心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第159回心のサークル報告

時 2024年2月11日(日)14時から17時

所 宮城県歯科医師会館

参加者 進行・記録 US 

WM  SN HT  SK  KJ  US  AK  ST以上8名参加

 

 2月になり、寒い季節はもう少しです。基本的に今年は暖冬だそうですが、三寒四温の季節感はほぼ変わらないですね。今回はリモート参加の2名を含め、久しぶりにSNさんの参加を得て常連さん達8名で開催することができました。さて、シルバーバーチの霊訓2に入りました。定番のシルバーバーチの祈りを私が唱え、各自瞑想していただき、降霊会のような雰囲気を高めます。こうして、まず『前書き』から輪読となりました。

 

 

シルバーバーチの霊訓2=まえがき=

 

 

『大いなる勇気を持つこと、大自然の中に生きその変転きわまりない現象に接して来た人間ならその背後に法則が存在することに気づいておられる筈だということです。その法則は寸分も狂いもなく機能しております』(p3)

シルバーバーチの使命は宇宙を支配する不変の理法についての知識を広めることにあると述べている。

 

『過ぎ去ったことに未練を抱いても何にもなりません。人生は過去ではなく現在に生きなければなりません。目を魂の内奥に向け、神の授け給うた泉から潜在力を引き出し、信念から生まれる冷静さをもって人生に対処できるよう、力と安らぎを求めて祈ることです』(p4)

 たとえ間違いを犯したと思っても過去をくよくよと振り返らず、神の霊力のもとに現在を懸命に生きるということである。

 

『静かに己を見つめ、その静寂の中にそれまで知らずに真の自我を見出した時、心の葛藤も終わりを告げることでしょう。どうかその方によろしくお伝えください。そしてこう言い添えて下さいー挫けてはいけない。怯んではいけない。神は決してお見捨てにならない、と』(p4)

 いかなる障害にぶつかっても挫折せず、神を信じることである。

 

『彼が暗闇の中から這い出て光明を見出したように、つまり己の誤りから長いあいだ苦悩の道を歩んだのちに真理を見出したように、こんどは他人にそうしてあげなければならない。即ち人生の不安を和らげ未だ味わえずにいる心の安らぎを見出すことが出来るよう、手助けをしてあげなければいけないということです。』(p6)

 自分の苦しみから脱却した経験を今度は人のために生かすことが必要である。

 

『あなたがた地上の人間には霊の世界の真実の相は想像できません。私がどう伝えても、それより遥かに実在の感じられる世界なのです。』(p8)

 しばしば述べられる内容である。地上は仮想の世界で霊の世界が実相の世界だという。この件は死後の楽しみとして取っておきたい。

 

『そうなさろうとするあなたの動機は何でしょうか?大切なのはその動機です。』(p9)

 全ての行為は結果ではなく動機で判断するとシルバーバーチのしばしば述べるところである。シルバーバーチの地上へ戻ってきた動機は受け入れる用意のできている人に援助の手を差し伸べることであると本書の編者であるシルビア・バーバネル(バーバネルの奥さん)は述べている。私も同感である。

 

*全ては動機で判断しなさいという霊言に対して議論になった。現実には動機さえも判断できない場合もある。また、予想もしない霊的判断はあるかもしれない。いずれにせよ、常に頭に入れて行動したい、あるいは解釈したい霊言の一つである。

 

#私のお勧めの本を紹介。『霊力を呼ぶ本 新装版:生きがいの発見』モーリス バーバネル(著)、近藤 千雄(翻訳)新潮社出版

 

 

*人生のやり直しはできる

 

『私どもが地上人の人々にもたらすことのできる最高の霊的知識は人生が“死”をもって終了するものではないということ、従って苦しい人生を送った人も、失敗の人生を送った人も、屈辱の人生を送った人も、皆もう一度やり直すことができるということ。言いかえれば、悔し涙を拭うチャンスが必ず与えられるということです』(p168から)

 前回も述べたが、人生一度きりと考える地上人が多いと思われる。やり直しはできないと思いつめることにより自死に至る方もおられるだろう。その点、スピリチュアリズムの真理として死後存続と輪廻転生が事実だとすると、あるいはその事を信じることができれば、自殺防止対策にもつながるだろうと付け足させていただいた。人生を力強く生きるための素晴らしい教えであると思う。

 

 

次回 第160回 心のサークル お知らせ

【と き】  2024年 3月10日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

    <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

 

 

第158回心のサークル報告

時 2024年1月14日(日)14時半から17時

所 宮城県歯科医師会館

参加者 進行・記録 US 

WM  ST  HT  SK  AK  US 以上7名参加

 

 いよいよ新しい年が始まりました。今年は辰年。私事ですが、私は年男です。今年は会の皆様のご健勝と上り龍のように上昇機運で会が進展することを祈念いたします。今回は私の都合で30分開始が遅れましたが、リモート参加の1名を含め常連さん達6名で開催することができました。一年で一番寒い時期をこの勢いで乗り越えたいものです。さて、定番の『シルバーバーチの祈り』を私が唱え、各自瞑想していただき、10章の輪読となりました。

 

シルバーバーチの霊訓1 11章 おしまいに

1)守護霊について

 *前回話題になった守護霊について再度質問があった。スピリチュアルヒーラー山村 幸夫さんは、守護霊は類魂であり、次に今生の自分の代わりに再生してくる見習いであるという話をしていた。

2)能登地震について

能登で1月1日に大震災があった。この時、一瞬のうちに家族を全て失った被災者の報道が幾度となく報道されていた。心痛深く察するが、是非自殺は避けていただきたい。こういった運命もスピリチュアリズムでは説明できるはずであるが、人智の及ぶところではないと思う。おそらく人生を全うした時にわかる話なのだろう。

*同じように東日本大震災で私の患者さんで家族を亡くした方も鬱状態になり、立ち上がるのに2年ほど掛かった話をした。同じ体験はできないが、理解はできる。医療者としての私ができることは、治療を通じて寄り添うことであろう。

*共感疲労の話。SNS等で連日、能登の震災の被災状況を報道しているが、自分が鬱状態とか精神状態がしっかりしていない方はできるだけ長く見たり、聞いたりしない方が良いという話をある精神科医がしていた。被災したシーンがトラウマになる場合があるという。

3)人生において障害に出会う意味について

『悪戦苦闘すること、暗闇の中に光を見出さんと努力すること、嵐との戦いの末に再び太陽の光を見てその有り難さをしみじみと味わうことー霊はこうした体験を通して初めて成長するのです。低く身を沈めただけで、それだけ高く飛躍することができるのです』(p189から引用)

*人生において苦難や障害に遭遇することが霊的真理を見出すキーワードだと思われる。平穏な人生を望まず、恐れず難題に向かっていただきたい。

4)スピリチュチュアリズムの理解について

『ちなみに私が本通信を“信じるに足るもの”と認めるまでにちょうど四分の一世紀を費やしている。すなわち、確かに霊界通信というものが実際に存在することを認めるのに十年、そしてその霊界通信という事実が大自然の理法に適っていることを明確に得心するのに十五年もかかった』(p207から)

*『ベールの彼方』を刊行したオーエンが前書きの中で述べている。オーエンでさえ二十五年もかかっている。まして一般人がもっとかかるのは当然かと思う。急ぐことはない。理性の目を持って十分理解することが大切であると思う。

5)神の立場について

『神は常に変わらぬ。神は啓示はするが決して押し付けはせぬ。用意のできている者のみがそれを受け入れる。無知なる者、備えなき者はそれを拒絶する。それで良いのである』(p216から)

*『霊訓』からインペレーターが述べた一文であるが、まさに神の真理であり、そういったスタンスで神を見ていなくてはいけないのでしょう。我々もスピリチュリズムの普及は大切であるが、受け入れる時期が来ていない方には無理をしないことであろう。

 

12章 シルバーバーチの祈り

『 神よー天地の創造主、至尊至高の絶対的な力、全存在の宿命の統括者にまします神よ、私たちはこれまであなたの得さしめ給いし全てのものに対して深甚なる感謝の意を表明いたします。 私たちの為に暗き道を明るく照らし給いしその光、あなたを、そして私たち自らをより深く理解させて下さったその知識、そして私たちを栄光と光輝とによりて温かく包んで下さったその叡智に対して深く感謝いたします。 私がこうして存在することの真の理由、宇宙人生の背後に秘められた真の目的を啓示され給い、日夜私たちをお導き下さるその愛に深く感謝いたします。また、私たちのために真理普及の道を切り開いて下さった先達の数々、地ならしをして下さった開拓者の数々、悪戦苦闘した改革者たち、その他、宗教家、賢聖ーそのうちのある者は地上にては名も知られず、死して漸くその偉大さを認められ、あるいは死後もなおその偉大さを気づかれずにおりますが、こうした人々の全てに対しても深い感謝の念を禁じ得ません。これまでにあなたより授けられた恩寵に対して御礼申し上げます。皆々と共に感謝の言葉を捧げるとともに、代わりて私たちがあなたの御力の通路となり、あなたの御計画推進の一翼を担い、御子たちのために役立つことができますよう導き給わんことを。ここに、ひたすら人のために役立つことをのみ願うあなたの僕インディアンの祈りを捧げ奉ります』

 この『シルバーバーチの祈り』は会の初めに読ませていただいている内容と同じものです。『インディアン』の部分を削除させていただいていますが、我々はインディアンではないからです。いずれにせよ、サークルとしてシルバーバーチ霊団に開始を伝えているつもりですし、一種のアファメーションと捉えています。この後、解説の『霊的啓示の系譜』も輪読しました。5千年余に渡る霊的系譜の中でイエスキリストの出現を経て、霊的啓示の新時代に対する改訂版としてシルバーバーチの霊界通信を見ることができると思います。

                                              (以上US 記)

 

次回 第159回 心のサークル お知らせ

【と き】  2024年 2月11日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

    <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

 

第157回 心のサークル報告

時 2023年12月17日(日)14時から17時

所 宮城県歯科医師会館

参加者 進行・記録 US

 

WM  ST  HT  SK  KS  IM  AK  US 以上8名参加

 

 今年もこれで最後の会になります。年が経つのは早いものですが、今年を思い返せば確かに色々なことが思い浮かびます。そんな感慨に浸りながら会は始まりました。今回は前回と同じメンバーでした。リモート参加の2名を含め常連さん達8名で開催することができました。今年は暖冬で会の開催には助かりますね。さて,午後2時半からスタート。定番の『シルバーバーチの祈り』を私が唱え、各自瞑想していただき、10章の輪読となりました。

 

シルバーバーチの霊訓1 10章 質問に答える

1)守護霊について

 

『母体内での受胎の瞬間から、あるいはそれ以前から、その守護の任に当たる霊が付きます。そして、その人間の死の瞬間まで、与えられた責任と義務の遂行に最善を尽くします。守護の存在を人間が自覚するとしないとでは大いに違ってきます。自覚してくれれば守護霊の方も仕事がやりやすくなります。守護霊は決まって一人だけですが、その援助に当たる霊は何人かおります。守護霊はその人間の辿るべき道があらかじめ分かっております。が、その道に関して好き嫌いの選択は許されません』(p179から)

 

*この文章は、しばしば私は本や講演会で引用している。スピリチュアリズムに触れるのが初めての方には最低限伝えたいこととして霊魂不滅だということと守護霊が必ず一人いて見守っていることの二つを必ず述べている。

*指導霊も含め背後霊は複数いる。これに先祖霊も加わる場合がある。英語ではガイドと呼ばれることが多い。

*守護霊は肉体的な先祖とは限らない。

*守護霊は類魂であるという話もあり、興味深い。スピリチュアルヒーラー山村 幸夫さんが述べていた。

*自由意志について、守護霊は基本的に見守りのスタンスを取り、まず本人の自由意志が優先される。

*守護霊は地上で言えばカウンセラーのような立場と言えるかもしれない。

*日々守護霊との関係性を大事にすることが大切である。

*守護霊は必要があればメーセージを精妙なインスピレーションで伝えてくることに注意する。

 

#本の紹介です。『神からのギフト』山村 幸夫「神からのギフト」出版会。ただ、絶版なので、なかなか手には入りにくい。

 

2)再生について

 

『ですから再生が事実であるという点は問題ないとしても、その真相の説明となると、これはたいへんやっかいです。なぜかと言えば、何度も述べてきたように、再生するのは同じ霊であっても、物質界に顕現するのは同じ面ではないからです』(p173から)

 

*これは類魂の話で、再生はするが厳密に言えば地上で生活した全く同じ個性を持った自分では無いと思われる。類魂とは自分に大変よく似た霊の集団なのでダイヤモンドの一面が地上に出てくるようなものである。この辺は地上人にとっては大変難解である。

 

3)地上に誕生することで大霊の一部になる

 

『子供の身体は両親の血と肉とでこしらえられる以上、両親の肉体的要素が全部その子に受け継がれていくに決まっています。ですから、子供は両親の身体的欠陥まで頂戴することになります。しかし、子供は誕生という行為によって宇宙の大霊の一部となるのです。神の遺産、あらゆる物的障害に負けない潜在的神性を宿しております』(182から)

 

*霊という視点から見ると、この世に誕生した子供は単なる肉体のレベルにおける遺伝的な存在とは異なり、無限の神性を有するということを忘れてはなるまい。

 

4)霊視について

『たとえば一輪の花にしても、もし霊眼によってその“全体像”を見ることができれば、地上では見られない美しさが鑑賞できます。霊眼には全ての内側と外側とが見えるのです。内側には地上のような外側だけの世界に見られない無限の種類の色彩があります。色調も無数にあります。そして物的感覚だけでは理解できない霊的な実体感を有しております』(p176から)

 

*霊の世界に来ると霊眼が発揮され、たとえば誰でも真の花の美しさがわかるということであろう。これは死後世界の楽しみでもある。

 

5)人生はやり直しができる

 

『私どもが地上人の人々にもたらすことのできる最高の霊的知識は人生が“死”をもって終了するものではないということ、従って苦しい人生を送った人も、失敗の人生を送った人も、屈辱の人生を送った人も、皆もう一度やり直すことができるということ。言いかえれば、悔し涙を拭うチャンスが必ず与えられるということです』(p168から)

 

*人生を一度きりと考えると、地上界は多くの障害があり不合理な世界である。しかしながら、霊魂不滅の原理を持ってすれば、いつか必ず公平な体験をさせてくれる。そこに因果律が神の法則として厳密に働くからである。地上人へ大きな救いとなる言葉である。

 

 

6)あの世に行っても間違いは犯す。

 

『死後の世界でも特に幽界というところは地上と非常によく似ています。住民は地上の平凡人とほぼ同じ発達程度の霊たちで、決して天使でもなければ悪魔でもありません。高級すぎもせず、さりとて低級すぎもせず、まあ、普通の人間と思えばいいでしょう。判断の誤りや知恵不足で失敗もすれば、拭い切れない恨みや憎しみ、欲望など囚われて罪を重ねることもあります。要するに未熟であることから過ちを犯すのです』(p177から)

 

*地上で身につけた癖や習癖はあの世に持ち込む可能性がある。

*最初に行く幽界の世界は地上に非常に良く似ているので錯覚してしまう。肉体の死の自覚がない場合に起こりやすい。

ヘミシンクの体験では、あの世には個人で囚われる世界や集団で囚われている世界更には宗教の教団のような信念体系領域が多数存在するようだ。地上の宗教に囚われている人は幽界に留まってしまうので特に厄介であると言われる。そこは居心地が良いため擬似天国であるという自覚がなかなか生まれない。このため自分の類魂の住む霊界(ゴール)に戻ることができない。

*宗教人は教義からくる形式や慣習に囚われない自由さが必要であろう。

*日本人の心の奥底に神道的な概念が受け継がれている。日本人の精神性の高さや自由度に繋がる。

 

7)差別について

*世界的には人種差別が少ないと言われる島国の日本人といえども歴史的にも現在も身近にも差別は存在している。

*いじめについても同じように評価することができる。

シルバーバーチは霊訓の中で人類は四海同胞であるとしばしば述べている。

 

 

 メモを中心に会場の声をできるだけ反映させたつもりですが、私の理解も十分とは言えず言葉足らずですが悪しからず。後は本日のコメントを参考されて本文をお読みいただければ、この章の素晴らしさが体感され、更なる理解が進むと思います。

                               (以上US 記)

 

次回 第158回 心のサークル お知らせ

【と き】  2024年 1月14日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

    <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

       

第156回 心のサークル報告

時 2023年11月23日(木・祝日)、14時から17時

所 宮城県歯科医師会館

参加者 進行・記録 US

 WM  ST  HT  SK  KS  IM  AK  US 以上8名参加

 

 この日は私の都合で連休となりましたが、リモート参加の2名を含め常連さん達8名で開催することができました。比較的暖かい日でしたので、助かりました。いつもリモート調整に時間がかかり、30分くらい遅れますが、今回はスムーズに繋げられたと思います。ちなみにPCはMacを使っています。このPCにやっと慣れて来ました。移動のため軽いので助かりますが、画面が小さいのが難点ですね。

 さて,午後2時半からスタート。定番の『シルバーバーチの祈り』を私が唱え、その間、皆さんには各自瞑想していただきます 。それから9章の輪読です。

 

シルバーバーチの霊訓1 9章 霊とは何か

1)苦難の体験について

『悲しみの人を慰め、迷える人を導き、悩める人を救うためには、自らが地上において苦難の極み、悲哀のドン底を体験しなければなりません。自分自身の体験によって魂が感動した者でなければ人に法を説く資格はありません。』(p162から)

 

*できる限り障害から逃げない。是非乗り越えてほしいと思います。シルバーバーチは人生には乗り越えられない障害は与えられないと述べています。そのためには背後の霊力を感じながら日々生かされているということを忘れないことが大切です。普段は日常の瑣末な出来事に対処するだけで精一杯なのが一般的ですけれど、その中にあっても常に霊的な目で自分を客観視する訓練をすることでしょうね。

*この章は厳しい内容である。その中に愛を感じる。

*死ぬのが怖いのが普通の感覚だと思う。死んだらどうなるという知識が無い。現状では科学的に明確に証明されていないが、霊魂不滅を信じるしかない。

原理主義という言葉も出たが、自分に対してはそういう意識で受け止めている。その上でいかに霊性を高められるかである。

*進化する途上としてスピリチュアリズムを捉える。その上では教条主義になるのは避けなくてはいけない。

スピリチュアリズムは信仰という意味合いも必要であるが、それでいてシルバーバーチが述べているように自由性がある。

スピリチュアリズムと知って泰然自若に生きることを理想としたい。

*苦労した人間は人に寄り添える。

*悟りを開くには肉体的な修行をするなどいろいろな方法があるが、あくまでも個人の中で終わってしまう。

スピリチュアリズムでは宗教性と愛が大切だと実感できる。最後は理屈ではない。

シルバーバーチは知識に信仰を加えなさいと述べている。伝えるのは難しい。

シルバーバーチを本物だと信じた理由は経験であり、キリスト教とか他の宗教書と比べて納得できたことが大きい。

*生前の人生計画の中で、こういった人生を選んで生まれてきたのではないかと思う

*ここにいる皆さんは宗教との出会いとか人生探究の紆余曲折を経てシルバーバーチの霊訓に出会っている。

*宗教を離れた人は知っているが、シルバーバーチに出会って離れた人は知らない。

*この会も一回参加だけの方も多いが、それは自分にとってシルバーバーチとの出会いが時期ではないと解釈される。震災後は常連の方が多くなったし、背後霊の導きや目に見えない力が働いているのではないかと思われる。

*一巻から繰り返しいるわけだが、前回と異なり深まっている。

 

2)サイキック能力とスピリチュアル能力との違いについて

『自我を一時的に潜在意識にコントロールさせ、それをきっかけにして内部の生命力とのつながりをより緊密に、そしてより強くさせることを目的とした内観法が幾つかあります。それが次第に深まれば霊界からのインスピレーションを受けることも多くなります。まず心霊的な面が開発されます。続いて霊的な面が開発され、宇宙の内奥に存在する生命力がふんだんに流れ込むようになります。(p155〜p156より)

 

*子供の時に強い憎しみの感情から念動力が開いた。サイキックの力に止まる人もあれば、スピリチュアルな能力に向かう人もいる。しかし、私の場合は、ある霊格者に諭され念動力に関心がなくなった。

霊性開花が基本であり、サイキックな力は気にしない。霊格の向上に目を向ける。サイキック能力は否定するものではないが、日本を代表する霊能者と言われた三田光一さんの例のように霊格とは無関係と言える。サイキック能力は人間であれば誰でもあり、向上させることができる。イギリスのような教育機関もある。ただ、科学的には証明されていない。透視や念写はサイキックで霊視はスピリチュアルであり、霊界と関係するかどうかで異なる。スプーン曲げはサイキック能力である。

 

参考)三田光一さんについての本を紹介します。『稀代の霊能者 三田光一―丹波哲郎の霊人の証明 2』、高橋 宏和さんの本を紹介します。『「量子力学的」幸せな生き方大全 

 

3)神の概念について

*一般の人たちは神を信じていても人間的な神を想像しているようだ。普段は儀礼的な意味合いで神の概念は自分の霊性に応じた概念を持つ。自分は霊的な存在であると思っている人と肉体だけの存在だと思っている人と概念は隔たるだろう。

 

4)パワースポットとしての神社について

*神社の建てられている場所は昔から聖なる地や波動が高い場所に建てられることが多い。パワースポットと評されることはあり得る。

 

5)神道スピリチュアリズムについて

*実は神道は、究極の一神教である。シルバーバーチも述べているように、あらゆるものに霊は宿っているという概念は神道にも通じる。

伊勢神宮の話。特に内宮に行った時、魂の故郷に帰ったような気がした。

*クリスチャンとして小さい時から神社には行かなかった。聖書に疑問な点が出てから、スピリチュアリズムに出会い。本物と思うようになった。

 

6)リーディングにつて

*講演会のデモでは、通常はサイキック能力で行っている。

*ミディアムシップ(霊界通信)として高く評価される武本 昌三さんのブログは素晴らしい。スピリチュアルな能力が発揮されている。

 

参考)武本 昌三さんの本を紹介します。

『天国からの手紙 疑惑の航跡 : 大韓機撃墜事件 : 安らかに眠れ妻と子よ』

 

7)P160の後ろから参照

 

『霊力の道具として働く霊能者は多くの魂へなんらかの影響を及ぼしています。そこが霊的現象の大切な点です。悲しみの人に慰めを与え、病の人に治癒を与え、主観・客観の両面にわたって霊力の証を提供することも確かに大切ですし、これを否定できる人はおりません。が、真の目的は現象的なものを超えたところにあります。魂に感動を与え実在に目覚めさせることです。』(p160〜p161から)

 

*この章は自分の仕事に疲れた時に読む部分である。霊能者の使命を述べているので、繰り返し読んでいる。正しい霊能力の使い方を学べる。内容的にインド哲学原始仏教キリスト教原理主義的な部分と近いものがあるが内容的に難しすぎる。その点は、シルバーバーチの霊訓はわかりやすい。

 

木内 鶴彦さんの臨死体験の話も話題になった。本を紹介します。

参考)『これがあの世飛行士の真骨頂! 臨死体験3回で見た《2つの未来》 この世ゲームの楽しみ方と乗り超え方!』

 

*講演会の中の質問で、私の震災体験は生まれる時にブループリントで知っていたことではないかと答えた。

*あらかじめ自分はどういう人生を送るかを知っていて、納得して生まれてきたのだろうと思う。

 

 最後に今回からメモを中心に会場の声をできるだけ反映させながら書いてみました。箇条書きの部分が多いですが、2012年7月の輪読会との比較をしながら読んでいただけると面白いと思い関係箇所を試みに転載してみました。この日、『心のサーク2』として今回の参加者にブログ本を渡すことができたので、意義深い日になったと思います。以下に過去の輪読会の記録を抜粋して掲載します。                 (以上US 記)

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と き】 2012年7月15日(日)、 13時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM
【参加者】 進行:US、記録:AN
      AT、UH、SKo、SKa、MZ、YY 以上8名
【資 料】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』近藤千雄訳、潮文社
    UHさんがF心理学研究所講演での配布プリント「心霊治療について」
      USさんの提供プリント「藤原直哉のワールドレポート第838号」
【内 容】


 前日14日、UHさんはF心理学研究所にて「心霊治療について」という内容の講演をされました。今日の参加者の多くがその講演会に出席していたこともあり、ひとしきりその話題に。心理学も学ばれたUHさんの講演内容は、心霊治療と心理学との深い関わりをも示されており、特にユング心理学の夢と無意識(いわば霊的次元の世界)について触れられるなど、大変興味深いものでした。いつか機会がありましたら詳しくお聞きしてみたいですね。
 USさんによる「シルバー・バーチの祈り」が読み上げられた後、9章と10章の読書会が始まりました。

 

≪“9章 霊について”の輪読後の参加者の談話から≫
◎「さきにサイキックという用語を用いましたが、これは物質と霊との中間的段階をさします。・・・超能力の開発は霊性の発達を阻害すると説く人がいます。そう説く人は心霊的な段階を経ずに一気に、独力で、神との合一を求めるべきであると主張するのですが、私はこれは間違っていると思います。それもあえてできないとは申しませんが、大変な修行の要ることであり、しかし往々にして危険を伴ないます。」(p.157〜158)について。


・「確かにスプーン曲げや透視能力などのサイキック能力は、普通の人にはなかなかできませんが、その能力が付いただけでは神と繋がったわけではないですね」
・「サイキックで神通力を付けたい、そこで止まっている人が多いのでは」
・「大変な修行をして神通力を付けて何に使うかと思いきや、株や宝くじを当てるという人もいるという」
・「そういう類の人達はそこで止まって、それより先へはなかなか難しいのでしょうね」
・「しかし人間には、ある時期が来ると向上したいという気持ちが湧いてくるそうです、どんな人にもね」
・「難行苦行で命を落とす人もいるそうですから、無理をしてはいけませんね。命あっての物種です」
・「霊性の発達とは、つまり愛(神性)をいかにたくさん表現できるかということです」
・「私は家庭で、子どもの人格を否定しないように、心を委縮させないように言葉に工夫をしています。例えば勉強をしたかとは言わないで知的活動をしたかというように。自主性を育ててあげたいですね」
・「なるほど、それも愛あればこそですね。身近な所に愛の実践のチャンスがありますね」
・「できれば子どもにスピリチュアリズムも伝えたいと思っています」
・「親が伝えることが大切で、子どもの中に知らず知らずに入っていきます。」


◎「人類の手本と仰がれている人々は、病に苦しむ人には霊的治療を、悲しみの人には慰めの言葉を、人生に疲れた人には生きる勇気を与えて、多くの魂を鼓舞してきました。要するに己を犠牲にして人のために尽くしたのです。」(p.159)について。


・「まるで宮沢賢治のようですね。彼も今では人々の手本となっていますね」
・「西郷隆盛の“敬天愛人”も、天を敬い人を愛するという素晴らしい言葉です」
・「マザーテレサもそうですが、手本となる人は利他の心、奉仕の精神がずば抜けて旺盛ですよね。いわば人が嫌がるようなことを、身の危険をかえりみず生涯やり抜きましたね」
・「霊訓の中に度々出てきますが、我々がすべきことは人の役に立つことを心掛け、実践することに尽きるのです。p.166にも、真摯な奉仕的精神をもって然るべき条件さえ整えれば、その霊力は受け入れる用意のできた人へいつでも送り届けられます。とあるように、まずはその器になるためにも自分の背後霊に意識を向け、協働して愛の実践を致しましょう」

 

** 進行役USさんの感想 **
「 9章については、皆さん、サイキックな能力とスピリチュアルな能力の違いについて話題になりました。やはり、サイキックな能力に止まらず、スピリチュアルな能力を身に付けたいものです。むしろ天界と繋がったスピリチュアルな能力を志向していけば、おのずとサイキックな能力も付いてくるようですね。皆死ねば、霊人となり、少なくともサイキックな能力者いわゆる霊能者となるのですから、当然のことと言えましょう。以下、引用します。


サイキックからスピリチュアルへ
「自我を一時的に潜在意識にコントロールさせ、それをきっかけにして内部の生命力とのつながりをより緊密に、そしてより強くさせることを目的とした内観法がいくつかあります。それが次第に深まれば霊界からのインスピレーションを受けることも多くなります。まず心霊的(サイキック)な面が開発されます。続いて霊的(スピリチュアル)な面が開発され、宇宙の内奥に存在する生命力がふんだんに流れ込むようになります」(P155〜P156から) 

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次回 第157回 心のサークル お知らせ

【と き】  2023年 12月17日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

    <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

       

第155回 心のサークル報告

【と き】  2023年10月15日(月)、14時~17時

【ところ】  宮城県歯科医師会館+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、Su、WM、SN、Mi、SK   以上9名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 

 この日は朝から雨の一日でした。一雨ごとに季節は進むとよく言われますが、確かに秋は深まってきたなぁと雲が垂れ込む空の下そう思いました。

 さて会場につきましてズームもつながり、11月に仙台でMiさんの講演があるということで、何をやるんですか?とみんな興味津々に尋ねます。タイトルは「あの世の仕組みと霊性医療の実践について」。Miさんの今年春に心霊科学協会で行われた講演もとても素晴らしく(リーディングのスピードがすごい!)、11月もきっと面白い話が聞けそうです。

 

さて、シルバーバーチの祈りを唱え8章の輪読です。

 

 

8章 愛の力

 

 私たちは「愛」という言葉を日常で普通に使っています。でも改めて「愛ってなんですか?」と聞かれた時、言葉に窮します。ひとことでは答えられない!と思うのです。スピリチュアルでいう愛は男女の愛や家族の愛のような人間的なものではなく、次元を超えるような感覚もあり、なにやらとても神秘的で、とても大きな力、宇宙の根源のような気もするのです。

 愛は神そのもの、宇宙そのもの、愛はものすごいエネルギー。愛=神=宇宙=ワンネスのような気がする。でもその感覚がなにを意味しているのか自分でもまとまらずにいたのでした。しかし、この章はそのモヤモヤをすっきりと説明してくれていました。シルバーバーチってすごいなぁ。

 

 ということで、「愛とは?」について、文章の抜粋こそが一番の報告になると思いますので抜粋の連打を・・・。

 

 愛は大きさを測ることができません。重さを測ることもできません。いかなる器具をもってしても分析することはできません。なのに愛は厳然として存在します。宇宙における最大の力です。大自然の法則を機能させる原動力です。愛あればこそ全大宇宙が存在するのです。宇宙がその宿命を成就し、全存在がそれぞれの宿命を成就していく背後にはこの愛の力が存在します。生命活動の原動力であり、霊の世界と物質の世界の間に横たわる障害を克服していくのも愛の力です。辿り着いた高級霊界からの遼遠の旅路の末に再び地上に舞い戻り、古くかつ新しい名言”愛は死を乗り越える”を改めて宣言することができるのも、この愛あればこそです。

p140

 

 宇宙は無限・無窮の神的エネルギーによって存在しております。しかし地上の人間の圧倒的多数はそのエネルギーのごくごく僅かしか感識しておりません。受け入れる条件が整わないからです。ですから、あなた方人間はその神の恩寵を存分に受け入れるべく、精神と魂を広く大きく開く方法を学ばねばなりません。それには信念と信頼心と信仰心と穏やかさと落ち着きを身につけなければなりません。p141

 

 宇宙に存在を与えたのは神の愛です。宇宙が存在し続けるのも神の愛あればこそです。全宇宙を経綸し全存在を支配しているのも神の愛です。その愛の波長に触れた者が自分の愛するものだけでなく血縁によって結ばれていない赤の他人へも手を差しのべんとする同胞愛に燃えます。愛は自分より不幸な者へ向けて自然に手を差しのべさせるものです。全生命の極致であり、全生命の基本であり、全生命の根源であるところの愛はより一層の表現を求めて人間の一人ひとりを通して地上に流れ込みます。そして、いつの日か全宇宙が神の愛によって温かく包まれることでしょう。p142

 

 

私たちは霊界から愛を注がれています。

 

 あなた方には霊の世界の最高レベルの階層と感応するよう努力していただきたい。あなた方は決して孤軍奮闘しているのではないこと、まわりにはあなた方を愛する人々、手引きし援助し鼓舞せんとする霊が大勢取り囲んでいることを認識していただきたい。そしてまた、霊的開発が進めば進むほど、宇宙の大霊である神へ向けて一歩一歩近づきつつあり、よりいっそう、その摂理と調和していきつつあることを理解していただきたい。p144

 

 これまでに得させて頂いたものを喜ぶべきです。浴し得た恩寵に感謝すべきです。愛は死よりも強いこと、立ちはだかる障害も愛によってきっと克服されるという認識を得たことを有難く思うべきです。あなた方を包む愛によって存分に慰められ、支えられ、励まされるがよろしい。その愛の豊かさはとても私には表現し尽くせません。時には何とか伝えてみようと努力することもあるのですが、あなた方の心臓の鼓動よりもなお身近にあるその愛の深さはとうてい人間の言語では表現できません。p147

 

愛の表現とはなんでしょう?

 

 家族的な愛は往々にして排他性を帯びます。いわゆる血のつながりによる結びつきです。それは進化の過程における動物的段階の名残である防衛本能によって支配されていることがよくあります。が、愛の最高の表現は己を思わず、報酬を求めず、温かさすら伴わずに、全てのものを愛することができることです。その段階に至った時は神の働きと同じです。なぜなら自我を完全に滅却しているからです。愛は人のために尽くし、人を支え、人を慰めんと欲します。愛は慈悲、同情、親切、優しさとなって表現されます。愛はまた滅私と犠牲の行為となって表れます。p145

 

 常に上を向いて歩んでください。下を向いてはいけません。太陽の光は上から差します。下からは照らしません。太陽は永遠の輝きの象徴です。霊的太陽は啓蒙と活力とです。内在する例に刺激を与えます。自分が本質において永遠なる存在であり、何事も修行であることを忘れぬかぎり、何が起きようと意気消沈することはありません。自分自身の生活の中で実際の行為によって体得しなければなりません。それは個性の内部における神性の発芽現象なのです。

p148

 

 

ST:地上では愛がなくても生きていけますが、水や空気がなくては生きていけません。そのなくてはならない水や空気は目に見えます。逆に霊界では水や空気がなくても生きていけますが、愛がなくてはならないのだと思います。ということは霊界での愛は確実に認識できるものなのではないのかと想像します。霊界は光の世界といいます、愛は光として認識できるのではないか?と考えました。

 

なるほど! たしかに! そーかもしれませんね。地上だと太陽の光が愛のイメージに似ていますね。

 

Mi:霊界には霊界の太陽があります。その太陽から″霊流“が流れているのですが、それを愛と言い換えてもいいと思います。宇宙には「愛」しかありません。親子の愛、夫婦の愛とかそういうものではない「愛というものがある」としか言えないです。そして、私たちの肉体の細胞に流れるエネルギーと宇宙を流れるエネルギーは同じです。愛しかないと思うのです。

 

US:善と悪について考えます。霊流はどちらも照らします。そこが素晴らしいと思っているし、そうありたいと思います。

 

 好感を覚える人を愛するのはやさしいことです。そこには解く徳性も神聖さもありません。好感の持てない人を愛する。——これが魂の霊格の高さを示します。あなたに憎しみを抱いている人のもとに赴くこと、あなたの気に食わぬ人のために手を差しのべること、これは容易なことではありません。確かに難しいことです。しかし、あなた方は常に理想を目標としなければいけません。他人にできないことをする、これが奉仕の奉仕たる所以だからです。可哀そうにと思える人に優しくする、これは別に難しいことではありません。気心の合った人に同情する、これも難しいことではありません。が、敵を愛する、これは実に難しいことです。p142

 

 

 

US:霊流とはなにか?なのですが、親子の愛でもない恋愛の愛でもない。絶対的な愛です。

その霊流の中では全部さらけ出しても認めてもらえるという気持ちになる世界です。それに触れると地上に戻りたくなくなるような世界です。

 

Mi:他人から優しくしてもらった時、その愛を独り占めしたいという気持ちになった時代がありました。でもそれは出来ないことだと分かっていたので、傷つかないために自分から離れた経験がありました。けれども、今振り返ると大きな愛に触れていたんだなとわかります。

 

SN:私は末っ子だったせいか、みんなから愛を向けられて育ちました。それが当たり前だったので逆に愛に気づきませんでした。大人になっていじめに巻き込まれてしまったことがあります。大変な期間でしたがそれを乗り越えられたのは自分を愛してくれた人たちのエネルギーでした。だから、人のために生きなければならないなぁと思いました。

 

ST:愛を選ぶというのはその通りだし理想ですが、実際の生活はいろいろあります。愛を選び続けるのは難しいと感じる日々です。しかし、難しいと思っているその日々が愛する力を育てているのかもしれないと思います。

 

 愛は血縁に勝ります。愛は死を乗り超えます。愛は永遠不易のエネルギーです。それが宇宙を支配しているのです。神の意図によって結び合った者は生涯離れることなく、死後も離れることはありません。墓には愛を切断する力はありません。愛は全てのものに勝ります。なぜなら、それは宇宙の大霊すなわち神の一表現だからです。そして神の統一体としての一部を構成するものは永遠にして不滅です。p151

 

 

愛について、深い話をたくさん聞くことができました。

ありがとうございました。

 

 神性こそ、その無限の愛の包擁力によって私たちを支えている力であり、その尊い遺産を発揮し宿命を成就するよう導いてくれる力です。宇宙における最大の力であり、極大極小の別なくすべての現象を根本において操っております。魂のそれぞれの必要性を察知し、いかにしてそれを身につけるかを知らしめんと取り計らってくれます。自分とはいったい何なのか、いかなる存在なのか、いかなる可能性を持つかを徐々に悟らせる方向へと導いてくれます。ですから私たちは愛をもって導いてくれるこの力に安心して身を任せようではありませんか。その愛の導きに身を委ね、いついかなる時も神の御手の中にあることを自覚しようではありませんか。p148

 

 

次回 第156回 心のサークル お知らせ

 

 

【と き】  2023年 11月23日(祝・木)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

 

 

第154回 心のサークル報告

【と き】  2023年9月18日(月)、14時~17時

【ところ】  宮城県歯科医師会館+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、Su、WM、SK   以上6名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 9月の中旬にもなってもまだ暑く、ほんとに今年の夏は異常でした。けれどさすがに10月に入りましたら涼しくなりまして、というか、一気に寒さを感じております。あー、やっぱり秋はきたなぁ、地球はちゃんと公転しているなぁ、次はいよいよ冬だなぁと当たり前のことをしみじみ思うのです。そろそろ忘年会を念頭におきましょうか?なんて冗談のように話しましたが、あながち冗談でもなく確かにそういうことを考えても変ではないですよねと急に残り時間が見えてきて焦る、そんな秋の始まりです。

 子供の頃、時間の流れはとてもゆっくりしていて、一年はとても長かったのですが、あの感覚は人生の残り時間がたっぷりあったからではないかしら? と秋のつるべ落としの中で考えます。年を重ねて第4コーナーに差し掛かり最後の直線距離ともなればゴールが見えてくる。秋はそんな人生の後半とも似ているような気がします。時間が早く進むのは気持ちの問題ということですね。

 

さて、今回はZoom組はどなたもいらっしゃらず、会場6名で開催です。

 

シルバーバーチの祈りを唱え、輪読開始です。

 

 

 7章 心霊治療と生命力

 

一口に心霊治療と言っても、内面的に見れば磁気的(マグネチック)なもので生理的とも言えるものと、心霊的(サイキック)ではあっても霊的(スピリチュアル)とは言えないもの、そしてわれわれ霊による最も程度の高いもの、すなわち治療家と霊界の医師との波長が一致し、しかも患者の治るべき時機が熟している時に治療家が一切手を触れずに一瞬のうちに治してしまうものがあります。健康体のもつ磁気だけでも治る場合があります。その時は霊界とはなんのかかわりもありません。その方法と霊的方法との中間的なものがサイキックなもので、遠隔治療と呼ばれているものはたいていこれによります。p126

 

改めて整理してみます。

心霊治療には3つの種類があります。

 

磁気的(マグネチック):これは身体能力とも言えます。健康体の磁気だけで治ることがあります。霊界は関わっていません。

 

心霊的(サイキック):遠隔治療などがこれにあたります。マグネチックとスピリチュアルの間のようなものです。

 

霊的(スピリチュアル):霊界の医師からのエネルギーが霊媒を通して注ぎ込まれるやり方です。一瞬で治癒することがあります。

 

 マグネチックは身体を使うということで、訓練すれば比較的誰もが出来そうです。痛いところを無意識に手で撫でたりしますがそれが治療の名残なのかもしれません。治癒エネルギーは本来誰しもが持っているとのことですが、病気は医者が治すものという刷り込みがある現代人はその能力を眠らせているような気がします。

 

 わからないのはサイキックとスピリチュアルです。「サイキックではあってもスピリチュアルとは言えないもの」という説明は曖昧で理解が難しいと思いました。つまり、その線引きや仕組みを私たちにわかるように明確に記すのは難しいのだと思われます。

 

 どの治療も治療家の性質や霊性によって精度が違うと思われます。特に人間のエネルギーを使う治療は治療家が持つネガティブなエネルギーの影響を受けることがあるので気をつけなければならないという意見がありました。

 

 さて、サイキックな能力を持っている人を特別な人、霊的に優れている人のように思ってしまいがちです。自分にはない能力を開発している人をみれば凄いなぁと思うのはどんな能力でも同じですが、霊的なことは特殊なので特にそう思うのでしょう。

 

 スピリチュアルな団体や組織でもその傾向はあって、霊能者は偉い人で、解決を授けてくれる人という依存が生まれがちだとの指摘がありました。霊能者の前で神妙になる姿、よくある光景だなぁと思いますし、その気持ちはよくわかります。しかし、サイキック能力の高さと霊性は連動しているわけではないことは心にとめておいた方がよいのかなと思います。

 

 シルバーバーチが言う心霊治療はその視点からみると次元がまるで違います。

 

 もし心霊治療によって見事に治ったとしたら、それは奇跡ではなく霊的法則が働いた証と考えるべきです。地上でそれまで巡り合ったいかなる力にも勝る力をもって体験したからです。

 その体験によって魂がなんらかの感動を覚えたら---本来そうあるべきであり、そうならなかったら成功とは言えないというのが私の考えですが、---それは霊的自我に目覚めたということであり、存在の意義を成就しはじめたことになります。この根本的目標を理解していない人が一般の人はもとよりスピリチュアリズムの仕事に携わる人々の中にも大勢おります。スピリチュアリズムにおける様々な現象はそれぞれに意義があります。しかし、それはしょせんは注意をひくためです。オモチャにすぎません。p126

 

 心霊治療で奇跡的な治癒を経験しても、霊的な目ざめには至らないことはよくあるようです。治った時は感動しても本人にとってはそれで完結。ダイエットのリバウンドと同じように、霊的な意思が芽生えず以前と同じ質の生活に戻ればそれなりの結果に戻ってしまうこともありそうです。心霊的な治療には患者側の治るべき時機が熟していることも大事というのは霊的な目ざめが大きな目的だからでしょうか。

 

 たった一人でもよろしい。治療を通じて霊的真理に目覚めさせることが出来たらあなた方の地上生活は無駄でなかったことになります。p124

 

 たくさんの人を治療している治療家の前での発言でさえ、たった一人でもよいとおっしゃる。真理に目覚めるということはそれだけ特別なことなのでしょうか。

 そうはいっても治療後すぐ霊的に目覚めなくとも、いつかきっと芽を出す仕組みがあるような気がします。この世に無駄なことは何もないはずですから。種を蒔くことだけでも大変意義のある事だと思います。

 

 霊的治癒は魂がそれを受けるに価する段階に至るまでは何人といえども受けられません。いかに優れた治療家にも治せない患者がいる理由はそこにあります。p135

 

 霊力は無限です。尽きることがないのです。通過する道具によって制限されるだけです。道具なしには霊力は地上に発現されません。ですから、道具となるべき霊能者は受容能力を少しでも広く深くする努力をしなくてはいけませんし、そうすることによって霊性も発達させなければなりません。霊性こそが霊力の分量を決することになるからです。霊性が高まればそれだけ多くの霊力が流入するようになります。p130

 

 霊性とは? 

そんな質問を最近頂きました。霊性が高いってどういう状態でしょう? 進化とは? 改めて考えました。

 

 様々な経験、障害、疑問を通じて答えを探求し霊の性質を磨くこと。そして愛に近づくことだと思います(ならば愛とはなにか? 次回8章が「愛の力」なので、次回読書会のレポートで考えたいと思います)。

 

 「霊性」は霊の性質と書きます。それぞれの霊には個性があります。進化はその個性を磨くことではないか?と考えたらとても楽しいことに気が付きました。霊性進化は多様。色とりどりの美しい魂たち。その様子を想像するとなんだかウキウキしてきます。

 

 

さて、こんな話題になりました。

外国ではお互いを知ろうとするときにこんな質問をするのだそうです。

「あなたは何を信じていますか?」どの神を信じているのか?ということです。

 

日本ではありえない質問ですねー。

むしろ宗教と政治の話はしない方がよいというのが共通認識です。

 

Suさんにそういう経験ありましたか?と伺ったところ、何度聞かれたかわからない程だったとのことです。

 

この質問に大抵の日本人は「何も信じていません」と返答するので、外国人からは奇異な国民だと思われているようです。

 

たしかに何も信じないで生きるってある意味すごいですねと一同。

 

しかし実際は日本人は神を自然に信じている民族だと思います。

明確な姿かたちを作っていないだけですべてのものに神が宿っている八百万の神の感覚は日本人のDNAに刻まれているような気がします。

 

 もちろん、我々の会のメンバーはスピリチュアリズムを信じていますが、シルバーバーチがよく言うように「スピリチュアル」というラベルを信じているのではなく、内容を信じているわけです。なので何を信じているか?と聞かれた時にどう答えるか少々困ります。内容が深すぎて一言では言えませんし、言ったところで相手に理解してもらえるか疑問です。だからといってラベルで答えるのが一番簡単なわけですが、スピリチュアリズムという言葉自体の認知度が低く、その定義も曖昧です。

 

 改めて、スピリチュアリズムって何?と聞かれたらどう答えましょうか。

 

 死後の存続。霊の世界が実在であり、この世はその影であることの報告。その真実が意味するところの真理。

 

わかってもらえないだろうなぁという自信があるから困ります。一種の哲学みたいに思われそうです。

 

「霊界はあります☆!」(どこかで聞いたような・・・)。

そう言っても信じてもらえないもどかしさ。「考え方」と「本当のこと」では関わり方に雲泥の差があるんです!…説明すればするほど滑っていくような気がします。

 

 

 最後に心霊治療でどのようなことが行われているかの記述を抜粋してレポート終了します。

 

 治療家が障害物を取り除いてあげれば霊力がふんだんに流れ込むようになります。害とは無知であり、誤った生き方であり、高慢であり、うぬぼれであり、嫉妬心であり、失望です。人間は神と自己と同胞と調和しつつ、大自然の摂理に則った生活を送るようにならなければなりません。p134

 

そこで心霊治療によって内部の霊的エネルギーにカツをいれて本来の協調関係を取り戻させます。p131

 

 カツが入るわけですねー。なるほどー。その感覚ちょっと心当たりあります。体の中でなにかが猛烈に動く感じです。

 

 さて、治療家がいなくとも私たちは自分で障害物を取り除くことが出来るはず。そうはいっても現実はなかなか難しいですが、穏やかな気持ちを持ち、高慢、うぬぼれ、嫉妬、失望、そういう不純物を取り除き、神とエネルギーを合わせることを意識する。それができれば理想ですね。

 

 

 

 

 

次回 第155回 心のサークル お知らせ

【と き】  2023年 10月15日(月)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

 

 

 

第153回 心のサークル報告

【と き】  2023年8月20日(日)、14時~17時

【ところ】  宮城県歯科医師会館+ZOOM

【参加者】 進行:US、記録:SK

US、ST、HM、IK、Su、Mi 、AK、SM、SN、SK   以上10名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』の読書会

 

 

今年の夏は異常に暑い! 言わずもがなでございますが、あまりにも暑すぎて言わずにはいられないのでした。最高気温35度なんて予報も当たり前の日々が7月からずっと続いています。今この原稿を書いている9月でさえ相変わらずの暑さです。(その後やっと秋の気配が・・)

 読書会集合時間は14時です。会場へ向かう炎天下の道のりに日影は少なく、目的地は果てしなく遠く感じられたのでした。太陽と地球の距離は1億4960kmもあるのに、太陽はすぐ近くで燃えているかのようでした。太陽ってすごい。

 

 そんな中、会場7名、zoom3名の仲間が集まってくれて読書会の開催です。シルバーバーチの祈りを唱え、輪読開始しました。

 

 

6章 役に立つ喜び

 

 

 「他者のために」はシルバーバーチの基本的な訓えです。不思議なことに誰かの役に立ったときは自分も嬉しいものです。利他主義とは実は自分のためなのではないかと私は思ったりしています。私はあなた、あなたは私というワンネスたる所以だからでしょうか。神の摂理は無駄のない仕組みです。ただし、気を付けるべきは逆もありきなのです。他者を攻撃したとき、それも自分に返ってくる。これも納得です。

 

 さて、「他者のため」ってどんな生き方でしょう? 

分かっているようで分かっていないかもしれません。そんな話し合いの時間になりました。

 

 

Suさんからこんな意見が…。

 

Su:今回の章は自分にとってはちょっと重かったなぁと思いました。というのは最近、そろそろ自分ファーストでもいいんじゃないかなと思っていたからです。人のために頑張ってもなかなか賛同してもらえず、今与えられている役目は手放してもいいのではないかと考えていたところでした。

 

自分ファースト。自分を大切に。

 

 Suさんのような気持ちになっている方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。最近のスピリチュアルリーダーは特にこの点を強調して推奨しているのでその傾向へ進んでいるように思います。

 

 「自分ファーストと利他主義は相反することなのだろうか?」とずっと考えてきました。私はシルバーバーチが自分を蔑ろにしてまで他人に尽くしなさいと言っているとは思えなかったのです。そんなはずはない……もっと自由なはずだ、…と。

 霊訓をどう読むのかは読み手によって温度差があるのだろうと思います。(それがパラレルワールドなのではないかしら?…と考察。違うかな?)。真理の探究は孤独なものなので、温度差があることは考えてみれば当然のこと。見ている世界はその人それぞれ。だから地球は面白いと言えるのかなぁ~。

 

 自分の進みたい道を選ぶことは利己的なことではなく、自己表現や自由意志の問題であり、新しい道を切り拓いていくのはむしろ素晴らしいことのように思えます。また、別の視点で考えることもできます。もしかしたら波長の法則が働いてその場から離れなさいというサインかもしれません。そうであればその流れに抗うことこそ問題。というわけで判断が難しい局面ってありますよね。

 今の自分に居心地の悪さを感じる時、その時こそ人生のテーマに触れているのかもしれません。いまこそチャンスの時。しかし、なかなか理路整然にというわけにいかないのも現実だと思います。

 

自分が果たしてどの程度の人間か、どの程度進化しているかを自分で判断することは、今のあなた方には無理なことです。判断を下す手段を持ち合わせないからです。人間は霊的視野で物を見ることができません。四六時中物的視野で物事を考えているために、判断がことごとく歪んでおります。魂への影響を推し量ることができない。そこが実はいちばん大切な点です。肉体が体験することは魂に及ぼす影響次第でその価値が決まります。魂になんの影響も及ぼさない体験は価値がありません。p110

 

 自分が一番よいと思う場所へ。たとえそれが魂の願いとは違っていたとしても、そのうち自動的に修正が働いて最終的に目的地へ導かれるような気がします。

 

例えば予期していた悟りの段階まで到達しないことがあります。するとその埋め合わせに再び地上へ戻ってくることになります。それを何度も繰り返すことがあります。そうしているうちにようやく必要な資質を身につけて大我の一部として融合していきます。p110

 

 

US:自分のことを大事にするということは皆さんすでにやっていらっしゃると思います。現世ではそれも大切です。大我よりも小我が優先されてしまうことは仕方ないことかもしれません。他人のためにという意識を掲げているということだけでいいのではないでしょうか。今生に生きていると肉体の声を聴くことも必要です。疲れたら休まなくてはならない。精神と霊と肉体のバランスが大事です。

 

 

 生きることは迷いや決断の連続。たとえ選んだ道の先で苦難に出合っても、経験してみなければ分からないことなのです。紆余曲折。霊性開発中の必要な行程を一歩一歩進んでいるだけ。がっかりせず、当たり前と思いたいです。

 

そうした叡智を身につけることは容易なことではありません。身体的、精神的、霊的苦難が伴います。この三つの要素のうちの二つが絡むことがあれば三つが全部絡むこともあります。霊性の開発は茨の道です。苦難の道を歩みつつ、あとに自分だけの懐かしい想い出の標識を残していきます。魂の巡礼の旅は孤独です。行けば行くほど孤独さを増していきます。p111

 

 

この章で感じたそれぞれの感想で会話が広がります。

 

Su:この章は大へんおもしろく読みました。自分自身が死にかけた経験があります。誰かの役に立っているという気持ちになった時に生命力を取り戻すことができました。人の役にたつということは大げさなことを想像してしまいますが、そうではないと思います。

 闘病中に”ある本”を読みました。14、5歳の女の子の本でした。彼女は小児性のガンで死を前にした時に決心します。亡くなるまで誰かのために祈ろう…と。「虐待されている子供が助け出されますように」「幽界で彷徨っている魂が救われるように」この女の子は自分が死にかけていても他者の為に祈るのだなと思い、私も祈ろうと思いました。その後、体が少し良くなってからは敷地内のごみ拾いをしました。そして家族のために自分の表情を和らげることにしました。

 

Ak:目標にする章だと思いました。輪廻自選。私たちは生まれる前に人生を選んでいるはずです。しかし、どういうことを目標に生まれてきたのかまだ見つけていません。いま祈りながら求めているところです。

 

 

SK:仏教の教えに顔施というお布施があります。笑顔は人のためになる。それがヒントになるような気がします。優しい言葉を心がける、人のためというのはそういうことなのかもしれないと思います(気を付けなければ!)。

 

US:道を歩いていても予期しない出来事に出合うことがあります。例えば誰かに道を聞かれるかもしれない。そんな風に日常の中で人のためになる機会が生まれることがあります。

 

SM:人の悪いところに注目すると物事がなかなか進まないけれど、人のいいところを見ると気持ちが前向きになり物事がスムーズになります。

 

US:嫌いな人との関係に悩むことがありますが、その人のために反対の意識で祈るという方法があります。

 

SK:それを試したことがあるのですが無理やりに反転させるのは苦しいので、その前に自分の心を整えることも必要かなと思いました。

 

US:マザーテレサが言っていましたが、すべては自分の内側にあります。

 

SK:まったくその通りですよね。すべて自分の中で調和を作りだすことができるということですね。とはいうものの、心の底からそうできるという心境に至るのは大変難しいです。何かがブロックしています。それが何なのかを突き止めて外していければいいと願います。

 

 

IK:SMさんが救急車が通るたびに中にいる人の回復を祈っているという話を聞いて、私も倣うことにしています。

 

 

このように今回の読書会では「祈る」ということが多く話されました。

「祈りには強力なパワーが秘められています。その力がどれだけ偉大かあなた方は知りません」とシルバーバーチは時々話されます。

 

 

SN:113pの文章がとても印象的でした。

 

———要するになんらかの形で人類の福祉に貢献したいと思っている人が挫折しかけた時は、必ずやその背後に霊界からの援助の手が差し伸べられるということも知っています。

 

SN:私はボランティアをやっていますが、やはり何度も挫折しかけたときがありました。万策つきた時にやったことは祈りでした。すると背後の力が働いたと感じた時がありました。だから本当だなぁと思います。

 

この話を聞きUSさんより東日本大震災の時に自宅へ津波が押し寄せてきた時の心境を話してくれました。

 

US:窓の外に見えた景色はすごい状況でした。車の中に人がいる状態で流されていたり、屋根の上に人が乗ったまま家が流されてきました。いよいよ自宅も危ないとなった時にシルバーバーチの訓えが浮かび家族のために祈りました。

 

時には万策尽き、これにて万事休すと諦めかけた、その最後の一瞬に救いの手が差し伸べられることがあります。霊的知識を授かった者は、いかなる苦境にあっても、その全生命活動の根源である霊的実相について知識が生み出す内なる冷静、不動の静寂、千万人といえども我れ行かんの気概を失うようなことがあてはなりません。p113

 

 

US:本当の祈りとは「私を神の僕にしてください」というものですが、こういう祈りもそれに繋がると思います。

 

 

災害で亡くなる人と生き残る人がいます。生まれる前にそれぞれ選んできているはずです。

 

 

地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しています。潜在的大我の発達にとって必要な資質を身につけるうえでそのコースがいちばん効果的であることを得心して、その大我の自由意志によって選択するのです。その意味であなた方は自分がどんな人生を生きるかを承知の上で生まれてきているのです。p109

 

その意味ではお気の毒に…などと同情する必要もなく、地上の不公平や不正に対して憤慨することもないわけです。

 

なるほどですね。そうであることを知っていればいいのですが。

 

 

ところで、最近多く耳にする「次元」とはなんでしょう?

 

私はかつて地上で何年も生活し、こちらへ来てからも(三次元の世界の数え方でいえば)何千年もの歳月を過ごしてきましたが、向上すればするほど宇宙の全機構を包括し大小あらゆる出来事を支配する大自然の摂理の見事さに驚嘆するばかりです。その結果しみじみと思い知らされていることは、知識を獲得し魂が目覚め霊的実相を悟るということは最後はみな一人でやらねばならない——自らの力でゲッセマネの園に踏み入り、そして変容の丘に登らねばならないのだということです。p112

 

 

 

US:物理学的なことではなく意識だと思います。

 

ということは霊的進化の程度ということ?

 

US :地球の波動が高くなっているので、そこに住む人間は霊性をあげていく時期ではないでしょうか。

 

 

MIさんに、波動について伺いました。

 

波動と周波数はほぼ同じです。

 

自分の声で自分の周波数を知ることができます。

 

一同:へぇ~!

 

人間関係において、それぞれの周波数で美しい和音が鳴らせれられると心地よい関係を築けますが、周波数によっては不協和音を奏でる関係もあります。そういうとき生理的に受け入れられないという現象がおきます

 

 

感情や精神状態でも波動は変わります。美しい和音の層がどんどん固まって広がっていくと地球自体の波動レベルが上がってアセンションに繋がるということもあります。

 

ネガティブな波動は暗い雲を作ります。その雲が集合体になると地域全体に霊界の光が届かない状態になる。それなので自分の波動を知ることは地域の平和に貢献することになります。

 

 

自分の声で周波数がわかるというのはちょっとびっくりしました。

楽器のチューニングに使うチューナーで自分の周波数は計れるとのことです。

 

 

人生の最高の目標が霊性の開発にあることを、ゆめ忘れてはなりません。自分の永遠の本性にとって必須のものに目を向けることです。それは人生について正しい視野と焦点をもつことになり、自分が元来不死の魂であり、一時の存在である土塊に宿って自我を表現しているにすぎないこと、心がけ一つで自分を通じて神の力が地上に顕現するという実相を悟ることになるでしょう。p116

 

 

正しい視野と焦点をもつこと。その状態に達している人にとても憧れます。私はまだまだ伸びしろたっぷりです。高次の存在たちに導きを願い今回の報告終了します。

 

 

 

 

 

 

次回 第154回 心のサークル お知らせ

 

 

【と き】  2023年 9月18日(月)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館+ZOOM

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(1)』 

【持ち物】 上記書籍をご準備ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 

日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

 

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com