心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第65回 心のサークル 報告

 

 【と き】 2016年1月17日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM 

【参加者】 進行:US  記録:AN

      IK、SN      以上4名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:11章、談話

 

この日、Uさんは開口一番に「子どもの貧困と子供食堂」について語られた。最近のニュース等で子供の貧困については耳にしていたが、その実情の悲惨さを今回教えて頂いた。この話題で大いに盛り上がり、「何とかしなければ…」と、善なる魂の躍動に皆が揺り動かされた。

また、タイミング良く今回の11章の最後の方で、シルバー・バーチが牧師に説く内容もまさにこのことであった。「霊を救うと同時に、その霊が働く身体も救ってあげなければなりません」。世の中には弱者を取り巻く様々な問題がある。まずは関心を持ち、何らかの行動に出る勇気が大切だ。「善は急げ!」

 

≪ 11章 青年牧師との論争 ≫ より抜粋、引用

牧師「死後の世界とはどういう世界ですか?」

「あなた方の世界と実によく似ております。(因果律の観点から)こちらは結果の世界であり、そちらは原因の世界です」

 

牧師「死んだ時に恐怖感はありましたか?」

「ありません。私たちインディアンは霊覚が発達しており、死が恐ろしいものでないことを知っておりましたから。宇宙は究極的には神と繋がった一大連動装置によって動かされており、一番低い地上の世界も、あなた方のおっしゃる天使の世界と繋がっております。どんなに悪い人間もダメな人間も、あなた方の言う神、私の言う大霊と結ばれているのです」

 

牧師「地上での最大の罪はなんですか?」

「最大の罪は神への反逆でしょう。神の存在を知りつつも、なおそれを無視した生き方をしている人々、そういう人々が犯す罪が一番大きいでしょう。今なお物質的豊かさにおいて自分たちより劣る民族に対して行う残虐行為は、神に対する最大級の罪の一つと言えます」

 

牧師「そちらへ行った人はどんな風に感じるのでしょう?」

「一番残念に思うことは、やるべきことをやらずに終わったことです。逃してしまったチャンスが幾つもあったことを知って後悔するわけです」

 

牧師「キリストへの信仰をどう思われますか?」

「主よ、主よ、と何かというと主を口にすることが信仰ではありません。大切なのは主の心に叶った行いです。実際の行為です。信仰を持っていなくても、落ち込んでいる人の心を元気づけ、飢える人にパンを与え、暗闇にいる人の心に光を灯してあげる行為をすれば、その人こそ神の心に叶った人です」

 

「イエスは地上に降りた偉大なる霊覚者でした。当時の民衆はイエスを理解せず、ついに十字架にかけました。イエスだけでなくすべての人間に神の分霊が宿っております。ただその分量が多いか少ないかの違いがあるだけです」

 

牧師「地上の人間にとって完璧な生活を送ること、すべての人間を愛することは可能でしょうか?」

「それは不可能なことですが、そう努力することはできます。人間は霊的に成長することを目的としてこの世に生まれてくるのです。それはこちらへ来てからも同じです」

 

牧師「この世になぜ多くの苦しみがあるのでしょうか?」

「神の真理を悟るには苦を体験するしかないからです。苦しい体験の試練を経てはじめて人間世界を支配している摂理が理解できるのです」

 

◆シルバー・バーチから牧師へのメッセージ

「あなたに自覚して頂きたいのは、あなた方はとても大切な立場にいらっしゃるということです。神に仕える身であることを自認しながら、その本来の責務を果たしていない方がいらっしゃいます。ただ壇上に上がって意味もない話をしゃべりまくっているだけです。しかし、あなたが自らを神の手にゆだね、神の貯蔵庫からインスピレーションを頂戴すべく魂の扉を開かれれば、いにしえの予言者たちを鼓舞したのと同じ霊力によってあなたの魂が満たされるのです。それにより、人生に疲れ果てた人々の心を明るく照らす光をもたらすことができるのです」

 

「こちらの世界で後悔している牧師にたくさん会っております。自分が本当の霊のメッセージを説かなかったこと、聖書や教説にばかりこだわって実践をおろそかにしたことを自覚するのです。そうして、もう一度地上へ戻りたいと望みます。そこで私はあなたのような(目覚めかけている)牧師に働きかけて、新しい時代の真理を地上にもたらす方法をお教えするのです」

 

「神の意志を実践する者こそ敬虔なのです。それをイエスは2千年前に述べているのです。それなのに今日あなた方は、それが一番大切であることをなぜ信者に説けないのでしょうか。戦争、不正行為、飢餓、貧困、失業、こうした現実に知らぬふりをしているかぎりキリスト教は失敗であり、イエスを模範としていないことになります」

 

「イエスは社会の隅々にまで足を運べ、と言っていないでしょうか。人が来るのを待っていてはいけません。あなたの方から足を運ばなければならないのです。教会を光明の中心となし、飢えた魂だけでなく飢えた肉体にも糧を与えてあげないといけません。叡智の言葉だけでなくパンと日常の必需品を与えてあげられるようでないといけません。養うものを得られない身体は死んでしまいます」

 

 

 

 

 

~ 次回 “第66回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2016年2月28日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:12章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)