心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第63回 心のサークル 報告

【と き】 2015年11月29日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

     IK、SK、SN      以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:9章、談話

 

 “神”の捉え方は民族や宗教、個人的観念によって様々です。我々日本人にとっての神というと、一般的には『古事記』や『日本書紀』に登場する神々や、神社仏閣に祭られている神などの人間的な神ではないでしょうか?一方の西欧でも、『ギリシャ神話』をはじめ多くの神話があり、やはり人間的神々が登場しております。

 さて、この『シルバー・バーチの霊訓』は、60年程前にキリスト教圏に下ろされた現代の霊言です。シルバーバーチが言われておりますが、人間の進化に応じた霊訓が下ろされるようです。ですから、“神”の表現も、進化した現代人に合わせて、物質的神から法則としての神へと大きく変わっております。しかし、イメージするのはなかなか難しいものがありますね。ところが、下記にありますように“神体験”は可能なのです。

 

≪ 9章 神は愛の中にも憎しみの中にも ≫ より抜粋、引用

◆神とは?

「宇宙の自然法則です。物的世界と霊的世界の区別なく、全生命の背後に存在する創造的エネルギーです。完全なる愛であり、完全なる叡智です。神は宇宙の隅々にまで行きわたっております。人間に知られている小さな物的宇宙だけでなく、まだ知られていない、より大きな宇宙にも瀰漫(びまん)しております」

 

「神は全生命に宿っており、全存在の内部に宿っております。全法則に宿っております。神は宇宙の大霊です。僕に過ぎない我々がどうして主人(あるじ)を知ることを得ましょうか。ちっぽけな概念しか抱けない我々にどうして測り知れない大きさを持つ存在が描写できましょう」

 

「すべての存在を超えた神を、あなた方人間が理解できないのは理の当然です。しかしあなた方は魂を開発することによって、一言も語らずとも、魂の静寂の中にあってその神と直接の交わりを持つことができるのです。その時は、神とあなたが一つであることを悟られます。言葉では言い表せない体験です」

 

◆愛と平和を説く者と同じく、憎悪と戦争を説く者も神の法則の中で行動している

「完全が存在する一方には不完全も存在します。が、その不完全も完全の種子を宿しております。完全も不完全から生まれるのです。生きるということは進化することです。発達であり開発であり発展であり進展です。あなた方のおっしゃる善も悪も進化の工程における途中の階梯にすぎません。あなた方は不完全な理解力でもって判断しておられます」

 

「魂が向上すれば良いもの悪いものの概念を捨ててしまいます。不完全な道具を通して完全な法則が顕現しようとして生じた不完全な考えであったわけです。すべてが大切だと申し上げるのはそこに理由があります」

 

「人間各個に自由意志が与えられており、魂の進化と共にその活用方法を身につけてまいります。霊的に向上しただけ、多くの自由意志が行使できるようになります。あなたの現在の霊格があなたの限界ということです。しかし、あなたも神の分霊である以上、人生のあらゆる困難、あらゆる障害を克服していくことができます」

 

「愛と憎しみは表裏一体です。人生は常に比較対照の中で営まれています。苦しみを味わえばこそ幸せの味が分かるのです。病気になってはじめて健康の有難さが分かるのです。病気にさせるものがあなたを健康にもするのです。愛させるものが憎ませもするのです。それが人生のあらゆる側面を支配しているのです」

 

◆地球も天体も進化している

「神は万物を支配する法則です。地震、嵐、稲妻もみな宇宙の現象の一部です。天体そのものも進化しているのです。物質の世界は完全からはほど遠い存在です。そしてその完全はいつまでも達成されることはありません。あくまでも高くより高く進化していくものだからです」

 

「地球は火焔と嵐の中で誕生し、今なお完成へ向けて徐々に進化している最中です。地震も雷も進化のしるしです」

 

◆神も進化しているということになるのか?

「そうではありません。神は法則でありその法則は完璧です。物質の世界に顕現している部分は、その顕現の仕方が進化の法則の支配を受けます」

 

◆物的身体は霊が自我を表現するために必要なもの

「霊自体はもともと完全です。宇宙を構成している根源的素材です。あなた方が霊という別個の存在を進化させているのではありません。あなた方自身であるところの霊が顕現する身体(霊体も幽体も含めて)を発達させているのです。あなたが完全へ近づけば近づくほど、完全な法則がより多くあなたを通して顕現することになります」

 

「人間は進化するほど、改めるべきものを意識するようになります。闘争を通して、奮闘を通して、逆境の克服を通してはじめて、神性を宿した人間の霊が芽を出し、潜在する様々な可能性が発揮されるのです」

 

◆悪魔はキリスト教が生み出したものであり、また、キリスト教は終焉を迎えた

「自分たちから見て悪と思えるものを何とか片付けるためには、そういうものを発明しなければならなかったのです。人間的存在としての神は、人間がこしらえた概念以外には存在しません。人間的存在としての悪魔も、人間が発明した概念以外には存在しません。黄金色に輝く天国も火焔もうもうたる地獄も存在しません。それらは視野を限られた人間の想像的産物にすぎません。神は法則であることを理解すれば、人生の最大の秘密を学んだことになります」

 

「人間に与えられている自由意志が混乱を引き起こし、法則の働きを正しく見えなくすることはあっても、法則は厳然と存在しますし、また機能してもらわなくては困ります。私はキリスト教の神学は人類にとって大きな呪いであったと思っています。しかし、その呪われた時代も事実上終わりました」

 

*Uさんのコメント*

最近 私が属する医療系の 会報に以下の記事を書きました。関連した内容なので、ご紹介します。『行動の具現化』というタイトルです。

「この世で生きることの大切さは、行動による意識の具現化にあるように思える。意識の持ち方による何気ない変化は、繰り返しのような単調な日常生活においてもしばしば経験される。たとえば、元旦の日を迎えた時の意識の高揚感によって、周囲がまるで不断とは違う世界にいるように感じられるものである。我々が人間として踏み出す一歩がどれだけ多くの体験を与えてくれるか計り知れない。今日もいつものようにジョギングをしていた時ふとインスピレーションのように浮かんだことだ。

 走ることに集中していたり、何か考えことをしていると、周囲の変化に気付くこと無く、日課を終えてしまう。冬場は、この辺では氷点下の日が多く、寒さで走り始めは辛いこともあるけれども、いつものように5キロほど走り終わった後の爽快感は捨て切れない。だから、それはそれで良いと思うのだけれども、せっかく走り出したのだから、できれば、何気なく周囲を見て見ようと思った。

 神を見たければ、大自然の中に見ることが出来るとある本から教えられたが、確かに神が与えてくれた被造物の芸術の中に神を見ることができる。あの雲間に漏れる朝日の輝き。海に映えるあの朝焼けのコントラスト。そのキャンバスに天に舞う海鳥たちが命のアクセントを添えてくれる。次第に沸き上がる感情の渦の中で、自分もその一部なのだということを改めて実感することができるかもしれない。一体感と言ってしまえばそれまでなのだが、この世の体験がいかに貴重なものであるか。平均的に言えば、この世界で出来る体験は、私の場合せいぜい後20年くらいだろう。自分という個性の中で作り上げる人生の妙味を改めて感じ、残る人生を丁寧に生きたいと自省した一時だった。」

 

 

 

 

~ 次回 “第64回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年12月20日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:10章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

第62回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年10月25日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:A

       SK、ST      以上4名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:8章、談話

 

 軽い風邪や擦り傷といったくらいなら、自分でも治すことはできますが、多くの病気や難治性の病となるとそうはいきません。近年、病気の予防が叫ばれ、生活習慣病(元は成人病)という言葉もすっかりお馴染みになりました。食習慣や運動習慣、喫煙、飲酒、休養などの見直しなのですが、永年の生活習慣を改善するということはなかなか難しいもの。そしてそこに目をつけた他力的商品が、続々と発売されております。

 人間誰しも病気にはなりたくない、できれば予防したいと思う。しかしいろいろ気をつけているのに病気になり、何が間違っているのか?と考えてしまうことも。今回8章の内容には、主に病気に対する精神的なヒントを見つけることが出来ることでしょう。

 また最近、十数年ぶりに読んだ本に『魂の叡智 日月神示 中矢伸一著』がありますが、こちらには物的な食事に関するとても大切なことが書かれておりました。そして、全体としてこれからの世界のこと、日本人としての生き方についての大変興味深い内容となっておりました。健やかで充実した人生のために、合わせて読まれてみてはいかがでしょうか。

 

≪ 8章 病気は自分で治せる  ≫ より抜粋、引用

◆“医者よ、汝自らを癒せよ”という言葉があるように、病気は自分で治せるのか?

「治せるだけでなく、げんに治しております。魂の優位を主張し、下等な肉体に束縛され抑えられることを拒否することで病気を追い払うのです。体を主人ではなく従者にするのです。誰にでも出来ることですが、大部分の人間は頭から出来ないと思い込んでいるから出来ないのです」

 

「肉体が精神によって歩行することや筋肉を動かすこと、血液を循環させること、心臓を鼓動させること、内臓のすべての機能を働かせることを教わったごとくに、今度はその狂っている機能に本来のリズムを取り戻させることによって、病気や疾患や異常を無くしてしまうことが出来るはずなのです」

 

「そのためには“自分は神である。無限の創造活動の一部を担う存在である。全生命への責任を担う霊的存在である。本来は完全なる霊なのだ”と、宣言できる段階まで悟りが出来なくてはなりません」

 

◆人間は皆、治病能力を具えているのに、なぜ心霊治療家の存在が必要なのか?

神の摂理を知らない人が多すぎるからです。神の摂理に従って生きれば病気も異常も生じません。霊と精神と肉体の調和が乱れると病気になり、自分自身の努力、または霊界からの治癒エネルギーによって調和を取り戻すまでその状態が続きます」

 

「治療家から賦活性(活力)を持った放射線が注入されます。それを人類のために使用できるまでに進化した霊が駆使しているのです。心霊治療家は健康の泉から治癒力を汲みあげることができます。開発は死と共にストップするのではなく、霊魂は叡智を蓄積しつつ、どこまでも前進し続けます」

 

◆心配することのマイナス面について

「その念が霊との連絡の通路を塞いでしまい、治癒エネルギーの流れを妨げ、近づけなくしてしまうのです。冷静で受容的雰囲気でいてくれれば、容易に接近できます」

 

◆物的身体と霊的身体とは相関関係にある

「両者は絶え間なく反応し合っております。物的身体は霊的身体にその存在自体を依存しており、霊的身体は物的身体にその表現を依存しております。物的身体を通して獲得する経験が霊的身体の成長を決定づけています」

 

「この両者は生命の紐、言うなれば命綱で結ばれております。病気、異状、年齢といったものが物的身体に忍び寄るにつれて、両者の相互関係が次第に緊密度を失ってまいります。物的世界からの離脱の準備が進行しているわけです」

 

◆病気の原因について

「病気には物的、精神的、霊的の三つの原因があります。病気の影響が霊的身体にまで及んでいる場合があり、あるいは霊的身体にそもそもの原因がある場合もありますが、霊的身体そのものが病気になることはありません。物的身体との相互関係の異常にすぎません。その異常がバイブレーションを乱し、病気となって現れます」

 

「病気の原因が純粋に霊体から来ているものであれば、霊体を治療することによって治せます。原因が純粋に肉体的なものであれば、物的方法の方が効果があります」

 

「怒りが脾臓を痛めることがあり、嫉妬心が肝臓を痛めることがあります。そうした悪感情が異状の原因となり、バランスが崩れ調和が乱れます。病気が進行してバランスが完全に崩れてしまうと、霊的身体が脱出のやむなきに至ります。それが死です」

 

「肉体の腕を失った場合は、幽体の腕に影響は及びません。両者の相互関係の欠如という事にはなります」

 

◆遺伝的疾患と神の公正について

「地上へ生を享ける時は、因果律によってその霊が当然然るべき身体に宿ります。前世を終えた時点で相応しいものを携えて再生するのです。遺伝的疾患も少しも不公平ではありません。(前世に照らして)これからの進化にとって必要なものを成就するのに相応しい身体を与えられるのです」

 

◆心霊治療によって治らない人もいるが・・・

「誰であろうと霊界へ旅立つ時が来れば、いかなる治療家もそれを阻止することはできません。しかし心霊治療家の――苦しむ人を救ってあげたいという情は、神の心の自然の発露でもあります」

 

◆心霊治療と磁気治療の違い

「まったく違います。磁気治療は治療家自身の持つエネルギーによって治します。心霊治療は治療家が背後のスピリットの波長と一体となり、通常の手段では物質界に感応しない霊波がその治療家を通して流れ込むのです」

 

 

=進行役 Uさんのコメント=

 関連で、2012年の「ガイドとの対話」から記事を転載します。ヒーリングについて述べています。

時満たれり。

今積極的に始めると良い。

人の思いが募る時、その念が重なる時だからです。

人の役に立つ方法として様々ありますが、本来人が持った能力を引き出し、活用するだけなのです。

けっして恐れることも無く、祈りに通じます。

天との繋がりの中でバイパスとなって人に役立つのです。

目に見えぬがゆえに形になりにくい先入感があるかもしれませんが、もっともっと潜在している能力を発揮

していただきたい。

使えば高まり、使わなければ、低下します。

信じれば通ずです。

疑わず自然な形で日々使っていただきたい。

時には、目覚める時もあるでしょう。

人のためならば、多くのスピリットが関わるでしょうし、霊力は最大限に発揮されます。

世の中の意識を高めて行くために必要な手段だと言えます。

今必要な時代なのです。

迷わず自然な形で進めて下さい。

形に囚われぬことです。

色々な方法がありますが、シンプルなものが良い。

常に天に念じてその想いを伝えてみて下さい。

言葉でなく、行為です。

頭で考えることに囚われないで下さい。

より本能的なものと思って良いでしょう。

畢竟、ヒーリングも愛に生きるということです。

宜しく。」 

 

 

 

~ 次回 “第63回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年11月29日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:9章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

第61回 心のサークル 報告

【と き】 2015年9月27日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SY、SK、ST、SN、SS(初)  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:7章、談話

 

 子供の頃田舎で育った私は、様々な生き物に囲まれた刺激的な日々を過ごしておりました。しかし今は仙台の中心部に近い街中で暮らしており、家を空けることも多く、残念ながら犬などのペットを飼える状況にありません。ところが近所に可愛いトイプードルがおり、私にとてもなついてくれているのでその子に会うのが楽しみです。「癒してくれてありがとう、今度は人間に生まれてくるのかな?」なんて語りかけたり…。今回は“動物の死後”についての内容ということで、勝手ながらそのワンちゃんでイメージして読ませていただきました。

 さて、久しぶりに鶴岡からSYさんが参加されました。彼は読書会で勇気と力を得て、「地元で学びの友を探すべく行動に出ます!」と、笑顔で帰って行かれました。やはり五感で判断する我々人間は、想いを行動に移さなければ気付けませんね。まずは具体的に動きましょう!タネ蒔きのつもりでね。

そして初参加のSSさんは、震災後何度か宮城県に足を運ばれて、被災者の方々のヒーリング(リーディング)を行ってこられた方です。彼女のワークに参加したSKさんのご紹介です。SSさんは以前より読書会というものに参加を希望しておられ、当読書会ではありますが大変喜んで頂けました。また、被災地での様々なお話をされるなかで、「是非とも震災を体験した地元の方々の力で、被災地で傷ついている人々を救ってほしい!」と熱く語られました。この尊いご縁に感謝するとともに、SSさんの益々のご活躍をお祈り致します!

 

≪ 7章 動物は死後どうなるか ≫ より抜粋、引用

◆動物は死後、どうしているのか?

「もしも動物と飼い主の両者が時を同じくして霊界へ来た場合、その飼い主の所で暮らします。愛のある場所が住処となるわけです。住処がありますから動物界へ行く必要はありません。動物界に住むのは飼い主より先に霊の世界へ来た動物に限られます。誰かに世話をしてもらわなくてはならないからです。地上で人間的な愛と理性と判断力と情愛を一身に受け、飼い主より先に他界した場合は、その主人が来るまで動物界へ行って霊界の動物の専門家に面倒を見てもらいます」

 

◆人間との接触により動物は何を得るのか?

「長い進化の道程で、法則の働きによって動物の魂に自我意識が芽生え、やがて理性が芽生え、知性が発達してきました。その段階で人間は判断力というものを身に付けました。しかし実はそうした能力は全部はじめから潜在していたのです。それが目覚めるには神の息吹が必要でした。そしてあなたがた人間も動物に対して同じことが出来るのです」

 

「進化の順序の中で、人間の次に位置する動物に対して、その霊性の息吹を吹き込む能力を具えています。つまり動物との接触の中で、愛という霊的な力によって、動物の魂に自我意識を芽生えさせる事が出来るのです。そして長い進化の道程を経て、やがて人間という頂点にまで達するわけです。愛こそは宇宙の原動力です。人間が可愛がる動物――犬、猫、その他のペット類――へ向けられる愛は死と共に終わるのではありません」

 

「犬や猫や猿などを可愛がるのは一種の親近感を意識するからです。それらの動物はもうすぐ人間として生まれ変わってくる段階まで近づいて来ているために、動物の方でも人間の愛を受け入れようとするのです」

 

「動物の中で一番進化しているのは犬です。次は猫です」

 

◆霊界での動物と人間の関係と、動物の類魂・進化について

「人間と動物は霊界で再開した場合一緒に暮らしますが、どこかの時点でどうしても別れなければならなくなります。動物の進化と人間の進化とではその速度が違い、より大きな光明へ向けて絶え間なく向上していく人間のペースに付いていけなくなる時が来ます。やがて動物はその所属する種の類魂の中に融合していきます。動物は人間と大きく異なり、個性を失ってしまいます。動物は類魂全体として未だ一個の個性を有する段階まで進化していないのです」

 

「動物は同じ種類の動物に生まれるのは一回きりです。無数の類魂が次々と生まれ変わって類魂全体のために体験を持ち帰ります。全体として再生する必要はありません。それでは進化になりません」

 

「人間との接触で得たものは決して消えることはなく、類魂全体に貢献します。そうしたことが多ければ多いほど類魂の進化が促進され、やがて動物の段階を終えて、人間の形態での個体としての存在が可能な段階へと進化していき、人間界への誕生となります」

 

「人間界への誕生には二種類あり、古い霊が再び進化の完成のために地上へ戻って来る場合と、“新しい霊”が物質界で個体としての最初の段階を迎える場合です。動物霊は人間界での新入生です。アメ―バの状態から始まって爬虫類、魚類、鳥類、そして動物と、ありとあらゆる進化の段階を経て、今ようやく人間へと達したのです」

 

「人間として誕生したら再び動物界に戻ることはありません。人間として自我意識を具えたら、二度と消えることはありません」

 

◆シラミやダニなどの寄生虫は自然の産物か人間の邪心の産物か?

「直接の原因は衛生の悪さ、不潔な育児環境、直射日光や新鮮な空気の不足とかにありますが、さらにその原因をたどれば、そういう環境を改めようとしない、恵まれた環境にある人たちの同胞への利己心、同胞への非人間性に行きつきます。これは一種の邪心であり、人間の未熟性を示しています。そういう利己心を棄て、我欲や野心を生む制度を改めれば、害虫や寄生虫は発生しなくなります」

 

「自然界のバランスは人類の行為如何によって左右されており、人類が進化すればするほど自然界の暗黒が減っていくのです。人間は神の創造物であると同時に神の一部として、宇宙の進化の推進者であり自然法則に影響を及ぼします」

 

◆動物同士は殺し合っているのに、なぜ人間は動物実験をやってはいけないのか?

「残忍性が進化の指標だからです。人間が進化すればするほど地上から残忍性と野蛮性が消えていきます。愛と慈しみと寛容の精神が地上にみなぎった時、動物の残忍性も消えて、それこそライオンと子羊が仲良く寄り添うようになります」

 

◆ペットも睡眠中に霊界を訪れるのか?

「訪れません。人間の場合は指導霊が手を引いて案内してくれますが、動物の場合はそれが出来るのは飼い主だけですので、飼い主が地上にいれば案内できません」

 

◆人間よりも動物の方が心霊能力で優れている場合があるのはなぜか?

「人間がもしも文化生活の恩恵に浴さなかったら、もっと早い段階で心霊能力が生活の一部となっていたはずです。つまり人間は文明と引き替えに心霊能力を犠牲にしたわけです。動物は本来なら人間が到達すべきであった段階へ人間より先に到達したのです。いわゆる霊能者というのは進化のコースの先駆者です。いずれ全ての人間が発揮するはずの能力をいま発揮しているわけです」

 

「動物の災害予知能力や帰巣本能も心霊能力ですが、その種属特有の先天的能力である場合があります。これも一種の進化の先駆けで、その能力だけが特に発達したわけです」

 

◆動物界にはあらゆる種類の動物がおり、専門家の看護を受ける。時には飼い主の近くに来ることもある

「他界した動物は、動物界に連れて来られて種属ごとに暮らしながら、動物の専門家の特別の看護を受けます。またそこには、動物を喜ばせる物が何でも揃っており、やりたいことが何でも出来るのでイライラすることがありません。そして時には地上にいる飼い主の家の雰囲気内まで連れて来られ、しばしその懐かしい雰囲気を味わいます。自分の飼っていた犬や猫を見たとか言うのはそんな時のことです。人間には何となくいたような気がするという程度ですが、霊視能力が発達した地上の動物の目にはちゃんと見えています」

 

「人間界へ動物を連れてくる人は、動物界で管理に当っている人たちです。その人たちは動物が大好きなのに飼うチャンスが無かった人たちです。それはちょうど子供が出来なくて母性本能が満たされなかった女性が、両親に先立って霊界へ来た子供の世話をするのといっしょです。獣医のような専門家も控えており、地上で勉強したことが霊界で役に立っているわけです。知識は何一つ無駄にはされません」

 

動物実験はなぜいけないのか

「ためになる仕事をしようと努力している人は、必ず霊界から鼓舞し支援し霊力をもたらそうとしている人たちの援助を受けます。しかし神の創造物に対して苦痛を与えることは、いかなる動機からにせよ許されません。

実験で動物が何らかの苦痛を受けていることが分かっていながら直意図的に苦しみを与えるということは、それなりの責務を自覚しているものと見なされます。総合的に考慮した上で判断が下されますが、いずれにせよ私としては苦痛を与えるということは賛成できません」

 

神の摂理に反した方法(動物を実験材料とした研究)から正しい治療法は生まれません。人間の病気にはそれぞれにちゃんとした治療法が用意されています。しかしそれは動物実験では発見できません」

 

「すべて生命のあるものは神のものです。いかなる形にせよ、生命を奪うことは許されません。ニワトリを20羽食い殺したキツネを狩ることも然りです。かりに私がそのキツネに銃を与えて、20羽もニワトリを食べたあなたを打ち殺せと命令したらどうなりますか。生命は人間のものではなく神のものです。生命を奪う者はいつかその責任を取らなくてはいけません」

 

「すべての地上の生命にとって必要なものは神がちゃんと用意して下さっています。人間が飢えに苦しむのは人間自身が身勝手な考えを持つからです。人間が向上進化すればそうしたあくどい欲望は無くなります」

 

「イエスの説いた黄金律“汝の欲するところを人に施せ”の真意を理解した人なら、他のいかなる生命にもむごい仕打ちは出来ないはずです」

 

=進行役 Uさんのコメント=

 以前私のブログにてペットロスについて書きました。2007年7月の記事を紹介します。

 先日、もう少しで14歳になるはずだった私の家のシーズー犬が亡くなった。以前、前立腺付近の癌の摘出手術をしているので、それがたぶん転移して、左上顎洞癌に肺癌を併発したのではないかと思う。直前まで、左の眼球が破裂しそうなほど腫脹し、歯も抜け、鼻や口から出血したりして、呼吸が苦しそうだった。最近は、すっかり痩せて、ふらふらしながら、やっと食べて寝てばかりいた。その日は、朝から何も食べず、子供達が気付いた時は、既に硬直していた。私や日々世話をしていた祖母からすると、傍目にも苦しみ抜いたとしか思えないような末路だったので、これでベルも楽になったと正直少し安堵の気持ちがあった。ただ、特に一番可愛がっていた長女は、悲報を聞いて、屍を抱いてしばらく大泣きしていた。
 基本的に犬や猫のような動物霊は、死後は、人間と異なり、個性の無い夫々の集合霊に帰るようだが、近年は、飼い主の深い愛によって、あの世でもしばらく個性を持ち続けるようである。人の愛によって、身近に飼われている犬や猫の魂は、猿よりも進化してきているとも聞く。ペットと言えども、長く付き合うと家族と同じなので、ペットロスで鬱病になってしまう方がおられるのも体験してみるとよく分かる気がする。長女のダメージも理解できる。こんな時スピリチュアルな本として『霊犬ジロー』と『ペットが死ぬとき』(いずれもハート出版)は、必ず慰めになると思う。霊的真理からすると、犬や猫などの動物霊ももちろん霊魂不滅である。肉体は無いけれども、いつも意識すれば、常に傍らに愛犬はいるわけである。むしろ生前よりも距離はグーと近づいたと言える。ただ、目に見えないだけなのだ。 

 

 

 

 

~ 次回 “第62回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年10月25日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:8章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第60回 心のサークル 報告

【と き】 2015年8月23日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:6章、談話

 

 猛暑が続いた今年の夏もようやく峠を越えたのではないでしょうか。空気感が変わってきました。まもなく爽やかな秋が駆抜け、寒い冬がしばらく続き、そして待ちに待ったポカポカ陽気の春がやって来てくれます。まるで日本の四季は、苦しみと喜びが交互に訪れる人生にも似ております。自然の中から学ぶことはたくさんありますね。

 さて、今回は聖者イエスのその後についてです。私はかつてあまり考えたことはありませんでしたが、この『シルバーバーチの霊訓』や他の霊訓の中でも度々イエスのことが語られております。そのようなわけで、宗教の枠を超えたイエスに対する親しみや尊敬はますます高まってまいりました。さあいま一度、イエスの時代から今に至る真理の潮流を振り返ってみましょう。

 

≪ 6章 イエスはいま何をしているか ≫ より抜粋、引用

◆なぜ、イエスは磔刑(はりつけ)にされたのか?

「それはただ、イエスを通して霊力のほとばしりを見せつけられた当時の祭司たちが、イエスを憎んだからにすぎません。まさに神の子にふさわしい人物だったからに他なりません。このままでは自分たちの立場が危ないと思ったのです」

 

◆現代において、真理もまた磔刑に遭ってはいるが……

「宗教会がこぞって“真理”を磔刑にしようとしています。しかし、それは不可能なことです。真理は、ただ真理であるが故に、あらゆる反抗、あらゆる敵対行為の中でも厳然と存在し続けます」

 

シルバーバーチキリスト教に対する批判

「私はレンガとモルタル、祭壇と尖塔でできた教会には何の興味もありません。建造物にはまるで関心がないのです。私が関心を向けるのは“魂”です。それで私は神とその子の間に横たわる障壁を取り除くことに奮闘しているのですが、不幸にして今日では教会そのものがその障壁となっているのです。これほど大きな罪悪があるでしょうか」

 

「宇宙の大霊である神は一個の教会に局限されるものではありません。神の力は人間各自がその霊性を発揮する行為の中に、すなわち自我を滅却した奉仕の行為、困窮せる無力な同胞のために一身を捧げんとする献身的生活の中に顕現されるのです」

 

「真の宗教には儀式も祭礼も、美しい歌唱も詠唱も、きらびやかな装飾も豪華な衣装も式服も不要です。宗教とは自分を役立てることです。しかし教会は人類を分裂させ、国家と階級を差別し、戦争と残虐行為、怨恨と流血、拷問と糾弾の悲劇を生み続けてまいりました。人類の知識と発明と科学と発見の前進に抵抗してきました。新しい波に呑み込まれるのを恐れて、既得の権利の確保に汲々としてきました。しかし新しい霊的真理はすでに根づいております。もはやその流れを止めることはできません」

 

◆誤解され、神の座に祭り上げられてしまったイエスは今どこで何を?

カンタベリー大聖堂にもセントポール寺院にもウェストミンスター寺院にもおりません。実はそうした建造物がイエスを追い出してしまったのです。イエスを近づき難い存在とし、人類の手の届かぬ所――神の座にまつり上げてしまったのです。単純な真理を寓話と神話を土台とした教義の中に混ぜ合わせてしまいました。」

 

キリスト教の時代は過ぎました。人類を完全に失望させました。人生に疲れ、絶望の淵にいる地上世界に役立つものを何一つ持ち合わせていません」

 

「今なおイエスは人類のために働いておられます。教義とドグマと権力という雑草におおわれてしまった霊的真理の本来の姿をいま一度明らかにするための、霊界からの地球的規模の働きかけの最高責任者であります」

 

◆イエス主宰の、指導霊ばかりの会議への出席を目前にしたシルバーバーチの霊言

「この機会は私にとって何よりの楽しみであり、心待ちにしているものです。この時の私は、わずかな期間ですが本来の自分に立ち返り、本来の霊的遺産の味を噛みしめ、霊界の古き知己と交わり、永年の向上と進化の末に獲得した霊的洞察力によって実在を認識することの出来る階層での生命の実感を味わうことができます」

 

「この機会は私にとって、数あるフェスティバルの中でも最大のものであり、あらゆる民族、あらゆる国家、あらゆる分野の者が大河をなして終結して一堂に会し、それまでの仕事の進捗具合を報告し合います。その雄大にして崇高な雰囲気はとても地上の言葉では表現できません。その中でも最大の感激は再びあのナザレのイエスにお会いできることです」

 

◆休暇を前にシルバーバーチは、サークルのメンバーに感謝の言葉を送るのが常である

「私たちの努力が大きな実りを生んでいることが私はうれしいのです。真理が前進していること、そしてその先頭に立っているのが他ならぬ私たちであることがうれしいのです。絶え間なく仕掛けてきた大きな闘いにおいてあなた方が堅忍不抜の心を失わず、挫折することがなかったことをうれしく思います。役割を忠実に果たされ、あなた方に託された大きな信頼を裏切ることがなかったことをうれしく思います。私の使命があなた方の努力の中に反映して成就されていくのを、謙虚な目で確かめているからこそ、私はあなた方のその献身をうれしく思うのです」

 

「私はこれより旅立ちます。そして再び戻って来るその日を楽しみにしております。どうか常に希望と勇気を失わないでいただきたい。冬の雪は絶望をもたらしますが、再び春がめぐってくれば大自然は装いを新たにして微笑みかけてくれます。いかに暗い夜にも必ず昇りゆく太陽の到来を告げる夜明けが訪れるものです。神は常にあなた方を祝福し、その無限の愛がふんだんにもたらされております」

 

◆再び地上に戻ってきたシルバーバーチの言葉

「ちょっぴり私ごとを言わせていただけば――こんなことは滅多にないのですが――過去数か月間においてささやかながら私が成し遂げたことに対してお褒めの言葉を頂戴いたしました。もとより私はお褒めにあずかる資格はないと思っております。単なる代弁者にすぎないからです。私を派遣した高級霊団のメッセージを代弁したにすぎず、それをあなた方が広めて下さったのです。ともあれ、私たちの説く真理が人生に迷っている人々、心は重く悲しみに満ち、目に涙をためた大勢の人々に知識と慰めと激励をもたらしていることは確かです」

=進行役 Uさんのコメント=

 9月12日に福来心理学研究所の講演会で、スピリチュアリズムから見た「死後の世界」についてお話をいたします。これを機会にまとめましたスピリチュアリズム関連の推薦書をご紹介いたします。まだまだご紹介したい書籍は、たくさんありますが、今回は、50選といたしました。厳密に言いますと「シルバーバーチの霊訓」12巻、「霊界通信 ベールの彼方の生活」4巻あり、50冊を越えますけれども。最後の書籍は、拙著で恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

 

スピリチュアリズム関連書籍50選

1)アラン・カルデック(編)近藤 千雄(訳)『霊の書 スピリチュアリズムの真髄「思想編」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

2)アラン・カルデック(編)近藤 千雄(訳)『霊媒の書  スピリチュアリズムの真髄「現象編」(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

3)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・上)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

4)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・下)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

5)A.W.オースティン(編)近藤 千雄(訳)『シルバー・バーチは語る』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

6)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバー・バーチの霊訓=霊的新時代の到来=』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

7)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチの霊訓 地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

8)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチの霊訓 地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

9)ジェラルディン・カミンズ(著)・近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー永遠の大道(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)
10)ジェラルディン・カミンズ(著)近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー個人的存在の彼方(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

11)『スピリチュアリズム入門―スピリチュアリズムが明かすー「心霊現象のメカニズム&素晴らしい死後の世界」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

12)『続スピリチュアリズム入門―高級霊訓が明かす―「霊的真理のエッセンス&霊的成長の道」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)
13)『エクトプラズムボックスを通して明らかにされる死の直後の実生活 500に及ぶあの世からの現地報告』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

14)『スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学

―霊的エネルギー療法の本質と将来の医学の方向性―』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

15)近藤 千雄 (翻訳)『シルバー・バーチの霊訓』1巻~12巻(潮文社)

16)サイキックプレス(著、編集)近藤 千雄(翻訳)『シルバー・バーチは語る―崇高な存在からのスピリチュアル・メッセージ (CDブック)』(ハート出版)

17)近藤 千雄(訳)『古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より』(潮文社)

18)トニー・オーツセン(著、編集)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチ最後の啓示―スピリチュアルな言葉が教える“生きる”ことの喜び』(ハート出版)

19)A.W. オースティン(編集)桑原 啓善(翻訳)『シルバー・バーチ霊言集ー二十一世紀のためのバイブル 』(潮文社)

20)近藤 千雄(編著)『シルバーバーチ今日の言葉』(ハート出版)

21)カール・A・ ウィックランド (著)近藤 千雄 (翻訳)『迷える霊(スピリット)との対話ースピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年』(ハート出版)

22)エステル・W・ステッド(編)近藤 千雄(訳)『ブルーアイランド』(ハート出版)

23)コナン・ドイル(著)近藤 千雄(訳)『コナン・ドイルの心霊学 』(潮文社)

24)グレース クック(編集)桑原 啓善(翻訳)『ホワイト・イーグル霊言集ー人類の秘庫を開く』(潮文社

25)モーリス・バーバネル(著)近藤 千雄(訳)『これが心霊(スピリチュアリズム)の世界だ―果てしなき生命』(潮文社)

26)ウイリアム・T・ステッド(著)桑原 啓善(翻訳)『ジュリアの音信-不朽の霊信』(でくのぼう出版)

27)モーリス・H・テスター(著)近藤 千雄(翻訳)『私は霊力の証を見た―奇跡の心霊治療』(潮文社)

28)G.チャップマン(著)近藤 千雄(翻訳)『霊体手術の奇跡―霊医ウィリアム・ラング 』(潮文社)

29)F.C.スカルソープ(著)近藤 千雄(翻訳)『私の霊界紀行―驚異の幽体離脱体験記』(潮文社)

30) エマニュエル・スウェーデンボルグ(著)宮崎 伸治 (翻訳)

『天界と地獄』(ミヤオビパブリッシング)

31)モーリス・バーバネル(著)近藤 千雄(翻訳)『霊力を呼ぶ本―生きがいの発見』(潮文社)

32)ハリー・エドワーズ(著)梅原 伸太郎 (翻訳)『新装版 霊的治療の解明』(国書刊行会

33)キリアコス・C・マルキデス (著)鈴木 真佐子 (翻訳)『メッセンジャー―ストロヴォロスの賢者への道』(太陽出版)

34)バーバネル・シルビア (著)近藤 千雄 (翻訳)『ペットが死ぬとき―誰も教えなかった別れの意味』(ハート出版)

35)アーネスト・トンプソン (著)桑原 啓善 (翻訳)『近代スピリチュアリズム百年史―その歴史と思想のテキスト』(でくのぼう出版)

36)グレース・クック(著)桑原 啓善(翻訳)『霊性進化の道―ホワイト・イーグルの霊示』(潮文社)

37)G.V.オーエン(著)近藤 千雄(翻訳)『霊界通信 ベールの彼方の生活〈第1巻〜第4巻〉(潮文社)

38)J.S.M.ワード(著)浅野 和三郎(翻訳)『死後の世界 』(潮文社)

39)浅野 和三郎(著)『小桜姫物語―霊界通信』(潮文社)

40)浅野 和三郎(著)『霊界通信 新樹の通信』(潮文社)

41)浅野 和三郎(著)黒木 昭征(翻訳)『読みやすい現代語訳 心霊講座』(ハート出版)

42)脇 長生・桑原 啓善(著)『スピリチュアルな生き方原典―日本神霊主義聴聞録』(でくのぼう出版)

43)江原 啓之(著)『人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ』(ハート出版)

44)三浦 清宏(著)『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』(講談社

45)近藤 千雄(著)『日本人の心のふるさと“かんながら”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム”』(コスモスライブラリー)

46) 『神からのギフト』(山村幸夫『神からのギフト』出版会)

47)『与え尽くしの愛』(山村幸夫「神からのギフト」出版会)

48)黒木昭征(著)『妙なる神の光に触れてー心霊治療の目的と実際』(山村幸夫「神からのギフト」出版会

49)黒木昭征(著)『旅路はるかなり』(山村幸夫「神からのギフト」出版会

50)上原忍(著)『ヘミシンクスピリチュアリズム』(文芸社

 

 

 

 

 

~ 次回 “第61回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年9月27日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:7章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第59回 心のサークル 報告

 

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、GK、SK、ST、SN  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

 

 我々人間の生活は、取捨選択の連続と言えそうです。食べる物や着る物、そして言動においても選択や決定の連続ですね。“知識は力なり”といいますが、経験から得られた知識や教訓が正しい選択へと導いてくれるのでしょう。しかし経験には辛いものもありますが、決して無駄なものは無いと多くの先人達が呼び掛けてくれております。シルバーバーチもそのお一人ですね。ならば過ぎ去った事に捉われず、逆に学ばせて頂いたことに感謝して笑顔で過去に手を振りましょう!そんな前向きな気持ちになれるのは、スピリチュアリズや真理を学んだお蔭です。私は日常生活では優柔不断な迷い子ですが、背後の霊の導きと周りの人々の支援のお蔭で今日ここに在ることができるのです。感謝いたします!

 さて、世界はTPPや株価暴落、その他多くの駆け引きで毎日揺れ動いています。このゴタゴタが納まる時は来るのでしょうか?シルバーバーチは、「自己中心の物質第一主義に根ざした古い時代は終わり新しい時代が誕生している」と説いておりますが、その明るい未来の到来のためには世界中の人々の意識の変化が必要です。それは「素朴な真理の理解」か「霊的パワーの感得」か。我々は来るべき実践のチャンスに備えて学び、霊人たちの期待に応えていきたいものですね。

 

≪ 5章 迷いの過去から悟りの未来へ ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの目指すべき方向とは

スピリチュアリズムの前途には大きな仕事が待ち受けている。霊的交信の目的はただ単に地上の人間に慰めをもたらすことではなく、生命の法則について精神的側面、道徳的側面、物的側面、ならびに霊的側面から理解を深めるように指導し、身体的に不健全な人が少なくなると同時に霊的に未熟な人も少なくしていくことが我々の使命の一端です」

 

「私たちの努力目標は、人類が幻を追い求め影を崇めることのないように、霊的真理の実在を得心させることによって、人生観を誤った信仰でなく確実な知識の上に確立し、大自然の法則に基づいた本当の宗教心を持ち、あらゆる試練、あらゆる苦難に耐えていけるようにしてあげることです。私たちの使命は霊的使命なのです」

 

「私たちには霊力というパワーがあります。これは宇宙の全生命を生み、それに形態を与えている力です。正しい環境と条件さえ整えてくれれば、私たちはそのパワーであなた方を導き、保護し、援助することができます。そしてあなた方を通じて顕現した霊力がさらに他の人へも波及して、その人達も霊的パワーを感得できるようになるのです。前途は決して容易ではありません。しかし協調精神をもって臨み、平和的解決を希求し、慈悲心に裏打ちされた公正を求め、憎しみと復讐心に根ざした観念を完全に排除して臨めば、明るい未来をすぐ近くまで招来することができるでしょう」

 

◆人類の永い迷いの過去について

「人類を先導すべき人達、霊的指導者であるべき人達自らが盲目だったのです。宗教的体系をこしらえ、その上に教義とドグマで上部構造を築きました。儀式と祭礼を発明しました。教会(キリスト教)、寺院(仏教)、礼拝堂(ユダヤ教)、モスク(イスラム教)等々を建造しました。神とその子等との間に仕切りを設けたのです。それぞれに経典をこしらえ、かんかんがくがく、宗教家としての第一の心掛けであるべき愛の心を忘れ、その上憎悪と敵意をもって論争を繰り返してきました」

 

「予言者、霊覚者、哲人、聖者の類をすべて追い払いました。腐敗した組織にはもはや神の生きた声が聞かれる場が無くなってしまいました。全ての権力を聖職者に帰属させ、神へ近付ける力は自分たち以外には無いことにしてしまいました」

 

◆人類史上の大革命を生み出したのは霊の力

「素朴な男性や女性が霊感に鼓舞されて素朴なメッセージを威信をもって語り、それを素朴な平凡人がよろこんで聞いたのです。今その霊力がかつてと同じ“しるしと奇跡”を伴って再び顕現しております。目の見えなかった人に光が戻り、耳の聞こえなかった人が聴覚を取り戻し、病の人が健康を回復しております。邪霊を払い、憑依霊を取り除き、肉親を失った人たちに慰めをもたらしております」

 

「多くの魂が目を覚まし、霊の大軍が存分にその威力を見せることが出来るようになりました。“死”の恐怖を取り除き、“愛”が死後もなお続きその望みを成就している事実を示すことができるようになりました。

・インスピレーションは(イエスの時代に限らず)今なお届けられるものであること。

・人間の心は(他界した時点のままでなく)死後も改めていくことができること。

・(宗教的束縛から)精神を解放することが可能であること。

・自己改革への道が(宗教的教義に関係なく)開かれていること。

・(宗教的活動から離れたところにも)自分を役立てる機会はいくらでもあること。

霊力に鼓舞されて報酬を求めずこの世的な富への欲求をもたずに“良い知らせ”を教えてあげたい一心で、全ての人に分け隔てなく近づく用意の出来た魂が存在している事実を立証しております」

 

「これほどまで分かりやすい話、人生の本質をこれほど簡明に解き明かしてくれる話に耳を傾けようとしない人が多いのは一体なぜでしょうか。光明を手にすることができるのになぜ多くの人が暗黒への道を好むのでしょうか。しかし我々は大きな進歩をとげております。もはや絶望の戦いではなくなりました。自己中心の物質第一主義に根ざした古い時代は終わり、新しい時代が誕生しているのです。かつて地上において強者や権力者によって蔑まれる真理を護るために全てを犠牲にした人々――その人達が今霊界から見下ろし、霊的大軍の勝利を確信しております」

 

◆霊的事実を説くことで尊敬される時代へ

「我々はもはや軽蔑の対象とされていたかつての少数派ではありません。科学的立証を得て、やはり事実だったと確信した堂々たる大軍であり、恥じることない社会的地位を獲得し、霊的事実の福音を誇りをもって説いております。霊的な事を口にしても軽蔑されることはもうありません。それは過去の無知な人間がしたことです。今はそれを知っていることで尊敬される時代です」

 *進行役 Uさんのコメント*

シルバーバーチの霊訓」第5巻の時代背景からすると第二次世界大戦前後の社会的背景があるとは、思われますが、あれから70年余経った現在も中東を中心に戦火の静まる気配はありません。むしろ、日本でも戦争への参加が危惧される法改正が行われようとしています。戦争に巻き込まれないように大いに国民的論議を盛り上げていただきたいと今日この頃です。霊的真理に目覚めた者にとっては、戦争によってもさらに核の抑止力によっても真の平和が訪れないことは自明の理です。人種を超え、肌の色を超え、あらゆる差別を超えて、世界中の人間が友達となる四海同胞の精神を持ってしか世界平和は訪れないでしょう。そして、神の愛の前にすがるしか無いのです。日々霊的真理を説くことが、私達霊的真理に目覚めた者の一義的な役目と言えます。目に見えぬ霊的大群の力を得て、霊的真理の普及にこれからも邁進してまいりましょう!

 

 

 

 

 

 

~ 次回 “第60回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年8月23日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:6章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第58回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM、YY  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

 

 欧米で始まったスピリチュアリズムという神の一大計画は、現在で170年程になります。その歩みは着実に続いて来ており、我々のもとにも届けられました。『シルバー・バーチの霊訓』をはじめ『ホワイトイーグル霊言集』や『霊の書』ほか、真理を説いている多くの書籍に巡り会い、たくさんの方と語り合って参りました。霊訓には人間として生きる上での土台となる人生観や死生観が、だれにでも分かりやすい単純素朴な真理としてやさしく説かれておりますね。私も地に足が着き、人生を大切に生きたいという気持ちが強くなりました。

さあ、この神からのお便りを次は誰に渡しましょうか。以下でシルバーバーチが言われているように、著名人にお渡しするのが影響力は大きいのですが、まずはチャンスがあればどなたにでも!つかの間の地上人生の中で、まだまだ多くの魂は鼓舞する機会を待ち望んでいるようです。勇気を出しましょう!

 

≪ 4章 軽蔑と嘲笑の中で――スピリチュアリズムの歩み ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの発端から100年程経つ1941年頃の会で、シルバーバーチはその歩みを振り返った

「私たちの仕事が始まった当初、世間の人は何とたわいもないことをして、と軽蔑の眼差しで見たものでした。彼らはサークルのメンバーを“テーブルラッパー”(初期の頃はテーブルの叩音による通信が盛んに行われた)と呼んで軽蔑し嘲笑しました。しかし、そうした現象も実は大きな目的をもった一大計画に組み込まれていたのです。私たちの意図した影響力は次第に大きくなり、世界中へ広がっていきました。各分野で名声を得ていた名士を次々とその影響下に誘っていきました。やはり著名人の証言が尊重されるという考えからです」

 

「その後霊媒も増え、サークル活動も盛んになりました。科学、医学、思想、宗教、その他ありとあらゆる分野の人を参加させ、当時すでに猛威をふるっていた誤った物質万能主義を否定する現象、新しい高度な生命観を示唆する霊的事実、唯物思想の終焉を予告する目に見えない力の存在へ目を向けさせました。ほどなくしてテーブルラッパーたちは、宗教を腐敗から守る運動の旗手となっていったのです」

 

「私たちが欲しているのは、霊的実在を悟りそれを他の同胞のために使用してくれる人、真理を暗い生活の灯として持ち歩いてくれる人です。そして、そうした霊的真理のメッセンジャー自らが、それを日常生活において体現し、誠実さと公明正大さに貫かれた生活を通して、見る人の目になるほど神のメッセンジャーであることを認識させることです。それから、積極的に世に出て社会生活のすべての面にそれを応用していってほしいのです」

 

「世の中を見まわすと、あなた方の努力の印――古くて使い物にならない教義やドグマ、構築物の崩壊が見てとれるはずです。私たちの説くスピリチュアリズムは、“心霊学”という知識を土台として築かれております。その土台はいかなる嵐にもビクともしません。なぜなら霊的事実を土台としているからです。あなた方が建造の一役を担ったその殿堂は、あなた方が死んだ後も、奮闘努力の記念碑として末永くその勇姿を失うことはないでしょう」

 

「常に私は、基本的な霊的真理を忘れぬようにと申し上げております。すなわち神の分霊を宿し、その意味において真実“神の子”であり、永遠にして不変の霊の絆によって結ばれているという意味において真に同胞であり、人類全体が一大霊的家族であり神の前に平等であるということです。霊の眼をもって見る者は、民族、国家、気候、肌の色、宗教の別を超えて見つめ、全人類を一つにつなぐ霊の絆を見てとります。地上世界は今こそそうした単純な真理を見直す必要があります」

 

「真理を普及するための新しい人材が次々と霊力の支配下に導かれていることに着目して下さい。私たちは刀剣や銃を手にせず、愛と寛容心と慈悲と奉仕の精神でもって闘っている大軍の一翼を担っております。私たちの武器は真理と理性です。そして目指すのは、人間として当然受けるべきものを手に出来ずにいる人々の生活に豊かさと美しさをもたらしてあげることです。意気消沈した人、悲しげにしている人に元気を出すように言ってあげて下さい。先駆者たちの努力の賜物をこれから狩りいれるのです」

 

「地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、霊的真理を日常生活において実践する以外にありません。あなた方はその貴重な霊的な宝を手にされているのですから、自信をもって生きて下さい。しかし同時に、知識には責任が伴います。その知識を賢明に有効に活かして下さい。一人でも多くの人がその知識を手にすることができるように、それによって魂を鼓舞され心が開かれる機縁となるように配慮してあげて下さい」

 

スピリチュアリズムの発展は他の宗教と同列には並べられない

スピリチュアリズムは宇宙の自然法則そのものです。キリスト教ユダヤ教や仏教、その他地上に誕生した宗教はすべて、当初は自然法則の一つの顕現でした。一つの真理の側面にすぎないのです。それらを比較してどちらがどうということは言えません。届けられた時の事情がそれぞれに異なるのです。しかし、残念なことにそのささやかな真理が人間的夾雑物の下に埋もれてしまいました。神性が完全に影をひそめてしまいました」

 

スピリチュアリズムがこれまでの啓示と異なる所は、入念な計画に従って組織的な努力が始められたということです。それが約百年前のことでした。こんどこそは何としてでも霊的知識を地上に根付かせようということになったのです。その計画は予定通りに進行中です。霊力は霊媒がいれば新しい前哨地が設立されます。ですから一人でも多くの霊媒が必要なのです」

 

抵抗勢力に代わって私は、啓示というものが常に進歩的であること、かつての指導者の一人ひとりが神の叡智の宝庫から一握りずつを地上へもたらしてきたこと、そしてその一連の系譜の最後を飾ったのがかのナザレのイエスであり、私たちはそのイエスを鼓舞したのと同じ霊の力の直系の後継者として、同じ福音、同じ真理を説いている者であることを宣言します。人間に贖(あがな)い主はいらないのです。自分の荷は自分で背負う義務があり、日々の行為によって霊的生命を高めもすれば傷つけもします。向上進化というのはその潜在的神性をより多く顕現していく過程にほかなりません」

 

◆霊界での指導霊の総会から戻って来られたシルバーバーチの言葉

「あなた方より少しばかり永く生きてきたこの私、あなた方がこれより辿らなければならない道を知っている先輩としてあなた方に、どうか勇気をもって邁進されるよう申し上げます。お一人おひとりがご自分で思っておられる以上に貢献なさっております」

 

「これからまだまだ大きな仕事が為されます。世界各地で数多くの心霊治療家によって行われている霊的治療の成果に目を向けて下さい。大地に再び視野が開けていく様子を思い浮かべて下さい。予言者の声が再び地上にこだまするようになり、夢かと見紛うものを見るようになります。先見の明が開け始めます。病める人々が癒され、肉親の死を悲しんでいる人々が慰められつつあります」

 

「あなた方は本当に恵まれた方たちです。人間が永遠の魂の旅の中にあってほんの束の間をこの地上という生活の場で過ごしている、永遠にして無限の霊的存在であることをご存知だからです。私は、そのメッセージをあなた方の助力を得ながら広め、私を地上へ派遣した霊団の使命を推進したいと望んでおります。私たちはいま勝利へ向けて前進しております。人々はその目を上へ向けて新しい世界の夜明けを待ち望んでおります。新しい世界は新しい希望と新しい悟りを与えてくれます」

 

USさんのコメント

 今回皆さんと語らい、感じたこと。今生で生きることの厳しさの再確認である。常に気が抜けないと言った方が、良いかもしれない。事がうまく行き、幸福の絶頂にある時こそ、一気に突き落とされた経験はないだろうか?絶頂期こそ身を引き締めて生きるのが、この世の処世術である。先人が、楽あれば、苦あり。苦あれば、楽ありと言っていたが、それだ。人生は、常に山あり、谷ありである。因果律から言えば、これも普遍的な真理である。人生は、教訓を身に着ける実験場。鍛練の場。少なくとも肉体を有する内は、地上流の試練が待っていると人生を達観した方がよさそうだ。そして、障害に対する抵抗力をしっかり身につけて、この世の扉から解放される日まで、思う存分人生を謳歌しようではないか。負けてたまるかである。

 

 

 

~ 次回 “第59回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第57回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年5月31日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:A

      UH、GK、SK、ST、SN、MM  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:3章、談話

 

 読書の後、参加者STさんはご家族における状況をシェアして下さいました。ちょうど今回の2章の内容とリンクする所もあり、参加者全員で語り合い、そして祈りました。また、霊の世界に詳しい!?UHさんも久しぶりに参加され、導きの妙を感じた次第です。ところで一般的に“病気”というものをどう捉えるか。カルマ、因縁果報、生活習慣……。何れにしても病気は様ざまな形で発現し、受け入れざるを得ません。STさんは「スピリチュアリズムを学んできて良かった。大変な中にあっても冷静でいられます。チャンスをみて家族に伝えたい」と。どうかご家族が一丸となって、この苦境を試練を乗り越えて下さいね。

 

≪ 2章 死後の後悔 ≫ より抜粋、引用

◆他界した人の無念さについて、シルバーバーチは次のように説明する

「大勢の人が地上を去ってこちらへ来て意識の焦点が一変し、初めて人生を正しい視野で見つめるようになり、何とかして有縁の人々に嬉しい便りを伝えたいと思うが、有縁の人々が何の反応も示してくれない時の無念の情を、想像してみられたことがあるでしょうか」

 

「彼らは何とかして自分が死後も生きていることを知らせたいと思い、後に残した人々に両手を差しのべて近づこうとします。やがてその顔が無念さのこもった驚きの表情に変わります。もはや地上世界に何の影響も行使できない事を知って愕然とします。聞いてもらえず見てもらえず感じてもらえない事を知るのです」

 

宗教的指導者の無念さとその責任の取り方について

「私はこれまで何度か地上で教会の中心的指導者として仰がれた人たちに付き添って、かつての信仰の場、大聖堂や教会を訪ねてみたことがあります。彼らはこちらへ来て誤りであることを知った教義がそこで今なお仰々しく説かれ続けているのを見て、そうした誤りと迷信で固められた組織を存続させた責任の一端が自分たちにもあることを認識して悲しみにうなだれ、重苦しい思いに沈みます。この思いは罪滅ぼしなのです。それが摂理なのです。各自が自分の人生への代価を自分で支払うのです」

 

「そして、間違った教えを説いた人々の一人ひとりに会わなければなりません。しかし、その時までに本人が真理に目覚めた場合は、その宗教家はラクをすることになります。また、正しいことをしていると信じていた場合は、考慮されその必要はありません」

 

「私たちが非難するのは、誤りとは知らずに一心に説いている正直な宗教家のことではありません。自分の説いていること、行っていることが間違っていることを知りながら、民を導いている人たちです。人に法を説く者が重大な責任を担っていることはお分かりでしょう。まず自らが拠って立つ足場をしっかりと固めなくてはなりません。厳しい探求や吟味もせず、型にはまった教義を説くという怠慢さと無頓着さに対する代償を払わされるのです」

 

キリスト教信者にとって興味深い死後の事実が明かされた

最後の審判の日を待ちながら何世紀もの間埋葬地で暮らしている霊(地縛霊の一種)がいることは本当であり、それは私たちにとって大きな悩みのタネの一つです。死んだら大天使ガブリエルのラッパが聞こえるまで待つという思念体を地上の生涯を通じて形成してきており、その思念体を自ら破壊しないかぎり、思想的牢獄となって魂を拘留し続けます。死んだことを認めようとしない人も同じです。自らその事実を認めないかぎり、私たちもどうしようもないのです。それを得心させることの難しさはあなた方には想像がつかないでしょう」

 

「彼らは墓の中でただ待つだけです。こちらには“時間”というものがありません。もしも自分が「待っている」という事実に気がつけば、その思念体の牢獄が破れるはずです。ですが、こうした事実を地上の人間に伝えるのは大変です。こちらでは周りの出来ごととの関連によって成長と進化を意識していくのでして、時間が刻々と過ぎてゆくというのとは違います。時間は出来事との関連における地上独自の尺度にすぎません。あなたが無意識であれば時間は存在しません。出来事との関連が無くなるからです。夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過するのはそのためです」

 

USさんのコメント

「夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過する・・・とありますが、確かに明け方に見る夢は、短時間に見ているようです。私は、断片的ではありますが、結構覚えていて、特に印象的な部分は、日々日記に書いています。意識の世界なので、内容によって長く感じたり、短く感じたりするのでしょう。時々幽界上層の癒しの世界を垣間見ることがあります。先日も広大な丘の上から見た空の色が、とても言葉に言い尽くせないほど綺麗で、もっと見たい、ここにいたいという衝動に駆られました。前日まで、介護と医療に関するテーマで講演の準備をしてい、てスライド作りに試行錯誤を繰り返していました。地上的発想で頭が一杯の状況の中こういった非地上的絶景を夢の中で見たのは、背後霊の配慮かと思い、感謝しています。目覚めるととてもすっきりしました。いわゆる変性意識状態なのでしょうが、上空から見たような印象もあるので、これもまた空を飛ぶような幽体離脱の状態だったかもしれませんね。いずれにせよ、肉体的には、どんなにきつい状況でも低級な考えに囚われないように常に意識は、高くありたいもです。」

 

 

 

 

~ 次回 “第58回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)