心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第38回 心のサークル 報告

【と き】 20131020日(日)、14時~17

【ところ】 宮城県歯科医師会館2F第4会議室

【参加者】 進行:US、記録:AN

      IK、UH、ST、TY 以上6名

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(3)』の読書会:7章、談話

 

 今年の10月は例年にない程に台風が日本に襲来し、多くの犠牲者や被害を出しております。数日前の台風では、東京都の伊豆大島において土砂崩れ等で多数の死者を出してしまいました。ちょうど私Aは、仕事兼日中友好の志を抱き北京におりましたが、テレビの中央電視台の字幕ニュースでかろうじて災害のことを知り得ました。その被害の甚大さに目を疑い、中国語文を何度も確認しました。たまたま乗り合わせたタクシーの運転手と最近の両国のことが話題になり、中国の北京という平坦な土地ではありえないような土砂災害等々に対して、「日本は危険な国だな。中国は全く安全だ……。」と豪語されました。

ところで懸念していたPM2.5ですが、地元の人はほとんどマスクを付けておらず、たまーに見かけるくらいでした。私はできるだけ外出時には付けるようにしましたが、ふと日本においても私もその一人ですが、放射能対策でマスクを付ける人が少なくなったことを思い出し、人間の性というものにただただ微笑。

 さて、Iさんの紹介で東京から来仙されていたTさんが参加されました。Tさんは『シルバー・バーチの霊訓』をかなり以前より知ってはいたものの手に取ることはなかったそうです。そして今回初めて購入され読書会にも参加されました。我々同様に真理探究の途にあるTさんとの談話はとても盛り上がりました。言わば同志である人に逢えるということは、大変嬉しく大いに勉強になりますね。

 

≪7章 宇宙創造の目的≫ から

◆人間は究極的に大霊に吸収されてしまうという説に対してシルバーバーチは反論する。

「私は究極のことは何も知りません。私に言わせれば、“存在”には“いつから”とか“いつまで”ということはなく、“いつまでも”存在し続けます。魂というものは霊性を高めて向上するにつれて、さらに大きな進歩の必要を自覚するものですから、完全とか吸収(寂滅)の時が来るとは思えません。現在人間という形で表現している意識も、かつては動物、鳥類、魚類、植物、その他無生物と呼ばれているもの全てを通じて表現されてきたのです。これからもその意識は進化と成長を続け、神性を増し、物質性を減らしていきます。それが創造の全目的です。」

 

◆人間は誰でも創造の大事業に貢献している。

「あなたの人生、あなたの努力、あなたの葛藤が無限の創造活動に貢献しているのです。一つひとつの生命が愛他性を増し排他性を減らすにつれて、変化に富む想像の世界に美しさを加えているのです。」

 

◆バイブレーションとは何か?

「存在するものはすべて振動(バイブレート)し、何かを放射し、活動しています。霊的エネルギー、霊的パワー、霊的現象はことごとく物質より感度の高い、微妙なバイブレーションから成り立っております。この霊媒(モーリス・バーバネル)を使ってしゃべるために私は本来のバイブレーションを下げております。」

 

◆霊力について。

「霊力は霊的なエネルギー、生命活動を操るエネルギーです。私達霊(スピリット)にとってはもちろん真実味がありますが、霊覚がまだ発達していない者にはその存在は実感できません。無知、偏見、迷信は霊力の働きの障害となります。あなた方のように、心と精神と魂の窓を開いた方は、こうして知識を獲得して、日常生活の中で霊力の恩恵にあずかることもできます。また霊の方ではあなた方を通して他の受け入れ準備の整っている人を少しでも早く目覚めさせようと腐心しています。こうした力も生命現象の全てを統制している力と同じ霊力なのです。」

 

◆シルバーバーチ霊団とサークルとのあるべき姿と今後の見通しについて。

「あなた方の協力を得て為さねばならない仕事が山ほどあるのです。目的意識を忠実に持ち続けることによって私を援助して頂きたいのです。我々の努力によって喜ばせてあげられる人が大勢いることを自覚して、心躍る気持ちで仕事に邁進しようではありませんか。」

 

「私の興味は真理だけです。人間は度を越した形式への盲従や因習を大切にしすぎます。私にとって宗教はたった一つしかありません――人のために自分を役立てるということです。また霊的な知識を得た人が正しく普及していく上において心すべき事は、それを無理やりに押し付けて、肝心の霊界からの働きかけの邪魔になってはいけないということです。」

 

「私は宇宙の法則に、宇宙の目的に目を向けます。人間は霊的に成長しなければならないのです。次の霊的生活への準備が整うよう仕向けるために、私達はこうしてあなた方の世界へ戻って来るのです。同胞である地上人類への愛に発しているのです。あなた方の世界は暗黒に満ちております。あなた方による緊急の援助を必要としている大勢の人々のために、一刻を惜しんで真理の普及のために努力すべきです。」

 

 

≪進行役Uさんの感想≫

「Tさんが、いらして改めてスピリチュアリズムというものを説明する場面がありました。ある意味で刺激的でした。きっかけや入り方はいろいろあるでしょうが、ある程度、精神世界に入り込んでいる者は、各自の死後観を持っていると思います。死後観については、仏教やキリスト教は、もちろんですが、神道やシャーマニズムそしてニューエッジも違いがあります。そういった違いを認識した上で、私は、スピリチュアリズムから得られる死後観に落ち着いたわけです。基本的な真理は、共通項として普遍でありますが、宗教を始め多くの主義主張の中に迷信や誤謬や虚飾があることも事実として認識せねばなりますまい。特に死後観については、私は、経験的にもそう感じています。こういった考えに至ったのは、シルバー・バーチの霊訓の教えによるところが多大ですが、私自身の真実は何かとい人一倍の追求心あるいは好奇心の成せるわざでもありましょう。一方で、時には、それまで抱いていた信条を覆すような勇気と理性の目を持ち、驕ることなく、謙虚であらねばならないことも必要不可欠なタンスだと思います。今回、他を見て己を見るということを改めて感じた次第です。深く感謝いたします。」

 

 

~次回 “第39回 心のサークル”のご案内~

【と き】 2013年11月10日(日)、14時~17時  

【ところ】 宮城県歯科医師会館2F第4会議室仙台市青葉区国分町1-5-1)

【内 容】 『シルバー・バーチの霊訓(3)』の読書会:8章、9章、談話

【持ち物】 上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円 )

【参加費】 ご喜捨

【参加者】 シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。

     日常を離れた空間で、ともに学びませんか。ご参加お待ちしております。

*来場前にご連絡頂けますと幸いです。お気軽にお尋ね下さい。

         Tel/022-398-3540(荒川)