【と き】 2020年10月18日(日)、14時~17時
【ところ】 戦災復興記念館 4F 第二会議室
【参加者】 進行:US、記録:SK
US、HM、GS、IK、UC、NN、SM、SN、SK 以上9名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』の読書会
今回は60名用の会議室を借りてみました。
広い~♪ 机もたくさんあるし、椅子もたくさんある~♬
……だからって全部使うわけじゃないけれど、新しい物件との最初の出合いはなんとなくウキウキします。
相変わらず世の中はコロナウィルスに振り回されています。
こんなこといつ終わるんだろうなぁ。
でも、やまない雨はない。明けない夜はない。雨上がりの空は青いし、夜が明けた空は光に満ちる。だから、アフターコロナの世界はきっと素敵なのだろう…と思いたい、いや、そう思うのだ。
9名の皆さまが集まってくれました。
活発な意見の交換がありました。
輪読の前にSMさんにグロッケンの演奏をお願いしました。奏でられた生の音はとても優しくて音階の波動が場の空気を整えてくれました。
IKさんの誘導瞑想とUSさんのシルバーバーチの祈りを唱え、読書会の始まりです。
シルバーバーチの霊訓(十)
9章 人生は霊的巡礼の旅
人生が旅に例えられることはよくありますが、ただの旅ではなく「霊的巡礼の旅」と名付けられますと、「今」はとても神聖な時間なのだよなぁと襟を正す思いになります。
毎日毎日雑事に追われ、摩擦や落胆、焦りに振り回され、いつのまにか光から遠ざかり、まるでブラックホールに入ったような虚無感の中にいるような気分になっていることが、ままあります。なんのために生まれてきたのか目的を忘れてしまっている時です。
そんな時、「巡礼」という言葉を提示されますと、途端にエネルギーが満ちてきます。
「巡礼」の言葉の中にある光のせいでしょうか。
この交霊会においでになる同志の方に私が必ず申し上げることは、霊的巡礼の旅に立たれた方はみな、同じパターンの人生を体験なさるということです。困難・難題・危機・逆境・失望・挫折、こうしたものを体験させられます。時には失意のドン底に落とされ、あたかもすべての望みが断たれ、奈落の底の暗闇の中におかれたような、一条の光明も見いだせない状態となることもありましょう。
しかし、そうした時こそ魂が目を覚まし、真理を受け入れられる用意が整うものなのです。奈落の底からの霊的向上が始まります。p146
何度も何度も繰り返し述べられているフレーズです。このブログでも何度も抜き取っているので、もうレポートしなくてもよいのではないかと思うのですが、やっぱりこの文章に触れるたびに心を動かされ感動するので、書いてしまうのです。
困難こそが人生の目的。だから失意の底でうなだれていても、これでいいのだ…と自己を肯定することができるのです。
人生がうまく動かない時、自分の蒔いた種、自分の至らなさの結果なのでは? と自分を責めるほうへつい意識が向いてしまうのですが、それは悪い思い癖。
困難とはなにかの結果、罰ではなく、レッスンの材料、課題である。
むしろ必然的に現れる現象であり、挑戦の時を迎えられる準備が整ったと誇りを持ち、俯瞰さえできれば、もうそれだけで前進への大きな一歩を進んでいると知り、自分を労わってみましょう。
「決断」について活発な意見交換がありました。
P172の「閉め切られたドアを忙しくたたいてはいけません。自然に開くのを待つのです」という文章が印象に残ったことを意見しましたところ、USさんから、P171に書かれていることも共有したいと示されました。
困難に悩まされた時は——それは人間として避けがたい宿命です——地上の喧騒から身を引いて瞑想の世界へ入ることです。そこで霊的意識を広げ、あたりに漂う光輝を存分に吸い込むのです。
霊界とのつながりが強くするために波動を合わせる事は大事だと、最近よく、どこからともなくメッセージが送られている感じがしていました。
そのメッセージがここでも提示された!と感じました。
心の中を整理したいとかねがね思ってはいましたが、なかなか瞑想の時間を取ることができませんでした。日々の雑用に追われて忙しく、読んで字のごとく心を亡くして時間を走っておりました。
今年の4月、緊急事態宣言のおかげで、強制的に自宅待機の時間が与えられ、世の中が静止して静けさを体験しました。静けさには癒しの効能があることを実感しました。
心はとてもシンプルになって、何が大事なのか、内面に集中することができました。幽かな暗示に気がつきそうな気配を見つけたり、立ち止まっていても恐怖を感じていないことに感動したり、一種の瞑想的な時間を過ごすことができたとも言えます。
よーし、この機会に本格的に瞑想を!と思っていた矢先に世の中が動き出し、いつもの忙しい毎日が戻り、その決意はまた保留になっていますが、魅力的なトライが待機中だと楽しみにしているところです。
「ドアを叩くな」というフレーズについてこんな質問が。
どうしたらよいか分からなくなったときに、ドアを叩かなければ手遅れになってしまうのではないか。
〇「閉め切られたドアを」無理に叩くなということなので、叩いてだめということではない。しかし、求めたあとに、人間は「待つ」ことに耐えなければならない事があるかもしれない。
〇子供が不登校やひきこもりになった時、親は躍起となって改善しようと様々な策を練って追い立てますが、それが「閉め切られたドアを忙しく叩く」ことかもしれない。
〇ひきこもることが必要な時もある。静かな時を作り、自分を作り直している時間。それを邪魔してはならないのではないか。
〇「あの時、結局何もしなくてもよかった」という感想を漏らす親は多い。その子の自由意志を尊重すること。そして間違ってもいいという選択肢を設ける事のおおらかさが必要な時代ではないか。
〇まずはまっさらになること。それが必要じゃないか。
ひきこもって社会を拒絶することは、ある意味でとても勇気のいる事だと思います。
ひきこもるという自由を選ぶ。それは羽ばたきでもあるのではないでしょうか。
ひきこもりを邪魔せず、信じ、なんでもないことだという軽やかな波動で暮らせれば、次のステップへ自然と動くような気がします。
シルバーバーチの言う、不安、心配、恐れが一番いけません。せっかくの霊力のサポートを遮断してしまいます、、、ということですね。
静かな時間を作り霊界の波長と合わせる。それは大きな味方を背にして進むことなのでしょう。
「100匹目の猿」の現象についての紹介がありました。
あるニホンザルの1頭が、芋を洗って食べることを偶然覚えた。すると同じ行動をとるサルが少しずつ増え、その数が100頭に達した時、接触のない遠隔のサルたちにもその行動が伝播したという現象があったそうです。
それは量子力学で説明できるということでした。
そういえば以前「量子もつれ」の話をしたことがあったなぁと記憶していますが、100匹目の猿現象はそれに似ています。
「100人目の人間」だってあるはずだ。
一人が日々を「愛」で行動すれば、それを真似する人間が増え、いつか人類全体が「愛」を当たり前に思うことは理論としてなりたつ。
世界平和は一見とても大きすぎるビジョンだけれど、私たちのような小さな存在でもその発祥を司ることは可能ですね…とみんなで希望を持ち合いました。
9章のなかに「地球浄化の重大なキャンペーン」という言葉がありました。
インターネット上では2020年が目覚めの年。アセンションという言葉が多く囁かれています。
シルバーバーチの言う地球浄化のキャンペーンがいよいよ最終局面を迎えているのかなぁと思ったりするのですが、その言葉を最後に抜き取ります。
皆さんと私たちとが一丸となって地球浄化の重大なキャンペーンに携わる霊の大軍の一翼を形成しております。地上の悪を懲らしめ、暗闇を減らし、より多くの愛をもたらし、人間同志、そしてまた人間と共にこの天体を共有している動物に対しても慈悲の心を向けさせるようにする仕事です。
お互いの協力によってこれまでに成し遂げた成果を私たちは喜び、これからさらに多くの魂に自由をもたらしていく仕事にも自信をもって臨んでおります。それが自分の住む世界へ貢献させてあげるゆえんとなるからです。
数からいえば私たちは比較的少数かも知れません。しかし背後に控えてくださっている力は宇宙最強の力です。これに刃向かうことはできません。これを打ち負かせる者はいません。その働きを阻止できる者はいません。いかなる団体も組織も霊力が地上の人々に光明をもたらすという計画の成就を阻止することは絶対にできません。p162
大霊団が地球を浄化しようと動いている。そのことがシルバーバーチの霊訓でも語られていることに大いに励まされます。
確かにその気配が感じられます。世の中は動いているような気がします。
悪が懲らしめられ、暗闇が減る。なんて素敵なんだろう。
これまで暗闇の地球を地ならしをしてくださっていた先人の皆さまに感謝したいと思います。
私たちは意識して「100人目の人間」現象を行うだけ。
芋を洗う、そういう当たり前のこと。自分にできること。それだけでよい。意外に大変ですが…^^。
小さな決意ですが、大きな仕事を成しているという誇りをもって一日一日を生きる。
忘れたらまた思い出す。頑張りましょう。
次回 第121回 心のサークル お知らせ
【と き】 2020年 11月22日(日)、14時~17時
【ところ】 シルバーセンター 第三研修室
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』 10章
【持ち物】 上記書籍をご持参ください。
<書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>
【参加費】 喜捨
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
日常を離れた空間で、ともに学びましょう!
新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com