【と き】 2017年11月23日(木・祝日)、14時~17時
【ところ】 仙台市民会館・トークネットホール仙台(宮城県仙台市青葉区桜ヶ岡公園4-1)
第一会議室
【参加者】 進行:US、記録:KI
US、HM、SK、KY、UC、IK以上6名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(7)』の読書会:9章
心のサークルは通常日曜日開催なのですが、 今回は勤労感謝の日で祝日の木曜日開催という運びになりました。スピリチュアルヒーラーのUTさんと、出産後でママになったばかりのKYさんに初めて参加していただきました。
まずは、私IKが愛の聖者amma(アンマ)が行っているマーオーム瞑想の誘導を行いました。マーの音をイメージする時に息を吸い、オームの音をイメージするときに息を吐きます。2017年アンマ来日プログラムにて、アンマのお弟子さんのシャンタジが行っているマーオーム瞑想をメモしてきました。私が、だいたい毎月この心のサークルで行っています。
次に、スピリチュアルヒーラーのUTさんにガヤトリーマントラを唱えていただきました。UTさんのマントラはサンスクリット語の発音が完璧で、声が美しく、愛の祈りとして耳に心地よいのです。
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
最後に、主宰のUSさんのシルババーチの祈りhttp://sbspswhaf.net/sb-inori-0.html を行っていただきました。
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『シルバー・バーチの霊訓(7)』
第9章 悩み多きインド
インドほど私が影響を受けている国はないと思います。そのインドと関わる章が私の担当になったのも、必然なのかもしれません。
私の師の1人である鈴木健二(元NHKアナウンサー)が私に言った言葉があります。
「インドについて学んでみなさい。インドが貴方を助けてくれるでしょう。」
その時に受けたあおもり塾という人間塾で、レポートの課題に読んだ本が「ヒンドゥー」についての本だったからです。
師の言葉がその通りになるなんて思いもしませんでした。ちなみに、鈴木先生もインドが大好きな人間とおっしゃっています。
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インドのボンベイの新聞〝フリープレス・ジャーナル〟のロンドン特派員シュリダール・テルカール氏がハンネン・スワッハー氏との不思議な出会いからシルバーバーチの交霊会に招かれたテルカール氏の記事が今回の章を作っています。
当時のインドが抱える問題。1つは、英国の植民地支配下にあった事実でしょう。東インド会社による貿易を英国は行っていましたが、インドの綿花やスパイスや紅茶などを安い賃金で奪う英国の属国になっていたのです。そのため、人々からは生きる希望が奪われていたのです。
もう1つは、以前からあるヒンドゥの差別です。もともと宗教ではなく、ヒンドゥとは土着の信仰を基盤とした生活習慣でした。その教えの中にカースト制度(世襲的階級制度)という制度があります。カースト制度の示す階級に生まれたものは、その階級によって職業や結婚などに制限を受けます。バラモン・クシャトリヤ・ヴァイシャ・シュードラの4つの身分に大きく分けられます。それには生前のカルマによる考え方も絡んでくるのですが、完全な差別といえると思います。
P166 テルカロール氏:「私は人間はすべて自由であるべきだと思います。私の国民は今大きな苦しみを味わっております。インドの魂は悶え苦しんでいると私はみています。今日インドには立派な人がいることはいます。
インド国民の霊的意識を高揚させ、霊力の貯蔵庫の恩恵にあずからせるべく献身的生活をしている霊覚者がいて、インドをイギリスの支配から独立させ、平和と幸福と自由を得るために闘っております。私たちの国民がそこまで到達する方法、あるいは道があるのでしょうか」
この問題について、シルバーバーチはこのように語っています。
P167 シルバーバーチ:「いいですか。インドは今、過去に蒔いたタネを刈り取っているところだということを知ってください。宇宙は法則によって支配されております。原因と結果の法則です。私の声は───そして地上の物的束縛から解放された者たちの声もみなそうですが───自由と解放と寛容の大切さを強調します。が、
血なまぐさい戦争の結果として生じた複雑な問題が一気に解決できるわけがありません。国民が勝手にこれが自由だと思いこみ、それ以外の自由を望まない国民を安易に解放するわけには行かないでしょう。自由には必ず条件が付きものだからです。何の拘束も無い自由と言うものは無いのです。
〝自由な自由〟というものは無いのです。自由というのは、その自由がもし無条件なものとなったらかえって侵害されかねない〝自由の恩恵〟を味わうために、ある程度の制約が必要なのです。
インドはこれまで幾世紀にもわたって、勝手にこしらえた信仰に縛られてきたがために生じた暗黒が支配しています。無数の国民が間違った偶像を崇拝し、それに神性と絶対力があるかに思い、それ以外の神々を認めることを拒否します。それによって人間の霊性が束縛され、隷属させられ、抑圧されております。
わけの分らない概念で戸惑わせるばかりの複雑な教義でがんじがらめにされております。
さて、そうした彼らを救出してあげなければならないのですが、何世紀にもわたって積み重ねられてきたものをたった一日で元に戻す方法はありません。インド民族はまだ寛容の精神が身に付いておりません。
神の前において人類はすべて平等であること、誰一人として神の特別の寵愛を受ける者はいないこと、無私の奉仕に献身した者だけが神の恩寵にあずかるという教えが理解できておりません。
改めなければならないことが沢山あります。永い間暗闇の中で暮らしてきた者は一度に真理の光を見ることができません。そんなことをしたら目が眩んでしまいます。仕事は一人ひとりが自分の力で、牢獄となってしまった宗教的束縛から脱け出ることから始まります。
その束縛を打ち破ってしまえば、より大きな自由を手にすることが出来ます。すなわち他人の権利を認めてあげられる心のゆとりです。
人間の霊には教義やカースト(世襲的階級制度)を超えてすべてを結びつける要素があるとこと、民族全体が一つの兄弟関係にあることを理解出来る人が大多数を占めるようになれば、もはやその民族を隷属させる権力者も支配者もいなくなります。なぜなら、すでにその民族は自らの努力によって獲得した魂の自由を駆使できる段階まで到達している筈だからです。
まずは献身的奉仕精神に目覚めた、ひとにぎりの誠心誠意の人物が出現すればいいのです。その人たちによって多くの難問解決への道が切り開かれ、暗闇に光明を灯す糸口がつかめるでしょうが、そのためには、その人たちは〝我〟を超越し〝宗派〟を超越し、〝教義〟と〝カースト〟を超越して、インド民族のすべてが広大な宇宙の一員であること、その一人ひとりに存在の意味があることを率直にそして謙虚に認められるようにならなければいけません。
あれほどの宗教国家においてあれほどの暗黒が存在するとは、何という矛盾でしょう!。あれだけの裕福な階級がある一方で、あれほどの貧民階級が存在するとは、何という矛盾でしょう!」
インドの抱えた問題は、誤ったカースト制度(世襲的階級制度)を元に広がった人種差別が英国の侵略の標的にされてしまったことをシルバーバーチ霊は明確に答えているではありませんか?
(*^▽^*)。
「献身的奉仕精神に目覚めた、ひとにぎりの誠心誠意の人物」とは、マハトマ・ガンジーやネールのことを示すのかもしれませんね。
いいえ。インドには、マハトマ(偉大なる魂)と称されたヨギが何人もいるんです。
少しご紹介させていただきます。詳しくは、リンクを御覧くださいね~。
- ラーマクリシュナ http://ayur-indo.com/indo/rama-k/rama-k1.htm
- ヴィヴェーカーナンダ http://www.mahayogi.org/saints/vivekananda.html
- シヴァナンダ http://lovedanai.exblog.jp/25505719/
P170 テルカロール氏:「シルバーバーチの霊言を聞いていて私は、その言葉に深い真理があることに気づいた。その訓え───インド民族への霊的メッセージに秘められた叡知に大きな感動を覚えた。最も、末節的には賛成しかねる部分もあった。
現在のインド民族の大半がヒンズー教徒の信者であるが、今日のヒンズー教徒はべーダとウパニシャッド(ともにバラモン教の根本教典で最高の宗教哲学書とされている───訳者)をもとにした純粋のヒンズー教徒ではなくなっている。べーダとウパ二シャッドの教えはまさにシルバーバーチの訓えそのものなのである。」
そうなんです。テルカロール氏がおっしゃるように、シルバーバーチの霊訓集の叡智はインドのヴェーダやウパニシャッドの内容と変わらないのです。
( *´艸`)
私はヨーガや瞑想を通してインド哲学を学んできましたが、シルバーバーチの霊訓集の中に全く変わらないものを感じていたのは、間違いではありませんでした。
真理に新しいとか古いはなく、変わりはないのですね!
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では、ここでメンバーのコメントを紹介したいと思います!
✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
- インドでは、ヒンドゥなどの影響でヴェーダやウパニシャッドが歪められているのかもしれません。(USさん)
- 光の世界についていけない人がいます。それを踏まえて、人にはそれぞれできることで奉仕できると思います。※ マイケル・J・ローズの本の内容を例に、お話しいただきました。(UTさん)
- 執着は誰もしたくないが、人は心の傷に執着し捨てきれないものもあります。(USさん)
- せめて、その心の傷に気づくことが大切なのでは?(IKさん)
- 自己憐憫を受け入れて、生きていきたい。どんな私でもあるがままでいたい。(SKさん)
- 利他愛を持って、人の為に尽くせばよいのでは?そうすれば、傷ついた自分も肯定するようになります。(USさん)
- 自分に余裕がないと人の苦しみに振り回され、自分も保てません。(UTさん)
- 家族に問題を抱えていて、奉仕をしている人もいるがまずは自分の家を考えることが大切です。(USさん)
- サイキック能力とスピリチュアル能力とは違います。サイキック能力があっても、霊性が高いわけではありません。(UTさん)
まだまだつきないメンバーの話ですが、今日はここまでにします。
( ^^) _U~~
おおおっと、最後に・・・。この章に出てきたインドの詩人タゴールの大好きな詩をご紹介します。
★ 汝が声誰も聞かずば、一人歩め、一人歩め
ラビンドラナート・タゴール ※ これは、ガンジーが好きだった詩です。
次回 第88回 心のサークル お知らせ
【と き】 2018年12月23日(日)、14時~17時
【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1)
入り口は正面玄関ではなく裏口になります。
尚、入口の表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。
窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、
わからない時は声をおかけください。
【内 容】 ヒーラー・ブルーノグルーニングのDVD鑑賞 及び
『シルバー・バーチの霊訓(7)』の読書会:10章
【持ち物】 上記書籍をご持参ください。
【参加費】 喜捨
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
日常を離れた空間で、ともに学びましょう!
新しく参加希望の方は、本ブログコメント又は下のメール宛へご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
コメントを入れる際の認証はすべて半角で入力お願いします。
【メールアドレス】 kokoronosakuru@gmail.com
又、これまでのメンバーの皆様は、出欠係の柴田までご連絡ください。