心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第53回 心のサークル 報告

 

 

【と き】 2015年1月18日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IKSKoSkaSN  以上6

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:8章、談話

 

 2015年が始まりました。本年もよろしくお願い致します。まだ新年の1月ですが、最近日本に関係する不穏なニュースが世界の注目を浴びています。ちょうど先程、事態が好転したらしいというニュースをネットで見ましたが、とても複雑でナイーブな問題であるだけに、まだまだ見守るしかありません。本当にいろいろな意味で考えさせられる問題ですね。とにかく善き方向への一石になってくれることを切に望んでやみません。

ちょうど今回の質問(4)をまとめていて、まさしくこれに当てはまるのではないかと思いました。シルバーバーチは霊的進化の問題であると説かれております。少しずつ進化はしているのでしょうが…時間がかかり過ぎのようにも思えてなりません。それなら質問(6)の“直感”を使えたら…どんなに素晴らしいことでしょう。今回の質疑応答からの学びを、ぜひ生活に取り入れていきたいものですね。

 

≪ 8章 質問に答える ≫ より抜粋

◆質問(1) 動物実験は正しいことでしょうか?

「私はかねがね動物実験のすべてに反対しております。動物はあなた方人間が保護し世話すべきものとして地上に存在しているのです。その無力な動物に苦痛を与えることは、動物が人間に示す情愛と献身と忠誠に対するあまりに酷い報復です。治癒力は自然界に様々な形で存在し、使用されるのを待っております。私たちの世界から援助するスピリットは、苦痛を軽減したり、不治と宣告された病すら治してしまう技術を身につけており、薬草や霊波を使うことがあります。非道義的なものは摂理に反します」

 

◆質問(2) 占星術をどのように捉えたらよいですか?

「生命現象は一連のバイブレーション、放射性物質、放散物から成っており、そういったものが影響を及ぼしていることは事実ですが、どうしようもない宿命的な力を持ってはおりません。いかなる恒星も惑星も星座も星雲も、人体に及ぶ影響を克服するその霊の威力を妨げる力はありません。あなたはあなたの魂の支配者です。あなたには背負わねばならない責任があり、あなたの霊的進歩に応じて自分が運命を定めていくのです」

 

◆質問(3) 再生はあるのでしょうか?

「再生は事実です。私はかつて地上へ再生したことのある霊に何人か会っております。特殊な使命を託された人、預けた質を取り戻したい人が自らの意志で行うものです。ただし再生するのは個的存在の別の側面です。同じ人格がそっくり再生するのではありません。言わば一個の意識的存在のごく小さな一部が地上に顔を出します。それが誕生です。次の誕生つまり再生時にはその別の一部分が顔を出します。二つの部分に分かれても個的存在全体としては一つです」

 

◆質問(4) 最近の暴徒化している若者の扱い方と良い処罰法はありますか?

「戦争が起きると気高い人間精神(愛国心)が昂揚される反面、敵を殺そうとする、人類の最も残忍な性質が発揮されます。しかも、暴力の方は戦争の必然性として大いに奨励されることになります。また、戦争が終わっても無数の人間が、獣性をむき出しにした状態になっております」

 

♡「そうした事態にどう取り組むかですが、二つの方法があります。いずれも地上でうやうやしく読まれている本(新旧聖書)に述べられているもので、古い方は“目には目を、歯には歯を”と説き、新しい方は“己を愛する如く隣人を愛せよ”と説きます。前者を取れば、一時しのぎの荒治療にはなっても、罪悪ないし蛮行を根本から無くしたことにはなりません。ですから、後者の方を取り、そうした邪悪が精神と肉体と霊との不調和から生まれていることを認識し、それを矯正するための適切な手段を講ずれば、彼らもまともな市民となっていくでしょう」

 

「言ってみれば彼らは一種の病人であり、肉体と魂とが本来のつながりを失っているのです。その狂った関係に終止符を打ち、協調関係を取り戻させることで自動的に健康状態になります。優れた心理学の専門家の協力や、心霊治療家の参加を得ることができればきっとうまくいくでしょう。しかし、残念ながら、地上はまだその段階まで来ておりません。進化の問題です」

 

「たとえ体罰を課しても、恐怖心を吹き込むばかりで病幣の治療にはなりません。あなた方は極めて限られた視野で見ておられます。それはちょうど死刑にするのと同じです。人間をこの世から抹殺すると、一面から見れば片付いたと言えるでしょうが、しかし本人はちゃんと(死後の世界で)生き続けているのです」

(モーゼスの『霊訓』でイムペレーターが、死刑にされた人間の霊や戦死者の霊の怨念と激情が、地上の犯罪や暴力沙汰に拍車をかけている事実を生々しく伝えている――訳者)

 

「若者の暴徒化は、我々みんなに責任があります。なぜなら人類は一つであり、同胞へ及ぼす影響はこの私にも及びます。私たちが生活している宇宙は、全生命があらゆる面において互いに依存しあっており、いかなる側面も他と隔絶することはできません」

 

「死刑制度は正しいとは思いません。個人が人を殺せば罪になり、国が人を殺すのは正当と言う理屈は不合理です。いつまでも死刑制度を続けている社会は、まだまだ進歩した社会とは言えません。死刑では問題の解決になっていないことを悟る段階には至っていないからです。死刑は処罰にはなっておらず、ただ単に別の世界へ突き落しただけです」

 

◆質問(5) 余暇の正しい使い方について教えて下さい。

「余暇は精神と霊の開発・陶冶に充てるべきです。身体に関係したことはすでに十分な時間が費やされておりますが、精神と霊も発育が必要であることをご存知の方はほとんどいません。そういう人達は霊的に見ると、耳を塞ぎ口をつぐみ目を閉じたまま生きているようなものです。これは個々の人間のプライベートな静寂の中において為されるものです。その静寂の中で、周りに瀰漫(びまん)する霊力と一体となるのです。すると、より大きな世界の偉大な存在と波長が合い、インスピレーションと叡智、知識と真理、要するに神の無限の宝庫からありとあらゆるものを摂取することができます。その宝は使われるのを待ち受けております」

 

◆質問(6) 直感とは何でしょうか?

「一言でいうと“霊の即発”です。直感とは霊が自己を認識する手段です。普段の地上的推理の過程を飛躍します。多くの時間と思索の末にやっと到達することを“霊の即発”によって一気に我がものとしてしまう、一種の“一体化” の過程です」

 

◆質問(7) 有色人種と白色人種の結婚や子孫を得ることについてどうお考えですか?

「私(シルバーバーチ)も有色人種です。これ以上申し上げる必要があるでしょうか。優劣の差は肌の色ではなく、どれだけ自分を役立てるかによって決まることです。すべての民族、あらゆる肌色の人間が神の子であり、全体として完全な調和を構成するようになっております。大自然の見事なわざをご覧なさい。広大な花園で無数の色彩をした花が咲き乱れていても、そこには一かけらの不調和も不自然さも見られません。すべての肌色の人間が融合し合った時、そこに完璧な人種が生まれるのです」

 

Uさんのコメント

「ガイドとの対話から。この話題に関連して。


世の中を悪夢が取り巻いている。
人の気が通らず、一見地に落ちたようなニュースがよくある。
人類の負の遺産ともいうべきカルマから来るものである。
様々な駆け引きはあるものだが、人の命を賭けるのは、悪の所業である。
悪は悪を産み、連鎖するだけである。
「目には目を、歯には歯を」では、けっして心の平和は、訪れない。
そのことを肝に銘じて愛に生きることである。
相手を許すことから入り、愛を持って対応しなくてはならない。
一番簡単な方法でありながら、一番難しい方法を選んでしまうのが、世の常である。
しかしながら不変の真理は一つ。
「己を愛するがごとく、隣人を愛せ」(マタイ伝)という言葉があるようにすべてが、一体としてあるような包括するような立場に立ち、事にあたりなさい。
目先の理で考えるのをやめなさい。
苦しみは、苦しみの連鎖となり、常に心安らかならず。
相手を上げ、自分を下げ、すべて自分の事だと思って、対応しなさい。
それが、もっとも徳のある道であり、永遠の命に繋がるはずである。」

 

 

 

 

 

~ 次回 “第54回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2015年2月22日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:9章「宗教の本質と子供の宗教教育のあり方」、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)