心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第61回 心のサークル 報告

【と き】 2015年9月27日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SY、SK、ST、SN、SS(初)  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:7章、談話

 

 子供の頃田舎で育った私は、様々な生き物に囲まれた刺激的な日々を過ごしておりました。しかし今は仙台の中心部に近い街中で暮らしており、家を空けることも多く、残念ながら犬などのペットを飼える状況にありません。ところが近所に可愛いトイプードルがおり、私にとてもなついてくれているのでその子に会うのが楽しみです。「癒してくれてありがとう、今度は人間に生まれてくるのかな?」なんて語りかけたり…。今回は“動物の死後”についての内容ということで、勝手ながらそのワンちゃんでイメージして読ませていただきました。

 さて、久しぶりに鶴岡からSYさんが参加されました。彼は読書会で勇気と力を得て、「地元で学びの友を探すべく行動に出ます!」と、笑顔で帰って行かれました。やはり五感で判断する我々人間は、想いを行動に移さなければ気付けませんね。まずは具体的に動きましょう!タネ蒔きのつもりでね。

そして初参加のSSさんは、震災後何度か宮城県に足を運ばれて、被災者の方々のヒーリング(リーディング)を行ってこられた方です。彼女のワークに参加したSKさんのご紹介です。SSさんは以前より読書会というものに参加を希望しておられ、当読書会ではありますが大変喜んで頂けました。また、被災地での様々なお話をされるなかで、「是非とも震災を体験した地元の方々の力で、被災地で傷ついている人々を救ってほしい!」と熱く語られました。この尊いご縁に感謝するとともに、SSさんの益々のご活躍をお祈り致します!

 

≪ 7章 動物は死後どうなるか ≫ より抜粋、引用

◆動物は死後、どうしているのか?

「もしも動物と飼い主の両者が時を同じくして霊界へ来た場合、その飼い主の所で暮らします。愛のある場所が住処となるわけです。住処がありますから動物界へ行く必要はありません。動物界に住むのは飼い主より先に霊の世界へ来た動物に限られます。誰かに世話をしてもらわなくてはならないからです。地上で人間的な愛と理性と判断力と情愛を一身に受け、飼い主より先に他界した場合は、その主人が来るまで動物界へ行って霊界の動物の専門家に面倒を見てもらいます」

 

◆人間との接触により動物は何を得るのか?

「長い進化の道程で、法則の働きによって動物の魂に自我意識が芽生え、やがて理性が芽生え、知性が発達してきました。その段階で人間は判断力というものを身に付けました。しかし実はそうした能力は全部はじめから潜在していたのです。それが目覚めるには神の息吹が必要でした。そしてあなたがた人間も動物に対して同じことが出来るのです」

 

「進化の順序の中で、人間の次に位置する動物に対して、その霊性の息吹を吹き込む能力を具えています。つまり動物との接触の中で、愛という霊的な力によって、動物の魂に自我意識を芽生えさせる事が出来るのです。そして長い進化の道程を経て、やがて人間という頂点にまで達するわけです。愛こそは宇宙の原動力です。人間が可愛がる動物――犬、猫、その他のペット類――へ向けられる愛は死と共に終わるのではありません」

 

「犬や猫や猿などを可愛がるのは一種の親近感を意識するからです。それらの動物はもうすぐ人間として生まれ変わってくる段階まで近づいて来ているために、動物の方でも人間の愛を受け入れようとするのです」

 

「動物の中で一番進化しているのは犬です。次は猫です」

 

◆霊界での動物と人間の関係と、動物の類魂・進化について

「人間と動物は霊界で再開した場合一緒に暮らしますが、どこかの時点でどうしても別れなければならなくなります。動物の進化と人間の進化とではその速度が違い、より大きな光明へ向けて絶え間なく向上していく人間のペースに付いていけなくなる時が来ます。やがて動物はその所属する種の類魂の中に融合していきます。動物は人間と大きく異なり、個性を失ってしまいます。動物は類魂全体として未だ一個の個性を有する段階まで進化していないのです」

 

「動物は同じ種類の動物に生まれるのは一回きりです。無数の類魂が次々と生まれ変わって類魂全体のために体験を持ち帰ります。全体として再生する必要はありません。それでは進化になりません」

 

「人間との接触で得たものは決して消えることはなく、類魂全体に貢献します。そうしたことが多ければ多いほど類魂の進化が促進され、やがて動物の段階を終えて、人間の形態での個体としての存在が可能な段階へと進化していき、人間界への誕生となります」

 

「人間界への誕生には二種類あり、古い霊が再び進化の完成のために地上へ戻って来る場合と、“新しい霊”が物質界で個体としての最初の段階を迎える場合です。動物霊は人間界での新入生です。アメ―バの状態から始まって爬虫類、魚類、鳥類、そして動物と、ありとあらゆる進化の段階を経て、今ようやく人間へと達したのです」

 

「人間として誕生したら再び動物界に戻ることはありません。人間として自我意識を具えたら、二度と消えることはありません」

 

◆シラミやダニなどの寄生虫は自然の産物か人間の邪心の産物か?

「直接の原因は衛生の悪さ、不潔な育児環境、直射日光や新鮮な空気の不足とかにありますが、さらにその原因をたどれば、そういう環境を改めようとしない、恵まれた環境にある人たちの同胞への利己心、同胞への非人間性に行きつきます。これは一種の邪心であり、人間の未熟性を示しています。そういう利己心を棄て、我欲や野心を生む制度を改めれば、害虫や寄生虫は発生しなくなります」

 

「自然界のバランスは人類の行為如何によって左右されており、人類が進化すればするほど自然界の暗黒が減っていくのです。人間は神の創造物であると同時に神の一部として、宇宙の進化の推進者であり自然法則に影響を及ぼします」

 

◆動物同士は殺し合っているのに、なぜ人間は動物実験をやってはいけないのか?

「残忍性が進化の指標だからです。人間が進化すればするほど地上から残忍性と野蛮性が消えていきます。愛と慈しみと寛容の精神が地上にみなぎった時、動物の残忍性も消えて、それこそライオンと子羊が仲良く寄り添うようになります」

 

◆ペットも睡眠中に霊界を訪れるのか?

「訪れません。人間の場合は指導霊が手を引いて案内してくれますが、動物の場合はそれが出来るのは飼い主だけですので、飼い主が地上にいれば案内できません」

 

◆人間よりも動物の方が心霊能力で優れている場合があるのはなぜか?

「人間がもしも文化生活の恩恵に浴さなかったら、もっと早い段階で心霊能力が生活の一部となっていたはずです。つまり人間は文明と引き替えに心霊能力を犠牲にしたわけです。動物は本来なら人間が到達すべきであった段階へ人間より先に到達したのです。いわゆる霊能者というのは進化のコースの先駆者です。いずれ全ての人間が発揮するはずの能力をいま発揮しているわけです」

 

「動物の災害予知能力や帰巣本能も心霊能力ですが、その種属特有の先天的能力である場合があります。これも一種の進化の先駆けで、その能力だけが特に発達したわけです」

 

◆動物界にはあらゆる種類の動物がおり、専門家の看護を受ける。時には飼い主の近くに来ることもある

「他界した動物は、動物界に連れて来られて種属ごとに暮らしながら、動物の専門家の特別の看護を受けます。またそこには、動物を喜ばせる物が何でも揃っており、やりたいことが何でも出来るのでイライラすることがありません。そして時には地上にいる飼い主の家の雰囲気内まで連れて来られ、しばしその懐かしい雰囲気を味わいます。自分の飼っていた犬や猫を見たとか言うのはそんな時のことです。人間には何となくいたような気がするという程度ですが、霊視能力が発達した地上の動物の目にはちゃんと見えています」

 

「人間界へ動物を連れてくる人は、動物界で管理に当っている人たちです。その人たちは動物が大好きなのに飼うチャンスが無かった人たちです。それはちょうど子供が出来なくて母性本能が満たされなかった女性が、両親に先立って霊界へ来た子供の世話をするのといっしょです。獣医のような専門家も控えており、地上で勉強したことが霊界で役に立っているわけです。知識は何一つ無駄にはされません」

 

動物実験はなぜいけないのか

「ためになる仕事をしようと努力している人は、必ず霊界から鼓舞し支援し霊力をもたらそうとしている人たちの援助を受けます。しかし神の創造物に対して苦痛を与えることは、いかなる動機からにせよ許されません。

実験で動物が何らかの苦痛を受けていることが分かっていながら直意図的に苦しみを与えるということは、それなりの責務を自覚しているものと見なされます。総合的に考慮した上で判断が下されますが、いずれにせよ私としては苦痛を与えるということは賛成できません」

 

神の摂理に反した方法(動物を実験材料とした研究)から正しい治療法は生まれません。人間の病気にはそれぞれにちゃんとした治療法が用意されています。しかしそれは動物実験では発見できません」

 

「すべて生命のあるものは神のものです。いかなる形にせよ、生命を奪うことは許されません。ニワトリを20羽食い殺したキツネを狩ることも然りです。かりに私がそのキツネに銃を与えて、20羽もニワトリを食べたあなたを打ち殺せと命令したらどうなりますか。生命は人間のものではなく神のものです。生命を奪う者はいつかその責任を取らなくてはいけません」

 

「すべての地上の生命にとって必要なものは神がちゃんと用意して下さっています。人間が飢えに苦しむのは人間自身が身勝手な考えを持つからです。人間が向上進化すればそうしたあくどい欲望は無くなります」

 

「イエスの説いた黄金律“汝の欲するところを人に施せ”の真意を理解した人なら、他のいかなる生命にもむごい仕打ちは出来ないはずです」

 

=進行役 Uさんのコメント=

 以前私のブログにてペットロスについて書きました。2007年7月の記事を紹介します。

 先日、もう少しで14歳になるはずだった私の家のシーズー犬が亡くなった。以前、前立腺付近の癌の摘出手術をしているので、それがたぶん転移して、左上顎洞癌に肺癌を併発したのではないかと思う。直前まで、左の眼球が破裂しそうなほど腫脹し、歯も抜け、鼻や口から出血したりして、呼吸が苦しそうだった。最近は、すっかり痩せて、ふらふらしながら、やっと食べて寝てばかりいた。その日は、朝から何も食べず、子供達が気付いた時は、既に硬直していた。私や日々世話をしていた祖母からすると、傍目にも苦しみ抜いたとしか思えないような末路だったので、これでベルも楽になったと正直少し安堵の気持ちがあった。ただ、特に一番可愛がっていた長女は、悲報を聞いて、屍を抱いてしばらく大泣きしていた。
 基本的に犬や猫のような動物霊は、死後は、人間と異なり、個性の無い夫々の集合霊に帰るようだが、近年は、飼い主の深い愛によって、あの世でもしばらく個性を持ち続けるようである。人の愛によって、身近に飼われている犬や猫の魂は、猿よりも進化してきているとも聞く。ペットと言えども、長く付き合うと家族と同じなので、ペットロスで鬱病になってしまう方がおられるのも体験してみるとよく分かる気がする。長女のダメージも理解できる。こんな時スピリチュアルな本として『霊犬ジロー』と『ペットが死ぬとき』(いずれもハート出版)は、必ず慰めになると思う。霊的真理からすると、犬や猫などの動物霊ももちろん霊魂不滅である。肉体は無いけれども、いつも意識すれば、常に傍らに愛犬はいるわけである。むしろ生前よりも距離はグーと近づいたと言える。ただ、目に見えないだけなのだ。 

 

 

 

 

~ 次回 “第62回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】  2015年10月25日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:8章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)