心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第98回 心のサークル報告

【と き】  20181028日(日)、14時~17

 【ところ】 宮城県歯科医師会館 4F 和室

 【参加者】 進行:US、記録:SK

 USHMGS、MM、SK       以上5

  【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(8)』の読書会 

 

この日の参加者は5名。

常連のメンバーが数名お休みで、少しこじんまりでした。

でも、先月体調不良でお休みだったGSさんが元気な姿を見せてくれたので ほんとに嬉しかったです。

今年もあと残すところ2ヶ月。早くも忘年会の日程の相談も始まりました。今年も終わるんだなぁと思うと、なんとなく寂しくなります。そして、いよいよ冬。これからが我慢の季節。また始まるのだなと、覚悟を決めるのは北国の独特の感想なのかなとふと思いました。

冬を憂鬱と感じるのはその寒さと日の短さだと思います。それを思うと一年中常夏の国の人々は時が過ぎていく悲哀みたいなものは、もしかしたら無いのかもしれないと想像しますが、実際どうなんでしょうね?

 

USさんがシルバーバーチの祈りを唱え、読書会始まりました。

 

シルバーバーチ霊訓 第8巻

7章 愛すべき仲間たち———動物

 

前回の続きを読みました。190Pからです。

動物は下等なのか? 人間より劣るのか? という質問。

動物にはよく“下等”という言葉が付けられますが、人類より本当に劣っているのでしょうか? まだ人類と同じ進化の段階まで到達していないのでしょうか? と申しますのは例えば犬には人間に対する無私の献身と忍耐という資質があります。これはわれわれも大いに学ばされます。進化の道がまったく異なるのでしょうか?

「いえ、進化は全生命が一丸となって歩むものです。進化の法則はたった一つあるのみで、生命活動の全側面を規制しております。P199

と述べたあと、

一つの視点から観れば動物は“下等“と考えることができます。しかし、それですべての検証が終わったわけではありません。

動物に教えられることが多いのは当然のことです。動物は忠誠心、愛着心、犠牲心、献身といった資質をけなげに表現しますが、これは人間が学ぶべきすばらしい手本です。しかし人間にはそれらを意識的に、そしてもっと高度に発揮できます。なぜなら、動物よりも意識の次元が高いからです。ただし、ここでも霊的意識のことではありません。」

犬たちの忠誠心がどれだけ素晴らしいか、皆が認めるところであります。存在だけで人を癒し、なかには人間よりずっと立派に仕事をしている犬もいるのですから、下等だなどと簡単には言えないですね。

「一つの視点から観れば…」という言い回しに私は感心しました。単純な質問ほど簡単には答えられないという経験はよくありますよね。質問する側はイエスかノーで答えが返ってくるだろうくらいの気持ちで気軽に質問しますが、答える側にすると、そんな簡単な話じゃないのだがなぁ、困ったなぁと頭をフル回転させることがあります。そんな場面に出くわしたときの答え方として、シルバーバーチは上手いなぁと感心しました。

相手の理解力に合わせて説くというのは至難の業なのだろうと思います。大学の授業を中学生に教えようとすることを考えるとそれは容易に想像できます。霊界の最上界に住むシルバーバーチは、最下層ともいえる地上の私たちにいつも根気強く、適切な言葉を選んで伝えてくれています。改めてその苦心に対し敬意を表したいです。

USさんが、東日本大震災で捜索活動をした警察犬の話を話されました。

あの時の目を覆う惨状には、犬たちも強いストレスを受けたのだそうです。

生きている人を探すのが任務なのに、周りは死者ばかり。混乱と恐怖に見舞われたのかもしれません。また、危険なものだらけの瓦礫の山の上で靴を履かない犬たちの足はあまりに無防備でした。それでも任務を遂行した忠誠心。本当に頭が下がるばかりです。それこそ無私の心ですね。人間よりずっと真面目で、まさに愛すべき動物たち…です。

 

第7章では動物愛護運動に生活を捧げているご夫婦が招かれていました。

権利を主張することのできない動物たちの代わりに、その権利を守ってあげる活動、それがとても大変な仕事であること、どれだけ立派なことをしているかについてお二人を称えています。

お二人が生涯を傾けておられる動物は、究極的には人間が責任を負うべき存在です。なぜならば人間は動物とともに進化の道を歩むべき宿命にあるからです。ともに手を取り合って歩まねばならないのです。動物は人間の貪欲や道楽の対象ではないのです。動物も進化しているのです。

自然界の生命はすべてが複雑にからみ合っており、人間の責任は、人間同士を超えて草原の動物や空の小鳥まで及んでいます。抵抗するすべを知らない、か弱い存在に苦痛を与えることはぜひとも阻止しなければなりません。

装飾品にするために動物を殺すことは、神は許しません。あらゆる残虐行為、とりわけ無意味な殺生は絶対に止めなくてはなりません。物言わぬ存在の権利を守る仕事にたずさわる者は、常にそうした人間としての道徳的原理にに訴えながら闘わなければいけません。小鳥や動物に対して平気で残酷なことをする者は、人間に対しても平気で残酷なことをします。P204

 

毛皮のコートが消えつつあります。もっとも、まだそれを好む愛好家はいますが、人々の認識はだいぶ変わってきたと思います。これは動物愛護運動家の活動の成果であり、人間の意識の変化のひとつなのでしょうね。

しかし、問題は毛皮だけじゃありません。たとえば、皮の鞄、皮の靴、冬には欠かせない羽毛。かく言う私もダウンジャケットの軽さと温かさは手放せませんし、皮靴も履くし、皮のバッグも持っています。それに、肉も食べます。

今の私のレベルはこの程度。謙虚に受け止めなければならないと思います。

それにしても、新しいダウンジャケットが店頭に山のように並んでいますが、どれだけの動物が犠牲になっているのでしょうね。

いずれは野生動物と人間との共存共栄があたりまえのこととなる日がくるのだそうです。

愛が愛としての本来の威力を発揮するようになれば、すべての創造物が仲良く暮らせるようになります。地球という生活環境を毒し問題を発生させる不協和音と混沌のタネを蒔くのは、人間という破壊主義者、人間という殺し屋です。すべての問題は人間がこしらえているのです。

私が破壊主義者であり、殺し屋であることを認めないわけにはいきません。このことについては、宿題だなと思います。

せめて、すべての命に敬意を払うことができるようになりたいです。けれども、そうやっきにならず、自然に。向上は一昼夜でできるものではないと思うからです。

私たちが目をつむっているのは動物だけではありません。世界では栄養失調で死んでいく多くの子供達や、戦闘地域で明日の命の保証もないまま、恐怖の中で脅えている人々が、今、この瞬間に存在しています。同じ時間、先進国の我々は呑気にお茶を飲んでいたりするのです。

遠い国の人だけではありません。身近にも悲しみや、孤独、さまざまな恐怖で助けを求めている人がたくさんいます。もしかしたら、助けることができるかもしれないのに、どうすればいいのかわかりません。でも、お金で助けるのには限度があるでしょう。やはり、魂の救済なのだろうなと思いますが、どうすれば伝えられるのでしょうか。

スピリチュアリズムが貧しい人や病気の人々にも広まり、命が永遠だということと、今の苦難にはちゃんと意味があり、無駄ではないこと、必ず埋め合わせがあることを知ってもらえたらと思います。そうすれば苦しみを受け入れることができ、光を見出すことができるかもしれないのです。

今の境遇を愛することが出来れば、魂が救われることができるはずと思うのです。

以上、第7章の感想でした。

 

次回の心のサークルは会場がいつもとは別の場所で開催されます。

迷わずにお集まりくださいね!分からない方はSKまで連絡ください。

 

次回 第99回 心のサークル お知らせ

 

【と き】  2018年 11月25日(日)、14時~17時 

【ところ】 貸し会議室 スペイシー

仙台市青葉区中央3丁目8-5 新仙台駅前ビル312号室

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(8)』の読書会

解説 “再生”と“前世”についての誤解

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

 日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com

又、これまでのメンバーの皆様は、出欠係の柴田までご連絡ください。