心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第63回 心のサークル 報告

【と き】 2015年11月29日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

     IK、SK、SN      以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:9章、談話

 

 “神”の捉え方は民族や宗教、個人的観念によって様々です。我々日本人にとっての神というと、一般的には『古事記』や『日本書紀』に登場する神々や、神社仏閣に祭られている神などの人間的な神ではないでしょうか?一方の西欧でも、『ギリシャ神話』をはじめ多くの神話があり、やはり人間的神々が登場しております。

 さて、この『シルバー・バーチの霊訓』は、60年程前にキリスト教圏に下ろされた現代の霊言です。シルバーバーチが言われておりますが、人間の進化に応じた霊訓が下ろされるようです。ですから、“神”の表現も、進化した現代人に合わせて、物質的神から法則としての神へと大きく変わっております。しかし、イメージするのはなかなか難しいものがありますね。ところが、下記にありますように“神体験”は可能なのです。

 

≪ 9章 神は愛の中にも憎しみの中にも ≫ より抜粋、引用

◆神とは?

「宇宙の自然法則です。物的世界と霊的世界の区別なく、全生命の背後に存在する創造的エネルギーです。完全なる愛であり、完全なる叡智です。神は宇宙の隅々にまで行きわたっております。人間に知られている小さな物的宇宙だけでなく、まだ知られていない、より大きな宇宙にも瀰漫(びまん)しております」

 

「神は全生命に宿っており、全存在の内部に宿っております。全法則に宿っております。神は宇宙の大霊です。僕に過ぎない我々がどうして主人(あるじ)を知ることを得ましょうか。ちっぽけな概念しか抱けない我々にどうして測り知れない大きさを持つ存在が描写できましょう」

 

「すべての存在を超えた神を、あなた方人間が理解できないのは理の当然です。しかしあなた方は魂を開発することによって、一言も語らずとも、魂の静寂の中にあってその神と直接の交わりを持つことができるのです。その時は、神とあなたが一つであることを悟られます。言葉では言い表せない体験です」

 

◆愛と平和を説く者と同じく、憎悪と戦争を説く者も神の法則の中で行動している

「完全が存在する一方には不完全も存在します。が、その不完全も完全の種子を宿しております。完全も不完全から生まれるのです。生きるということは進化することです。発達であり開発であり発展であり進展です。あなた方のおっしゃる善も悪も進化の工程における途中の階梯にすぎません。あなた方は不完全な理解力でもって判断しておられます」

 

「魂が向上すれば良いもの悪いものの概念を捨ててしまいます。不完全な道具を通して完全な法則が顕現しようとして生じた不完全な考えであったわけです。すべてが大切だと申し上げるのはそこに理由があります」

 

「人間各個に自由意志が与えられており、魂の進化と共にその活用方法を身につけてまいります。霊的に向上しただけ、多くの自由意志が行使できるようになります。あなたの現在の霊格があなたの限界ということです。しかし、あなたも神の分霊である以上、人生のあらゆる困難、あらゆる障害を克服していくことができます」

 

「愛と憎しみは表裏一体です。人生は常に比較対照の中で営まれています。苦しみを味わえばこそ幸せの味が分かるのです。病気になってはじめて健康の有難さが分かるのです。病気にさせるものがあなたを健康にもするのです。愛させるものが憎ませもするのです。それが人生のあらゆる側面を支配しているのです」

 

◆地球も天体も進化している

「神は万物を支配する法則です。地震、嵐、稲妻もみな宇宙の現象の一部です。天体そのものも進化しているのです。物質の世界は完全からはほど遠い存在です。そしてその完全はいつまでも達成されることはありません。あくまでも高くより高く進化していくものだからです」

 

「地球は火焔と嵐の中で誕生し、今なお完成へ向けて徐々に進化している最中です。地震も雷も進化のしるしです」

 

◆神も進化しているということになるのか?

「そうではありません。神は法則でありその法則は完璧です。物質の世界に顕現している部分は、その顕現の仕方が進化の法則の支配を受けます」

 

◆物的身体は霊が自我を表現するために必要なもの

「霊自体はもともと完全です。宇宙を構成している根源的素材です。あなた方が霊という別個の存在を進化させているのではありません。あなた方自身であるところの霊が顕現する身体(霊体も幽体も含めて)を発達させているのです。あなたが完全へ近づけば近づくほど、完全な法則がより多くあなたを通して顕現することになります」

 

「人間は進化するほど、改めるべきものを意識するようになります。闘争を通して、奮闘を通して、逆境の克服を通してはじめて、神性を宿した人間の霊が芽を出し、潜在する様々な可能性が発揮されるのです」

 

◆悪魔はキリスト教が生み出したものであり、また、キリスト教は終焉を迎えた

「自分たちから見て悪と思えるものを何とか片付けるためには、そういうものを発明しなければならなかったのです。人間的存在としての神は、人間がこしらえた概念以外には存在しません。人間的存在としての悪魔も、人間が発明した概念以外には存在しません。黄金色に輝く天国も火焔もうもうたる地獄も存在しません。それらは視野を限られた人間の想像的産物にすぎません。神は法則であることを理解すれば、人生の最大の秘密を学んだことになります」

 

「人間に与えられている自由意志が混乱を引き起こし、法則の働きを正しく見えなくすることはあっても、法則は厳然と存在しますし、また機能してもらわなくては困ります。私はキリスト教の神学は人類にとって大きな呪いであったと思っています。しかし、その呪われた時代も事実上終わりました」

 

*Uさんのコメント*

最近 私が属する医療系の 会報に以下の記事を書きました。関連した内容なので、ご紹介します。『行動の具現化』というタイトルです。

「この世で生きることの大切さは、行動による意識の具現化にあるように思える。意識の持ち方による何気ない変化は、繰り返しのような単調な日常生活においてもしばしば経験される。たとえば、元旦の日を迎えた時の意識の高揚感によって、周囲がまるで不断とは違う世界にいるように感じられるものである。我々が人間として踏み出す一歩がどれだけ多くの体験を与えてくれるか計り知れない。今日もいつものようにジョギングをしていた時ふとインスピレーションのように浮かんだことだ。

 走ることに集中していたり、何か考えことをしていると、周囲の変化に気付くこと無く、日課を終えてしまう。冬場は、この辺では氷点下の日が多く、寒さで走り始めは辛いこともあるけれども、いつものように5キロほど走り終わった後の爽快感は捨て切れない。だから、それはそれで良いと思うのだけれども、せっかく走り出したのだから、できれば、何気なく周囲を見て見ようと思った。

 神を見たければ、大自然の中に見ることが出来るとある本から教えられたが、確かに神が与えてくれた被造物の芸術の中に神を見ることができる。あの雲間に漏れる朝日の輝き。海に映えるあの朝焼けのコントラスト。そのキャンバスに天に舞う海鳥たちが命のアクセントを添えてくれる。次第に沸き上がる感情の渦の中で、自分もその一部なのだということを改めて実感することができるかもしれない。一体感と言ってしまえばそれまでなのだが、この世の体験がいかに貴重なものであるか。平均的に言えば、この世界で出来る体験は、私の場合せいぜい後20年くらいだろう。自分という個性の中で作り上げる人生の妙味を改めて感じ、残る人生を丁寧に生きたいと自省した一時だった。」

 

 

 

 

~ 次回 “第64回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年12月20日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:10章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)