心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第44回 心のサークル 報告

【と き】 2014420日(日)、14001700

 

【ところ】 ハーモニーサロンM

 

【参加者】 進行:US 記録:AN

 

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【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(3)』の読書会:13章、談話

 

 

 

 四月は年度替わりということもあり、どこかわくわくそわそわとして年始にも似た感があります。私Aも仕事において変革の時期が到来し、新たな気持ちでステップアップに臨んでおります。“魂はじっとしているのを嫌う”と言われますが、私の魂も進化を求めて果敢にうごめいている、ということになりましょうか。ぜひそうあってもらいたいです。

 

 今回の13章には、人間として陥りやすい落とし穴に気付かせてくれる数々の教えが語られております。転ばぬ先の杖として、これからの人生に役立てて参りましょう。

 

13章 質問に答える≫ より抜粋

 

◆“ 愛 ”とは何でしょうか?

「気が合うというだけの友情、趣味が同じということから生まれる友愛から、己を忘れて人のために尽くそうとする崇高な奉仕的精神に至るまで、愛は数多くの形態を取ります。」

 

「地上では愛Loveという言葉が誤って用いられており、ある種の本能の満足でしかないものを愛だと錯覚している人もいます。愛とは魂の内奥でうごめく霊性の一部で、創造主たる神とのつながりを悟った時におのずから湧き出てくる魂の欲求です。最高の愛には一かけらの利己性もありません。」

 

「宇宙には神の愛が行きわたっております。その愛が天体の運行を定め、進化を規制し、恵みを与え、そして高級霊の魂を鼓舞し、この冷たく薄暗い魅力に乏しい地上へ戻って人類の救済に当らせているのです。」

 

◆自分の思念にはすべて自己責任があるのでしょうか?

 

精神障害などがある場合は別として、自分の言動に全責任を負わねばなりません。いかなる立場の人間にも人のために為すべき仕事、自分の霊性を高めるべきチャンス、霊の成長を促進するための機会が与えられており、それらの活用の仕方に応じて霊性が強化されたり弱められたりします。」

 

◆子供はそちらへ行ってからも成長すると聞きますが、霊媒の子供の背後霊が何年たっても子供のままだったり、かなり前に他界した子供が当時の姿恰好で出てくるのはなぜでしょうか?

 

「実はその幼児の個性は、大人の霊が仕事のために一時的にまとっている仮の衣服である場合が多いのです。仕事を終えれば高い世界へ戻ります。変だと決めつけてはいけません。こういう霊をトプシーTopsyと言い、自分を犠牲にして地上の人々のために働いている神の愛すべき道具なのです。」

 

「また生前の姿で出現するのは、自分の存続の証拠として確認してもらうためです。言わばテレビの画像のようなものです。他界した時点での姿のままを見せないとあなた方が承知してくれないということです。」

 

◆動物に対して残酷なことをした子供は、そちらでどんな取り扱いを受けるのでしょうか?

 

「人間にとって動物がこれまでいかに役立ってきたかを教え、地上時代の間違った考えを改めさせないといけません。動物界をあちらこちらへ案内して、本来動物というものがいかに愛らしいものであるかを実際に見せてやります。知識が増すにつれて考えが改められていき、そして残酷を働いた影響を悟るのです。」

 

◆死後の知識のない大人は他界直後に死んだことに気付かないそうですが、子供の場合も同じでしょうか?

 

「その子供の知識次第です。地上の無知や迷信に汚染されすぎていなければ、本来の霊的資質に基づく自然な理解力によって新たな自覚が生まれます。」

 

◆寿命を全うせずに死ぬことを神は許されることがありますか?

 

「神の意図は人間がより素晴らしい霊的生活への備えを地上生活において十分に身につけることです。ですから地上生活を全うせずに他界した霊は新しい世界への備えが十分ではありません。」

 

◆子供の事故死は神の意図でしょうか?

 

「これは難しい問題ですが答えは“イエス”です。ただし、地上生活はすべて摂理によって支配されその最高責任者は神です。しかしその摂理は人間を通して作用します。自分が間違ったことをしでかしておいて、神が私にそうさせたのだから私の責任ではないという理屈は通用しません。」

  

◆“神童”について説明をお願いします。

 

「三つの種類があります。一つは過去世の体験をそのまま携えて再生した人。二つ目はたとえ無意識であっても霊媒的素質を具えた人で、霊界の学問や叡智、知識、真理等を直接的にキャッチする人。三つ目は進化の前衛としての人間、いわゆる天才です。」

 

◆“豚に真珠を与える勿れ”と言ったイエスの真意は何でしょうか?

 

「自分では立派な真理だと思っても、受け入れる用意の出来ていない人に無理やりに押し付けてはいけないということです。見る目を持たない人から軽蔑と侮辱をもって迎えられるような時は、無理をせず身を引きなさいという意味です。」

 

◆この世に生きる目的についてお願いします。

 

「自分とは何かを悟っていくことです。つまり身体は神性を帯びた霊の“宮”として大事にし、管理し、手入れをする。そうすると成長と進化の過程にある霊が身体を通してその成長と進化の機会を与えられる、ということです。両者のバランスが取れることで、この世にありながら俗世に染まらない生き方ができることになります。」

 

◆心霊治療家とその健康状態との関係について。

 

「霊力によって病気を治す人も霊媒と同じく“道具”です。つまり自分が受けたものを伝達する機関、通路です。治療家自身の健康に欠陥があるということ自体は治病能力の障害にはなりません。治病エネルギーは霊的なものであり、欠陥は身体的なものだからです。」

 

◆精神統一によって心の静寂、内的生命との調和を得ることは健康の維持に役立つでしょうか?

 

「自然法則と調和した生活を送り、精神と身体との関係を乱すような、摂理に違反した行為をしなければ、全ての病気に効果があるでしょう。内部に秘められた“健康の泉”の活用法を知れば、全ての病気を駆逐することが出来ることは確かです。心の静寂により身体は霊の支配下におかれ、完全な調和状態――あらゆる部分が他と調和し、あらゆるリズムが整い、あなたは真の自我と一体となります。つまり霊が宇宙の大霊と一体となるのです。」

  

◆あなたはなぜそんなに英語がお上手なのでしょうか?

 

「私はあなた方の言語や習性、慣習を永い年月をかけて勉強しました。つまりあなた方の世界を援助したいと望む以上はそれなりの手段を講じなくてはならない。あなた方から援助も頂いておりますが、同時にかつて地上で大人物として仰がれた人々の援助も受けております。」

 

◆心に念じたことは全部その霊に通じるのでしょうか?

 

「そんなことはありません。その霊と波長が合えば通じます。私と皆さん方とは波長が良く合いますので皆さんの要求は全部受け取れます。地上と霊界の間でも、魂に共感関係があれば思念や要求の全てがすぐさま伝わります。」

 

◆我々が死ぬ前と後には霊界の医師が面倒をみてくれるのでしょうか?

 

「みてくれます。霊体をスムーズに肉体から引き離し、新しい生活に備える必要があるからです。臨終の床にいる人が肉親の霊や知らない人が側にいるのに気付くのはそのためです。魂が肉体から脱け出るのを手助けしているのです。」

 

◆ひどい地上の状態における霊の在り方について、シルバー・バーチは語る。

 

「私達は、人間一人ひとりは果たすべき責任をもって生まれていると説いております。たとえ世界が混沌と心配と喧騒に満ち、敵意と反抗心と憎しみに満ちていても、そうした苦闘と悲劇を耐え忍ぶことの中から新しい世界の誕生が待ち受けております。そのための旗手となるべき人々がいなくてはなりません。その人達の先導によって真一文字に突き進んでいくのです。霊は苦闘の中で、刻苦の中で自らを磨かねばならないのです。」

 

 <Uさんのコメント>

 震災からほぼ3年経緯した時点で、私が住む被災地周辺は、さすがに瓦礫の山は無くなりましたが、新たな課題に直面しているように思えます。非制限域の存在だけでなく、堤防の拡大による立ち退き(150件以上)、被災者用の集合住宅建設の遅延、公共施設整備の遅延(小学校の改築中、中学校新築中)、学童が利用する道路上の信号機も未だ復帰せず、派出所や郵便局も再開不明、避難路の確保や道路整備も遅れ、利用できる商店も数件しか無く、結局、住民も不便さが手伝って、4割程度しか戻っていません。道路上の壊れた電灯や縁石、決壊して水が溢れた側溝等を日々目にしながら生活しているといつまでこのような状態が続くのかという憤懣やる方なく精神的にも落ち込んでくる被災者の心情が理解できます。ただ、シルバーバーチにしてみれば、地上は、被災地のようなものかもしれません。最後の一節にあるようにまさに苦難の中にあって、魂を磨く場としては、最高の場の一つと言えるかもしれませんね。被災者でなければ、理解できない目線に立って今後も地域から離れず、被災地域の復興を長い目で見つめていきたいと気持ちを新たにしております。   

 

~ 次回 “第45回 心のサークル”のご案内 ~

【と き】 2014525日(日)、14時~17時   

【ところ】 ハーモニーサロンM仙台市青葉区宮町3-6-46 

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(3)』の読書会:14章、談話 

【持ち物】 上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円 ) 

【参加費】 無料

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

       日常を離れた空間で、ともに学びましょう!

       *参加希望の方はご連絡頂けますと幸いです。

        お気軽にお尋ね下さい。

         Tel/ 022-398-3540(荒川)