心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第30回 心のサークル 報告

【と き】 2013年2月17日(日) 14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM
【参加者】 進行:US  記録:AN
      GK、SKo、SKa、MM、MZ、YYka、YYki 以上9名
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』の読書会、談話会

 初めに、記録係の都合で報告が遅くなりました事をお詫びいたします。次回の日程は、お伝えしていた通りです。さて、厳寒の二月ではありましたが、真理探究に燃える熱い仲間と、今回も魂の磨き合いができましたことに感謝いたします。談話の中で参加者のSさんが、「キリスト教のバイブルの解釈の仕方は、教会の指導者によっても様々なようです」と言われておりました。たしかに人は十人十色の考え方をしますので当然のことかもしれません。そして『シルバー・バーチの霊訓』においても同様の事が言えるのではないでしょうか。ですから参加者の一人として、他の人の自分とは異なる解釈の仕方があれば、学び、発見する好機とさせて頂きたいですね。ここに友と学ぶ大きな意義があると思っております。宝石も磨くほどに輝きを増します。今後も切磋琢磨して「人間性」を磨きつつ、徳を積んで「霊性」を高めてまいりましょう!

≪6章 霊媒現象の原理≫ から

◆ 霊媒とは何か?
♡ 「霊の世界を鑑識する能力を具えた人で、地上にあって霊的身体の能力を使用し、その結果として霊界のバイブレーションに合わせることが出来る人のことです。その文字通り、媒体であり道具であり中継者です。心霊的能力(生命力)が発達(表面近くに存在)しているので、作用が容易なのです」

◆ 心霊能力を身につけるには?
♡ 「心霊能力は、何か物を所有物とするのではなく、心霊能力が働く通路となることです。この能力は例外なく全ての人間に宿されております。それは肉体を去った後の生活で自我を表現するための手段であり、未発達の状態で所有しています。それを霊媒が使用してみせているわけです」

◆ 治病能力と心霊的エネルギーについて
♡ 「使用されるものは全て心霊的エネルギーですから、治病能力は数ある特質の一つです。生命力の一部であるそのエネルギーを地上に作用させるのです。これにもいくつかの種類があります」

◆ 人間は進化とともに超能力者になっていく!
♡ 「人類の進化とは、潜在している資質を高めることです。長い年月をかけて徐々に全人類が自己の心霊能力に目覚めていくことでしょう。ただし、心霊能力を発揮するようになることが必ずしも霊的進化の程度の指標とはならず、魂そのものは少しも進化していないということも有り得ます。本当の意味で霊的に進化し始めるのは、人のために役立つ仕事を目的として、霊界のスピリットの協力を得ながら心霊能力を開発した時です」
◆ 病気により霊媒能力の衰えを心配する、ある霊媒に対してのメッセージ
♡ 「霊能の行使が身体に害を及ぼすとみた場合は、遮断せざるを得ないのです。本来の健康状態でない時は、霊力が一時的に引っ込められることを予期しなければなりません。しかしあなたはすでに苦難の時期を脱しておられます。これからも人のために、援助と指導と勇気を与えるために使用され続けることでしょう。この仕事に携わるに至るまでの、厳しい試練をくぐり抜けたひとが生活に困ったり、見捨てられたり、裏切られたり、スピリットに対して抱いていた信頼心が挫けたり確信を失ったりすることは決してありません。背後の霊に対する不動の確信―日常生活にとって必要なものは必ず授けて下さるという静かな確信が大切なのです」

◆ 年末最後の交霊会における、シルバー・バーチからの挨拶とメッセージ
♡ 「大きな困難の時に当たって、私に示された敬愛の念に対して深く感謝致します。あなた方の不断の忠誠心が常に私に誇りをもたせ、それに答えるべく私に為し得る限りのことをさせて頂いたつもりです。…どうか私たちが誇りに思っている霊的知識は、それを知らずにいる人々にも分け与えてあげなければならないものであることを忘れないように致しましょう。私たちが手を伸ばすべき分野がまだまだあること、人生に疲れ果て、生きる希望も頼りとすべきものもなく、慰めと光を求めている人が無数にいることを忘れないように致しましょう。病を得ている人がいること、その多くは霊の力によって治してあげることができることを忘れず、一人でも多く神の愛と叡智に目覚めるように、霊的知識の普及に努力致しましょう」


≪7章 霊媒が入神しているとき≫ から

◆ 入神中の霊媒と憑依している支配霊の状態とは?
♡ 「この霊媒に憑っている時は、全ての点でこの霊媒自身になり切っております。潜在意識を活用して必要な部分を全部コントロールしております。次元の異なる霊媒を操りながら同時に霊界との連絡を維持するという、電話で話をするのとは比べ物にならないほど複雑です」

◆ 入神中の霊媒は何か特殊な感じを覚えるのか?
♡ 「入神の前と後にはありますが、入神中はありません。入神にも浅いものから完全に無意識になってしまうものまであり、完全な状態まで入神したら全く感覚が無くなります」

◆ シルバー・バーチへの感謝の言葉を述べる参加者に対して
♡ 「私への礼は無用です。皆さんが明日を思い煩うことなく人生を歩めるのは、皆さん自身が自らの自由意志で、霊力の働きの範囲内に連れて来られる段階を踏んできたからこそなのです。あなた方は地上だけでなく私たちの世界からも愛を受けていること、血縁とは別の縁で結ばれている霊がいて、能力のかぎり指導に当たってくれていることを喜ばなくてはいけません。どうか、私のことを、兄貴だと思って下さい。そして私に敬愛を覚えてくださっている家庭を、私の地上での家庭であると思っているのです」
 
♡ 「施す者が施しを受けるというのが摂理です。施しをする人は必ずそれ以上の施しをもらっています。それは施しをしようとすることは、魂の窓を開き、精神を広げ、心を大きくすることであり、その広くなったチャンネルを通して愛と導きと保護の力が流れ込むことになるからなのです」
♡ 「私の背後に控える大きな存在の大きな力があなた方を包み、支え、導いているのです。どこにいてもその知識を携え霊の世界との協力関係を確立した人は、イザという時にその豊かな力を呼び寄せることができます。人間が恐れを抱くと周りの大気を乱す波長を出し、それが援助しようとする霊を近づき難くします。完璧な信仰は完璧な愛と同じく全ての恐怖心を追い払うのです」

◆ 信仰についてのシルバー・バーチからのメッセージ
♡ 「一人一人の能力や霊的発達程度に応じて授けられた知識を人生哲学の基礎とすれば、これまでに受けた恩恵の大きさに鑑みて、これからも背後に控える力があなた方を見離すはずはないとの“信仰”を持つことができます。ある程度は“信じる”ということがどうしても必要です。なぜなら全てを物的な言葉や尺度で表現することは出来ないからです。もしも私の言っていることが変だと思われたらどうか信じないでいただきたい。ですが、これまでを振り返ってご覧になれば、生活の中に援助の確証が得られていることを示す具体的例証を発見されるはずです」


<参加者の感想>
 ★「人間は神・大霊の分霊であり、究極的には神=人間であるといえます。シルバー・バーチも言うように、人間に奉仕すること、愛すること=神への奉仕、神への愛と考えます。肉体を失い上の次元の世界へ行くと、神の愛を実感として感じられるそうですが、三次元の世界で上の次元と同じ愛を表すというのは本当に難しいことだと思います。自分の持っているものを全て人のために与えるなんて普通はできません。家族をないがしろにして人に奉仕するのも間違いだと思います。ですので、見返りを求めず、無理せずやれる範囲で人のために働き、奉仕する。そして世界・地球が良くなっていくように、たゆみなく祈りを続けていく。一人でも多くの人に霊的真理を広めていく、というのが神への愛に繋がっていくのではないでしょうか。自分としての愛についての思いでした」YYkiさん


<進行役Uさんの感想>★「今回、愛と信仰についての議論が特に印象に残りました。ここでの愛というのは、もちろんここで言う愛とは、たとえば慈愛(アガペー)と表現されるような高次の神的愛を前提としますが、日々の生活の中で頻繁に表現されるべきものです。困っている人がいれば助けるという神的愛の表現は、誰でも自然な行為として日々具現化されていることでしょう。しかしながら、いろいろな条件で、躊躇することもあり、場合によっては、自我(小我)との葛藤で、表現できない場合も多々あります。大我に生きようとしても小我に負けることも紆余曲折することも普段よくあることです。この時、信じるという要素が、不可欠になってきます。信念が、どこまでも神的表現を後押ししていくでしょう。また、愛と信仰は、経験を通じて経験を重ね合うことで、高められていくもので、神的愛を表現するためには、背後に霊的な力が支配していることを信じる気持ちがどうしても実感として必要になってくると思います。これは、理屈ではなく、障害を前にしてそれを克服すべく切磋琢磨する力を与えてくれるのも神への信仰心があればこそと私は体験的に感じています。信仰心というのは、訳者による宗教的表現ですが、地上の宗教を超えた大きな普遍的真理の一つと言えるのではないでしょうか。

完璧な信仰心を持つ
「皆さんのようにな方が怖れたり、取越苦労をしたり、心配したり狼狽したりする必要はまったくありません。完璧な信仰は完璧な愛と同じく全ての恐怖心を追い払うものいだからです。人間が恐れを抱くとまわりの大気を乱す波長を出し、それが援助しようとする霊を近づき難くします。霊的な力が地上において本来の働きをするためには、静かで穏やかな確信ー全ての恐怖心が消え、より大きな生命力と調和した光輝が漂い、何が起きようとも必ず切り抜けられることを信じ切った、そういう確信が無ければなりません」(P125から)

              」




〜次回 “第31回 心のサークル”のご案内〜
【と き】 2013年3月17日(日)、14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM( 仙台市青葉区上杉2-4-26 パル上杉202 ☎022-398-3540 )
【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』8章、9章の読書会と談話
【持ち物】 上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円)
【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
      日常を離れた空間で、ともに学びませんか。ご参加をお待ちしております。
【参加費】 ご喜捨
*ご来場前にご連絡を頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。>