心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第58回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年6月21日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、ST、SN、MM、YY  以上8名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:4章、談話

 

 欧米で始まったスピリチュアリズムという神の一大計画は、現在で170年程になります。その歩みは着実に続いて来ており、我々のもとにも届けられました。『シルバー・バーチの霊訓』をはじめ『ホワイトイーグル霊言集』や『霊の書』ほか、真理を説いている多くの書籍に巡り会い、たくさんの方と語り合って参りました。霊訓には人間として生きる上での土台となる人生観や死生観が、だれにでも分かりやすい単純素朴な真理としてやさしく説かれておりますね。私も地に足が着き、人生を大切に生きたいという気持ちが強くなりました。

さあ、この神からのお便りを次は誰に渡しましょうか。以下でシルバーバーチが言われているように、著名人にお渡しするのが影響力は大きいのですが、まずはチャンスがあればどなたにでも!つかの間の地上人生の中で、まだまだ多くの魂は鼓舞する機会を待ち望んでいるようです。勇気を出しましょう!

 

≪ 4章 軽蔑と嘲笑の中で――スピリチュアリズムの歩み ≫ より抜粋、引用

スピリチュアリズムの発端から100年程経つ1941年頃の会で、シルバーバーチはその歩みを振り返った

「私たちの仕事が始まった当初、世間の人は何とたわいもないことをして、と軽蔑の眼差しで見たものでした。彼らはサークルのメンバーを“テーブルラッパー”(初期の頃はテーブルの叩音による通信が盛んに行われた)と呼んで軽蔑し嘲笑しました。しかし、そうした現象も実は大きな目的をもった一大計画に組み込まれていたのです。私たちの意図した影響力は次第に大きくなり、世界中へ広がっていきました。各分野で名声を得ていた名士を次々とその影響下に誘っていきました。やはり著名人の証言が尊重されるという考えからです」

 

「その後霊媒も増え、サークル活動も盛んになりました。科学、医学、思想、宗教、その他ありとあらゆる分野の人を参加させ、当時すでに猛威をふるっていた誤った物質万能主義を否定する現象、新しい高度な生命観を示唆する霊的事実、唯物思想の終焉を予告する目に見えない力の存在へ目を向けさせました。ほどなくしてテーブルラッパーたちは、宗教を腐敗から守る運動の旗手となっていったのです」

 

「私たちが欲しているのは、霊的実在を悟りそれを他の同胞のために使用してくれる人、真理を暗い生活の灯として持ち歩いてくれる人です。そして、そうした霊的真理のメッセンジャー自らが、それを日常生活において体現し、誠実さと公明正大さに貫かれた生活を通して、見る人の目になるほど神のメッセンジャーであることを認識させることです。それから、積極的に世に出て社会生活のすべての面にそれを応用していってほしいのです」

 

「世の中を見まわすと、あなた方の努力の印――古くて使い物にならない教義やドグマ、構築物の崩壊が見てとれるはずです。私たちの説くスピリチュアリズムは、“心霊学”という知識を土台として築かれております。その土台はいかなる嵐にもビクともしません。なぜなら霊的事実を土台としているからです。あなた方が建造の一役を担ったその殿堂は、あなた方が死んだ後も、奮闘努力の記念碑として末永くその勇姿を失うことはないでしょう」

 

「常に私は、基本的な霊的真理を忘れぬようにと申し上げております。すなわち神の分霊を宿し、その意味において真実“神の子”であり、永遠にして不変の霊の絆によって結ばれているという意味において真に同胞であり、人類全体が一大霊的家族であり神の前に平等であるということです。霊の眼をもって見る者は、民族、国家、気候、肌の色、宗教の別を超えて見つめ、全人類を一つにつなぐ霊の絆を見てとります。地上世界は今こそそうした単純な真理を見直す必要があります」

 

「真理を普及するための新しい人材が次々と霊力の支配下に導かれていることに着目して下さい。私たちは刀剣や銃を手にせず、愛と寛容心と慈悲と奉仕の精神でもって闘っている大軍の一翼を担っております。私たちの武器は真理と理性です。そして目指すのは、人間として当然受けるべきものを手に出来ずにいる人々の生活に豊かさと美しさをもたらしてあげることです。意気消沈した人、悲しげにしている人に元気を出すように言ってあげて下さい。先駆者たちの努力の賜物をこれから狩りいれるのです」

 

「地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、霊的真理を日常生活において実践する以外にありません。あなた方はその貴重な霊的な宝を手にされているのですから、自信をもって生きて下さい。しかし同時に、知識には責任が伴います。その知識を賢明に有効に活かして下さい。一人でも多くの人がその知識を手にすることができるように、それによって魂を鼓舞され心が開かれる機縁となるように配慮してあげて下さい」

 

スピリチュアリズムの発展は他の宗教と同列には並べられない

スピリチュアリズムは宇宙の自然法則そのものです。キリスト教ユダヤ教や仏教、その他地上に誕生した宗教はすべて、当初は自然法則の一つの顕現でした。一つの真理の側面にすぎないのです。それらを比較してどちらがどうということは言えません。届けられた時の事情がそれぞれに異なるのです。しかし、残念なことにそのささやかな真理が人間的夾雑物の下に埋もれてしまいました。神性が完全に影をひそめてしまいました」

 

スピリチュアリズムがこれまでの啓示と異なる所は、入念な計画に従って組織的な努力が始められたということです。それが約百年前のことでした。こんどこそは何としてでも霊的知識を地上に根付かせようということになったのです。その計画は予定通りに進行中です。霊力は霊媒がいれば新しい前哨地が設立されます。ですから一人でも多くの霊媒が必要なのです」

 

抵抗勢力に代わって私は、啓示というものが常に進歩的であること、かつての指導者の一人ひとりが神の叡智の宝庫から一握りずつを地上へもたらしてきたこと、そしてその一連の系譜の最後を飾ったのがかのナザレのイエスであり、私たちはそのイエスを鼓舞したのと同じ霊の力の直系の後継者として、同じ福音、同じ真理を説いている者であることを宣言します。人間に贖(あがな)い主はいらないのです。自分の荷は自分で背負う義務があり、日々の行為によって霊的生命を高めもすれば傷つけもします。向上進化というのはその潜在的神性をより多く顕現していく過程にほかなりません」

 

◆霊界での指導霊の総会から戻って来られたシルバーバーチの言葉

「あなた方より少しばかり永く生きてきたこの私、あなた方がこれより辿らなければならない道を知っている先輩としてあなた方に、どうか勇気をもって邁進されるよう申し上げます。お一人おひとりがご自分で思っておられる以上に貢献なさっております」

 

「これからまだまだ大きな仕事が為されます。世界各地で数多くの心霊治療家によって行われている霊的治療の成果に目を向けて下さい。大地に再び視野が開けていく様子を思い浮かべて下さい。予言者の声が再び地上にこだまするようになり、夢かと見紛うものを見るようになります。先見の明が開け始めます。病める人々が癒され、肉親の死を悲しんでいる人々が慰められつつあります」

 

「あなた方は本当に恵まれた方たちです。人間が永遠の魂の旅の中にあってほんの束の間をこの地上という生活の場で過ごしている、永遠にして無限の霊的存在であることをご存知だからです。私は、そのメッセージをあなた方の助力を得ながら広め、私を地上へ派遣した霊団の使命を推進したいと望んでおります。私たちはいま勝利へ向けて前進しております。人々はその目を上へ向けて新しい世界の夜明けを待ち望んでおります。新しい世界は新しい希望と新しい悟りを与えてくれます」

 

USさんのコメント

 今回皆さんと語らい、感じたこと。今生で生きることの厳しさの再確認である。常に気が抜けないと言った方が、良いかもしれない。事がうまく行き、幸福の絶頂にある時こそ、一気に突き落とされた経験はないだろうか?絶頂期こそ身を引き締めて生きるのが、この世の処世術である。先人が、楽あれば、苦あり。苦あれば、楽ありと言っていたが、それだ。人生は、常に山あり、谷ありである。因果律から言えば、これも普遍的な真理である。人生は、教訓を身に着ける実験場。鍛練の場。少なくとも肉体を有する内は、地上流の試練が待っていると人生を達観した方がよさそうだ。そして、障害に対する抵抗力をしっかり身につけて、この世の扉から解放される日まで、思う存分人生を謳歌しようではないか。負けてたまるかである。

 

 

 

~ 次回 “第59回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年7月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(5)』の読書会:5章、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)