心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第83回心のサークル報告

【と き】  2017年7月30日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1)

      会議室2

【参加者】 進行:US

       US、GS、YY、ST、IK(m)、HM、SK、IK(f)、MM 以上9名

 

 

以下書籍の読書会が行われました。

 

シルバーバーチの霊訓(7)

第5章 懲罰と報復

 

第二次大戦の戦勝国側の質問者とシルバーバーチとの問答が述べられています。

 

懲罰: シルバーバーチは懲罰についてさまざまな表現を用いて見解を述べています。

「人間が人間を裁く権利はありません。」

「裁く権利があるのは、宇宙の法則すなわち神だけです。」

というような表現で他の巻でも述べられているようです。

その理由は、人間はすべて例外なく不完全であり、不完全な者が不完全な者を正しく裁くことは不可能だから、ということのようです。

 

報復: 報復というのは一種の復讐だと考えられます。

「復讐をしてはならない」という教えは、すでに2000前にイエス新約聖書の中で説いているようです。

シルバーバーチは、基本的に人間による人間の懲罰には反対ですが、もしやるとしても報復的な懲罰はすべきではないと述べていると思われます。

人間の霊性がまだ未熟だった時代は、モーゼの十戒ハンムラビ法典のような報復的な懲罰が普通でしたが、霊性がここまで進化した現代においては、懲罰的な要素を排し矯正的な目的をもったものに改めていくべきだと述べていると思われます。

戦争においても、犯罪においても、復讐的懲罰は新たな復讐心を生み出します。いわゆる「復讐の連鎖」です。

「モーゼスの霊訓」によると、「死刑制度で処刑された者は、霊界から地上の人間に対して復讐をして来る」と述べているようです。

 

※善悪についての参考文献-シルバーバーチの霊訓(12)P.96より

(6)“悪”とは何かということを見きわめておく必要があります。地上生活の究極の目的は“死”と呼ばれている現象のあとに待ちかまえている次の生活舞台にそなえて、内部の霊性を開発することにあります。開発するほど洞察力が深まります。霊性が開発され進歩するにつれて自動的に他人に対して寛大になり憐みを覚えるようになります。これは、悪や残忍さや不正に対して寛大であれという意味ではありません。相手は自分より知らないのだという認識から生まれる一種の“我慢”です。人間は往々にして自分のしていることの意味が分からずに、まったくの無知から行為に出ていることがあるものです。そこがあなたの我慢のしどころです。それは悪を放任し黙認してしまうことではありません。それは我慢ではなく目の前の現実に目をつむることです。真の意味の寛大さには洞察力が伴います。そして、いつでも援助の手を差しのべる用意ができていなければなりません。

 

                                  IK(m)記

*進行係USさんからのコメント*

 

今回は、次のような難問に回答する機会がありました。

 

質問)今生で何故過酷な経験をさせられるのか?

カルマの法則について(何故責任を取らされるのか?)

責任は、創造主側にあるのではないか?

 

回答)人間は、障害のプロセスにある時は、苦しみますが、経験を重ねながら、その苦しみを克服すると道は開けます。確かに一朝一夕には、いかないかもしれませんが、いつかは、苦しみの中から光を見い出すことができ、神の愛を感じ、向かい来る次の障害に対して強くなることができます。更には、そこから、苦しみを脱却し、喜びを見い出すことができます。ただし、血となり肉となる真の学びは、それぞれの体験を通じてしか得ることはできないでしょう。こうして、たとえば、「神は、乗り越えられない障害を与えない」という教訓の一つを学ぶことができます。ただ、理性の物差しで計りながらも、神を信じるという信仰的要素があることは、否めません。これは、乗り越えなければならない一種の壁のようなものだと私は、思います。参考:拙著『ヘミシンクスピリチュアリズム』)

 

また、ちょうど同じ時期に私のブログ『アセンション2012』に今回と似たような難問が投稿されました。それについての回答も含め、ご紹介します。

 

 

質問)『私たちは人工的に作られた肉体を使って、人工的に作られた「場」で生活をしていますが、実は、今の世界は実在しない虚構であり、実在する本当の自分は「DNAや原子を合成する科学を持った遠い未来」(真実の世界)にいます。』という発想は、(無限回の問答は抜きにして)、成り立つでしょうか。

・・・・・『真実の世界においては確かに人生は一回きりかも知れないが、この世は虚構だから誰も死なないし、1回きりの登場の人もいれば数回登場する人もいる』と思います。

 それは、『遺伝子DNAは誰が作ったのか』、『物質(原子)は誰が作ったのか』を考えた結果として『この世は虚構だ』と確信したからです。

 1、『遺伝子DNAは誰が作ったのか』

 地球上の全ての生命に遺伝子DNAが組み込まれているが、遺伝子DNAは自然や偶然に出来るものではないし、人間の科学でも作れません。では誰が作ったのかと言うことですが、作ったのは「遠い未来の人間」だと思います。

 2、『物質(原子)は誰が作ったのか』

  地球上の物質(原子)は百余り有りますが、必ず、陽子・中性子・電子の3者で構成され、それ以外の構成は存在しないし、規則性とか法則性に支配されています。

 また中性子中性子線を内包し、特定の物質(原子)はアルファー線とかベータ線などを放射して崩壊し、電子は電荷を内包しています。

 こんな複雑なものが自然や偶然で出来るのでしょうか。どうしたら放射線を作ることが出来るのでしょうか。色々と考えた結果、自然や偶然で物質(原子)を作るのは不可能であり、私たちの世界は人工的に作られた虚構だと確信しました。

 3、私たちは人工的に作られた肉体を使って、人工的に作られた「場」で生活をしているのであり、本当の自分は「遠い未来」にいると思います。ですから、『この世は虚構だから誰も死なない』と思います。・・・・・

 

回答)このブログの主旨であるスピリチュアリズム的観点から述べますと、この世は、虚構であるというのは、半分当たっているかもしれません。シルバーバーチは、この世はあの世(霊界)の影絵であると霊訓の中で述べています。たとえば、未来の出来事は、霊界でシュミレーションされており、その一つが、地上に表現されるとも言えます。もちろん、未来は、絶対ではなく、我々の自由意志で変えられる要素も大きいと思います。また、多くの芸術や発明は、霊界からのインスピレーションで成り立っているようです。ただし、その精妙な波動を地上人が、どれだけ素直に捉えられるかですが、霊界と比べ、低い波動に支配されている地上では、肉体を有する不自由さと多くの雑念等で、しばしば霊界からの伝達には、困難が伴います。実は、その試行錯誤が、地上界で生活することの価値ある由縁です。障害が、多くの学びを与えてくれます。

 さて、ただし、虚構というと、唯物的響きがあり、私からすると、いわゆる慈愛を感じません。神というのも未来人と捉えることもできましょうが、おそらく今生では、結論が出せない壮大な問いでありましょう。むしろ、スピリチュアリズム的に視点を変えますと、シルバーバーチは、神は、法則であり、至高の愛であると説いています。神を見たければ、自然を見なさいと述べています。やや宗教的では、ありますが、自然の中に大いなる存在を見いだし、そのことを信じること。そして、いろいろな地上での体験を通して、我々が、素直に生かされていると感謝することの方が、今を生きやすいと思います。つまり、それが、人間が、肉体を持って、今生を生きる意味に通じます。死が無いのは、霊魂不滅の法則の基に生かされているからであり、ヴァーチャルの中で、生きているからではないと私は、信じている次第です。

 

<第84回心のサークルお知らせ>

 【と き】  2017年8月20日(日)、14時~17時 

【ところ】 宮城県歯科医師会館(仙台市青葉区国分町1-5-1)

      会議室2

      入り口は正面玄関ではなく裏口になります。

      尚、入口の表示板に、部屋がどこか書いてあります。ご確認お願いします。

      窓口に医師会館の方が常駐していらっしゃいますので、

      わからない時は声をおかけください。

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(7)』の読書会:6章

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

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