心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第60回 心のサークル 報告

【と き】 2015年8月23日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:6章、談話

 

 猛暑が続いた今年の夏もようやく峠を越えたのではないでしょうか。空気感が変わってきました。まもなく爽やかな秋が駆抜け、寒い冬がしばらく続き、そして待ちに待ったポカポカ陽気の春がやって来てくれます。まるで日本の四季は、苦しみと喜びが交互に訪れる人生にも似ております。自然の中から学ぶことはたくさんありますね。

 さて、今回は聖者イエスのその後についてです。私はかつてあまり考えたことはありませんでしたが、この『シルバーバーチの霊訓』や他の霊訓の中でも度々イエスのことが語られております。そのようなわけで、宗教の枠を超えたイエスに対する親しみや尊敬はますます高まってまいりました。さあいま一度、イエスの時代から今に至る真理の潮流を振り返ってみましょう。

 

≪ 6章 イエスはいま何をしているか ≫ より抜粋、引用

◆なぜ、イエスは磔刑(はりつけ)にされたのか?

「それはただ、イエスを通して霊力のほとばしりを見せつけられた当時の祭司たちが、イエスを憎んだからにすぎません。まさに神の子にふさわしい人物だったからに他なりません。このままでは自分たちの立場が危ないと思ったのです」

 

◆現代において、真理もまた磔刑に遭ってはいるが……

「宗教会がこぞって“真理”を磔刑にしようとしています。しかし、それは不可能なことです。真理は、ただ真理であるが故に、あらゆる反抗、あらゆる敵対行為の中でも厳然と存在し続けます」

 

シルバーバーチキリスト教に対する批判

「私はレンガとモルタル、祭壇と尖塔でできた教会には何の興味もありません。建造物にはまるで関心がないのです。私が関心を向けるのは“魂”です。それで私は神とその子の間に横たわる障壁を取り除くことに奮闘しているのですが、不幸にして今日では教会そのものがその障壁となっているのです。これほど大きな罪悪があるでしょうか」

 

「宇宙の大霊である神は一個の教会に局限されるものではありません。神の力は人間各自がその霊性を発揮する行為の中に、すなわち自我を滅却した奉仕の行為、困窮せる無力な同胞のために一身を捧げんとする献身的生活の中に顕現されるのです」

 

「真の宗教には儀式も祭礼も、美しい歌唱も詠唱も、きらびやかな装飾も豪華な衣装も式服も不要です。宗教とは自分を役立てることです。しかし教会は人類を分裂させ、国家と階級を差別し、戦争と残虐行為、怨恨と流血、拷問と糾弾の悲劇を生み続けてまいりました。人類の知識と発明と科学と発見の前進に抵抗してきました。新しい波に呑み込まれるのを恐れて、既得の権利の確保に汲々としてきました。しかし新しい霊的真理はすでに根づいております。もはやその流れを止めることはできません」

 

◆誤解され、神の座に祭り上げられてしまったイエスは今どこで何を?

カンタベリー大聖堂にもセントポール寺院にもウェストミンスター寺院にもおりません。実はそうした建造物がイエスを追い出してしまったのです。イエスを近づき難い存在とし、人類の手の届かぬ所――神の座にまつり上げてしまったのです。単純な真理を寓話と神話を土台とした教義の中に混ぜ合わせてしまいました。」

 

キリスト教の時代は過ぎました。人類を完全に失望させました。人生に疲れ、絶望の淵にいる地上世界に役立つものを何一つ持ち合わせていません」

 

「今なおイエスは人類のために働いておられます。教義とドグマと権力という雑草におおわれてしまった霊的真理の本来の姿をいま一度明らかにするための、霊界からの地球的規模の働きかけの最高責任者であります」

 

◆イエス主宰の、指導霊ばかりの会議への出席を目前にしたシルバーバーチの霊言

「この機会は私にとって何よりの楽しみであり、心待ちにしているものです。この時の私は、わずかな期間ですが本来の自分に立ち返り、本来の霊的遺産の味を噛みしめ、霊界の古き知己と交わり、永年の向上と進化の末に獲得した霊的洞察力によって実在を認識することの出来る階層での生命の実感を味わうことができます」

 

「この機会は私にとって、数あるフェスティバルの中でも最大のものであり、あらゆる民族、あらゆる国家、あらゆる分野の者が大河をなして終結して一堂に会し、それまでの仕事の進捗具合を報告し合います。その雄大にして崇高な雰囲気はとても地上の言葉では表現できません。その中でも最大の感激は再びあのナザレのイエスにお会いできることです」

 

◆休暇を前にシルバーバーチは、サークルのメンバーに感謝の言葉を送るのが常である

「私たちの努力が大きな実りを生んでいることが私はうれしいのです。真理が前進していること、そしてその先頭に立っているのが他ならぬ私たちであることがうれしいのです。絶え間なく仕掛けてきた大きな闘いにおいてあなた方が堅忍不抜の心を失わず、挫折することがなかったことをうれしく思います。役割を忠実に果たされ、あなた方に託された大きな信頼を裏切ることがなかったことをうれしく思います。私の使命があなた方の努力の中に反映して成就されていくのを、謙虚な目で確かめているからこそ、私はあなた方のその献身をうれしく思うのです」

 

「私はこれより旅立ちます。そして再び戻って来るその日を楽しみにしております。どうか常に希望と勇気を失わないでいただきたい。冬の雪は絶望をもたらしますが、再び春がめぐってくれば大自然は装いを新たにして微笑みかけてくれます。いかに暗い夜にも必ず昇りゆく太陽の到来を告げる夜明けが訪れるものです。神は常にあなた方を祝福し、その無限の愛がふんだんにもたらされております」

 

◆再び地上に戻ってきたシルバーバーチの言葉

「ちょっぴり私ごとを言わせていただけば――こんなことは滅多にないのですが――過去数か月間においてささやかながら私が成し遂げたことに対してお褒めの言葉を頂戴いたしました。もとより私はお褒めにあずかる資格はないと思っております。単なる代弁者にすぎないからです。私を派遣した高級霊団のメッセージを代弁したにすぎず、それをあなた方が広めて下さったのです。ともあれ、私たちの説く真理が人生に迷っている人々、心は重く悲しみに満ち、目に涙をためた大勢の人々に知識と慰めと激励をもたらしていることは確かです」

=進行役 Uさんのコメント=

 9月12日に福来心理学研究所の講演会で、スピリチュアリズムから見た「死後の世界」についてお話をいたします。これを機会にまとめましたスピリチュアリズム関連の推薦書をご紹介いたします。まだまだご紹介したい書籍は、たくさんありますが、今回は、50選といたしました。厳密に言いますと「シルバーバーチの霊訓」12巻、「霊界通信 ベールの彼方の生活」4巻あり、50冊を越えますけれども。最後の書籍は、拙著で恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

 

スピリチュアリズム関連書籍50選

1)アラン・カルデック(編)近藤 千雄(訳)『霊の書 スピリチュアリズムの真髄「思想編」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

2)アラン・カルデック(編)近藤 千雄(訳)『霊媒の書  スピリチュアリズムの真髄「現象編」(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

3)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・上)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

4)ステイントン・モーゼス(著)近藤 千雄(訳)『霊訓(完訳・下)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

5)A.W.オースティン(編)近藤 千雄(訳)『シルバー・バーチは語る』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

6)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバー・バーチの霊訓=霊的新時代の到来=』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

7)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチの霊訓 地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

8)トニー・オッセン(編)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチの霊訓 地上人類への最高の福音』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

9)ジェラルディン・カミンズ(著)・近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー永遠の大道(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)
10)ジェラルディン・カミンズ(著)近藤 千雄(訳)『マイヤースの通信ー個人的存在の彼方(全訳)』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

11)『スピリチュアリズム入門―スピリチュアリズムが明かすー「心霊現象のメカニズム&素晴らしい死後の世界」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

12)『続スピリチュアリズム入門―高級霊訓が明かす―「霊的真理のエッセンス&霊的成長の道」』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)
13)『エクトプラズムボックスを通して明らかにされる死の直後の実生活 500に及ぶあの世からの現地報告』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

14)『スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学

―霊的エネルギー療法の本質と将来の医学の方向性―』(スピリチュアリズム・サークル「心の道場」)

15)近藤 千雄 (翻訳)『シルバー・バーチの霊訓』1巻~12巻(潮文社)

16)サイキックプレス(著、編集)近藤 千雄(翻訳)『シルバー・バーチは語る―崇高な存在からのスピリチュアル・メッセージ (CDブック)』(ハート出版)

17)近藤 千雄(訳)『古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より』(潮文社)

18)トニー・オーツセン(著、編集)近藤 千雄(訳)『シルバーバーチ最後の啓示―スピリチュアルな言葉が教える“生きる”ことの喜び』(ハート出版)

19)A.W. オースティン(編集)桑原 啓善(翻訳)『シルバー・バーチ霊言集ー二十一世紀のためのバイブル 』(潮文社)

20)近藤 千雄(編著)『シルバーバーチ今日の言葉』(ハート出版)

21)カール・A・ ウィックランド (著)近藤 千雄 (翻訳)『迷える霊(スピリット)との対話ースピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年』(ハート出版)

22)エステル・W・ステッド(編)近藤 千雄(訳)『ブルーアイランド』(ハート出版)

23)コナン・ドイル(著)近藤 千雄(訳)『コナン・ドイルの心霊学 』(潮文社)

24)グレース クック(編集)桑原 啓善(翻訳)『ホワイト・イーグル霊言集ー人類の秘庫を開く』(潮文社

25)モーリス・バーバネル(著)近藤 千雄(訳)『これが心霊(スピリチュアリズム)の世界だ―果てしなき生命』(潮文社)

26)ウイリアム・T・ステッド(著)桑原 啓善(翻訳)『ジュリアの音信-不朽の霊信』(でくのぼう出版)

27)モーリス・H・テスター(著)近藤 千雄(翻訳)『私は霊力の証を見た―奇跡の心霊治療』(潮文社)

28)G.チャップマン(著)近藤 千雄(翻訳)『霊体手術の奇跡―霊医ウィリアム・ラング 』(潮文社)

29)F.C.スカルソープ(著)近藤 千雄(翻訳)『私の霊界紀行―驚異の幽体離脱体験記』(潮文社)

30) エマニュエル・スウェーデンボルグ(著)宮崎 伸治 (翻訳)

『天界と地獄』(ミヤオビパブリッシング)

31)モーリス・バーバネル(著)近藤 千雄(翻訳)『霊力を呼ぶ本―生きがいの発見』(潮文社)

32)ハリー・エドワーズ(著)梅原 伸太郎 (翻訳)『新装版 霊的治療の解明』(国書刊行会

33)キリアコス・C・マルキデス (著)鈴木 真佐子 (翻訳)『メッセンジャー―ストロヴォロスの賢者への道』(太陽出版)

34)バーバネル・シルビア (著)近藤 千雄 (翻訳)『ペットが死ぬとき―誰も教えなかった別れの意味』(ハート出版)

35)アーネスト・トンプソン (著)桑原 啓善 (翻訳)『近代スピリチュアリズム百年史―その歴史と思想のテキスト』(でくのぼう出版)

36)グレース・クック(著)桑原 啓善(翻訳)『霊性進化の道―ホワイト・イーグルの霊示』(潮文社)

37)G.V.オーエン(著)近藤 千雄(翻訳)『霊界通信 ベールの彼方の生活〈第1巻〜第4巻〉(潮文社)

38)J.S.M.ワード(著)浅野 和三郎(翻訳)『死後の世界 』(潮文社)

39)浅野 和三郎(著)『小桜姫物語―霊界通信』(潮文社)

40)浅野 和三郎(著)『霊界通信 新樹の通信』(潮文社)

41)浅野 和三郎(著)黒木 昭征(翻訳)『読みやすい現代語訳 心霊講座』(ハート出版)

42)脇 長生・桑原 啓善(著)『スピリチュアルな生き方原典―日本神霊主義聴聞録』(でくのぼう出版)

43)江原 啓之(著)『人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ』(ハート出版)

44)三浦 清宏(著)『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』(講談社

45)近藤 千雄(著)『日本人の心のふるさと“かんながら”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム”』(コスモスライブラリー)

46) 『神からのギフト』(山村幸夫『神からのギフト』出版会)

47)『与え尽くしの愛』(山村幸夫「神からのギフト」出版会)

48)黒木昭征(著)『妙なる神の光に触れてー心霊治療の目的と実際』(山村幸夫「神からのギフト」出版会

49)黒木昭征(著)『旅路はるかなり』(山村幸夫「神からのギフト」出版会

50)上原忍(著)『ヘミシンクスピリチュアリズム』(文芸社

 

 

 

 

 

~ 次回 “第61回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年9月27日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:7章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第59回 心のサークル 報告

 

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、GK、SK、ST、SN  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

 

 我々人間の生活は、取捨選択の連続と言えそうです。食べる物や着る物、そして言動においても選択や決定の連続ですね。“知識は力なり”といいますが、経験から得られた知識や教訓が正しい選択へと導いてくれるのでしょう。しかし経験には辛いものもありますが、決して無駄なものは無いと多くの先人達が呼び掛けてくれております。シルバーバーチもそのお一人ですね。ならば過ぎ去った事に捉われず、逆に学ばせて頂いたことに感謝して笑顔で過去に手を振りましょう!そんな前向きな気持ちになれるのは、スピリチュアリズや真理を学んだお蔭です。私は日常生活では優柔不断な迷い子ですが、背後の霊の導きと周りの人々の支援のお蔭で今日ここに在ることができるのです。感謝いたします!

 さて、世界はTPPや株価暴落、その他多くの駆け引きで毎日揺れ動いています。このゴタゴタが納まる時は来るのでしょうか?シルバーバーチは、「自己中心の物質第一主義に根ざした古い時代は終わり新しい時代が誕生している」と説いておりますが、その明るい未来の到来のためには世界中の人々の意識の変化が必要です。それは「素朴な真理の理解」か「霊的パワーの感得」か。我々は来るべき実践のチャンスに備えて学び、霊人たちの期待に応えていきたいものですね。

 

≪ 5章 迷いの過去から悟りの未来へ ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの目指すべき方向とは

スピリチュアリズムの前途には大きな仕事が待ち受けている。霊的交信の目的はただ単に地上の人間に慰めをもたらすことではなく、生命の法則について精神的側面、道徳的側面、物的側面、ならびに霊的側面から理解を深めるように指導し、身体的に不健全な人が少なくなると同時に霊的に未熟な人も少なくしていくことが我々の使命の一端です」

 

「私たちの努力目標は、人類が幻を追い求め影を崇めることのないように、霊的真理の実在を得心させることによって、人生観を誤った信仰でなく確実な知識の上に確立し、大自然の法則に基づいた本当の宗教心を持ち、あらゆる試練、あらゆる苦難に耐えていけるようにしてあげることです。私たちの使命は霊的使命なのです」

 

「私たちには霊力というパワーがあります。これは宇宙の全生命を生み、それに形態を与えている力です。正しい環境と条件さえ整えてくれれば、私たちはそのパワーであなた方を導き、保護し、援助することができます。そしてあなた方を通じて顕現した霊力がさらに他の人へも波及して、その人達も霊的パワーを感得できるようになるのです。前途は決して容易ではありません。しかし協調精神をもって臨み、平和的解決を希求し、慈悲心に裏打ちされた公正を求め、憎しみと復讐心に根ざした観念を完全に排除して臨めば、明るい未来をすぐ近くまで招来することができるでしょう」

 

◆人類の永い迷いの過去について

「人類を先導すべき人達、霊的指導者であるべき人達自らが盲目だったのです。宗教的体系をこしらえ、その上に教義とドグマで上部構造を築きました。儀式と祭礼を発明しました。教会(キリスト教)、寺院(仏教)、礼拝堂(ユダヤ教)、モスク(イスラム教)等々を建造しました。神とその子等との間に仕切りを設けたのです。それぞれに経典をこしらえ、かんかんがくがく、宗教家としての第一の心掛けであるべき愛の心を忘れ、その上憎悪と敵意をもって論争を繰り返してきました」

 

「予言者、霊覚者、哲人、聖者の類をすべて追い払いました。腐敗した組織にはもはや神の生きた声が聞かれる場が無くなってしまいました。全ての権力を聖職者に帰属させ、神へ近付ける力は自分たち以外には無いことにしてしまいました」

 

◆人類史上の大革命を生み出したのは霊の力

「素朴な男性や女性が霊感に鼓舞されて素朴なメッセージを威信をもって語り、それを素朴な平凡人がよろこんで聞いたのです。今その霊力がかつてと同じ“しるしと奇跡”を伴って再び顕現しております。目の見えなかった人に光が戻り、耳の聞こえなかった人が聴覚を取り戻し、病の人が健康を回復しております。邪霊を払い、憑依霊を取り除き、肉親を失った人たちに慰めをもたらしております」

 

「多くの魂が目を覚まし、霊の大軍が存分にその威力を見せることが出来るようになりました。“死”の恐怖を取り除き、“愛”が死後もなお続きその望みを成就している事実を示すことができるようになりました。

・インスピレーションは(イエスの時代に限らず)今なお届けられるものであること。

・人間の心は(他界した時点のままでなく)死後も改めていくことができること。

・(宗教的束縛から)精神を解放することが可能であること。

・自己改革への道が(宗教的教義に関係なく)開かれていること。

・(宗教的活動から離れたところにも)自分を役立てる機会はいくらでもあること。

霊力に鼓舞されて報酬を求めずこの世的な富への欲求をもたずに“良い知らせ”を教えてあげたい一心で、全ての人に分け隔てなく近づく用意の出来た魂が存在している事実を立証しております」

 

「これほどまで分かりやすい話、人生の本質をこれほど簡明に解き明かしてくれる話に耳を傾けようとしない人が多いのは一体なぜでしょうか。光明を手にすることができるのになぜ多くの人が暗黒への道を好むのでしょうか。しかし我々は大きな進歩をとげております。もはや絶望の戦いではなくなりました。自己中心の物質第一主義に根ざした古い時代は終わり、新しい時代が誕生しているのです。かつて地上において強者や権力者によって蔑まれる真理を護るために全てを犠牲にした人々――その人達が今霊界から見下ろし、霊的大軍の勝利を確信しております」

 

◆霊的事実を説くことで尊敬される時代へ

「我々はもはや軽蔑の対象とされていたかつての少数派ではありません。科学的立証を得て、やはり事実だったと確信した堂々たる大軍であり、恥じることない社会的地位を獲得し、霊的事実の福音を誇りをもって説いております。霊的な事を口にしても軽蔑されることはもうありません。それは過去の無知な人間がしたことです。今はそれを知っていることで尊敬される時代です」

 *進行役 Uさんのコメント*

シルバーバーチの霊訓」第5巻の時代背景からすると第二次世界大戦前後の社会的背景があるとは、思われますが、あれから70年余経った現在も中東を中心に戦火の静まる気配はありません。むしろ、日本でも戦争への参加が危惧される法改正が行われようとしています。戦争に巻き込まれないように大いに国民的論議を盛り上げていただきたいと今日この頃です。霊的真理に目覚めた者にとっては、戦争によってもさらに核の抑止力によっても真の平和が訪れないことは自明の理です。人種を超え、肌の色を超え、あらゆる差別を超えて、世界中の人間が友達となる四海同胞の精神を持ってしか世界平和は訪れないでしょう。そして、神の愛の前にすがるしか無いのです。日々霊的真理を説くことが、私達霊的真理に目覚めた者の一義的な役目と言えます。目に見えぬ霊的大群の力を得て、霊的真理の普及にこれからも邁進してまいりましょう!

 

 

 

 

 

 

~ 次回 “第60回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年8月23日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:6章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第58回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM、YY  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

 

 欧米で始まったスピリチュアリズムという神の一大計画は、現在で170年程になります。その歩みは着実に続いて来ており、我々のもとにも届けられました。『シルバー・バーチの霊訓』をはじめ『ホワイトイーグル霊言集』や『霊の書』ほか、真理を説いている多くの書籍に巡り会い、たくさんの方と語り合って参りました。霊訓には人間として生きる上での土台となる人生観や死生観が、だれにでも分かりやすい単純素朴な真理としてやさしく説かれておりますね。私も地に足が着き、人生を大切に生きたいという気持ちが強くなりました。

さあ、この神からのお便りを次は誰に渡しましょうか。以下でシルバーバーチが言われているように、著名人にお渡しするのが影響力は大きいのですが、まずはチャンスがあればどなたにでも!つかの間の地上人生の中で、まだまだ多くの魂は鼓舞する機会を待ち望んでいるようです。勇気を出しましょう!

 

≪ 4章 軽蔑と嘲笑の中で――スピリチュアリズムの歩み ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの発端から100年程経つ1941年頃の会で、シルバーバーチはその歩みを振り返った

「私たちの仕事が始まった当初、世間の人は何とたわいもないことをして、と軽蔑の眼差しで見たものでした。彼らはサークルのメンバーを“テーブルラッパー”(初期の頃はテーブルの叩音による通信が盛んに行われた)と呼んで軽蔑し嘲笑しました。しかし、そうした現象も実は大きな目的をもった一大計画に組み込まれていたのです。私たちの意図した影響力は次第に大きくなり、世界中へ広がっていきました。各分野で名声を得ていた名士を次々とその影響下に誘っていきました。やはり著名人の証言が尊重されるという考えからです」

 

「その後霊媒も増え、サークル活動も盛んになりました。科学、医学、思想、宗教、その他ありとあらゆる分野の人を参加させ、当時すでに猛威をふるっていた誤った物質万能主義を否定する現象、新しい高度な生命観を示唆する霊的事実、唯物思想の終焉を予告する目に見えない力の存在へ目を向けさせました。ほどなくしてテーブルラッパーたちは、宗教を腐敗から守る運動の旗手となっていったのです」

 

「私たちが欲しているのは、霊的実在を悟りそれを他の同胞のために使用してくれる人、真理を暗い生活の灯として持ち歩いてくれる人です。そして、そうした霊的真理のメッセンジャー自らが、それを日常生活において体現し、誠実さと公明正大さに貫かれた生活を通して、見る人の目になるほど神のメッセンジャーであることを認識させることです。それから、積極的に世に出て社会生活のすべての面にそれを応用していってほしいのです」

 

「世の中を見まわすと、あなた方の努力の印――古くて使い物にならない教義やドグマ、構築物の崩壊が見てとれるはずです。私たちの説くスピリチュアリズムは、“心霊学”という知識を土台として築かれております。その土台はいかなる嵐にもビクともしません。なぜなら霊的事実を土台としているからです。あなた方が建造の一役を担ったその殿堂は、あなた方が死んだ後も、奮闘努力の記念碑として末永くその勇姿を失うことはないでしょう」

 

「常に私は、基本的な霊的真理を忘れぬようにと申し上げております。すなわち神の分霊を宿し、その意味において真実“神の子”であり、永遠にして不変の霊の絆によって結ばれているという意味において真に同胞であり、人類全体が一大霊的家族であり神の前に平等であるということです。霊の眼をもって見る者は、民族、国家、気候、肌の色、宗教の別を超えて見つめ、全人類を一つにつなぐ霊の絆を見てとります。地上世界は今こそそうした単純な真理を見直す必要があります」

 

「真理を普及するための新しい人材が次々と霊力の支配下に導かれていることに着目して下さい。私たちは刀剣や銃を手にせず、愛と寛容心と慈悲と奉仕の精神でもって闘っている大軍の一翼を担っております。私たちの武器は真理と理性です。そして目指すのは、人間として当然受けるべきものを手に出来ずにいる人々の生活に豊かさと美しさをもたらしてあげることです。意気消沈した人、悲しげにしている人に元気を出すように言ってあげて下さい。先駆者たちの努力の賜物をこれから狩りいれるのです」

 

「地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、霊的真理を日常生活において実践する以外にありません。あなた方はその貴重な霊的な宝を手にされているのですから、自信をもって生きて下さい。しかし同時に、知識には責任が伴います。その知識を賢明に有効に活かして下さい。一人でも多くの人がその知識を手にすることができるように、それによって魂を鼓舞され心が開かれる機縁となるように配慮してあげて下さい」

 

スピリチュアリズムの発展は他の宗教と同列には並べられない

スピリチュアリズムは宇宙の自然法則そのものです。キリスト教ユダヤ教や仏教、その他地上に誕生した宗教はすべて、当初は自然法則の一つの顕現でした。一つの真理の側面にすぎないのです。それらを比較してどちらがどうということは言えません。届けられた時の事情がそれぞれに異なるのです。しかし、残念なことにそのささやかな真理が人間的夾雑物の下に埋もれてしまいました。神性が完全に影をひそめてしまいました」

 

スピリチュアリズムがこれまでの啓示と異なる所は、入念な計画に従って組織的な努力が始められたということです。それが約百年前のことでした。こんどこそは何としてでも霊的知識を地上に根付かせようということになったのです。その計画は予定通りに進行中です。霊力は霊媒がいれば新しい前哨地が設立されます。ですから一人でも多くの霊媒が必要なのです」

 

抵抗勢力に代わって私は、啓示というものが常に進歩的であること、かつての指導者の一人ひとりが神の叡智の宝庫から一握りずつを地上へもたらしてきたこと、そしてその一連の系譜の最後を飾ったのがかのナザレのイエスであり、私たちはそのイエスを鼓舞したのと同じ霊の力の直系の後継者として、同じ福音、同じ真理を説いている者であることを宣言します。人間に贖(あがな)い主はいらないのです。自分の荷は自分で背負う義務があり、日々の行為によって霊的生命を高めもすれば傷つけもします。向上進化というのはその潜在的神性をより多く顕現していく過程にほかなりません」

 

◆霊界での指導霊の総会から戻って来られたシルバーバーチの言葉

「あなた方より少しばかり永く生きてきたこの私、あなた方がこれより辿らなければならない道を知っている先輩としてあなた方に、どうか勇気をもって邁進されるよう申し上げます。お一人おひとりがご自分で思っておられる以上に貢献なさっております」

 

「これからまだまだ大きな仕事が為されます。世界各地で数多くの心霊治療家によって行われている霊的治療の成果に目を向けて下さい。大地に再び視野が開けていく様子を思い浮かべて下さい。予言者の声が再び地上にこだまするようになり、夢かと見紛うものを見るようになります。先見の明が開け始めます。病める人々が癒され、肉親の死を悲しんでいる人々が慰められつつあります」

 

「あなた方は本当に恵まれた方たちです。人間が永遠の魂の旅の中にあってほんの束の間をこの地上という生活の場で過ごしている、永遠にして無限の霊的存在であることをご存知だからです。私は、そのメッセージをあなた方の助力を得ながら広め、私を地上へ派遣した霊団の使命を推進したいと望んでおります。私たちはいま勝利へ向けて前進しております。人々はその目を上へ向けて新しい世界の夜明けを待ち望んでおります。新しい世界は新しい希望と新しい悟りを与えてくれます」

 

USさんのコメント

 今回皆さんと語らい、感じたこと。今生で生きることの厳しさの再確認である。常に気が抜けないと言った方が、良いかもしれない。事がうまく行き、幸福の絶頂にある時こそ、一気に突き落とされた経験はないだろうか?絶頂期こそ身を引き締めて生きるのが、この世の処世術である。先人が、楽あれば、苦あり。苦あれば、楽ありと言っていたが、それだ。人生は、常に山あり、谷ありである。因果律から言えば、これも普遍的な真理である。人生は、教訓を身に着ける実験場。鍛練の場。少なくとも肉体を有する内は、地上流の試練が待っていると人生を達観した方がよさそうだ。そして、障害に対する抵抗力をしっかり身につけて、この世の扉から解放される日まで、思う存分人生を謳歌しようではないか。負けてたまるかである。

 

 

 

~ 次回 “第59回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第57回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年5月31日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:A

      UH、GK、SK、ST、SN、MM  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:3章、談話

 

 読書の後、参加者STさんはご家族における状況をシェアして下さいました。ちょうど今回の2章の内容とリンクする所もあり、参加者全員で語り合い、そして祈りました。また、霊の世界に詳しい!?UHさんも久しぶりに参加され、導きの妙を感じた次第です。ところで一般的に“病気”というものをどう捉えるか。カルマ、因縁果報、生活習慣……。何れにしても病気は様ざまな形で発現し、受け入れざるを得ません。STさんは「スピリチュアリズムを学んできて良かった。大変な中にあっても冷静でいられます。チャンスをみて家族に伝えたい」と。どうかご家族が一丸となって、この苦境を試練を乗り越えて下さいね。

 

≪ 2章 死後の後悔 ≫ より抜粋、引用

◆他界した人の無念さについて、シルバーバーチは次のように説明する

「大勢の人が地上を去ってこちらへ来て意識の焦点が一変し、初めて人生を正しい視野で見つめるようになり、何とかして有縁の人々に嬉しい便りを伝えたいと思うが、有縁の人々が何の反応も示してくれない時の無念の情を、想像してみられたことがあるでしょうか」

 

「彼らは何とかして自分が死後も生きていることを知らせたいと思い、後に残した人々に両手を差しのべて近づこうとします。やがてその顔が無念さのこもった驚きの表情に変わります。もはや地上世界に何の影響も行使できない事を知って愕然とします。聞いてもらえず見てもらえず感じてもらえない事を知るのです」

 

宗教的指導者の無念さとその責任の取り方について

「私はこれまで何度か地上で教会の中心的指導者として仰がれた人たちに付き添って、かつての信仰の場、大聖堂や教会を訪ねてみたことがあります。彼らはこちらへ来て誤りであることを知った教義がそこで今なお仰々しく説かれ続けているのを見て、そうした誤りと迷信で固められた組織を存続させた責任の一端が自分たちにもあることを認識して悲しみにうなだれ、重苦しい思いに沈みます。この思いは罪滅ぼしなのです。それが摂理なのです。各自が自分の人生への代価を自分で支払うのです」

 

「そして、間違った教えを説いた人々の一人ひとりに会わなければなりません。しかし、その時までに本人が真理に目覚めた場合は、その宗教家はラクをすることになります。また、正しいことをしていると信じていた場合は、考慮されその必要はありません」

 

「私たちが非難するのは、誤りとは知らずに一心に説いている正直な宗教家のことではありません。自分の説いていること、行っていることが間違っていることを知りながら、民を導いている人たちです。人に法を説く者が重大な責任を担っていることはお分かりでしょう。まず自らが拠って立つ足場をしっかりと固めなくてはなりません。厳しい探求や吟味もせず、型にはまった教義を説くという怠慢さと無頓着さに対する代償を払わされるのです」

 

キリスト教信者にとって興味深い死後の事実が明かされた

最後の審判の日を待ちながら何世紀もの間埋葬地で暮らしている霊(地縛霊の一種)がいることは本当であり、それは私たちにとって大きな悩みのタネの一つです。死んだら大天使ガブリエルのラッパが聞こえるまで待つという思念体を地上の生涯を通じて形成してきており、その思念体を自ら破壊しないかぎり、思想的牢獄となって魂を拘留し続けます。死んだことを認めようとしない人も同じです。自らその事実を認めないかぎり、私たちもどうしようもないのです。それを得心させることの難しさはあなた方には想像がつかないでしょう」

 

「彼らは墓の中でただ待つだけです。こちらには“時間”というものがありません。もしも自分が「待っている」という事実に気がつけば、その思念体の牢獄が破れるはずです。ですが、こうした事実を地上の人間に伝えるのは大変です。こちらでは周りの出来ごととの関連によって成長と進化を意識していくのでして、時間が刻々と過ぎてゆくというのとは違います。時間は出来事との関連における地上独自の尺度にすぎません。あなたが無意識であれば時間は存在しません。出来事との関連が無くなるからです。夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過するのはそのためです」

 

USさんのコメント

「夢を見ている間は肉体に繋がれている時よりも、出来事が速く経過する・・・とありますが、確かに明け方に見る夢は、短時間に見ているようです。私は、断片的ではありますが、結構覚えていて、特に印象的な部分は、日々日記に書いています。意識の世界なので、内容によって長く感じたり、短く感じたりするのでしょう。時々幽界上層の癒しの世界を垣間見ることがあります。先日も広大な丘の上から見た空の色が、とても言葉に言い尽くせないほど綺麗で、もっと見たい、ここにいたいという衝動に駆られました。前日まで、介護と医療に関するテーマで講演の準備をしてい、てスライド作りに試行錯誤を繰り返していました。地上的発想で頭が一杯の状況の中こういった非地上的絶景を夢の中で見たのは、背後霊の配慮かと思い、感謝しています。目覚めるととてもすっきりしました。いわゆる変性意識状態なのでしょうが、上空から見たような印象もあるので、これもまた空を飛ぶような幽体離脱の状態だったかもしれませんね。いずれにせよ、肉体的には、どんなにきつい状況でも低級な考えに囚われないように常に意識は、高くありたいもです。」

 

 

 

 

~ 次回 “第58回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

第56回 心のサークル 報告

 

【と き】 2015年4月19日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      SK、ST、SN  以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:2章、談話

 

 自然界のあらゆる動植物にも、そして人類にも平等に訪れるのは“死”といわれている現象です。医学は進歩しつつありますがその高度医療でも、また、どんなに大金を払っても誰一人として死を免れることはできないでしょう。それ故に恐怖の極致にされるのですね。死に対する考え方は文化や文明により様々でしょう。日本においては、欲すれば先人達の書物や霊能のある方々の訓えを通して、死について学ぶことができという自由に恵まれております。お蔭さまで我々スピリチュアリズムの学びの仲間もそうですが、私の中でも死生観は大きく変わりました。また、日本人の死に対する考え方も、少なからず変化してきているのではないでしょうか。

今回の2章は、ぜひとも広くお伝えしたい内容です。そして、最後の方でシルバーバーチが説いておりますが、『誰もが神から授かっている魂の潜在力』を開発して、現世において死後の素晴らしさや死の意味を確信したいものです。

 

≪ 2章 死は第二の誕生 ≫ より抜粋

シルバーバーチは“死”を悲しむべき出来事ではなく、より大きな意識、より広い自由、潜在能力をより多く表現できるチャンスを与えてくれる、喜ぶべき出来事であると説く。

「この交霊会も死が幻影であることを証明する機会の一つです。すなわち死の淵を霊的知識で橋渡しをして、肉体という牢獄を出た後に待ち受ける充実した新たな生活の場の存在を紹介するために、私たちはこうして戻ってきているということです」

 

「私たちは施設はどうでもよいのです。関心の的は人間そのものです。魂と精神、そして両者を宿す殿堂としての身体――これが私たちの関心事です。人間も神の一部であるが故に永遠の霊的存在である――この単純にして深遠な真理に耳を傾ける人すべてに分け隔てなく手を差し伸べんとしているのです。実に単純な真理ですが、その意味するところは極めて深長です。いったんこの真理の種子が心に宿れば、大いなる精神的革命をその人にもたらします」

 

「真理は日常生活において体現していかなくてはなりません。飢餓、失業、病気、スラム等々、内に宿す神性を侮辱するような文明の恥辱を無くすことにつながらなくてはいけません。私たちのメッセージは全人類を念頭においております。いかなる進化の階梯にあっても、手に取り理解しそして吸収すべきものを十分に用意してあります」

 

◆肉親を失って悲しみに必死に耐えている人に対してシルバーバーチは次のように述べた。

「あなたの(霊の世界を見る)目がさえぎられているのが残念でなりません。(霊の声を聞く)耳が塞がれているのが残念でなりません。あなたが生きておられる世界が影であり実在でないことを知って頂けないのが、あなたの背後にあって絶え間なくあなたのために働いている霊の力をご覧にいれられないのが残念でなりません。数多くの霊――あなたのご存知の方もいれば、人類愛から手を差し伸べている見ず知らずの人もいます――があなたの身の回りに存在していることが分かって頂けたら、どんなにか慰められるでしょうに」

 

「私たちの仕事はこうした霊媒だけを通して行っているのではありません。実際には目に見えず、耳に聞こえずとも、あなた方の生活の現実に影響を及ぼし、導き、鼓舞し、指示を与え、正しい選択をさせながら、あなた方の性格をのばし、魂を開発しております。そうした中でこそ(死後の生活に備えて)霊的成長に必要なものを摂取できる生き方へといざなうことができるのです」

 

◆ある年のイースタータイムに、シルバーバーチは“死”を四季のめぐりに見事になぞらえて語った。

「四季の絶妙な変化、途切れることのない永遠のめぐりに思いを馳せてごらんなさい。すべての生命が眠る冬、その生命が目覚める春、生命の世界が美を競い合う夏、そしてまた次の春までの眠りに備えて自然が声をひそめ始める秋。地上は今まさに大自然の見事な顕現――春、イースター、復活――の季節を迎えようとしております。地上全土に新しい生命の大合唱が響きわたります」

 

「太古の非文明化時代において、宗教というものが大自然の動きそのものを儀式の基本としていたことを知っていただきたいのです。同じサイクルが人間一人ひとりの生命においても繰り返されております。まず意識の目覚めと共に春が訪れます。続いて生命力が最高に発揮される夏となります。やがてその力が衰え始める秋となり、そして疲れ果てた魂に冬の休眠の時が訪れます。それは全ての終わりではなく物的生命の終わりです。冬が終わるとその魂は次の世界において春を迎え、かくして永遠のサイクルを続けるのです。この教訓を大自然から学びとって下さい」

 

◆スピリチュアリストとして活躍していた同志の他界を聞かされてシルバーバーチは次のように説いた。

「肉眼の視野から消えると、あなた方は悲しみの涙を流されますが、私たちの世界ではまた一人物質の束縛から解放されて、言葉で言い表せない生命の喜びを味わいはじめる魂を迎えて、うれし涙を流します」

 

「私はいつも“死”は自由をもたらすものであることを説いております。人間の世界では哀悼の意を表していても、本人は新しい自由、新しい喜び、そして地上で発揮せずに終わった内部の霊性を発揮するチャンスに満ちた世界での生活を始めたことを知って喜んでいることを説いております」

 

「ここにおいでの方々は、他界した者が決してこの宇宙からいなくなったのではないとの知識を獲得された幸せな方たちですが、それに加えてもう一つ知っていただきたいのは、こちらへ来て霊力が強化されると必ず地上のことを思いやり、こうして真理普及のために奮戦している吾々を援助してくれているといことです」

 

「私たちには、精神の解放と魂の解放と身体の解放の三重の目的があります。私たちの説いている真理は人生のあらゆる面に応用が利くものです。そして、霊的真理を知れば知るほど、自分より恵まれない人々への思いやりの気持ちを抱くようでなければなりません」

 

◆“死”にまつわる陰湿な古い観念の打破について説いた。

「こうしたサークル活動は、あなた方が霊的存在であって物的存在でないことを忘れさせないようにする上でも役立っております。鏡に映るあなたは本当のあなたではありません。真のあなたの外形を見ているにすぎません。あなたは永遠の霊的存在です」

 

「あなたは無限の可能性を秘めながらも今は限りある形態で自我を表現している原子のような存在です。身体の内部に、いつの日かすべての束縛を押し破り真実のあなたにより相応しい身体を通して表現せずにはいられない力を宿しておられるのです。そうなることをあなた方は死と呼び、悼み悲しんで涙を流されます。それは肉体がその人であるという考えが存在し、死が愛する人を奪い去ったと思い込んでいる証拠です」

 

「しかし死は生命を滅ぼすことはできません。物的なものは所詮、霊的なものに敵わないのです。もしあなたが霊眼で眺め、霊耳で聞くことができたら、そして肉体の奥にある魂が霊界の霊妙なバイブレーションを感じ取ることができたら、肉体という牢獄からの解放を喜び、自由で意気揚々として、嬉しさいっぱいの甦った霊をご覧になることができるでしょう。その自由を満喫している霊のことを悲しんではいけません。喜んであげるべきです」

 

「今地上にいるあなた方も神より授かった魂の潜在力を開発すれば同じ自由、同じ喜びを味わうことが出来ることを知ってください。死の意味がお分かりになるはずです。そして死とは飛び石の一つ、ないしは大きな自由を味わえる霊の世界への関門にすぎないことを得心なさるはずです。あなた方には知識があり、それを一緒に広めているところです。人類はもう、何世紀も迷わされ続けてきた古い教義は信じません。教会の権威は失墜の一途をたどっており、霊的真理の受け入れを拒んできた報いとして、霊力を失いつつあるのです」

 

*進行役 Uさんのコメント*

「昨年の2月に義理の母親が亡くなりました。以前の報告の中でも紹介していますが、身近な人の死に接するとスピリチュアリズムの真価が問われるというものです。まさに本番ですね。できる限り感情を入れず、目の前の遺体を冷静沈着に客観視できるかです。永遠の目で見ることができるかです。結局二週間ほど意識不明のまま亡くなってしまいましたので、残念ながら生前に真理を説くことはできませんでした。突然人の死に遭遇するというのも人生というもので、常に試されていると思いました。今はただ心より義母の成仏を願う次第です。」

 

 

 

 

 

 

~ 次回 “第57回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年5月31日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:3章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

 

 

第55回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年3月15日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、YY、HK  以上7名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:1章、談話

 

 この霊訓を読んだことのある人で、“シルバーバーチ”と名乗る指導霊が誰であるかという関心を持たない人はいないでしょう。私も当初、辞書で“シルバーバーチとは白樺のこと”であると調べたり、その後ネイティブアメリカンであると聞かされたり・・・。彼を霊視して描かれたネイティブアメリカンの絵もありますね。私も生前の彼を自分なりに想像しておりました。そして、学んでいるうちに以下のような特別な仕組みがあることを知り、この霊訓の偉大さや信憑性を裏付けるものであることが分かりましたが、今度はその最高指揮者とはいったい誰なのか・・・という思いが湧き起こって参りました。ところが真理を学んでいくうちにそのことへの関心は不思議と薄れ、今では気にならなくなりました。いずれ霊界へ行ったら分かることでしょうから、その時の楽しみにとっておきます。もし出来るならお会いしたいものですねぇ。

 今回も参加者のみなさんと、シルバーバーチについて語り合いました。当の本人はきっと我々の傍らで微笑んでおられたことでしょう。今生で高級霊の方々に出逢えたことに、いつも傍にいて下さることに、心より感謝いたします。

 

≪ 1章 シルーバーバーチとは何者か ≫ より抜粋

シルバーバーチについてのこれまで公表されている認識としては次のものがある

◎インディアン(ネイティブアメリカン)ではないこと。

◎高遠な世界と地上との間の橋渡しとして、一人のインディアンの幽体を使用しているところの、高級霊団の最高指揮者であること。

 

シルバーバーチの地上での身元についての質問に対しての答え

「私は荒野に呼ばわる声です。神の使徒以外の何者でもありません。私が誰であるかということが一体何の意味があるのでしょう。私がどの程度の霊であるかは、私のやっていることで判断していただきたい。あなた方人間世界における私の仕事が、暗闇に迷える人々の心の灯りとなり慰めとなったら、それだけで私はしあわせなのです」

 

「今まさに黎明を迎えんとしている新しい世界の一役を担うものとして、これまで忘れ去られてきた霊的法則を蘇らせるために私を地上へ遣わした一団の通訳にすぎません。私の背後には遠々と幾重にも連なる霊団が控え、完全なる意志の統一のもとに、一丸となって協調態勢で臨んでおります。私がこの霊媒(バーバネル)を使用する如くに彼らも私を使用し、永い間埋もれてきた霊的真理を地上の全土に広げんとしているのです」

 

「私はこれまであなた方の友として、守護者として、指導者として接して参りました。いつもすぐ側に待機しており、出来得る限りの援助の手を差し伸べる用意があることを知っていただきたい。どうか、困ったことがあればどんなことでも、いつでもこの私をお呼び下さい。もし私に出来ることであればご援助しましょう。もし私に手出しできない事であれば、あなた方自らが背負わねばならない試練として、それに耐えていくための力をお貸しいたしましょう」

 

「我々霊団の者は功績も礼も感謝もいっさい求めません。お役に立ちさえすれば良いのです。私たちは普段は物質と言うベールによって隔てられておりますが、いついかなる時も身近にいて、情愛を持って力になってあげていることを知って下さい」

 

シルバーバーチは、サークルを通して世界中の人々のために推進してきた仕事の基本的理念を改めて次のように説いた

◎ 私はあなた方が愛の絆によって一丸となるように、これまで様々な努力をして参りました。

◎より高い境涯、より大きな生命の世界を支配する法則をお教えしようと努力して参りました。

◎あなた方に自分という存在(霊的にいかに素晴らしく出来あがっているか)を知っていただくべく努力して参りました。

◎真理を知るということは、それを人のために使用する責任を伴なうことをお教えして参りました。

宗教的儀式のうわべの形式に捉われずに、その奥にある宗教の核心、すなわち援助を必要とする人々のために手を差し伸べることを忘れてはならないことを説いて参りました。

◎絶望と無気力と疑問と困難に満ち溢れた世界にあって、私はあなた方に霊的真理を説き、それをあなた方が先ず自ら体現することによって同胞にもその宝を見出させ、ひいては人類全体に幸福をもたらすことになる――そうあってほしいと願って努力して参りました。

◎私は終始“愛”をその最高の形で説くべく努力して参りました。

◎私は常に人間の理性と知性に訴えるように心掛け、私たちの説く真理がいかに厳しい調査・探求にも耐え得るものであることを主張して参りました。 

 

*Uさんのコメント

ガイドとの対話から。


悩み多きが、今生の人生です。
けっして不安にならぬこと。
私たちガイドが周りにいることを忘れずに。
常にインスピレーションという形で、サインを送り、道に迷わぬように指導しています。
しかしながら、そのことに気付くか否かにかかわらず、選択の自由が与えられていることを忘れずに。
その範囲内で参考にしてください。
私たちの指導は、あなたの生活向上、使命達成のお手伝いが、すべてです。
今生をいかにやり抜くか。
大変と考えれば、大変ですが、選んだのは、あなたであり、これから選ぶのもあなたです。
私たちもその自由意志を最優先して、手助けします。
本道からそれることもありましょうが、気にせず前に進んでください。
軌道修正の道は、常にあり、今生で生きている限り、今生での機会はいくらでもあります。
常に世のため人のためと思って生きていれば、間違いありません。
どんな苦境も乗り越えられます。
これから、増々いろいろな展開がありましょうが、大丈夫です。
道は、守られています。
信じてください。

 

 

 

 

 

~ 次回 “第56回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年4月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:2章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)

第54回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年2月22日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、  以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:9章・10章、談話

 

 昨今のさまざまな事件や闘争は、酷さを増しながら止むことを知りません。そのうえ残念ながら被害者としても加害者としても、少なからず子供が加わっております。これまでの長い歴史の中で、多くの先人たちは経験からその要因を探り、解決のための思索を幾度となく巡らしてきたことと思います。しかし今もなお悲惨な状況は変わっておりません。人間とは…、人間だもの…、と自問自答をするばかり。

今回のシルバーバーチの訓えは、その要因の一つとして、子供と宗教や教育の関連性について分かりやすく説明されております。吸水性に優れたスポンジのような子供時代をいかに過ごすべきか。それはすべて保護者や先生、とり巻く社会に掛かっております。これまでの気付いた者たちの、地道な努力の積み重ねではまだまだ足りないのでしょうか。今の大人も昔は子供。支えられて大きくなりました。ならば神の分身であり、純粋で弱き者であり、未来を背負っている子供たちのために、我々も尽力させていただきましょう!

 

≪ 9章 宗教の本質と子供の宗教教育のあり方 ≫ より抜粋

◆宗教の定義とは?

「宗教とは同胞に奉仕することによって、互いの親である神に奉仕することです。本来の宗教は地上の世俗的概念とはほとんど何の関係もありません。人間の魂に内在する神性を地上生活において発揮させるものでなければなりません。自分一人の世界に閉じこもらずに、広く同胞のために自分を役立てるように導くものでなければなりません」

 

「地上にはあまりに多くの世俗的宗教が存在し、それぞれに異なった教えを説いておりますが、その宗教が最も大事にしてきたものは実質的には何の価値もありません。流血、虐待、手足の切断、火刑といった狂気の沙汰まで生んだ教義・信条への忠誠心は、人間の霊性を一インチたりとも増しておりません。逆に人類を分裂させ、障壁をこしらえ、国家間はては家族間にも無用の対立関係を生みました。私が宗教的建造物や俗に言う宗教に価値を認めない理由はそこにあります」

 

◆子供の宗教のあり方について

「今日の子供は明日の大人です。意義ある社会の一員として、社会のため人類のために貢献できる人物に育てるための知識を授けることが教育の根本義です。それには何よりもまず、宇宙の摂理がいかなるものであるかを説いてやり、人間が有する偉大な可能性を教え、それを自分自身の生活と、地域社会に役立てるために開発するよう指導してやらねばなりません」

 

「子供は感受性が強いものです。また、知能的には教えられたことが真理であるかどうかを判断することはできません。とても従順ですから、教えられたことは何もかも本当のことと信じてしまいます。そして潜在意識に印象付けられ、子供のその後の思想を築いてゆく土台となるのです。その意味で、筋の通らぬ勝手な訓えを説く宗教家は、動機がどうあろうと、人類とその文明の将来に大きな障害を築いていくことになり、罪を犯していることになります」

 

「子供に様々な可能性が宿されていることを知らない人、霊的真理に通じていない人、子供が霊的存在であり神の子であることを知らない人、宇宙における人間の位置を理解していない人――こうした人に育てられた子供は健全な精神的発育を阻害されます」

 

「宗教とは個々の魂が人生のあらゆる闘いに堂々と対処し、克服していく上での指導原理である以上、教育上極めて重大な意義を有することは明らかです。子供の一人ひとりが神の一部であり、本質的に霊的存在であるからには“自由”がもたらすあらゆる恵みを受けて生きるように意図されております」」

 

「宗教についての正しい真理を教わった子供は、自由闊達に成長します。間違った教義を教え込むことは、宗教的観点、教育的観点からみても、その子にとって何の益にもなりません。いつかきっと反発を覚える時期がまいります。教え込んだ人たちに背を向けるようになります」

 

「宗教についての真実を申せば、真理のすべてを説いている宗教などありえません。どの宗教も、真理の光のほんの一条しか見ておりません。しかも、その一条の光すら歪められねつ造されております」

 

「子供には宗教とは、他人のために自分を役立てること、ややこしい教義に捉われることなく、真面目で無欲の生活を送り、自分が生活している社会のために尽くすこと、それが神に対して真に忠実に生きるという意味であることを教えてやらねばなりません」

 

≪ 10章 シルバーバーチの祈り ≫ より一部抜粋

◎【人間の神性を讃える祈り】  詳細は書籍本文をご覧ください。

◎【相互扶助の尊さを讃える祈り】  詳細は書籍本文をご覧ください。

 

シルバーバーチは祈りの後、サークルのメンバーに向かって次のように説いた

「私たちの訓えの根本は“Service”の一語に尽きます。地上の悪弊(癌)の一つである利己主義に対して、私たちは永遠の宣戦を布告しております。戦争、流血、混乱、破壊へと導くところの物質万能主義を打ち砕かんと努力しております。そして、お互いがお互いのために自分を役立てるようになって頂きたい」

 

「人間の一人ひとりが同じ全体の一部であり、人類のすべてに神の霊が流れている――その意味において万人が神のもとにおいて平等である――その本性に関するかぎり平等である、という認識を広める必要があります」

 

「霊の世界の働きかけに応じて働く人々、持てる才能を霊団に委ねる人々は、自分を捨てることによって自分が得をしていることに気付くはずです。それは収賄行為やご利益目当ての行為ではありません。因果律の作用に他なりません。すなわち、最も多く施す者が最も多く授かる、ということです」

 

 

*進行役 Uさんのコメント*

  

「信仰というと宗教と結び付けて考えやすいが、愛と信仰は、神の前に必須の要素であると言える。

 信仰あっての宗教であるが、愛なくしては片手落ちである。そこにシルバー・バーチの霊訓では、宗教をserviceと捉える本質があるように思える。以下は、ガイドとの対話25=愛と信仰=から転載する。

 

とても大きなテーマです。

愛なくして信仰を語らず。

信仰なくして愛を語らず。

ともに不可分のものです。

神によらぬ愛は、低次元の愛です。

信仰の無い愛は、よりエゴに利己性に基づく愛です。

しかし、信仰だけでは、これも利己的です。

利他愛を示さなくては、冷ややかな信仰、暖かみの無い信仰になるでしょう。

人を助けてこそ信仰の意味があります。

ともに深め、高め、絶対性に向かって強固にしていかなくてはなりません。

人を思うとき、真の愛、慈愛があれば、神に跪く敬虔さが生まれます。

その気持ちを大切にしてください。

いつまでも。

どこにいても。

誰に対しても。

どのような時でも。

信仰心に基づく愛があれば、不滅不朽です。」 

 

  

 

~ 次回 “第55回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年3月15日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:1章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)