心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第99回 心のサークル報告

 

【と き】  20181125日(日)、14時~17

 【ところ】 貸し会議室 スペイシー

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 USHMGS、MM、IKSK       以上6

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(8)』の読書会 

 

 

 

いよいよ第99回を迎えました!

次回はついにメモリアル! 100回目を迎えます。

思えば長い年月が過ぎました。

これまで台風の日も、記録的な大雪の日があったにも拘わらず、どなたも中止になるとは考えもせず、靴下までビショビショに濡らして集まった日々のことを思い出します。

私たちがこの会に来ることをどれだけ大事にしているかという証拠だなぁと思っています。

北海道で活躍されているAさんに改めて感謝します。

 

さて、今回はいつもの歯科医師会館が使えず、貸し会議室を利用してみました。

はじめての場所だったのでみんな迷わず来てくれるかなぁと心配しましたが、6人が集まってくださいました。ありがとうございます。

仙台駅近くだったので、とても地の利がよく、古いビルのわりにはお部屋がとても清潔で明るく、落ち着くお部屋だなぁと思いました。

 

IKさんが誘導瞑想をし、シルバーバーチの祈りは、USさん眼鏡を忘れたため、代わってMMさんが唱え、読書会始まりです。

 

 

 

シルバーバーチ霊訓 第8巻 

解説 “再生“と“前世”についての誤解

 

訳者・近藤千雄さんの解説13頁ほどですが、スピリチュアリストの重鎮からの大切な提言が書かれていると思いました。

 

今、霊的な関心が高まっている時代です。

さまざまな角度やレベルで、スピリチュアリズムが語られ広まっています。

しかし、その中にはまったくの出鱈目であったり、認識不足、勘違い、思い込みの代物がたくさんあり、ニセ霊能者にうっかり騙されたり、愚にもつかないことを信じてしまう危険についての提言です。

目に見えないものを信じるスピリチュアリストにはそれを見分ける感性が必要になると思うのですが、「疑う目」を養うのも重要なことだと思われます。

また、誤った認識でスピリチュアリズムを語ることも大変危険で迷惑な行為となるので気をつけねばなりません。

加えて、霊界のレベルはあまりに高いため、それを説明するには地上世界の言葉では足りない、その単語すらないという状況のため、シルバーバーチでさえどの言葉を使って伝えようかと苦労するということを漏らしています。

それなので、人間たちはそれぞれのレベルで勝手に理解してしまっているために、同じスピリチュアリストでも、見解がかなり違うこともあります。

とても繊細な感性が必要だなと感じています。

 

さて、そのなかで興味本位に語られる「再生と前世について」を近藤先生は次のようにまとめておられます。

 

  • 人間には前世はわからない。
  • たとえわかっても何にもならない
  • 再生問題は人間があげつらうものではない
  • 悪ふざけをして喜ぶ低級霊団の存在

 

知ってどうする——。なるほどですね。なにごとも動機が大切ですが、なぜ知りたいか? と考えますと、ゴシップ的な興味、と言われても否定できないかもしれません。重鎮からの厳しい戒めを頂いたような気がします。

 

過去生で何をしてきたのか、今生でどんなカルマが働いているのか、その神秘に接してみたいと私も思いますし、実際に教えてもらったこともありますが、過去生が見えるからといって霊能者に自分の人生の舵を預けてしまうことのないようにしなければならない、ということへの提言かなと思いました。

 

肉体をもって生きているからには、地に足をつけて生きることが大事であって、過去生や秘儀にばかり焦点をあてても意味がないということかもしれません。

 

自分の前世が誰だったかという話になると、みな有名人や有識者ばかりをあげる。私はこれまで12人のマリーアントワネットと会ったが、横丁のおじさんだったと証言する人と会ったためしがない。

という笑い話を書かれています。

確かに、人類のほとんどの人はただの人なのですから、前世だって無名の一般人が多いのが当たり前のはず。つまり出鱈目を教えられていることが多いということ。後で述べますが、低級霊にまんまと騙されている証拠かもしれません。

 

逆にこんな現象があると書かれています。

 

偉大なる霊がまったく無名の生涯を送ることがよくある。ほんの身近な人たちしか知られず、一般世間の話題となることもなく、死後はだれの記憶にも残らない。その無私で高潔な生涯は人間の模範とすべきほどのものでありながら、それを証言する者は一人としていない。そうした霊が一介の工場労働者、社員、漁師、あるいは農民の身の上に生をうけることがある。これといって人目につくことをするわけではないのだが、それでいて類魂の中心霊から直接指導を受けて、崇高な偉大さと高潔さを秘めた生涯を送る。かくして、先なる者が後に、後なる者が先になること多しということにもなるのである。

 

私はこの記述に大変心を打たれました。

人間の常識とは全くちがう価値観が働いているところが、霊界らしさを感じます。

地位、名誉、職業、性別、地域、人種、生い立ちなど、すべて無関係。

魂の輝きだけが価値のあるものなのです。

 

自分が昔お姫様だったなどと自慢に思って、溜飲を下げたりしたところで何にもならない。それこそ地位にこだわる低次元の話なのでしょうね。

 

そんな軽薄な興味にあたら時間と精神とを奪われるよりも、五感を中心として平凡な生活に徹することである。そうした生活の中にも深刻な精神的葛藤や身体的苦闘の材料がいくらでもあるはずである。それと一生懸命取り組んでいれば、ごく自然な形で、つまり無意識のうちに必要な霊的援助を授かるのであり、それがこの世を生きる極意である。

 

平伏したいほどの一文でした。

平凡な生活に徹する。一生懸命。これでいいんですね。とかく何かを為さなければ! と思い焦ってしまいますが、一日一日、自分の仕事を丁寧に、黙々とやること——こう書いただけで身が引き締まる思いがするのですから、きっとそれは尊いのだと思います。

 

弱き立場にこそ高潔な魂が生まれる。つまり、弱き立場こそ尊いともいえます。平凡こそ尊い

平凡を一生懸命。案外難しいのでは? 自分の小さな役目を卑下して手を抜いたり、いい加減に終わらせたり、おざなりになってはいないか? ほんとうに真摯に向き合っているか? もう一度考え直してみたいと思います。

 

 

偉大なる霊も、肉体に宿るとそれまでの生活の記憶を失ってしまうものである。そうした霊にとって地上への誕生は一種の自己犠牲ないしは本籍離脱の行為といってもよい。

そうした霊が死後向上していき、ある一定の次元まで到達すると前世のすべてが(知ろうと思えば)知れるようになる、というのがシルバーバーチの説明である。

 

偉大なる霊でもこうなのですから、人間が少々霊能があるからといって、そう簡単に前世が分かるものではないということについて、何人かとても素敵で尊敬するミディアムを知っているので、全員の話ではないと思いますが、偽物は多いですから、見分けることは大事だと思います。

 

人間はとかく霊というものを人間的興味の観点から詮索しようとするものである

世の中のニュースをみていると、人間の興味の対象がどれだけ低いかよくわかります。

 

悪ふざけをして喜ぶ低級霊団の存在。

 

この存在については本当に注意すべきことだと思われます。

邪霊集団の存在があることの記述の後に

 

言い残したものにもう一種類の霊団がある。悪ふざけ、茶目っ気、あるいは人間を煙に巻いて面白がる程度の動機の集団で、邪霊というほどのものではないが、良識に欠ける霊たちが降霊会にもっともらしく、見せかけの現象を演出し、名を騙り、意識的に間違った情報を伝える。

邪霊というほどのものではないが、良識に欠ける霊たちであり…

 

良識に欠ける霊…(^_^;)。なんか笑ってしまいました。

人間にも良識に欠ける人がいるのと同じですよね。

低級霊に騙されないように高級人間にならないと! なーんちゃって(#^.^#)

 

腑に落ちないことは信じない。

疑う。

自分で考える。

 

これが大事だと思います。

 

真理の道を授かるにはそれを見分ける理性を磨くしか道はないのかなと考えます。

そして、自分をも常に点検すること。波動が下がっていないか? 低級霊に踊らされていないか? 自分を盲信していないか? こだわりをなるべく無くし、いつでも自由になれるようにしていたいと思います。

そして、分からなくなったらシルバーバーチの霊訓を読み、軸を整えたいです。

 

 

最後にこの一文を

 

五感はたしかに鈍重であるが、それなりの安定性はある。それに引き替え、霊能というのはきわめて不安定であり、肉体の健康状態、精神的動揺によって波長が変化し、昨日は高級霊からのものをキャッチしていたのが今日は低級霊に騙されているということがある。まさに両刃の剣である。

 

以上、第99回の読書会報告終わります。

 

次回は第9巻へ突入です!

終了後には忘年会も予定されてます。

よろしくお願いします。

 

 

 

 次回 第100回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2018年 12月23日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1) 4F和室

 

入り口は正面玄関ではなく裏口になります。

入口表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。

窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、

わからない時は声をおかけください。

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(9)』第一章の読書会 

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

又、これまでのメンバーの皆様は、出欠係の柴田までご連絡ください。