心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第104回 心のサークル報告

【と き】  2019414日(日)、14時~17

 【ところ】 宮城県歯科医師会館 4F 和室

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 US、SiT、HM、GS 、IK、SiA、 SK       以上7

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』の読書会 

 

 

今回は可愛いメンバーを迎えての読書会でした。

STさんの娘さんAちゃんです。

今回で3回目位の参加でしょうか。前回は幼稚園のころ。もう小学3年生だそうです。

大人の中にいても全然退屈せずに、ちゃーんと静かに一緒にいてくれるんですよ。

シルバーバーチの霊訓の中にも子供を迎えて交霊会をすることがあります。シルバーバーチ霊はとても子供が大好きで喜びますが、私たちもAちゃんがいてくれて優しい気持ちになりました。

 

MMさんが会の初めに音叉治療をしてくださいました。

左耳と右耳それぞれに周波数の違う音叉を同時に聴くと、浮遊感に包まれ意識がふと軽くなります。すこし幽体離脱するのかもしれませんね^^

 

IKさんのアンマの瞑想とUSさんのシルバーバーチの祈りの後、シルバーバーチ読書会開始です。

 

 

7章 魂を癒す---心霊治療の本質

心霊治療の本質は“魂”に関わることであり、身体に関わるものではありません。魂に受け入れ準備ができていれば、治療は難なく奏効します。摂理として当然そうなるようになっているのであり、それ以外にありようがないのです。p86

 

この章では何組かのヒーラーが招かれたときの様子がまとめられています。

共通して述べられている事は、

 

この道が決して楽ではないこと。

けれども決してあきらめてはいけないこと。

霊の力を信じること。

 

ヒーラーに限らず、私たちへのエールとしても力の湧く3行です。

 

どの方もヒーラーになるまでに大変な困難を乗り越えてきたとのことです。

それだけ霊格が高いということですね。

 

物的なことを心配するなと仰って、こう約束します。

 

飢えに苦しむことにはならない、渇きに苦しむことにもならない、身を包み保護するだけの衣類はかならず手に入ります。ぜいたくなほどにはならないでしょうが、進化せる霊はぜいたくへの願望は持ち合わせないものです。

 

霊団がちゃんと守護しますという約束。心強いですね。だけど、それを信じ切るのも能力なんだろうなぁと思います。

それにしても、進化した霊はぜいたくへの願望はないようです。

私はといえば…あるなぁと恥じ入るのでした。

 

霊が正常で精神も正常であれば、身体も正常です。摂理として当然そうなるのです。身体は召使で霊が主人です。愚かな人間は身体を主人と思い、王様と勘違いしております。そういう人の霊は“支配する”という本来の立場を知ることがありません。p90

 

再び愚かな人間代表です^^;

分かっていても実際にどう肉体を支配すればよいのか、どんなアプローチをしたらよいのかよくわからないというのが正直なところです。

霊的な処方箋があればいいのに…と願ってやみません。

 

 

心霊治療家ゴードンターナー氏への慰めの言葉。

 

悲しいかな、あなたが関わっておられるのは人間という気まぐれな存在の集まりです。時には最も緊密な味方であるべき人が最大の敵にまわったりすることがあります。p98

 

人間の集団って本当にこのとおりだなぁと思いました。

「きまぐれ」という表現はぴったりだし、「悲しいかな」とつけたところなどは、シルバーバーチの人間にたいする憐みの気持ちがとても現れているような気がしました。

 

ゴードン氏はおそらく様々な差別や誤解、裏切りの経験をされてきたのでしょう。そのことをちゃんと見守られていたと知って、どれだけ癒されたかわかりません。

 

他人がどう言っているか、どう考えているか、どうしようとしているか、それはあなたには関係ないことです。大切なのはあなた自身が何を述べ、何を考え何をするかです。神はあなたに他人の行為や言葉や思想にまで責任はとらせません。p98

 

大切なのは「自分自身の言動」だけなのですね。

 

「他人の行為に対して責任は取らせません」。

ここを私は次のように解釈しました。

他人の言動に対して責任がないと同時に、判断したり断罪したりする権利もない。

責任もなければ権利もないということ。

 

それはとてもストイックすぎるような気もするけれど、結局、自分は自分自身のことしかわからず、対応できるのは自分自身の意識のみなのです。

他人へ矛先を向けている限り平安はない。

それは変えることの出来ない法則なのではないかと思いました。

法則であれば従うしかありません。受け入れてそれに専念するのが近道です。

 

 

こんな偶然の出合いがありました

TV番組「100分de名著」

題材は古代ローマ帝国皇帝のマルクス アウレリウス著「自省録」

 

紀元160年ごろから20年にわたって書かれた日記のようなものだそうです。

自分の内面を見つめ己を律する言葉が綴られており、政治性がなかったことで存在を消されずに生き延びた名著とのことです。

 

取り上げられていた内容のほとんどが、シルバーバーチの訓えと一致していたのでびっくりしました。

「宇宙には秩序がある」の字幕が出た時には思わずガッツポーズをしていました。

真理というものが時代を超えて存在している証拠ですね。

 

また、ローマ帝国時代の人と今の人の悩みがほとんど同じだということには驚きます。

アウレリウスは「善く生きるということは、幸福に生きるということ」と自分を鼓舞します。

けれど、現実は厳しいのです。

自分は「善く生きたい」と願うのに、そこここから悪口が聞こえてきたり、皇帝として権力を見せつけろと強制されたり、そんな周りの人々との摩擦に悩みます。

 

「自分の判断」を誤ってはいけないと繰り返し記録しています。

他者の言動に対して、是や非、快、不快の判断を下すのは自分自身で、他者の言動自体が苦悩の原因ではない。自分の判断に苦悩するのだと考察します。

 

おまえが何か外にあるもののために苦しんでいるのであれば、おまえを悩ますのは、その外なるものそれ自体ではなく、それについてのお前の判断なのだ。

 

事物は魂に触れることなくおまえの外に静かにある。

苦悩はお前の内なる判断だけから生じる。

 

お前を悩ます多くの余計なものは、

すべてお前の判断の中にあるので、お前はそれを除去できる。

 

これはシルバーバーチの訓えと一致だ!と、とても興奮してしまいました。

 

 

他人がどういっているか、どう考えているか、どうしようとしているか、それはあなたには関係ないことです。大切なのはあなた自身が何を述べ、何を考え何をするかです。神はあなたに他人の行為や言葉や思想にまで責任はとらせません。byシルバーバーチ

 

叡智は2000年の時を超えて輝いています。

 

さて、アウレリウスは部下の裏切りにあい自分にこう言い聞かせます。

 

怒らずに教え、そして示せ

復讐する最善の方法は自分も同じようなものにならないこと。

人間は互いのために生まれた。だから、教えよ。さもなくば耐えよ。

 

「耐えよ」とは怒りの感情をおさえ寛容になれということだそうですが、なんとなく笑ってしまいました。

 

アウレリウスが悩み苦しんで出した答えが「耐えよ」

味があるなぁ。

 

さもなくば耐えよ。

 

了解!です。

 

 

寄り道してしまいました。霊訓に戻ります。

心霊手術について記載があります。

 

心霊手術がブラジルとフィリピンだけで行われて、イギリスで行われないのはなぜでしょうか?という問いに

 

「霊的風土が異なるからです。精神的環境が異なるからです。繊細な霊的影響力に反応しない精神構造には、見た目にハデにつくやり方が要求されるのです。」

 

教育水準、文化の程度、価値基準が大きく異なる国においては今でも必要です。そこに住む人間の程度に合わさなくてはならないのです。p102

 

私たちも心霊手術についてしばらく雑談しました。

 

「たしかにパフォーマンスとしては衝撃的だ」

「20年程前は日本でも海外での心霊手術の様子を映したTV番組が流行った」

「いまの日本では受け入れられるだろうか?」

「血が滴るような心霊手術が行われたら、炎上間違いなしですね」

等々の意見多数。

 

西欧諸国や日本では心霊手術ではなく、ヒーリングが主流です。

 

腫瘍を取り除くことが目的ではありません。本来の目的は魂の琴線に触れることです。その意味で霊のガン患者もいるわけです。そういう人は利己性その他の悪性の腫瘍がしつこく残っていて、それが取り除かれるまでは真の霊的進歩は望めません。地上生活で最も大切なのは霊に関わることです。霊が主導権を握るようになるまでは調和も健康も幸福も生き甲斐も得られません。106

 

霊のガン患者! 言い得ているなぁと思いました。シルバーバーチはさりげなくユーモアを交えます。

利己性その他の悪性の腫瘍。あれらは病気だったのですね。

肉体のガンであれば誰もが治療を望みますが、霊のガン患者は治療を望むでしょうか? 利己性を取り除くということは、本人にとっては耐え難い苦痛かもしれないですね。

 

イギリスのある医学専門学校が心霊治療家グループに学校内での治療活動を認めたという事例が紹介されていました。

 

現代医学と心霊治療を共に受けることができたら、とても理想的だ!と絶賛でしたが、日本では反対勢力が認めないだろうという意見でした。

 

このような霊的なことを話し合う私たちは「変人たち」ですねと誰かが言いました。

自分が変人の自覚はありませんでしたが、もしそうならそれはとても光栄なこと♡

そーか、いよいよ私も変人か、としみじみ喜びに浸ったのでした。

立派な変人にならなければ! と決意も新たに致しました。

 

では最後にこの一文を載せて終了します。

 

恐れるものは何一つありません。困難はあります。が、それもきっと克服されます。毎朝が新しい霊的な冒険なのです。p95

 

次回 第105回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2019年 5月26日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1) 4F和室

 

入り口は正面玄関ではなく裏口になります。

入口表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。

窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、

わからない時は声をおかけください。

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』第8・9章の読書会 

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

又、これまでのメンバーの皆様は、出欠係の柴田までご連絡ください。