心のサークル(blog版)

心のサークルは、スピリチュアリズムを学べますが、オープンな初心者向です。

第26回 心のサークル報告


【と き】 2012年10月21日(日)、14時〜17時
【ところ】 ハーモニーサロンM
【参加者】 進行:US、記録:AN
      SK、MY、YYka、YYki 以上6名
【資 料】 『シルバー・バーチの霊訓(2)』シルビア・バーバネル編、近藤千雄訳、潮文社
【内 容】
 今回から第2巻に入りました。この第2巻から11巻までは、いわゆる参加者とシルバーバーチとの質疑応答の形がとられています。その内容は、参加者の個人的な悩みから社会的な問題まで幅広い質問にシルバーバーチが答えておられます。また、シルバーバーチは参加者の心の中を先読みし、示唆を与える場面も度々あり、参加者への大きな愛とウイットが感じられます。また、近藤千雄氏の翻訳の素晴らしさにより、当時の臨場感もありありと伺うことができます。さあ時空を超えて、シルバーバーチの交霊会に参加いたしましょう!
 また、この巻の―まえがき―すなわちシルビア・バーバネル夫人が書いたものですが、その内容も夫人の経験を織り交ぜて、シルバーバーチの優しさが実によく表現されております。ぜひ“まえがき”からじっくりお読みください。
今回のニューフェイスは、埼玉県のシルバーバーチの会に参加されていたYYkiさんです。共に霊性進化を目指して学ぶご縁に感謝し、読書会は始まりました。

≪1章 人のために役立つことを≫

 自分を人のために役立てること―これが繰り返し説かれ強調されてきたシルバーバーチの教訓の“粋”である。とバーバネル夫人も冒頭で言っております。この自分を役立てるということについて、シルバーバーチは様々な例で説明されています。
 
この日の交霊会に新参者である夫人に対して、「・・・あなたは残りの生涯をご自分より不幸な人々のために捧げようと密かに決意なさいました。その願望は自動的に私どもの世界で同じ願望を抱く博愛真に燃える霊を引き寄せます。私どもはその人が日常生活において何を為しているかにしか興味はないのです。“人のために尽くすこと”が宗教の全てなのです。人のために生きる者こそ最も神に近い存在なのです。そこに魂の存在価値があるのです。」
 
 また“人のために役立てる仕組み”について次のように語っています。「こちらの世界には地上で人類解放のために生涯を捧げた霊が無数におります。その気高い使命は墓場で終わったのではありません。霊の世界に来てからの体験によって、その使命感を一層強烈に感じるようになります。霊界から地上世界を見ると悲劇と悪行が目に余ります。そこでそんな地上を少しでも良くし少しでも美しくするために自分を役立てるための媒体として、同じ願望を抱く人間を求めるのです。」

 そこで人間側としての取るべき態度については、「自分を無にして霊の力に委ねるのです。霊の力は実体があり直接的にあなたの心に触れることが出来るのです。それがあなたを通じてさらに他人へ働きかけ、より大きな悟りを開く助けとなります。」

 また、これら霊との通信を可能にさせるためのアドバイスとして、「時には煩雑なこの世の喧騒を離れて魂の静寂の中へお入りになることです。静かで受け身的で受容性のある心の状態こそ霊にとって最も近づき易い時です。精神を静かに統一する工夫をすることです。背後霊のオーラとあなたのオーラとが融合する機会が多い程、それだけ高度なインスピレーションが入ってきます。」

 この他2人の参加者に対しても、目的意識をしっかり持ち、仕事に邁進すれば背後の霊が必ずや援助してくれることを、シルバーバーチは溢れんばかりの愛に満ちた言葉で大いに励ましています。その内容は本書(p.20〜)をご覧ください。

 また、別の交霊会にても、「あなたがたの世界のガンとも言うべき利己主義に対して私たちは永遠の宣戦を布告します。戦争を生み、流血を呼び、混乱を招き、破壊へ陥れる、かの物質万能主義を一掃しようと心を砕いております。」とシルバーバーチ霊達の苦労が語られています。そしてその仕事を共に担うのが我々人間なのですが、シルバーバーチは次のように言います。「地上には互助と協調と寛容と同情の精神が欠けております。・・・性格において、成長において、進化において、そして悟りにおいて、一歩先んじている者が後れている者に分け与えるという行為の中に偉大さがあるのです。・・・地球の富の分配の不公平さを見て、平然とはしておれないのです。」

 このような霊界との共同作業によって、我々人類に新しい時代がやってくるとシルバーバーチは言います。そのためのアドバイスとして。

 ◆真理の受け入れを邪魔してきた愚かな教義をかなぐり棄て、無知の牢獄から脱け出て、自らの自由意志で歩み、神が意図された通りに生きることです。
 ◆獲得した知識は着実に実生活に活かすように心掛け、その知識全体に行きわたる霊的理念にそって生活を律していきましょう。
 ◆その理念に忠実に生き、その行為を見た全ての人から成るほど神のメッセンジャー(使者)であると認めてもらえるようになりましょう。
 ◆お金は盗まれることがあっても知識や叡智は絶対に盗まれません。永遠にあなたのものになります。

 閉会にあたってのシルバーバーチの言葉より
 「この集会には真剣な目的が託されていることを忘れてはなりません。人類の行く手に横たわる危険な落とし穴を教えてあげる重大な任務を帯びているからです。人生に疲れ、あるいは迷う人々の心を軽やかにし、精神を目覚めさせ、指導と助言となるべき霊的な光を顕現してあげようと努力しているのです。困難と懐疑と絶望の中にある者には魂の避難場所を提供してあがることができます。・・・そして何にもまして、すべての光とすべての愛の大根源より発せられる荘厳な神的エネルギーの存在を自覚せしめます。それはすべての人間の魂に内在しているのです。その存在を自覚する者が見棄てられることは絶対にありません。」

〈進行役Uさんの感想〉
 9月は、スケジュール調整が困難なため、やむなく休会となりましたが、一章が終わったところでしたので、中休みとして、フレッシュな気持ちで今回は臨めたと思います。背後霊に繋がるには、どうすれば良いかとの質問がありました。これに対して、霊訓の中に次のように答えがありました。

「精神統一をなさることです。時には煩雑なこの世の喧噪を離れて魂の静寂の中へお入りになることです。静かで受身的で受客性のある心の状態こそ霊にとって最も近づき易い時です。静寂の時こそ背後霊に働きかえる絶好機なのです」(P18から)

一日に一度でも、あるいは、週に一度でも心静かにして背後霊と繋がる時を持つこと。心地良い瞑想状態の中で、意識して待てば、こちらの質問にもきっと答えてくれるでしょう。インスピレーションのように浮かんでくるものを私は無心で書き留めています。4年ほどになりますが、ガイドの対話としてブログに載せています。ご参考まで。
継続は力なり。これからも、ここを訪れる同志と共に、この会を盛り上げてまいりましょう!!              





   〖次回“第27回心のサークル”開催のご案内〗
【と き】11月11日(日)、14時〜17時
【ところ】ハーモニーサロンM(仙台市青葉区上杉2−4−26パル上杉202 ☎022−398―3540)
【内 容】『シルバー・バーチの霊訓(2)』(潮文社)2章の読書会と談話
【持ち物】上記書籍(会場にて購入できます。1冊1,200円)
【参加者】シルバー・バーチの霊訓に関心があり、向上進化を目指す方どなたでも。
     日常を離れた空間でともに学びませんか。
ご参加をお待ちしております。
【参加費】ご喜捨
 *ご来場前にご連絡頂けますと幸いです。
お気軽にお尋ねください。