心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第101回 心のサークル報告

 【と き】  2019120日(日)、14時~17

 【ところ】 宮城県歯科医師会館 4F 和室

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 USHMGS、MM、IKSK       以上6

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』の読書会 

 

あけましておめでとうございます。

無事に第100回記念の会を終え、年を明けまして2019年1月、101回からスタートです。

今年もよろしくお願いします。

 

100回というのはただの数字で、それを目指してきたわけではないけれど、やはりひとつの区切りだったのでしょうか。ちょうど年が変わるのと同じタイミングで101という数字。また第100回に合わせて霊訓も9巻へ。新学期で教科書が変わるような絶妙な偶然を用意してもらったような印象を受けていました。

「区切り」という言葉が浮かびます。

 

14時に会場へ到着すると、すでに集まっていたメンバーたちが和んでいました。

雰囲気がいつもと違っていると感じたのは気のせいかもしれないけれど。軽くなっているというか、みんながリラックスしているような感じです。

もちろん、いつも緩やかであり、それぞれが心のうちでいろんな調整をしながら、この会を大事にしてくれているので、包容力抜群の会であるのですが、今回はみんなが肩の力を抜いたような、ほっとしたような、そんな空気が流れているようでした。

「100回」という一つの山を超えたからでしょうか?

新しいスタートを迎えたばかりの出来たてほやほやの時間を味わっていたのかもしれません。

 

一番に伝えなければならないことを、うっかり忘れていたような気がします。

主催者のUSさんに、改めて感謝です。

10年もの間、この会が続いたのは、USさんが必ず会を開催してくださったからだと改めて思います。

USさんにはこの会を休むということが許されていません^^

つまりほぼ皆勤賞であることにもお礼を申し上げます。

メンバーが次回も集まりたいと思わせる雰囲気を作ってくれているのはUSさんの存在力であり、かつ穏やかさだと思います。

 

この会をシルバーバーチ読書会と名乗らず、「心のサークル」とした訳をお話されていました。

「読書会」として集まるのではなく、「交霊」という意味をもって集まりたいと思っていたとのことです。

日々、私たちはどうしても感情に振り回され、悲しみ、苦しみ、怒りなどのエネルギーを発したり、さらされたりします。

月に1回、同じ志をもつものたちと語り合い、また、それぞれの背後の霊や、周りにさまよう霊たちと共に、霊界へ想いを馳せ、交霊したいと思ったからなのだそうです。

 

そうなのか…恥ずかしながら初めて知るUSさんの想いでした。

 

あとで述べますが、この想いは「素朴」の雰囲気につながるのかなぁと思いました。

「素朴」について考えてみました。とても安心する雰囲気です。そして純粋。語彙力がなく、上手に伝えられませんが、「素朴」には大いなる愛があるような気がします。

 

そんな訳で101回スタート。

これからも末永くよろしくお願いします。

そして、今回参加できなかったメンバーの皆さんと次回お会いできるのを楽しみにしています。

それから、密かにこのブログを読んでいて、参加してみたいなと思っているかもしれない読者の皆様、いつの日かお会いできれば素敵ですね。

 

さて、読書会の報告です。

いつものようにUSさんがシルバーバーチの祈りを捧げ、IKさんの誘導瞑想で気持ちを一つにしました。

 

 

シルバーバーチ霊訓 第9巻 

 

2章 活字の効用

 

 

印刷された文字には絶大な影響力があります。話し言葉は忘れ去られるということがあります。人間の脳という小さなスクリーンにゆらめく映像はいたって儚いもので、それに付随して生まれる言葉には不滅の印章を残すほどの威力はありません。その点、活字には永続性があります。また人から人へと伝えられ、海をも越えて、悲運をかこつ孤独な人のもとに届けられることもあります。幸いにして私はこれまでに手にすることの出来た叡智をこうして皆さんにお聞かせしておりますが、それが速記者の仲介をへて次々と活字になっております。そのおかげで各地に魂が目を覚まし、種子が実を結んでおります。p30

 

私たちがまさにその実ですね^^

時を超え、言語を変え、その種を受け取りました。

 

シルバーバーチの霊訓を初めて読んだとき、私はとにかく感動しました。

一部の人だけが優遇されたり、要領のよい人だけが救われ、褒められたりするのではなく、すべての人のすべての行為、すべての思考が、公正に判断されることがわかったこと。

どんな行為も見逃されることはなく、誰一人として忘れ去られることはないということ。

そして、それを判断するのは「愛」であること。

弁解は必要なく、釈明もいらない。すべて見守られている。

善悪の判断は「動機」が大切であるということ。

どんなことにも答えがあるということ。

そしてそれは事実であること。

 

この世よりもずっと優れた世界・霊界が存在し、その霊界の住人が直接語っている本があるということはなによりも驚きであったし、感動でした。

 

しかし、こんなすばらしい本なのに、知っている人はほんの一握り。

誰もが触れることができるのに、なぜ誰もが知らないのだろう。

こんなすごいことなのに! というのは今でも不思議です。

 

2000年前にキリストが現れたのと同じくらいの奇跡的なことだと思うのですが、シルバーバーチの認知度は低いです。

まさに「コペルニクス的転回」なる大叡智なのに、世の中は全く騒がない。

まったく不思議です。

 

コペルニクス的であるからこそ、誰も見向きもしないのかもしれないですね。

 

また、この本が邪霊集団に狙われずに平和に存在したことも、さすがだなと思います。

 

USさんがこう仰りました。

「世の中にはスピリチュアル系の本は溢れる程あります。その中でシルバーバーチの本と出会い、それを選んだという意味を考えてみましょう」

 

胸の中で考えてみました。

導いてくださった背後に本当に感謝いたします。

そして少しだけ自慢に思いました。

シルバーバーチをすごいと思えた自分はなかなか偉い…と。

 

シルバーバーチの声は録音されており、CDなどでそのお声を耳にしたかたは多いと思われますが、残念ながら英語のため、その印象が私にはよくわからなかったのですが、こんな風に述べられています。

 

これまでの霊言集の編者のうちの二人が、冷ややかな活字ではシルバーバーチの温かい人間味と愛を伝えることは到底できないと述べている。p31

 

活字を冷ややかだとはけっして思いませんでしたが、そう言わせるのであれば、交霊会でのシルバーバーチの存在は、きっと、とてつもなく優しいのだろうなぁと想像しました。

 

シルバーバーチがみずからに課した使命のエッセンスは、いつも哀れみを込めて語り続ける言葉が活字となって広く読まれることにあると私は確信している。p31

 

 

永い年月の中で、このシルバーバーチ交霊会での体験ほど素晴らしいものはなかった。シルバーバーチが語ってくださった言葉に私は思わず涙を流した。シルバーバーチという霊に何か強烈な親近感を覚え、それでつい、ほろっとしてしまった。p33

 

強烈な親近感。

なるほど、そうなのかとハートが温かくなりました。これが本当の愛を携えている存在との交流の感想なのですね。

 

交霊会が終わったあとブラザージョンは何よりもシルバーバーチの素朴さと謙虚さに一番心を打たれたと語り、こう続けた。p39

 

「その素朴さとは二つの世界を一体ならしめる素朴さ-----偉大なる魂が素朴にして深遠な真理を説くために地上のもう一つの魂の身体と精神とを支配するための素朴さである。

それに謙虚さ----(略)それは私が思わずお礼の言葉を口にした時で、そのたびにシルバーバーチは穏やかに、そして優しく“私への礼はおやめ下さい。私が感謝を頂戴するわけにはまいりませんから”と述べるのだった」

 

「素朴」----慣れ親しんだ単語であり、それはいたるところに存在していそうですが、そう言われてみれば、そんな人物に出会った記憶がないような気がします。素朴とは希少価値かもしれません。

 

でも、「素朴」という言葉を耳にしたとき、すぐにイメージがわきます。

例えば文学の中にひっそりと登場する人物、または童謡の旋律の中に、「今」を生きる動物の瞳の中に。

そしてそれらを思い浮かべただけで、心が温かくなります。

 

USさんが、会の初めにシルバーバーチの祈りを唱えますが、今回、その祈りの言葉の中に宮澤賢治のイメージが浮かんだと仰ってました。

それは「素朴さ」だと。

なるほど、宮澤賢治はたしかに「素朴さ」を備えた人であります。

 

シルバーバーチの祈り・抜粋>

私がこうして存在することの真の理由、宇宙人生の背後に秘められた真の目的を啓示され給い、日夜私たちをお導き下さるその愛に深く感謝いたします。

また、私たちのために真理普及の道を切り開いてくださった先達の数々、地ならしをしてくださった開拓者の数々、悪戦苦闘した改革者たち、その他、宗教家、哲学者、賢聖そのうちのある者は地上にては名も知られず、死して漸くその偉大さを認められ、あるいは死後もなおその偉大さに気づかれずにおりますが、こうした人々の全てに対しても深い感謝の念を禁じ得ません。

 

私もこの部分はとても大好きなところです。

「素朴」には人を安心させる力があります。

 

 

人見知り傾向がある私は、他人に気安く話しかけることができないのですが、宮澤賢治なら、そばに寄って自然に話しかけてしまうような気がします。彼なら受け入れてくれるだろうという安心感です。

きっと素朴さがそう思わせるのだと思います。

 

素朴は愛のかたちかもしれません。

そして、素朴に叡智が加わると、神のイメージに近づきます。

 

 

さて、九巻に入ったところで、これまでの八巻とは少し違うなと思いましたところ、編者が変わったのですね。

九巻は女性が担当しているので、なんとなく少し柔らかいような気がしました。

心のサークルのこのブログも時々担当者が変わります。

個性が違うということは、彩りなんだなと思いました。

 

 

 次回 第102回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2019年 2月24日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1) 4F和室

 

入り口は正面玄関ではなく裏口になります。

入口表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。

窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、

わからない時は声をおかけください。

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』第三、四章の読書会 

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

又、これまでのメンバーの皆様は、出欠係の柴田までご連絡ください。