理という名の光が世界中に差し込むようにするために、全身全霊を打ち込んでいる大事な仕事の一翼をあなたも担っておられるのです」

 

「些細ないざこざや反撃などの邪魔は相手になさらず、かつてあなたに閃いたビジョン(先見の明・理想像・悟り)にすがっていただきたい。そして、あなたの霊的能力を最善に、純粋に、そして最高に活用することのみに専念していただきたい。後は私が力のかぎり鼓舞し援助します」

 

◆心霊クリニックの設立に不安の念を抱く、心霊治療家のW・H・リリー氏とA・リチャーズ氏に向けて

「あなたがこうした光栄ある仕事に携われることになったのは、神から才能を授かっておられるからです。私どもの世界から援助せんとする者と全面的に協調する姿勢を持ち続けるかぎり、その才能を行使することを妨げる力は地上にはありません。立ちはだかっている問題や障害は、克服すべきものとして与えられているのです。背後にはいかなる困難の中をも導き通す力を具えた霊団、永年の霊界での研鑽によってその能力を立証している霊団が控えております。大切なのはあなたの心のどこにも心配の念を宿らせないことです」

 

「病気はすべて治せます。さらに言えば、正しい生き方をしておれば病気にはなりません。根源から言えば、不調和、不協和音、つまり神の摂理に適った生活をしていないことから生じます。さまざまな人類がおりさまざまなタイプの病気がある。治療が成功するか否かは、病気に合ったバイブレーションの霊力を見出せるか否かに掛かっております。そこで治療家にとって大切なことは、自分を使用する霊力と完全に一体となるためにはいかなる生き方をすべきか、を考えることです。さらに、治療家の魂の成長と精神の啓発と身体の管理です」

 

「心霊治療についての偏見を無くすためにも、私たちが援護射撃をしているのです。強烈な体験によって魂が目を覚まし、奉仕的精神を鼓舞された人を一人ずつ、私たちの霊力の活動範囲の中に導いていくのです。あなた方は私たちの働きかけの成果の生き証人なのです。すなわち神の子が霊性を発揮し、生命の喜びを味わい、当然受けるべき神の遺産を存分に我がものとするように導いてあげることです」

 

「お二人ともその役割を担っておられるのです。ひたすらお仕事に邁進なさることです。たとえ困難に遭遇しても、背後に控える霊団が支えになってくれます。心の奥に芽生えた信念への忠誠心を失わず真摯な気持ちで奉仕し、神に召された今の仕事に良心的に仕えておれば、決して挫折することはないことを確信して下さい。これから成し遂げて行く仕事を、大いなる期待をもって楽しみにするくらいの気構えが必要です。そしてそのお蔭で数知れぬ人々が喜んでくれることを知って下さい」

 

◆心霊治療家のパリッシュ夫妻に向けて

「私はあなたとお話しできる時はいつも楽しくてなりません。光栄にも私は現在の治療所で、微力ながら毎日のように背後よりお手伝いさせて頂いておりますが、こうして二人で人間らしく語り合えば、他の方々はまた別の意味で喜ばれます。お二人の献身的なお仕事によって霊の力が着々と広がり、多くの魂が感動して目を覚まし、暗黒の中にいる人々が光を見出していることを、私たち霊界の者がどれほど嬉しく思い、世界中の人々が(遠隔治療を)どれほど有難く思っているかを知って頂きたいと思います」

 

「すべての人が治るとは限りません。病気を治してあげることは確かに大切ですが、もっと大切なことは魂を目覚めさせること――真の自分を見出し、生命の大霊であるところの神とのつながりをより緊密にしてあげることです」

 

「あなた方に協力している高級霊団では、常に新しい霊波の研究をしております。また、あなた方が体験しておられる精神統一における意識の深まりが、治療エネルギーをより多く地上へ注ぎ込む可能性を大きくしてくれております。治療に入る前にあなた方が背後霊団との完全な連繋態勢と調和を得るために行っておられる心掛けと工夫もその一環となっております」

 

「時にはうんざりなさることもありましょう。無意味に思えることもあるでしょう。しかしそれも厳然たる計画と目的を持った仕事の一環です。自ら魂を高揚し受容性を高めねばなりません。高き憧憬を抱き続け、また内的意識を拡大していかねばなりません。それが順調にいくだけ、多くの霊界からの生命力が流れ込むことになるのです」

 

◆サークル参加者全員へのシルバーバーチの励ましの言葉

「決して弱気になってはいけません。堂々と胸を張り、宇宙の生命力を創造した力、夜空にきらめく星空を支えている力、花に香を添え、太陽を昇らせそして沈ませる力、虹にあの美しい色彩を施し、小鳥に可憐なさえずりを与えた力、全生命に存在価値を与え、人間に神性を賦与した力、その力がいつもあなたを支え、守り、そして導いていることを忘れてはなりません」

 

Uさんのコメント

「こでも精神統一についての必要性が説かれています。注に霊媒霊格が向上するほど程度の高い叡智を授かるようになる、更にこのことは精神統一の深さを現し、深くなればなるほど波動が高くなると述べられています。霊的エネルギーの高まりの中で、それが流入する通路としの霊媒の働きを強めることになります。しかしながら、精神統一に習熟したからといって、必ず霊格が上がるとは言えないでしょう。特に地上にあっては、神の愛を顕現する日々の努力を重ねてこそ霊格は、向上して行くと思われます。利他愛に生きながら、精神統一を重ねてこそ王道というべきでしょう」

 

 

 

~ 次回 “第53回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年1月18日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:8章「質問に答える」、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)