心のサークル(blog版)

スピリチュアリズム学習会用のブログです。

へミシンクとスピリチュアリズム =ガイドと震災体験=

以下要点を抜粋して提示します。3月に文芸社より出版されます。


 私は、30年程前からスピリチュアリズムに傾倒しながら、心霊研究を続けていますが、5年程前にモンロー研究所が開発した音響技術であるヘミシンクに出会って以来、様々な神秘体験と示唆を得ています。この体験がきっかけとなり、2006年3月にブログ「アセンション2012」(http://plaza.rakuten.co.jp/ascension21/)を立ち上げ、2008年9月には、アセンション(次元上昇)をテーマにした著作『ヘミシンクによる未来世体験』(文芸社)を出版しました。ヘミシンクの体験とそこから得た知見をスピリチュアリズムを通して検証しながら、精神世界で広く注目されているアセンションの時代、より具体的に言えば、意識の持ち方が広く問われる時代にあってどう生きるべきかについて言及しています。また、私は、自ら今回の東日本大震災に被災するという体験を味わいました。1000年に一度と言われる歴史的な大震災の只中に陥るというのは、間違いなく個人としても大きな意味があり、振り返れば、見えざるスピリットであるガイドから警告として情報を与えられていたことがよく理解できました。九死に一生を得て、今こうして生きているということは、まさにガイドによって助けられたと言っても過言ではないでしょう。
はじめにヘミシンクについて簡単に紹介がてら述べてみたいと思います。
(1)ヘミシンク 
 ヘミシンクとは、ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション(半脳同期)の略です。ヘッドホンを使って、左右の耳に若干振動数の異なる音を聞かせます。その時に、脳幹でその差に相当する、耳では聞こえない信号が作られ、左脳と右脳が同調するというものです。それにより、通常4ヘルツ前後の脳波領域では、体外離脱(幽体離脱)、過去世体験、未来世体験、死後世界体験、ガイドとの遭遇等の体験が可能になります。たとえば、4〜8ヘルツは、シータ波に相当し、瞑想状態の時に出現するので、ヘミシンクは聴く人をより効率的に瞑想状態のような変性意識状態に導くと言えるでしょう。 
 モンロー研究所は、ロバート・モンロー氏が自身の体外離脱体験をもとに大脳生理学と音響技術により開発したヘミシンク音を30年に渡って研究し、変性意識プログラムやCD等を提供し、能力を伸ばすことに力を入れてきました。透視能力の開発をはじめとして、サイキックな能力の向上を追求することに医師や研究者が加わり、さらに米国の国家機関も協力してきました。
 モンロー研究所は、バージニア州のシャーロットビル(Charlottesville) という町の近郊にあリ、ヘミシンクの様々なワークショップが、行われています。2003年に藤崎ちえこ女史が、日本人初のモンロー研究所の公認トレーナーとして誕生したことにより日本でも日本語で受けられるようになりました。こうして、現在では公認トレーナー坂本政道氏の(株)アクアヴィジョン・アカデミー等でモンロー研究所と同じワークショップを日本で受けることができます。
 ヘミシンクでは、フォーカスレベルという言葉をよく使います。これは、意識レベルを意味し、番号が大きくなるとともに物質世界から離れていくとされています。

(1)フォーカスレベル(意識レベル)
 フォーカスレベルとは、意識が物質世界からどれだけ離れているかで、その度合いを言います。 
フォーカス10(肉体は眠り、意識が覚醒した状態)、フォーカス12(更に意識の拡張した状態)、フォーカス15(時間と空間の制限が無い世界)、フォーカス21(この世とあの世との境界)、フォーカス23(囚われの世界)、フォーカス24〜26(宗教のような信念体系領域)、フォーカス27(休息や癒しの世界)等が、よく知られていますが、更にフォーカス35、フォーカス42、フォーカス49、さらにその上もあるようです。
スピリチュアリズムでは、死後世界を、下から幽界、霊界、神界と分けるのがほぼ定説となっておりますが、私の体験による解釈では、フォーカス21から幽界の領域に入り、フォーカス27が、幽界上層。フォーカス35から霊界領域に入るのではないかと思われます。ただ、意識の世界なので、現幽交通は、もちろん固定されたものではなく、たとえば、フォーカス10からフォーカス27以上へ行くことも可能です。更に練習を続けているとヘミシンクを使わなくとも各々の意識状態に移行できるようなので、いずれヘミシンクは卒業していく道具だとも言えるでしょう。
(2)へミシンクCD
 ヘミシンクCDには、使用目的により、次の3種類が知られており、以下に紹介するCD以外にもたくさんのCDが現在発売され、ネットで購入できます。

1)シリーズ 特定の目的のために開発されたアルバム・シリーズ
 「ゲートウェイ・エクスペリエンス」(自宅学習用、Wave1〜6 CD18枚)
 「オープニング・ザ・ハート」 (CD4枚)
 「ゴーイング・ホーム」    (CD7枚)
 「体外の旅サポート用ヘミシンクシリーズ」(CD6枚)
2)シングル 特定の目的のために開発されたCD
 「Super Sleep」「Concentration」「Moment of Revelation」
3)メタミュージック 音楽にヘミシンク音が組み合わされたCD。瞑想
 用、脳の活性化用、深いリラクゼーション用、スピリチュアル体験用
 等いろいろな目的に合わせて作られています。BGMとしも使用できます。
 「Einstein’s Dream」「Remembrance」「Higher」「GAIA」「River Dawn」「Angel Paradise」 「Winds Over The World 」「Shaman's Heart」 

 ヘミシンクCDを聞く時は、運転中や重機の操作中は聞かない。発作、てんかん、聴力不調、精神不安のある方は、医師と相談する。必ずステレオで聞く等に注意します。なお、メタミュージック以外は、ヘッドホーンの使用が必要ですが、私の体験から聴力の差がある方は左右調整ができるアンプ等を使用すると更に良いと思います。

(3)ヘミシンクによる体験
 ヘミシンクを通じて、体外離脱体験、死後世界体験、至福体験、地球外生命系探索、過去世体験、未来世体験、トータルセルフとの遭遇、ガイドとの遭遇等の様々な体験ができます。私の体験として、体外離脱体験、未来世体験、ガイドとの遭遇についてここでは、紹介します。

1)体外離脱体験
 体外離脱体験は、広義と狭義に分類できます。

*広義の体外離脱=バイ・ロケーション=
  通常ヘミシンクで経験されるのは、バイ・ロケーションと呼ばれるものです。肉体内の自分と体外に離脱した自分を同時に感じる事ができる状態でで、いわば意識が二つある状態と言えば分かりやすいでしょう。

*狭義の体外離脱=真性の体外離脱
  視点が肉体外にあり、肉体内のことはほとんど把握されない状態が狭義の体外離脱と定義されるようです。

 ここで述べるのは、狭義の体外離脱(以下体脱)で、いわゆる幽体離脱と同義です。
 ロバート・モンロー氏は、個人的に体脱を体験していたものをヘミシンクを使ってより科学的に再現性を高めました。体脱のためのヘミシンクCDでは、ゲートウェイ・エクスペリエンスのシリーズや体外への旅サポート用シリーズなどがあります。
 分離するテクニックとしては、丸太がころがるように横方向の動きを意識したり、浮かんだり、沈んだりといった上下方向の動きを感じ想像すると良いです。
 私の体験では、ノン・へミシンク状態(へミシンクを使わない状態)で起こり、丸太ころがし法が比較的うまくいく事が多かったですが、最近は、前兆を感じたら、スッと抜けている場合もあります。タイミングについては、偶然が左右することが通常だと思われますが、ともかく振動感が生じた時に恐怖心を抱かないことが大きなポイントだと思います。
 「体外離脱体験」(坂本政道著)に述べられているように、意識は途切れず、頭は覚醒していて、自己分析的で、夢では無いという自覚があります。そして、肉体から抜け出る体験というのは、スピリチュアリズムの大原則であるように、死後個性は存続し、肉体は魂を入れる道具にしか過ぎないという事実あるいは死んでも死なないという霊魂不滅の真理を自ら確認できます。もっとも、霊界通信によれば、実際は、我々人間は、死後世界を夢の中で日々体験しているようです。このような夢の中で起こる体脱をいわば受動的な体脱と呼ぶと仮定すれば、これに対して、夢の中とは明らかに異なり、離脱するプロセスの体験を味わう場合が多いので、いわば、能動的体脱と呼べるかもしれません。自分で抜け出ようと意識して抜けるわけですから、この方が、より分かりやすいと思います。
2)未来世体験
 未来世体験は自分自身の追体験や自分の姿を客観的に見る体験だけではなく、その時点における自分を含めた人間の集合意識としての未来の方向性を示す体験もあります。私の体験は、後者の場合が多く、全地球的なヴィジョンを見ます。これは、ガイドが関与しているからだと今は感じています。
 私は、ヘミシンク・ワーク中に2012年12月22日の日本、2012年12月22日の世界、2020年の東京、2050年の世界等を垣間見ました。地球が生命体であるとするガイア説に従いますと、未来の向かって行く方向は、すべて我々の意識の持ち方にかかっていると思われます。スピリチュアリズム的に述べれば、現在の人類の総和としての霊性や環境などの条件の他に人類が作り出してきた因果律を加味した延長線上に実現される可能性が高いと思われます。そして、必要があれば、肉体の束縛の無い霊力が無尽蔵に発揮される霊界からの情報としてガイドなどがヘミシンクを通じて多くの体験者に垣間見せてくれるかもしれません。
                
3)ガイドとの遭遇
 2008年のモンロー研究所のワーク最終日に私のガイドは、4つの事を理解しなくてはいけないと述べ、以下の啓示敵な言葉を私に示しました。

1 すべては、愛である。
2 人々に喜びを与えなさい。
3 己を信じなさい。
4 常に学びを忘れない。

 スピリチュアリズムによれば、ガイドは常に働きかけを待っているので、ガイドの存在を人間側が自覚すると、仕事がやりやすくなるようです。我々人間の傍らには、意識すれば、ガイドを始め、複数のスピリットが協力霊として控えてくれているので、目には見えないですが、けっして一人ではありません。この日以来、ガイドとの対話が、今も続いています。

(2)スピリチュアリズム

(1)スピリチュアリズムとは
 スピリチュアリズム(Spiritualism)とは、「心霊主義」と訳されますが、人間の死後の霊魂の存在やその科学的根拠を信じることを意味します。
 スピリチュアリズムでは、霊界通信から得られた霊的真理が説かれていて、世界三大霊訓と言われている「シルバー・バーチの霊訓」、「モーゼスの霊訓」、アラン・カルディックの「霊の書」等を思想的背景としています。内容的によく宗教と誤解される方がいますが、むしろ、科学であり、哲学でもあるとも言えます。歴史的には、イギリスを中心とした多くのノーベル賞級の知識人が関わっています。
(2)関連団体
 関連団体として、日本には財団法人日本心霊科学協会http://www.shinrei.or.jp/)や日本スピリチュアリスト協会http://www.j-spirit.jp/index.html)等があります。スピリチュアリズムの考え方をよく表していると思われます日本スピリチュアリスト協会のホームページには以下のように書かれています。

今までに明らかにされてきた主なことは、
1)死後個性の存続 
 各人の身体には霊魂が宿り、それが死の過程を経た後も存続します。したがって、肉体は自我の本体そのものではなく、むしろその機関にしか過ぎないということがわかりました。
2)現幽交通(死後の世界との交通)
 霊魂界(超物質界)の居住者と現世の人間との間では、適当な条件の下で交通を行うことができます。
3)因果律の厳存  
 物質界(現界)のみならず、超物質界においても因果律が成り立ち、現幽両界はかたい絆で結ばれています。
4)霊魂の向上性  
 各自の霊魂は死後、各自の希望と努力により、際限のない進歩向上への道をたどることになります。     
              (日本スピリチュアリスト協会HPより転載)

 注目すべきは、ヘミシンク技術を開発したロバート・モンロー氏の見解とほぼ一致しています。 
(3)スピリチュアリズムから得た十訓
 私は、最近「シルバー・バーチの霊訓」で説かれている霊的真理から抜粋して十訓を作らせていただきました。これを座右の教えとして日々生かしているつもりです。

1)すべてに時がある。
2)この世で乗り越えられない障害を神は与えない。
3)あなたは1人ではない。
4)お金は必要な時必要なだけ与えられる。
5)意識を高く持つ。
6)常に祈りを欠かさない。
7)人生をじっくり味わう。
8)結果よりも動機が大切である。
9)人のために生きる。
10)霊魂は、不滅である。


(3)ガイドについて

(1)ガイドの定義
一般にガイドというと守護霊と同義だと解釈している本が多く、私も前著でガイドを守護霊としました。しかしながら、そもそも、この守護霊という言葉の意味も混乱しており、けっして世間が言う先祖霊では無いようです。
心霊研究平成23年4月号(財団法人・日本心霊科学協会発行)の村上 重明氏によりますと、「主護霊というのはいわば先天的存在で、その人の生れてより死に至るまで、なお他界に行っても守護に任ずる霊魂のことであって、本人とは切っても切れぬ関係にある霊をいうのであります」と定義しています。この主護霊は、守護霊と同義で、欧米では、ガーディアン・スピリット、マスター等と呼ばれます。また、支配霊ですが、同氏によりますと、「これは主護霊を助ける存在で、人間である本人が円滑に活動できるように働く霊魂をいいます。普通一ないし、三、四のものが一人の人間についているはずです」と定義しています。指導霊とか協力霊とほぼ同義で、欧米では、「ガイド」、「コントロール」と呼ばれます。
すなわち、ガイドとは、守護霊よりも指導霊の方が、妥当なニュアンスがしますが、スピリチュアルヒーラー山村幸夫さんによりますと、最近の守護霊は、次に輪廻転生してくる予定の霊魂のことを言うとあり、結局、ガイドと守護霊を含めた広義のスピリット達と定義した方が、私の体験的にも妥当かと思われます。
(2)ガイドとの対話
 2008年のモンロー研究所のワーク最終日にガイドと遭遇し、以来ガイドとの対話を続けています。私の場合は、自動書記に近い形で頭に浮かぶメッセージを書き記しています。いわゆるチャネリング(霊界通信)のようなものですが、霊媒(spirit medium)の条件というものを調べてみると、特に「モーゼスの霊訓」は大変参考になりました。たとえば、低級なメッセージを受けないように、できるだけ心身のコンディションの良い状態を選ぶ。また、一日の中でアクセスし易い時間帯を選ぶと、寝入り鼻か明け方の半覚醒状態の時が良い。この時の意識状態は、へミシンクで言えば、フォーカス10のような変性意識状態に近いと言えるかもしれません。もちろん、ハイヤーセルフのような自己の潜在意識から発するメッセージだけでなく、表在意識が混入することは否めませんが、常に理性に従って内容を判断するようにしていますので、低級な情報は排除するように心掛けて練習すれば良いでしょう。瞑想もそうですが、一人でやる場合は、さにわ(審判者)がいないので、妄想に囚われる危険性が常に伴いますが、あくまでも意識を高く持ち、純粋な動機で、臨むことで克服できるように思います。
(3)震災体験
被災状況は役場から全壊の認定を受けました。私の診療所は、海から1キロ程離れて位置していますが、周囲の家はほとんど流されてしまいました。建物は、残りましたが、一階が、診療室なので、二階近くに達した濁流が窓ガラスを割って入り、4台の治療ユニット、治療器具、4台のPC等は、すべて駄目でした。裏の駐車場には、流れて来た家の二階部分、二隻の船、三台の車等々瓦礫の山でした。また、水が引くと、二台の自家用車も痕跡がありませんでした。
 地震当時は、診療をしていて、10メートルの津波が来るという警報がTVで入りまして、すぐに患者さんやスタッフを返した後、2階に上がって、移動する準備をしていました。しかし、地震から約1時間後に津波が来た時は、近くの中学校に避難する時間がありませんでした。間も無く5メートル位の津波の上に、たくさんの漁船がまるでサーフィンでもするように迫ってくるのが見えました。
 自宅で津波を迎えましたので、まさに決死の覚悟をしました。幸い、柱を鉄骨で建てていたことと、大きな漂流物(家や漁船など)の直撃を避けられたためか、本当に奇跡的な回避劇でした。しかし、裏(駐車場側)の窓から見た光景は、地獄図絵でした。
 近くの中学校の校庭には、百台位の車が駐車していました。ちょうど移動中で悲鳴とともに津波に飲まれていった人たち。おもちゃのように翻弄される車の数々。屋根に乗った状態で流されていく人。目眩のするような余震の連続。流失する家の屋根が接触して自宅を擦っていくバリバリという音。まるでパニック映画のようで、返って現実感が無かったです。 
 二階に居て、津波に船や家が流されて来る度に「これで家がぶつかったら、お終いだろうな」と生まれて初めてはっきりと死を覚悟しました。その間、二十分くらいでしたが、さすがに時間がとても長く感じて、耐え難くなり、気を落ち着けようと自然に座禅を組んで瞑想をしていました。自分ではどうにもならない絶対絶命の状態ですし、天に祈るような気持ちもありましたが、早く終わってくれればそれでも良いという死を受け入れる心境の一方で、あまりに突然の出来事なので、本当に死んでいいのかといった生への執着のような気持ちが錯綜していました。やがて、命を天に預けたと言いますか、天の流れに身を任せまかせる覚悟ができました。もし生かされたら、きっと意味(天命)があるはずだ。そのために残りの人生を天に捧げようと誓いました。すると、津波は徐々に勢いを弱め、流出して間近に迫った家の二階部分が駐車場の真中で止まり、直撃を免れました。しかも引き波になりませんでした。最後の津波だったのです。まさにスピリチュアリズムの真理に従い、祈りが通じて、守られたといった感が否めません。自分ではどうにもならない絶体絶命の危機に対して私心を捨て正直に真摯に祈る時、奇跡が起きるようです。シルバーバーチは、以下のように祈りについて述べています。

「あなた方を悩ます全ての問題と困難に対して正直に、正々堂々と真正面から取り組んだ時―解決のためにありたけの能力を駆使して、しかも力が及ばないと悟った時、その時こそあなたは何らかの力、自分より大きな力をもつ霊に対して問題解決のための光を求めて祈る完全な権利があると言えましょう。そしてきっとその導き、その光を手にされるはずです。なぜなら、あなたのまわりにいる者、霊的な目をもって洞察する霊は、あなたの魂の状態を有のままに見抜く力があるからです。たとえばあなたが本当に正直であるか否かは一目瞭然です」(『シルバー・バーチの霊訓3』より)

 まさに九死に一生を得ましたが、水がなかなか引かず、孤立したため、自宅で一夜を明かし、翌日、駐車場近くに乗り上げた漁船の船員二人の方が、手持ちのゴムボートを出され、それに乗せていただき、中学校の三階に避難することができました。中学校も二階までは、水が入った痕跡があり、ひどい状態でした。水の中にここも孤立しており、電気は切れ、食料や水がほとんど無く、翌日(13日)に自衛隊のヘリコプターで隣町の運動場へ脱出しました。多くの方は、立地条件の良い別の避難施設に移り、犬も連れていた私は、そこから25キロほど家族と一緒に歩いて移動し、なんとか娘のいる仙台のマンションに落ち着きました。今回の震災では、幸い、家族や海沿いのスタッフもすべて無事で、生かされたといった感じなので、私には天から与えられた命を世のため人のために捧げたいといった気持ちが自然に湧いてまいります。まずは、診療再開に向けて決意を新たにしています。地域全体のライフラインが、破壊されており、復興には、幾多の困難と時間がかかりそうですが、きっと乗り越えられるでしょう。この震災で、多くの方々が命の大切さをより身近に実感され、日本人全体にとってもきっと意識の覚醒に繋がる大きな契機となることでしょう。まずは、亡くなられた多くの方々の冥福をお祈りいたします。また、幾多の励ましとご協力をいただいた皆様のご厚情に深く感謝いたします。そして、ガイドに対しても深く感謝することを忘れては、なりますまい。(U.S 記)