時: 2024年4月28日(日)14時から17時
参加者: 進行・記録 US
WM HT US AK ST以上5名参加
4月下旬となりだいぶ暖かい日が続いています。4月も例年よりかなり気温が高いようですね。個人的には暖かい方が好きなので、やっと動き易い季節になったなあと嬉しい感じです。この季節は私の近所でも色々な花が見られ、楽しみな季節です。自然の植物というのは生存競争が激しく、まるで次は私とばかりに順番に生えてきますね。例えば、私の所ではスイセン、スズラン、フランスギクの順番で生えてきます。今、畦道を見るとタンポポ、ヒメオドリコソウ、ワスレナグサ等が見られます。自然の花から生命のエネルギーをいただき我々動物も元気になる季節ですね。今回はリモート参加の2名を含め常連3名で開催することができました。さて、シルバーバーチの祈りを私が唱え、その間に各自瞑想していただき意識を高揚させます。こうして輪読となりました。
シルバーバーチの霊訓2=人のために役立つことを=宿命と自由意志
『いかなる困難も、解決できないほど大きいものは決してありません。取り除けないほど大きい障害物もありません。私たち霊界の者からの援助があるからです。人間の力ではムリと見た時は別の援助の手があります』(P33から)
この内容は繰り返し述べられていますが、勇気づけられる言葉です。
『人間の生活には三つの側面があります。まず人間は霊であり、次に精神であり、そして肉体であります。人間としての個性を存分に発揮するようになるのは、この三つの面の存在を認識し、うまく調和させるようになった時です』(p34から)
まず、人間は霊的存在であることを念頭に置きましょう!多くの地上人はこの点を理解していません。
『私の知るかぎり愛は宇宙最大の力です。たのいかなる力も為し得ない脅威を働きます。愛は己を知り尽くしています。それ故、愛する人だけでなく他のいかなる人に対しても邪ことがふりかかることを望みません』(p34から)
これも繰り返し言われる内容ですが、愛は己を知り尽くしているとは深い表現です。
『苦労を通じて霊力の働き、地上への働きかけの原理を理解した者だけが、その霊力との交わりから生まれる内的な喜びを味わうことができることを述べんとしているまでです』(p37から)
地上が鍛錬の場であるとするならば苦労を惜しまぬことです。そういった経験が霊界との繋がりを深く認識でき、魂の喜びを感じることができるのだと思います。
『あなたはみずからが魂の灯台となって明るく照らせば、あなたにはふんだんに霊の力の恩恵に浴し、それはひいては霊力の伝達者が同時に霊力の受信者でもあること、そのおかげで多くの仕事を成しとげることが出来ることの証となるのです』(p42から)
自身も魂の灯台となることができれば、多くの人を救い、鼓舞することができるでしょう。そうすることで自らも霊的な力の恩恵を受けられるようになるわけです。まず与えよですね。
『取り越し苦労ばかりしている人間が多すぎます。その心配の念が霧のようにその人を包み、障害物となって霊の接近を妨げます』(p42から)
シルバーバーチは不安の念は魂を曇らせると、しばしば述べられます。行動する前の先立つ心配事は霊力の恩恵を妨げることになります。私も若い頃はそうでしたが、先のことに悩む癖は改善したいものです。
『人間にとって最大の恐怖は死でしょう。それが少しも怖いものではないことを知り、生命が永遠であり、自分も永遠の存在であり、あらゆる霊的武器を備えていることを知っていながら、なぜ将来のことを心配なさるのでしょう』(P43から)
スピリチュアリズムに傾倒することによって死への恐怖心を克服することができます。そうすると刹那的に生きることの無意味さを知り、魂は永遠であるという真理から導かれる価値観の変革を迫られるでしょう。
『心霊治療が為しうることはその病気の期間を縮めるか、治してしまうか、あるいは、もっと大切なこととして、真理に目覚める用意のできた魂に感動的な体験を与えることです』(p46から)
心霊治療によって魂が目覚める体験ができる可能性があります。病気を治すことが治療ではないと言われる所以です。
『魂が目覚めるまでは往々にして悲しみや病気がお供することになります。絶望のどん底に落ちてはじめて目覚めることもあります。物の世界には真の慰めとなるもの、希望を与えてくれるもの、魂を鼓舞してくれるものが無いことを悟ったときに魂が目覚めます』(P47から)
後半の私が入れた下線部分は教訓的ですね。ハッとしました。私も私なりの経験を経て、こういった心境に至ったと思いたい所です。若い頃読んだ時はこの部分は通り過ぎていました。
『霊は、何日も何週間もかかって体験するものをわずか二、三秒で体験することもできます。霊的なものを物的尺度で判断することはできません。霊的なものは霊的に判断しなければなりません』(P47から)
霊的尺度は地上では測れない。例えば、スピリチュアル・ヒーリングもそうだと思います。カルマの問題もあるでしょうが、すぐ効く場合もあれば、地上的には効果が無いと思われても徐々に効いてくる場合もあるようです。
『治療家が痛みを軽減したり、ラクにさせたり、治療させたりすることができるという現実は、そこに何らかの法則が伴っているという証拠であり、同時にそれは、その患者の魂がその救いを得る段階にまで来ていたことを意味します。偶然とかまぐれとかで起きているのではありません』(P47〜P48から)
心霊治療は法則に則っていることと対する患者側の条件が揃った時に効果があるようです。たまたま効いたと思うのも地上的発想でしょうね。
『人生はすべて法則によって支配されています。天命、宿命、運命ーこうした問題は何世紀にもわたって思想家に頭を悩ませてきました。では、真相といえば、法則の内側にも別次元の法則が働いているということです』(p49から)
ここからこの単元のテーマである自由意志の問題になり、会でも議論しました。
『宇宙には何人にも動かしがたい基本的な法則がまず存在します。そして、それとは別に、自由意志を行使できる法則もあります。ただし自由意志による行為が原因となってそれ相当の結果が生じます。それは絶対避けることができないということです』(p49から)
人間の霊的に成長にとって大切な自由意志にも範囲があるということ。
『さらにもう一つ別次元の範囲もあります。霊格の程度による範囲です。その時点において到達した進化の程度によっても違ってきます』(p50から)
それは一言で言えば、霊格の程度あるいは進化の程度だということです。
『私がこうした因果律の問題は魂の進化の程度によって決まるといういい方をするのは、そういう要素があるからです。因果律はかならず働きます。信仰とか願望とかにお構いなく働きます』(p51から)
自由意志にも必ず因果律が絡むということですね。
『法則に従うほかありません。あなたが善人であるか悪人であるか、それは関係ありません。あなたのすることはそれ相当の結果が生じます。ですから、知識を増やすことです。霊格を高めることです』(p52から)
よって霊的真理を知り、知識を高めること。この知識に基づいて実践することが、霊格を高めることに結びつきます。
『人間がその基本的霊的真理に則って生活すれば、地上で享受できるかぎりの生き甲斐のある豊かさを手にすることできます。反対にそれを無視した生活を送れば、その生活は内的な面に関するかぎり空虚で無意味なものとなります』(P53から)
真に生きがいのある地上人生を送るためには基本的霊的心理に則った生活をすることだとシルバーバーチは繰り返し分かりやすく説いています。若い時は自由意志の行使が色々な問題も引き起こしますが、そういった経験から羅針盤が無いと地上人生の虚しさを味わうことになります。私もそうでした。そんな時に出会ったのが『シルバーバーチの霊訓』でした。やがて、この本が私にとっての地上人生の羅針盤になったことは言うまでもありません。
次回 第162回 心のサークル お知らせ
【と き】 2024年5月19日(日)、14時~17時
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』
【持ち物】 上記書籍をご準備ください。
<書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>
【参加費】 喜捨
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
日常を離れた空間で、ともに学びましょう!
新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com