心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第31回 心のサークル 報告


【と き】 2013年3月17日(日)、 14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM
【参加者】 進行:US  記録:AN  
GK、YYki、MZ  (以上5名)
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』の読書会:8章、9章、 談話

 1月、2月そして3月が瞬く間に過ぎました。けれども精一杯取り組んだ3か月であったということには違いありません。参加者の皆様もそれぞれの立場で頑張っておられる話を拝聴し、人生の「同病相哀れむ」を超えて、前向きにさらなる進化向上を目指されんとエールを送らせて頂きます。また、向上心旺盛な方々と語り合うのは実に楽しく、心底癒される思いが致します。そしてこういう時間を与えられたことに、感謝の念が湧きおこってきます。しかし自己満足ではいけなく、どんどん真理のバトンタッチをしていくことが大切です。今回も談話の中でこのことについて触れる時間がありました。「人を見て法を説け」の言葉を胸に、背後の存在(指導霊、守護霊)を意識して、彼らとともに言葉で、態度で真理の伝道に当たりたいものです。皆で知恵を出し合いましょう!体験をシェアしましょう!
 
≪8章 背後霊の仕事≫ から
◆ 背後霊にも種類とレベルがある
♡「例えば宇宙の機構について詳しい霊がいても、あくまでその時点までのその霊の経験の結果としての知識であり、知らないことについては答えられません。知らないことは何一つない霊はいません」

◆ 背後霊になるのはどんな霊か?
♡「血縁関係の霊もいれば、地上的な縁故関係は全く無くて、果たさんとする目的において志を同じくする者、言わば霊的親近感によって結ばれる場合もあります。そこには民族や国家の違いはありません。そして地上世界のために為すべき仕事があることを自覚して自ら買って出る霊と、一方、人類啓発の使命を帯びた霊団から誘いを掛けられる霊とがあります。私はその誘いを受けた一人です」

◆ 支配霊、通信霊の正邪について
♡「私の見るかぎり、何年も続いている有名な交霊会の支配霊は信用できます。しかし支配霊が誰であろうと、通信霊が誰であろうと、もし言っていることが自分の理性に反発を感じさせたら、それはきっぱりと拒絶するのが絶対的義務です。そして私たちが絶対に誤りを犯さないとは申しません。「実によりて木を知るべし(マタイ7・20)」これは実に良い判断方法です。私たちの訓えは“人のために自分を役立てる”ということを第一に協調するものです。皆さんも互いに助け合い、得たものを分け合い、神の恩寵が世界中に広がるように努力して頂きたいのです。「実によりて人を知るべし」これが最後に勝利を収める方法です」

◆ 支配霊のエネルギー源について
♡「宇宙の生命力の一部であり、地上で言うエクトプラズムもその一つの変形です。それは交霊会の参加者から少しずつ摂取し、それに別の要素を加えることにより必要とするものが出来上がります。さらに詳しくお教えできないのは、ある一定の霊的成長がなければその知識を持つことを許されないからです」

≪9章 この世、そしてあの世≫ から
◆ あの世の状況と過ごし方
♡「地上の時間は地球の自転と太陽との関係に基づいて、便利さを目的としてあるのに対し、私どもの世界は、光の源が地上とは違い、夜と昼の区別がありません。こちらでは霊的状態で、経験していく過程の中で時の流れを感じ取ります。霊界下層では、生活に面白みが乏しいですから時間が永く感じられますが、上層階では、快い活動が多くなりますから短く感じられます。精神と霊に関連した活動はいくらでもあり際限がありません。やりたいだけ存分に携わることができます」

♡「あなた方の世界でも、1時間はいつも1時間ではなく、たったの5分が1時間のように感じられることもあります。それが時間の精神的要素です。家は持ちたいと思えば目の前に現れ、自分の好みに合わせて工夫もできます。持とうと思わない者もいます。霊界には“国会”は無く、自然法則が全てを律しております。手紙は勿論無く、思念でのやり取りになります。霊的波長(霊的発達程度)が同じ者同士で、絶え間なく思念を送受信しております」

 ♡「地球とのつながりで暮らしている段階を超えて、純粋に霊的といえる段階に到達すると、ある種の光輝を発するようになり、それを見ればそれが誰で、どの程度の霊格を具えているかが一目瞭然となります。また、地上では名を知られず偉大さを認められなかった人物が、こちらへ来てそれに相応しい評価を受けている人が大勢おります。魂こそ消そうにも消せないパスポートなのです」
 
◆ シルバー・バーチがあの世のから戻ってきて感じたこの世とは?
♡「私は光り輝く色彩豊かな境涯からやってまいります。心は真の生きる喜びに溢れ、各自が自分に合った仕事に忙しく携わり、芸術の花が咲き乱れ、全ての者が奉仕の精神にみなぎり、自分のものを持たざる人に分け与え、知らざる人を教え導くことを喜びとし、情熱と迫力と喜びをもって善行に励んでおります。地上へ戻って来る時の私の気持ちは“味気なさ”です。地上には光と生命が欠けていて、うっとうしくて単調で活力に欠けております。何もかもだらしなく感じられ、生き生きとした魂、愉快な精神の持ち主はきわめて稀です。全体を無気力の雰囲気が支配しています。しかし、ここが私どもの奮闘、奉仕しなければならない場なのです」

♡「あまりに多くの人間が貴重なエネルギーを浪費させることにしかならない事で悩み、恐れ、取越苦労をしています。重点の置きどころが間違っているのです。地上の人間も私どもと同じ知識を身につければ、全ての力の根源は霊にあり、永遠の富を獲得することは人生の悩みのタネとなる物的なものよりも大切であることを悟ることでしょう」

<進行役Uさんの感想>

 シルバー・バーチの霊訓には、しばしば聖書の言葉が引用されますが、≪8章 背後霊の仕事≫ の中に述べられていた「実によりて木を知るべし」という真理が、耳に残ります。甘言に騙されず、正邪を見分ける聖書の言葉ですが、この点をもう少し述べますと、マタイ7章 17〜18節には、更に次のように述べられています。
「すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。良い木が悪い実を結ぶことはなく、また悪い木が良い実を結ぶことも出来ない」
そこで、良い実とは、何か、悪い実とは、何かですが、そこに真実の愛があるかどうかと解釈されます。背後に崇高で純粋な愛を感じる時、ここで言う理性の目に測る必要も無いように思われます。人のために自分を役立てるという気持ちを一義にすれば、そこに神的愛である無償の愛が発露するのが自然ではないでしょうか。覚えておきたい聖書の言葉の一つですね。

                   


〜次回 “第32回 心のサークル”のご案内〜
【と き】 2013年4月21日(日)、14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM( 仙台市青葉区上杉2-4-26 パル上杉202 ☎022-398-3540 )
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』10章、11章の読書会と談話
【持ち物】 上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円)
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
     日常を離れた空間で、ともに学びませんか。ご参加お待ちしております。
*来場前にご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
【参加費】 ご喜捨