心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第119回 心のサークル報告

 

【と き】  2020920日(日)、14時~17

【ところ】 平和住宅情報センター 仙台駅前店 コンベンションルーム

【参加者】 進行:US、記録:SK

USSTHMIKUCSMSNWMSK   以上9

 【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』の読書会 

 

秋を迎え、だいぶ涼しくなりました。

涼しいと読書会会場へ向かう足取りも軽やか。。

いい季節だなぁなんて高い空を眺めながらのんきに歩いていきました。

 

さて、今回は9名の参加者でした。

初参加者がいらっしゃるとのことで、今回も皆さんに自己紹介用のテーマをお願いしておりましたが、その方は残念ながら用事があり欠席。

でも、せっかくなので、その発表から始まりました。これが予想以上にとても楽しい会話になりました。

 

お題は、前回の読書会で読んだ章が「音楽について」だったので、それに因みまして2つほど。

 ①霊界からのインスピレーションがあったなと思う音楽をひとつ教えてください。

 ②人生の最後に聴きたい音楽はなんですか?

 

音楽は人生に欠かせないツール。

みんなそれぞれ一曲一曲を熱を込めて語ってくれました。

 

それでは、皆さんの愛する曲の発表です。

 

USさん

①マーヴィンゲイの「Mercy Marcy Me」

優しいメロディーライン。囁くような歌声ですが実は歌詞に強烈な社会的メッセージがあるのだそうです。改めて調べてみたら、人間の自然破壊の行為に対して地球に許しを乞うている歌でした。大気汚染、海上汚染、放射能の単語が散らばっています。

②晴れた日に永遠がみえる on a clear day youcan see forever (mantovani and his orchestra)

映画音楽だそうです。ゆったりとしたストリングスはとても上品。

かつて天気予報のバックミュージックに使われていたそうですが、こういう曲を使用するなんて、昔はTVも上品だったんだなぁと思いました。

 

 

IKさん

①ユーレイズミーアップ

宗教的なものを感じますとのこと。

②ハレルヤ ヘンデル

何かあるたびに聴いている曲だそうです。

 

どちらも確かに名曲ですね!

 

STさん

最近ご覧になった映画のご紹介がありました。

①「イエスタディ」

ある日、同時多発的な世界規模の大停電事故が発生。その影響である売れないミュージシャンが交通事故にあってしまう。病院に運ばれ、気がついてみると彼はビートルズが存在しないパラレルワールドに迷い込みました。彼は快気祝いの席で何げに「イエスタディ」を歌ったら、周りのみんなが「なにその曲!?」とびっくりするわけです。ビートルズの名曲を、つい自分の歌として世に発表してしまう男の話です。

なるほど、パレレルワールドってそういうことだよなぁと想像力が膨らみました。

 

というわけで、劇中に流される曲を聴いて、改めてビートルズの音楽が珠玉のメロディーであることを認識しました。今聴いても全然古くない!と感じたとのこと。

 

STさんが口ずさんでくれた曲が

②ザ ロング アンド ワイディングロード

ほんの数小節だけでも胸がドキッとしました。ホントだかっこいい~! 

 ②ジュピター ホルスト

これも皆の知るところの納得の選曲ですね。

まさに宇宙。心の世界を広げてくれます。

 

SNさん

①月の光 ドビッシー

いいよねぇ~と、一斉に同意の声。

 

Sさんはビートルズ世代とのことで、STさんのお話をとても共感して聞いていたそうです。

4人のハーモニーが大好きだとのこと。おすすめの曲、邦題がヤァヤァヤァ・「a hard day’s night」を聴き直してみました。楽曲が素晴らしいに加え、やはりポールとジョンの歌声だからこその価値も実感しました。オンリーワンという感じです。

 ②ふるさと

♪兎追いし彼の山 小鮒釣りし彼の川

1914年作。

 

なにかあるたびにこの曲は選ばれますね。東日本大震災の時もこの曲が人を癒していたなぁと思い出されます。長く日本人に愛されている曲ですね。

 

UCさん

①タイトルはないということですが、お母様を看取られた時、手を握りながら自然に口ずさんだという讃美歌を歌ってくださいました。

 

In holiness before the lord

We sound thy blessing in the earth

i e o u a

je-ho-vhh

 

しーんとして聴き入りました。

旅立ちの時に娘様から歌でお見送りをされたなんて、お母様もどれだけお幸せだったろうかと思いました。

 ②くるみわり人形 「花のワルツ」

優雅に踊りながら霊界へ行けそうな気がしました。

 

WMさん

 

最近昭和の音楽にリスペクトしているとのこと。

昭和という時代はエネルギーの坩堝のような気がします。Wさんが上げてくださったアーティストはなんと

①矢沢栄吉。

Wさんにそんな一面があったのか!とどよめき。

音楽にはタイミングがある。今は矢沢栄吉さんなんですとのこと。

彼の極貧から成功へと這い上がった反骨精神に感化されているそうです。

どの曲とは具体的にセレクトされませんでしたが、代表曲の「時間よとまれ」をこのレポートを書きながら聴いてみました。確かにエネルギーが湧いてきます。第一チャクラの付近が反応します。生きる力の根源がそこにあるからでしょうか。地球、空、風…そんなビジョンが浮かんできました。

 ②人生最後に聴きたい音楽は、曲ではなく、「音」だけでもいいとのこと。

たとえばクリスタルボールのような…。

 

なるほど、それもありだなぁと思いました。

 

HMさん

 

Hさんはとても音楽に詳しいのでどんな曲を推薦されるのかなぁと興味津々で答えを待ちました。

シューベルトピアノソナタ21番

31歳で亡くなったシューベルトの音楽は、晩年の曲でありながら青春であるという、二つの対局な要素が混在している音楽なのだそうです。

若々しいのに寂しい。明るいのに悲しい。

②人生最後に聴きたい曲。いっそ「盆踊り」がよいと仰せ!

おおお! その意外性に感嘆の声。

なるほど、それもいいなとも思いました。

人生の終わりに超日本人の音楽。

 

どの曲とは仰いませんでしたが、勝手に想像してみました。

たとえば花笠音頭。

 

めでた めでたぁのぉ 

若松様よぉー枝よ 

チョイチョイ

 

いいですね。

人生が目出度く終わりそうです。

 

ドンパン節はどうだろうか

ドンドンパンパンドンパンパン

 

人生をドンドンパンパンで締めくくる。なかなか威勢がよくいいではないか!

と、思うのでありました。

 

 

さて、SK

 ①ラヴェルボレロ

繰り返しの旋律。何度聞いても飽きないのです。こんな斬新な曲がクラッシックにあったなんて! と私の常識が吹っ飛んだ曲です。

いつか生オーケストラでこの曲を聴きたいと思っています。

 ②コンドルは飛んでいく

大空へ舞い上がりたい。空と一体になりたい、そんなイメージで選びました。

 

遅れて到着したSMさん。席に座って息も整わないうちに、Sさんの推される曲は?と伺いましたところ、

 ①バッハのアヴェマリア

いいですねぇ。まさに霊界から運ばれてきた音楽ですよね。アヴェマリアはどの作曲家のも素敵ですが、これには哀しみが漂う気がします。

 

そして、人生最後に聴きたい曲。

②ダニーボーイ

 

Sさんは、楽器を奏でると時間を忘れて熱中してしまうほどだそうで、この曲を弾くためにグロッケンを購入したとのこと。

Sさん演奏の音源を聴かせて頂きましたが、素朴な音階だからこそ心に染み入るメロディーでした。

グロッケンの奏でる音が和音になったとき、自分のオーラが共振したような気がしました。心が躍るような気持ちになり「祝福」という言葉が浮かびました。

 

大作曲家たちは今でも霊界で音楽を作り続けているそうです。

霊界では穏やかな曲しか生まれないのではないか?なんて前回の報告で書きましたが、地上の人々を癒すために「悲しみ」や「怒り」、「孤独」の周波数を奏でるのでしょうと解説頂きました。

そうですよね。悲しみの中にある人は、悲しみの音が聴きたいものです。

寄り添うこととは、その人と同じ音を鳴らす。静かな行為なんだなぁと思いました。

 

それぞれに挙げてもらった音楽はその人自身を表現しているなぁと感じました。

霊界は思念の世界ですが、音楽はまさに思念のツールですね。

 

 

では、いつものようにシルバーバーチの祈りを唱え、輪読を始めました。

 

 

シルバーバーチの霊訓(十)

 

8章 背後霊の仕事

 

とても短い章ですが、じっくりと読みたい章だったと思います。

 

自分の背後霊はどんな存在なのでしょうか?との質問に、シルバーバーチは、どこの誰なのかそんなことにこだわってはいけませんと仰った上で

 

すべての導きは宇宙の大霊すなわち神から来ます。神庁から派遣される霊、およびあなたと霊的近親関係にある高級霊が、あなたが地上へ誕生する前からついてくれているのです。p138

 

どんな魂なのかやはり気になりますが、私たちを見守ってくださっている方々はそれ相当な経験のある高い霊性を具えた存在ということだそうです。

せっかく側にいてくださるなら、是非ともお会いしたいものですが、霊性が追いつかないと会ってはいけないような気がします。というか会えない仕組みかもしれません。

 

宝くじで大金を当てた人が身を亡ぼすことが多いのは、大きなお金という巨大なエネルギーを使いこなす力量がないからという説を最近聞いて、それは十分あり得るなぁと納得したばかりなのですが、アンバランスの法則みたいなものがあるかもなぁと思いました。

 

いずれも光り輝く存在です。それぞれの受け持ちの人間を取り囲み、保護と指導と援助という、みずからに課した責任の遂行に当たります。その最後の目標は霊的発達を促すための道へ導くことです。p139

 

ありがたいですね。

 

 

–––霊媒のバーバーネルさんが他界なさる時が来たらどうしようかと心配でなりません。

 

心配はおやめなさい。心配しても何の解決にもなりません。不安を抱いてはいけません。私は時おり、私がこの霊媒たった一人を道具として使命を開始した時のことを振り返ってみることがあります。英語を一言も話すこともできなかったのです。それが今ではこうして大勢の方とお話ができるようになった幸運をしみじみと味わっているところです。

あとのことはあとの者が面倒を見ます。ますます発達していく科学技術のおかげで私たちが成し遂げた以上の規模の人々に真理を普及する手段が活用されます。p141

 

とても正直な気持ちが出ている質問だなぁと思いました。

シルバーバーチに依存、執着する気持ちですよね。あまりに身近な感情だったので、このやりとりは妙に気になりました。

これだけ頼りになる存在と長い時間を共にすれば、いなくなってしまうという恐怖は十分に理解できます。

 

そして答えは「心配はおやめなさい」

基本中の基本の助言でしたね!

 

沈む気持ちをフラットに戻す。この作業の繰り返しを求められるのが人生のような気がします。

人は常に試され続ける。安泰は続かない。諸行無常です。

 

 

あとのことはあとの者が面倒をみます。p141

 

この予言通りに現代ではインターネットが普及し、スピリチュアリズムは世界中でだれもがそれに触れることができています。その人口は確実に広がっているような実感があります。

シルバーバーチはあっさりとバトンを渡していますねぇ。

真理の世界は軽やかです。

 

 

会員からの日々のこんな愚痴には…

 

–––でも時たまですが、がっかりさせられることがあります。

 

分かっております。半世紀近くも地上で仕事をしてきた私が、人間の煩悩に気がついていないと思われるのは心外です。p142

 

ちょっとウケました。 

ちゃんと知ってますよ!と胸をはって微笑んでいらっしゃる雰囲気を感じました。

 

もしもうんざりしたり困惑したり悲観的な気持ちになったりした時は、地上の喧騒から逃れて魂の静寂の中へ引っ込むことです。そうしてそこに溢れる豊かな光輝に馴染み、美しさに思い切り浸り、そこから得られる静けさと落ち着きと安らぎと自信を味わうことです。こうして気分一新してからふたたび地上世界へ戻り、はつらつと仕事を始めるのです。p142

 

瞑想は心の中の整理整頓、お掃除、そんな言葉が浮かんできました。

部屋を掃除するとスッキリしますが、それと同じかもしれませんね。

 

さて、スピリチュアリズム利他主義を大きな柱に据えていますが、ひとつの苦言として次の文章は覚えておかねばならないなぁと思います。

 

 

どこにいても人のためになることを心掛けるのです。援助を求めてあなたのもとを尋ねる人をけっして拒絶してはなりません。かといって、そういう人を求め歩いてはいけません。向こうからやってくるものなのです。“病気を治してほしい人はいませんか”などと町を触れまわるようなことをしてはなりません。p142

 

利他主義とは、他人に対しての「奉仕」や「親切」というようなそんな単純な話ではなく、もっと素朴なことなのじゃないかと私は思うようになっています。

たとえば喜びを共有したり、相手の話に耳を傾けたり、感謝の気持ちを伝えたり、そういう日常の普通のことの中で表現するものではないか。けっして大げさなものではない。見落としがちなのは、まずは自分自身を安定させること。怒りや嫉妬に汚染されていれば空回りしそうです。

 

結局は一生懸命に生きるだけ、それだけかもしれません。

 

 

 

あなたを愛し、そして援助してくれる背後霊に密かな信念をお持ちなさい。あなたを迷わせるようなことはいたしません。イザという時は必ず道を示してくださいます。p144

 

 

 

 

次回 第120回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2020年 10月18日(日)、14時~17時 

【ところ】 仙台戦災復興記念館 4F 第二会議室

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(10)』 9章

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

      <書籍が手に入らない場合はお声がけください。資料作ります。>

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com