心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第32回 心のサークル 報告

第32回 心のサークル 報告

【と き】 2013年4月21日(日)、14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロン M
【参加者】 進行:US、報告:AN
      UH、GK、SY、SKo、Ska、MZ、YY   以上9名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』の読書会:10章、11章、 談話 
  
 この日仙台市は、4月下旬としては66年振りの積雪に見舞われました。朝カーテンを開けて大変驚きました。大粒で桜の花程の大きさの牡丹雪がフワフワと舞っているのです。私はすかさず手のひらを差出し、無邪気に雪を受け取りました。仙台に暮らして20数年経ちますが、北国育ちのせいでしょうか雪への愛着は消えませんね。今季最後であろう雪に、しばし見とれておりました。
 交通事情が心配されましたが、初参加のSYさんと、仕事で隣の県に来られている長崎のUHさんも参加され、談話の後読書会が始まりました。

≪10章 霊訓を必要とする時代≫ から◆大きな変動期こそ、霊的真理を普及すべき絶好期
♡「地上の至る所に悩みを抱えた人々が無数にいます。従来の信仰は瓦解してしまいましたが、その人達の心の奥には、自分にも気付かずにいる願望、すなわち永遠の実在の証を求める心があります。人間は霊的な魂を宿した存在であり、魂はその存在を支えてくれるところのものを求めてじっとしておれません。魂を養育し、扶助してやる必要があります」

♡「かつて私は、人間が絶体絶命の窮地にある時こそ、神を知る絶好期であると述べたことがあります。今(第2次世界大戦後間もない頃)、再びその必要性が大なる時となり、霊力が奔流となって流れ込んでお ります。愛する者を導き、悲しみに暮れる心に慰めの芳香をもたらし、病に苦しむ人には治癒力を注ぎ、 道に迷える人には手引きを与え、霊力の実在の証の全てを提供せんとして心を砕いております」

♡ 「そうした証を伴なった真理こそ永遠なるものです。一度それを自分のものにしたら、有難さを知ったら、その時からその人の人生に光沢と美しさと豊かさと輝きと自信と確信が備わり、二度と寂しい心を抱いて歩むようなことはなくなります。かくして真理普及は大切な仕事であり、大勢の人に与えられる絶好期、人のために自分を役立てる貴重な手段であることが分かります」

◆祈りや願い事はどのように行われるべきか?
♡「祈りとは、神と波長を合わせることです。私たちの意志を神の意志と調和させることであり、神との繋がりをより緊密にすることです。意識を高めるということは価値判断の水準を高めることになり、その結果があなた方の生活に表れます」

♡「宇宙の心、宇宙の大中心、宇宙をこしらえた神に一歩でも近づくように、真剣に祈ることです。何とかしてあげたいと思っている人がいれば、その方を善意と、ぜひ自分をお役立て下さいという祈りの気持ちで包んであげることです。しかし愛着を覚える人のみに限ることは、一種の利己主義の色合いを帯びていますので感心しません。ですから日常生活において自分と交わる人に分け隔てなく役に立つということです」

◆神の法則により宇宙が経綸しており、その中における人間の進むべき方向性とは?
♡「皆さんがスピリチュアリズムと呼んでおられるものは自然法則の一部にすぎません。宇宙間に発生するもので不測の事態、偶然の出来事は一つもありません。全てに神の配慮が行き届いております。私たちの仕事における最も大切なことは、苦しみの体験を通じて自分とは何か、本当の自分とは何なのか、何のためにこの地球という惑星に生を享けたのか、より一層の向上のためには何を為すべきか―こうしたことについての正しい認識を得させてあげることなのです」

◆“再構築”には先だっての“破壊”が必要
♡「世界は今まさに全面的な再構築を迫られています。しかし基盤はすでに敷かれており、計画は出来上がっています。為すべき仕事があり、手を取り合えばきっと成就し、他の人にも参加させてあげることができます」

♡「私たちに与えられた光栄あるその奉仕の仕事のチャンスを楽しみに待ちましょう。あなた方自身に精神的改革をもたらしたと同じ知識を同胞に授けてあげることができるという特権に感謝し、それがその人達にも革命をもたらし、自分が愛と叡智に溢れた神の一部であること、その神は人間が人生から美と喜びと輝きとを引き出すことを、ひたすらに望んでおられることを悟ってくれるよう、祈ろうではありませんか」

≪11章 新しい世界≫ から
◆真理を見方とする戦いに敗戦はない
♡「莫大な規模の霊界の計画があり、我々にもその一部が割り当てられております。困難や障害物があることでしょうが、我々戦勝軍はひたすらに前進し続けております。そして我々のしていることに目を向け始める人の数が増えつつあります。一方唯物主義者と神学に凝り固まった宗教家たちは、全て退却の一途を辿りつつあります。彼らの内部において混乱が生じ、時代とともに信じる者の数が減少しております」

◆宗教にもリハビリテ―ションが必要
♡「宗教間のいがみ合いから救出し、教理上の論争を超越して、実証的事実の基盤の上に真の宗教を確立し、霊界からの啓示をますます増えつつある霊媒を通して地上に普及させ、あらゆる地域の人類に神が今なお働いていること、その恩寵を誰でも浴することができることを知らしめる、という計画があるのです。霊媒を通して霊的真理という活力あふれる水が地上へ流れ込みます。その霊的真理を渇望する者が増えれば、それに呼応してより多くの霊力が注がれ、それまで恩寵に与っていない知識と叡智とが視界に入るようになることでしょう」

◆人間の未来像とは?
♡「人生を霊的知識に忠実に送れば、世の中は次第に改善されます。無用の長物や目障りなものが取り除かれ、精神と霊と肉体とがより大きな自由を享受できる世の中となります。不平等が減り、生活に豊かさが増し、人間の存在に尊厳と威厳と気高さが増します。すなわち自己の霊性を自覚したのです。これらの目的を援助せんとする崇高なる霊が大勢待機しております」

<進行役Uさんの感想>
★「私も3・11大震災による被災者の一人でありますが、5月の連休に仙北の被災地を訪問してみました。地上人にとって多くの肉親が亡くなられた被災地が東北沿岸部にはたくさんあります。中でもその大惨事について本にも出版されている宮城県石巻市立大川小学校へ行くことができました。全校生徒108人の中で74人の死亡・行方不明者がおり、同時に先生も10名亡くなっておられます。なぜこのような大惨事になったか、真相解明についてしばしばHNKでも取り上げられています。河北町を抜けて、北上川の沿岸を5キロほど河口へ向けて車を走らせると、震災時のまま残された学校が見えて来ます。当日は、強風で土煙の舞う中、慰霊碑の前に多くの弔問者が、訪れ、合掌されておりました。地上人にとって、このような悲劇に対して、答えを見つけ出すことはなかなか難しいことです。しかしながら、今回のシルバー・バーチの霊訓の中の一節に希望の光を見ることができました。しばしば、人生の疑問に対して解答のようなものを与えてくれることこそ、まさに真理の書と言える所以ではないかと改めて思いを深めた次第です。私も含め被災者こそは、可及的に以下のごとき意識に立ち返るべきでありましょう。

自分とは何か、何のために生まれたか、何を為すべきか「肉親を失った人を慰めてあげること、悲しみに暮れる人の涙を拭ってあげること、こうしたことは実に大切なことです。確かにこれも私たちの使命の一部ではあります。しかしもっと大切なことは、そうした体験を通じて自分とは何か、何のためにこの地球という惑星に生を享けたのか、より一層の向上のためには何を為すべきかーこうしたことについての正しい認識を得させてあげることです。それが一ばん大切なことです」(P173) 」



〜次回 “第33回 心のサークル”のご案内〜
【と き】 2013年5月19日(日)、14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM( 仙台市青葉区上杉2-4-26 パル上杉202 ☎022-398-3540 )
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』12章、13章の読書会と談話
【持ち物】 上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円)
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
     日常を離れた空間で、ともに学びませんか。ご参加お待ちしております。
*来場前にご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。
【参加費】 ご喜捨