心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第49回 心のサークル 報告

 

【と き】 2014年9月14日(日)、14時~17時

【ところ】 ハーモニーサロンM

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、SK、SN(初)  以上5名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:4章、談話

 

新しく、Sさんをお迎えしました。Iさんのご紹介のSさんは、ヨーガや瞑想をされているそうです。今回参加されて、スピリチュアリズムについて大変勉強になったと喜んでおられました。少し難しい言葉もあったでしょうが、さすがに理解のうちにあったようです。我々も実践のチャンスと感じ、熱く、しかし穏やかに説明させていただきました。浅野和三郎氏の著書やその他の霊訓等も引き合いに出しながら、皆でじっくり語り合いました。

今回はハードともいうべき霊訓の発信源についての学びです。想像の翼を大いに広げて、霊界へ参入してみて下さい。

 

≪ 4章 シルバーバーチ霊団の使命 ≫ より抜粋

 

霊的啓示は、シルバーバーチがこれから明かすように、その背後では幾重にも組織された霊団によって、遠大な計画のもとに推進されている。(訳者注――シルバーバーチに限っていえば、霊媒のバーバネルが誕生する以前から計画を立て、英語の修得や心霊現象の研究と準備を重ねてきたという。同じことが各国・各民族において太古より独自の形で推進されてきている。)

 

◆霊団の使命・目的とは?

「私の目には、あれこれと毎日忙しく走りまわりながら、その実“一番大事なこと”を見落とし、心が絶望的でヤケになっている大勢の人々の姿が見えます。その人達が日々の生活の中に生きる喜び――神の子として当然味わうべき充足感を見出してくれるようにと願って、霊界から舞い戻って来るそもそもの目的がそこにあることを分かって頂けるでしょうか」

 

「物質界に降りてくるのは、正直言ってあまり楽しいものではありません。光も活気もなくうっとうしくて単調で生命力に欠けています。弾力性のなくなったヨレヨレのクッションのように何もかもがだらしなく感じられます。どこもかしこも陰気で、生きる喜びに溢れている人はほとんど見当たらず、絶望と無関心ばかりです。問題は、神の公平な分配を妨げる者がおり、取り除かねばならない障害が存在しているからです。しかし、私どもにはそれを取り除いてあげることは許されないのです。出来ることはあなた方に神の摂理を訓え、その正しい運用の仕方を教えて差し上げるだけです」

 

「私たち霊団の使命は、れっきとした目的ないし意義を持つ証拠を提供し、それによって心霊的法則というものが存在することを立証する一方、生きる喜びと霊的教訓を授けるということです。物理的法則を超えた別の次元の法則の存在を証明するだけでなく、霊についての真理を啓示するということです」

 

「そうした使命を持つ私たちには、真っ向から立ち向かわなければならない巨大な虚偽の組織が存在します。過去幾世紀にもわたって人間が勝手にこしらえた教義を基盤として築き上げられてきた虚飾の大機構を解体しなくてはなりません。私たちは霊的真理の宗教的意義をたゆまず説き続けます。その霊的な重要性に目覚めれば、戦争と流血による革命よりはるかに強烈な革命が地上世界にもたらされるからです。魂の革命です」

 

「いずれ地上世界に強力な霊の力が注がれます。利己主義と無知に歯止めをかけるための大きな仕事があるからです。その仕事を支援せんとして私どもの世界から大勢のスピリットが馳せ参じております。あなた方の顔見知りの人、血縁関係にある人もいれば、愛のつながりによって引かれてくる人もいます。しかし一方にはあなた方の知らない人たちで、ただ自分の力を役立てることにのみ喜びを覚えて援助してくれている人たちがいることも、どうか忘れないでください」

 

「霊的なものは大事に育て慎重に広めていく必要があることを銘記しなければなりません。急激な改心はえてして長続きしないものです。私たちの仕事は永続性が生命です。一個の魂が暗黒から光明へ、無知から知識へ、迷信から真実へと目覚めた時、その魂は世界の進歩に貢献していることになります。

 

「一人の人間が他の一人を救おうと努力する時、その背後に数多くのスピリットが群がり寄って、その気高い心を何倍にも膨らませようと努めます。一方、高級神霊界の神が涙を浮かべて悲しんでおられる姿を時おり見かけます。せっかくの善行のチャンスを踏みにじってしまう人間の愚行を見て、いつかはその愚かさに目覚める日が来ることを祈りつつ眺めているのです」

 

◆霊的発達には二種類ある

「発達にも二種類あることを知ってください。霊そのものの発達(魂の進化)と、霊が使用する媒体の発達(単なる心霊的能力の開発にすぎない)です。霊的進化を伴わない心霊能力だけの発達では低い次元のバイブレーションしか出せません。(訳者注――その中の一つに超能力があるが、シルバーバーチは別の所で、それはいずれは人類の当たり前の能力として使用されると述べている。ここでは、それがすなわち人格の向上を意味するものでないことを指摘し、超能力者を崇めたがる風潮を戒めている)」

 

◆霊団のメッセージによる素晴らしい恩恵とは

「◎魂を解放し、神からの遺産(神的属性)の素晴らしさに目を開かせます。

  ◎あらゆる足枷と束縛を棄てるように教えます。

  ◎霊的真理の本当の有難さを教えます。

  ◎物的生活の生き方と霊的生活の生き方を教えています。

  ◎美と愛と叡智と理解力と真理と幸福をもたらします。」

 

「私たちの霊訓が理解されていくにつれて、地上の民族間の離反性や各国間の障壁が消えていくことでしょう。民族的優劣の差、階級の差、肌色の違い、さらには教会や礼拝堂や寺院どうしの区別も無くなることでしょう。それは、宗教的には絶対的宗教というものは無く世界の宗教の一つ一つが宇宙の真理の一部を包蔵しており、自分の宗教の貴重な真理と他の宗教の説く真理とが少しも矛盾するものでないことを理解するようになるからです。そうして神の意図(プラン)が少しずつ具現化し、調和と平和が訪れます」

 

◆神のプランについてのメッセージ

「神の計画に関わる仕事は犠牲なしには成就されないのです。取り壊し無しには建て直しはできません。その繰り返しの中で霊的真理が台頭し、新しい世界――神の摂理が正しく機能している世界――の建設が始まります。しかし、何も言うことのない完全な世界にはなりません。完全に近づけば近づくほど、より高い完全が存在することを知るからです」

 

「物的な目をもってご覧になるから見えないのです。私たちの目には霊的真理の普及、霊的知識の理解、寛容的精神の向上、善意の増大、無知と迷信と恐怖心と霊的奴隷状態の障壁の破壊が着実に進行しているのが見えます」

 

「あなた方の内部に宿る神性、神から授かっている霊的能力を認識させ、それを駆使して自分を他人のために役立てる方法を説き、そうすることによって神の計画の推進に役立たせてあげたいと望んでいるのです」

 

◆戦争や病気についての質問に対するシルバーバーチの訓え

「戦争は神が計画されるのではあるません。病気は神が与えるのではありません。人類が自由意志の使用を誤って自ら招来しているのです。その中にも学ぶべき教訓があることは確かです。しかし、人間が勝手にやり合っていることを神の行為と取り違えてはなりません。魂が一切の囚われを無くすると、世界中の誰とでも調和した一体化を求めるようになるものです」

 

Uさんのコメント

◆霊的発達には二種類ある

「発達にも二種類あることを知ってください。霊そのものの発達(魂の進化)と、霊が使用する媒体の発達(単なる心霊的能力の開発にすぎない)です。霊的進化を伴わない心霊能力だけの発達では低い次元のバイブレーションしか出せません。」

つまり、霊的進化と心霊能力の開発との違いを、バイブレーションの違いとして説明しています。

一方、「シルバーバーチの霊訓2=霊媒現象の原理=」の中でも、次のように述べています。

「心霊能力を発揮するようになることが必ずしも霊的進化の程度の指標とはならないということです。霊的身体のもつ能力を全部発揮しても、魂そのものは少しも進化していないということも有り得ます。本当の意味で霊的に進化しはじめるのは、人のために役立つ仕事を目的として、霊界のスピリットの協力を得ながら心霊能力を開発した時です」

心霊能力と霊的進化とは必ずしも比例しないということです。物質世界に生きていると、一見派手な心霊能力の開発に目が行ってしまいますが、やはり霊的進化を心がけて利他愛に生きることを主眼とするべきでしょう。このことも繰り返し、章を超えて、霊訓の中に述べられているわけですが、日々自戒していただきたい真理だと思います。

 

 

 

 

 

 

~ 次回 “第50回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2014年10月19日(日)、14時~17時  

【ところ】 ハーモニーサロンM(仙台市青葉区宮町3-6-46)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(4)』の読書会:5章「死んだらどうなるか」、談話

【持ち物】 上記書籍をご持参ください。

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

*参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

           Tel/ 022-398-3540(荒川)